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evansとkitty
東京23区の東と西
きょうの夕刻
ぼくは東から西へ向かう
あの夏の日にキミが
東に住むぼくにくれた
一通のメール
5ヶ月というときが流れ
いまぼく達の愛は
西から出で東へ向かう
月の如く
東から出で西へ向かう
太陽の如く
大自然の祝福を受ける
桜湯とともに
あなたの住む
四丁目の夕日は
ぼく達みんなを
温かく包み込んだ
師匠の誓願の
世界への基盤
完成なるこのときに
ぼくら2人の基盤は
いまここに完成
2007.12.9
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てんは
人の上に人をつくらず
人の下に人をつくらず
みなが
がんばって努力した時代がある
みなが
がんばって良くなれた時代がある
でも今はちがう
てんは
人の上に人をつくり
人の下に人をつくっている
みんな
人と競争するのは
もう辞めにしようよ
昨日の自分と競争だ
そして
明日の自分と競争だ
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ぼくの生活を振り返る
ぼくの私生活は
人生の師に巡り合えた・・・師生活
そして
その喜びを詠った・・・詩生活だった
ソクラテス
トルストイ
ルソー
コメニウス
デューイ
その他・・・
人間の何たるかを
教えていただいた
6年間
働きながら苦学した
6年間
苦学の中に綴った詩
仕事の中に綴った詩
恋愛にも労苦を重ね
その度に詩を綴った
詩人の原点ともなった学び舎
そして
我が学びを支えてくれた詩人の部屋
本当にありがとう
詩人の部屋に卒業はない
いつまでも善き詩とともに・・・
2009. 3.19
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午後の太陽
次第に西の方向に
傾いてゆく午後の太陽
次第に黄昏に
染まりゆく午後の太陽
いま
人生の折り返し地点に立つ
忘れ去られた記憶
それは
日々変わりゆく美しき季節感
自分を取り巻く仲間
生きている安心感
自分という存在意義
わくわくする夢や希望
ああ 何故なんだろう
東からの太陽が赤々と昇り
最大に輝く真昼の太陽の如く
ぼくの人生は本当に
いま輝いているのかな
努力してきた青年の日々
朝日のように輝いて
歩んできた ぼくの人生
でも
午後の太陽は
なぜか西に向かう速度が
こんなにも速いのだろうか
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それは
ぼくにとって
未知の世界だった
語学が不得意なだけに余計に
踏み込み難い空間だった
サブウェイ
危険で暗く汚い
そんな噂を聞いていた
そんな記事を眼にしていた
多様な人々を乗せながら
街のストリートアとベニューを
24時間つないだ歴史
世界経済の中心地
ミュージカルの中心地
芸術の殿堂
さまざまな街の表情とともに
時代を越えて走り続けた
サブウェイ
2010年
新年を迎えた極寒の街
カフェで朝食を終えて
不安と期待で階段を降りた
50ストリート駅
オレンジ色の電球に
照らされた薄暗い空間
鉄格子に囲まれた
無人の改札口が表れる
出口専用の
重い鉄の回転扉
僅かに蛍光灯に照らされ
ホーム向こう側には4本の
線路が広がっていた
ハーレム方面への
急行列車が通過してゆく
黒の服に身を包んだ
見慣れない黒人男性
2〜3人がホームに
路線図で赤色の線は
かなりの歴史と郷愁を
感じさせた
ローカル列車で3つ目
72ストリートで降りた
ぼくが好きなジャズ
スタンダードナンバー
「A列車で行こう」
のちに此処が舞台と知って
愛着が湧いてくる
オレンジとブルーの
光に照らされた軌道空間は
一つの芸術に感じられた
(2010.1.3)NYマンハッタンにて
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闇の中を長い間ずっと
走り続けた
足元を照らしながら
手探りで仲間を探しながら
孤独の中をずっとずっと
闇を抜け暁を求めて
走り続けてきた
いま再び太陽に向かって走り始めた
ぼくの人生
刻一刻と
遠い水平線が次第に
明るみを増すように
希望の光を感じ始めた
いま我が学び舎を振り返る
今日は
ぼくを暁へと導いてくれた
あなたがこの世に生まれた日
ありがとう
いま心から感謝したい!
