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トケルネコの部屋


[64] 0の夜明け
詩人:トケルネコ [投票][編集]



ひとりぼっちの夜がきて

長い永い夜の最果て

虚ろな目をして星をみるキミ 孤独な顔して煙草をふかすワタシ

ゼロになったら七つ星の宇宙へ 

午前0時の虹が架かる


背後の影みつめれば 

むしろオレたちこそが影と知る

儚く呼び合った無数の声達は きっと

きっと今もどこかの地平を彷徨い続けているのだろう……


ひとりぼっちに慣れきって 明けない空を夢想してる

虚ろな瞳はもうみない カコもミライも映らない

流れる雲がそっと優しく促せば 

孤独な笑顔で最後のドアを閉じよう


ボクは宇宙へ ヒカリのない宇宙へ


涙もない なにもない虚空へ 




2010/04/08 (Thu)

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