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師走に入り
3日目のあさ
きみと出会って
10日目のあさ
くもひとつない
初冬のあおぞらにつつまれた
いつものあさが はじまる
あさ目覚めると
携帯の画面に輝く
きみからのメッセージ
長いメールを
書かないきみが
夜遅くまで健気に
綴ってくれた
一編のポエム
ぼくはこの詩を
「きみがくれた四つ葉のクローバー」
と名付けたい
とても嬉しい
きみからの
贈りもの
こころあたたまる
一編のポエム
これからも
いつまでも
二人で一緒に
探しつづけたい..
幸運の葉っぱ...
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絶対的なもの
相対的でないもの
それが本当のしあわせ
お金や物をたくさん
持っていても
使ってしまって
無くなってしまったり
自分と違うものを
もっと良いものを
周りが持つことで
崩れてしまう
しあわせ感
これが 相対的な
しあわせ感
何があっても
絶対に負けない強さ
それが
絶対的しあわせ・・・
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携帯電話のむこう側
あなたの世界が広がる
わたしの見えない
あなただけの世界が・・・
あなたが見えない
わたしだけの世界が・・・
あなたは いま
なにを想い
あなたの方にある
あなただけの液晶画面を
みていますか?
わたしは 唯ひとつ
あなたを想い
わたしの手元にある
この画面を
見つめています
あなたへの想いを
画面のなかに
感じながら・・・
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ときの流れは早い
詩「春の空」を綴ってから
もうすぐ10ヶ月を迎える
12月初めの木曜日
あなたと出会って9日目
いつもの朝がはじまって
いつもの仕事がはじまる
窓から射し込んでくる
師走の陽光・雲なき青空
冬の季節を迎える初冬の空
午前のときが過ぎ
久々に訪れたアジア料理の屋台
職場への帰り道
汐留方面の空を見上げる
あの春の日をふと思い出す
一面に広がる青空の中
我がグループ各社の上だけに
集中していた暗雲
図地反転図形を見るかのごとく
私の意識はそれに集中した
あの日と変わり
きょうは我が社の上空に
燦燦と輝く希望の太陽
恩人との別れ
新たなる出会い
辛苦に耐えたこの1年
完全勝利の祝杯は
もうすぐ そこに…
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きのうも
きょうも
あしたも
この地球上に
張り巡らされた
文明の利器で繋がる
たくさんの人々
取締りのできない
縦横無尽な
ネットワークは
リアルタイムで
人々をつなぐ
距離の壁を越えてゆく
ときに
ぼくらに有益なものとして
ときに
ぼくらに有害なものとして
ああ どれほどの人たちが
勇気と希望を与えられたことか
ああ どれほどの人たちが
自らの尊き命を絶ったことか
きょう
ここのネットワークに
つどい合った
5名の詩人たち
たましいの結晶を
創り往かんとする
崇高なる善の連帯
ここにあり・・・
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11月最後の
あさを迎える
あすから師走
木立からぱらぱらと落ちゆく
葉っぱの舞
秋の終わり
くもり空につつまれながら
有終の美を飾りゆく
駅前スクエア
ああ
なんて偉大なる
自然の営み
ああ
なんて美しき
自然の芸術
ぼくらの人生
生老病死という
春夏秋冬という
普遍的な
くりかえしの中で
変わりゆく
季節の中で
いまを生きる...
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きょうも
ここ日本銀行で
沢山の話しをしている
諭吉くんたち
・・・334971KANE 諭吉くん
「今日のご主人様はどうかなあ?」
・・・25941KANE 諭吉くん
「ぼくのご主人様は詩人みたいだよ」
そして
・・・334971KANE 諭吉くん
「もうさんざんだったよ〜
今度のご主人はギャンブルで
おれを使いやがって・・・」
・・・25941KANE 諭吉くん
「いやあ素晴らしいよ〜
今度のご主人は詩集を出して被災地への
寄付におれを使ってくれたんだ・・・」
芸術の秋
明日から師走
詩集締切の日は
いよいよ本日に・・・
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ここは日本銀行
何やら沢山の諭吉たちが
話しをしている
・・・AA112233B 諭吉くん
「いってきまあーす」
・・・AB223344C 諭吉くん
「いってらっしゃーい」
・・・BC334456D 諭吉くん
「ただいまー」
・・・CD445566E 諭吉くん
「おかえりなさあーい」
そして
・・・334971KANE 諭吉くん
「もうさんざんだったよ〜
今度のご主人はギャンブルで
おれを使いやがって・・・」
・・・25941KANE 諭吉くん
「いやあ素晴らしいよ〜
今度のご主人は詩集を出すために
おれを使ってくれたんだ・・・」
芸術の秋
暦の上ではあと2日
詩集締切の日は
いよいよ明日に・・・
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11月最後の土曜日
太陽に照らされた
下町の風景が
右から左へと流れゆく
友と2ヶ月ぶりの再会
雲ひとつない秋空は
普遍的な太陽の光を
さんさんと降り注ぐ
秋空という自然の
キャンバスに描かれた
大自然の芸術
太陽 それは
自然の営みを…
偉大なる
希望の芸術を…
美しく照らしゆく
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あさ 家をでる
いつもとおなじ
週はじめの
はじまりの あさ
すんだ あきの空
吹く風つめたく
駅前の木立から
ぱらぱらと
舞い落ちる葉っぱ
オータムリーヴス
乾いた季節を予感させる
葉っぱたちの
晩秋の舞
私に冬支度を
急かすように・・・