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[60] 堤燈
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人びとに安らぎを与える
ひとつの あかり

人びとに郷愁を感じさせる
ひとつの あかり

ちょうちん

線路の下の歓楽街で
夏まつりの会場で
都会のビルの谷間で
蛙の歌声響きわたる
田舎まちで

今夜もこの星の
何処かで

さまざまな人の
さまざまな想いとともに

淡い明かりが放たれる

「ひとのために明かりを燈せば
わがまへ あきらかなるべし」

ひとつの出会いが
ひとつの言葉が
子どものこころを
大きく変える

未来を担う子どもたちが
そして われわれ大人たちが
みんな みんな
より善く生きるために

きょうも
慈愛の提燈として

ひとり一人を

照らしゆく・・・

2004/07/25 (Sun)

[59] ひまわり
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きょうも
この星のどこかで

夏の太陽を
燦々と浴びて

黄色い花を
大きく咲かす

みな
一斉に太陽に
顔を向けながら

この地球上に
いまなお
起こり続ける
人権侵害
環境破壊

みなが
人間として共通の

ひとつの
普遍的な価値観で

進みゆけば

この星は
平和と人道
自然との対話に
満ちあふれた

われら人類の
晴れ舞台へと

変わりゆくに
違いない・・・

太陽に向かい
揃って咲く

向日葵のように・・・

2004/07/22 (Thu)

[58] 夏の恵み
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自然の大地に
広がりゆく

広大な田畑から
自然の夏の恵み

とうもろこし
かぼちゃ なす トマト
枝豆 きゅうり スイカ

島崎藤村ゆかりの
城下町 信州 小諸

広大な山並みと田畑

あの夏の日から
30星霜のときはながれ

いま 思い出す

幼少の私と籠一杯の
野菜を乗せたリヤカー

祖母に引かれて
幾度となく通り過ぎた
あの 夏の あぜ道

獲れたての夏の恵み
ひと夏の甘い夏の思い出

2004/07/22 (Thu)

[57] キャップ ストーン
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さまざまな家庭・・・
さまざまな地域社会・・・
さまざまな学校・・・
さまざまな職場・・・
さまざまな団体・・・

みな 人には組織がある

みんな みんな
キャプ ストーン(頂点)を目指す

でも
みなが そうはなれないよね

経営者・為政者・指導者である君に
キャプ ストーンである君に

伝えたい・・・

君を支える幾千万の石ゆえに
君がそこに存在し得ることを

君よ みなに感謝せよ
底辺の一人を大切にせよ

そして
労働者・庶民・学生・・・である君たちに
キャプ ストーンの土台たる君たちに

伝えたい・・・

君たちが存在し得るがゆえに
全てが成り立っていることを

君が君として存在していることに
誇りを持とう 自信を持ってゆこう

そして
みながピラミッドの
全体であることを

自覚しよう 感謝しよう
ピラミッドのために
みなが戦い潤うことだ

誰人にも権利がある
ひとり一人に使命がある

だから

誰人も

ひとりを大切にしていこう

2004/07/22 (Thu)

[56] ほおずき
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真ん丸く
橙色の

ほおずき

下町に降り注ぐ
真夏の太陽のように

夏のまちを茜色に染める
夕日のように

情熱に満ちた

橙色のほおずき

おじいちゃん
おばあちゃんの

古き時代より
今も変わらぬ

懐かしの彩

みなで揃って
笛を吹けば

情熱の歓喜が
われらを包み込む・・・

2004/07/20 (Tue)

[55] 海よ!ありがとう!
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あなたへ感謝

いつも いつも ありがとう

はるか昔から
あなたは
わたしたちの
暮らしの道 世界と繋がる道

人びとの心をつなぎ
ものや情報を運んできた

あなたは
わたしたちの食文化そのもの

新鮮な魚介類など豊かな海の幸

あなたは
わたしたちのいこいの場

海水浴、マリンスポーツ
文学、絵画など・・・

あなたは
みなの心を豊かにする

あなたは
わたしたちの住む星の
半分以上を占める
人間と自然を育んだ
大いなる生命の宝庫

あなたは
わたしたちの環境をまもる親
大気とともに気候変動を支配

あなたは
わたしたちの暮らしの親

そして あなたは
豊かな未来を拓く人類共通の財産

あなたは
わたしたちの 
友達 恋人 仲間 親
教師 先輩 師匠 恩人

わたしたちにとって
かけがえのないもの

あなたに感謝する
今日という一日・・・

2004/07/19 (Mon)

