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おはよう
こんにちは
おやすみなさい
初めまして
さようなら
ありがとう
すみません
いただきます
あいさつ それは
いつの時代にも
ひるもよるも
家族 学校 地域社会のなかで
夫婦 親子 ともだちの間で
友情という
愛情という
平和という
大海原に漕ぎ出すための
多様な文化のゲートを越える
パスポート
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これまで生きてきて
何人の人たちと
出会ったのだろう
人間が生まれてから
死ぬまでのあいだ
くりかえされる
さまざまな出会い
人生は出会いの連続で
綴られゆくもの
忘れ去られる出会い
永遠に忘れ得ぬ出会い
一つの出会いが
一人との出会いが
人生を大きく変えてゆく
一期一会
いま このときを
大切に生きていきたい
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ピアノとチェロに包まれながら
あまりにも優しすぎて
あまりにも美しすぎる
あなたの美声
ぼくの心に染み入る
魅惑のメロディ
なんて心が安らぐことか
まるで子守唄のように
世界には きょうも
戦火に喘ぎ飢え苦しむ
ぼくらの仲間が沢山いる
母の子守唄すら
優しい音色に心が休まるときすら
与えられない
ぼくらと同じ人間が
なんて多いことだろう
権力者よ
為政者よ
この美しきメロディを
聴くがよい
平和のメロディ
それは 国の違いを超え
人種や言葉の違いを越えて
みなの心に
平和の種を蒔いてゆく
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漆黒の大海原
遠くに望む暁
朝日が昇りゆく水平線
きょうも この星のどこかで
旅人が
釣り人が
はじまりを感じている
ピアノとサックスで奏でられ
ヴォーカルとチェロの音色
PCスピーカーから流れる
優しい そのメロディは
雄大な日の出の情景を
思い浮かばせてくれる
ぼくら人間は
海を見て何を感じながら
何を憂い 何を喜び
人生の海を泳いでいくのか
私の中にある雄大であろう海を
あなたの中にある偉大なる海を
ともに感じ合いながら
泳いでいこう
かもめの声援を浴びながら
くじらに行先をききながら
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この街は
わがこころの故郷
14年前の晴れた秋の日
着慣れぬスーツに身を包み
期待と不安で歩いたこの街
2年半の間 勤めた街
しばらくこの街には
こなかったけれど
4年前の夏の日 転職で
隣の街へとやってきた
再び歩くこの街は
ぼくを優しく迎えてくれる
懐かしの街
思い出の街
今はなき食品会社の本社ビル
増えたカラオケなどの娯楽店
コンビニ チェーン店
でも この街は
変わらぬものがたくさんある
いまでは すっかり
日常生活に溶け込んだ
この街 GINZA
暮れた街並み
イルミネーションに
かがやく日はもうすぐ
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都心のオフィスの窓
いつも見える景色
1年を通して変わらぬ
日常の風景
となりのビルの植え込み
ビルの谷間にわずかにのぞむ
高き青空は
きょうも
激しく変わりゆく
街の流れを
人のこころを
包んでいる
忙しい毎日
仕事に勉学に地域活動
ゆとりのない疲れた日々
日ごとに変わりゆくもの
それは せめて
詩を綴ること
そして
あなたからのたよりを
まちつづけること
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変革のとき
これまでの
生きてきた価値観を
変えてゆく年
変革のとき
早春
初めて詩を綴る
初めて環境を考えて
貸切電車を走らせる
地球に優しい路面電車
春
人生をともにするあなたを
探すための旅に出る
初夏
仕事で長年お世話になった
あの人との別れ
そして将来の不安よぎる
未だ意思疎通のできない
あなたと職場で出会い
夏
善の連帯で師とともに
平和の為 社会の為にと
汗を流す
5歳若返りのスタイルに変身
学びの夏が過ぎてゆけば
秋
幼少のころから
いつもぼくを
優しく見守ってくれた
おばあちゃん さようなら
そして
芸術の秋 真っ只中の僕らは
みなのたましい詰込んだ
詩集つくりに走り出す
いま 変革のとき
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雄大な山々と田畑
秋の青空のもと
大地にひろがる 稲穂
歳月を経た自然の 営み
歳月を経た自然の 恵み
先師がこの大地に種を蒔いて44年
そして たくさん たくさん実った
稲穂を刈りながら人びとは
中国を経て日本へやってきた
あの豊作の日から2000年
人びとは稲作の方法を忘れ
刈り取る稲をも失い
争いと飢饉と天変地異に憂う
そのとき一人の勇者が立ち上がる
名もなき民衆のことを唯一人願い
みなが忘れかけた稲作の方法を
学ぶため27年の旅に出る
そして ようやく
どんな人でも
たくさんの稲穂を実らす種を
見つけて みんなに配リ始める
庶民を利用して
私腹を肥やした一部の輩は
悪しき権力者と結託して
勇者の彼を罵り石を投げ
頚を斬ろうとして
極寒の島に流した
彼は堂々として
みなを励まし続ける
そして
彼の考えた方法で
みなが種を蒔き始め
いまでは
世界各地の大地に
平和の稲穂が実りはじめる
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重さ量る 長さを測る
世の中にははかるものが
たくさんある
生き方や価値観にも
スケールはあるのかな?
さまざまな小説や
さまざまな雑誌
さまざまな参考書
学びの教科書
遥か遠い昔
人類の教師が
僕たちに残してくれた
人生のテキスト
28冊のテキスト
本題を理解し易いようにと
譬え話しのたくさん書かれた
14冊のテキスト
さて本題に入りましょう、と
ドキュメンタリーの描かれた
14冊のテキスト
壮大なるクライマックスのシーン
あなたの心に残ったのは
前半ですか?
後半ですか?
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重さ量る 長さを測る
世の中にははかるものが
たくさんある
生き方や価値観にも
スケールはあるのかな?
ひとの人生は歴史の流れ
時間(とき)の流れで
変化してゆく
たとえば
小学生に関数を教えても
理解できないだろう
そこで
足算 引算から教えてゆく
やがて難しい計算や公式を
覚えながら関数に辿り着く
人間の価値観や考え方も
きっと同じに違いない
ときが流れて成長して
いつまでも方便や例え話だけが
善い訳ではないだろう
権(仮)の考え方から
次第に実際生活に即したものを
学んでゆく
成長したあなたは
権(仮のもの)と実(本来のもの)
どちらを選びますか?