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ガルブレイス氏は叫んだ!
人間の限りなき欲望を
止めてくれるもの
それは
教育でしかない と
貴方が尊敬した偉大な人
その人こそ
人間の尊厳を求め
人間のために行動し
人間に希望を与えた
教育の大切さを説き
教育のために行動し
教育に道を開いた
そして
平和の道を開き
文化の道を開いた
きょう貴方の思想を学びました
城南にある大学キャンパスで
偉大な貴方だからこそ
偉大な人と通じ合えるものがある
最大の人類の光である
『世界』という国籍を持った
貴方が語り合った偉大な人
その人を ぼくも必ず
宣揚していきます!
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学びと実践という
通教の道
あなたと私という
対話の道
仕事と地域活動という
社会の道
親子・夫婦という
家庭の道
それぞれに
バランスを保ちながら
過去から未来へのびる
2本のレール
ぼくは
この人生のレールを
走りつづける
寒風の冬も酷暑の夏も
風雨にさらされる日も
長い峠路の中を
トンネルをくり返し抜けて
懸命に汽笛を鳴らしながら
幾度となく上りゆく日もある
しかし
トンネルを抜けて視界が広がり
太陽の光の中を
菜の花や桜の咲く春の風光の中を
大海原に輝く朝の陽に
照らされ輝きながら走る日もある
この2本のレールを
「人間」という「文化」という「平和」という
そして
「職場」という「地域」という「家庭」という
いくつもの客車を牽引して
ひた走る機関車のように・・・
ぼくの人生を歩んでいこう
わが師匠が計り知れないほど
沢山の客車を牽引しながら
走りつづけた この鉄路
今度はぼくが懸命に 走りつづけていこう!
(2010.4.12)
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ああ
きょう
学び舎へつづく道は
みぞれ交じりの街の中
天が悲しんでいる
あなたが流す
みぞれという沢山の涙が
太陽をさえぎって
青い空を隠している
それは
あなたの寂しさを
それは
あなたの遣る瀬無さを
それは
あなたの悲しみを
あなたに代わって
天が泣いているんだね!
あなたと学んだ日々
国際感覚を持つ貴方
いつも良くしゃべっていたね
いつも笑顔で笑っていたね
いつも積極的だったね
そんなあなたが
こんなにも思い悩んでいたなんて・・・
大切な母との時間
大切な家族の絆
もう消えてしまうかも知れないのに・・・
どうにもできない
あなたの気持ちになってみる
ああ
きょう学び舎につづく道
ぼくの悲しみを知るように
天が涙を流している
大切な学友
あなたに太陽の光を与えたい!
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全国・全世界に広がる 幸せへの登山道
住まい・仕事・家庭・他
それぞれが抱く夢がある
それぞれが抱える悩みがある
それぞれの生活環境があり
それぞれの労苦がある
あるひとは
遠くあの山を眺めてため息をついている
あるひとは
一合目を登りはじめる
あるひとは
五合目に差し掛かり
あるひとは
希望の山頂が見えている
爽やかな風に吹かれて
晴れた陽光を燦燦と受けて
小鳥のさえずりに
心朗らかに歩む日がある
しかし
大雨に、風雨に、霧に
視界が奪われてしまう日は
悪天候が過ぎ行くのを
ただひたすら待つこともある
しかし
私たちは誰もが山頂を目指す
そこに御来光という希望が
全てを見下ろす達成感が
あるからに他ならない
卒業という頂上を
師匠との出会いという御来光を
わが目で確かめることを求め
私達、通教生は
険しい山道を目指す
「支援サイト」という強力な
登山具をもちいて
私たちは
労苦の山を登りゆく
(2010.5.17)