[53] 夏の香り
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夏の香り

朝もやに煙る
都会のまち

ひんやりとした
カフェに漂う

目覚めの香り

燦々と降り注ぐ
真夏の太陽

青々と生い茂る
都会の中に佇む森
歩くわれらを包みゆく

緑のオアシスの香り

蒸し暑い うだるような
夕刻のひととき

夏祭りの屋台から

食欲をそそる
ソースの香り

夏の香り

それは

疲れきった
われらを癒す

自然の清涼剤・・・

2004/07/19 (Mon)

[52] A reminder of the work of time
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草原と“おおぞら”と廃車
セピア色の雑誌切抜き写真を見た

何処の国だろうか 詩が頭に浮かぶ

追憶 遠い昔の情景
彼は沈黙したままじっと大地に佇んでいる
朽ち果てた醜い姿とある人は言うかもしれない

しかし歳老いたその雄姿から
さまざまなことを教えてくれる

ある人は古き欧州の重厚な石造りの
街並みを走り抜けた往年の雄姿を

ある人は新たなるアメリカ大地の開拓者達の
壮大な夢とともに走り抜けた往年の雄姿を

またある人は厚い鉄壁で分断された
自由を奪われた東欧の冷たい街を

そしてたくさんの日の丸の旗靡くなか
戦車とともに走り去るあの軍国主義の暗い時代を

思い出す

文明は私たち人間に多大な利便性と豊さをもたらした

しかし 
それを利用する人間のこころひとつで

ひとは歓喜し
あるいは怒り悲しみ
あるいは不安に怯える

人々の距離を縮め ときを与えて ひとの心と心をつなぐ
反面 かけがえのないひとの命 精神を犠牲にし
この母なる大地をも破壊する

この大空と大地の挟間に堂々と佇む彼の雄姿から

環境と文明のみならず
人間と文明
人間と環境
いな 人間と環境と文明という三者一体の関係

これからの私たちに課せられたのも
彼はそれらを教えている
そう感じずにはいられない

(2004年3月)

2004/07/17 (Sat)

[51] 船旅の話 そして記憶T
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2004.7.14 昼休み

いつものように
みなで円くなって
弁当片手に談話が弾む

「小笠原へは飛行機は
ないんだよね?…」

「環境保護に力を注いでいるから…」

「だからカーフェリーもないんだ!…」
・・・
・・・
「28時間かぁ 遠いね!
ジェット船はないのかなあ?…」

「あるわけないじゃん!外洋だよ…!」
毒舌の彼女亡き後 若き彼女は答えた

ジェット船は普通船の
およそ2倍の速さで運行する

「確かに10時間も座席に居るなんて
だったらフェリーの方が何倍も快適だね…」

みなで大爆笑・・…

学生最後の冬休み 年末
北の大地へ旅立った

苫小牧へ向かう
サンフラワー「えりも」

船酔いの辛い思い出と
自由な学生時代の
よき思い出がよみがえる…

2004/07/17 (Sat)

[50] 夏の港まち
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2004.7.13
夕刻18:30過ぎ

東京汐留の上空

眼下に広がる港街

浜離宮 竹芝桟橋 晴海埠頭
築地市場 東京港

遠くに望むは
レインボーブリッジ
そして お台場

昼でもない
夜でもない
不思議なるとき

夕暮れどき

この広い空間に流れる
レッドガーランドの
JAZZピアノの響き

北の港町で聴いた
懐かしのメロディ

遠くに望む港と
立ち並ぶ倉庫は
13年前の夏に歩いた
小樽でのひとときと
重なり合った

この大海原を進みゆけば
あの懐かしの街に
辿り着くだろう

いまも運河近くの
あの石造りのカフェは

あのメロディを
奏でているのだろうか

あの夏の日のように・・・

2004/07/17 (Sat)
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