詩人:夢中人 | [投票][編集] |
果てない砂漠には何があるの 青空は永遠に続き過去を語らない 砂にそびえる樹は千年枯れる事無く生き続け地に埋もれる 明日が来るのは風が吹き砂が舞うから 水が生命を支え奪うことを知り 太陽に手をかざし願った 悲しみがあれば喜びはあると知っているから人は皆笑顔を絶やさない 死を旅立ちと考えたら暗闇が眩しくなった 砂漠は始まりだと気付き両手を掲げた そこには未来が微かに霞んで色褪せる 大地と呼吸し今また終わりの無い小説を描き続ける 身が滅びたらこの踏みしめる砂と共に風に舞い 何時までも青空を旅していたい
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何時の記憶か 忘れてしまった貴方の顔 果てた生命が刻まれて無い 一緒に歩いた事も食事をした事も覚えているのに 記憶のスクリーンには顔だけが映らない 今も地を踏み時を刻んでるような気がして 貴方を思い浮べてる 時々貴方を受け継いだこの身に流れる紅い雫を 肌に触れさせ傍に居るんだと思い込ませる 貴方の記憶は少ない 知らぬ間に姿を消して生命さえも旅立って 僕の記憶は曖昧に… 終わらない記憶を植え付けたから 僕は貴方がまだ同じ空の下で呼吸してると勘違いしています 記憶の旅は終わらない 僕が心で貴方を生かしてるから
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誰よりも頑張った気がするから 叶わないから無に浸る 恋する良さなど分からない 愛する良さなど分からない 偽の愛だけを踏んできた 造る笑顔も哀しみも演じるだけで偽造した 人を思うことに抵抗を覚えたのはいつからだろう 寄り添う人を失う哀しみが分からない 宿る愛が真実でも僕はもう役者だから 心からは愛せない 崩して壊れて散ってった記憶達が僕を演じさせる どんなに笑顔を見せてくれても枯れた心は潤わない 愛が奇跡を呼ぶのなら 愛の流れた一摘みの雫でも僕に下さい その日が来るまで僕は歌います 愛しさを詩った あの歌を
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思いを告げるとき いつも相手は涙する 僕は貴女の泣き震う声など聞きたく無いのに ただ好きだと伝えたいだけなのに貴女は哀しむ だけど僕に何かあるか分からない 溢れる気持ちで一杯で呼吸すら難しいのに 貴女は僕に謝る 『ごめんなさい』 貴女が流す涙の雫が心に刺さって僕を困らせる 待っていても迎えに来ない恋に僕は確信を持ったから 掴めばいいと勇気をだしても結果は同じ 『ごめんなさい』 僕に寄り添う恋人は幸せだろうねと呟くばかりで誰もそばに居てくれない 苦しいよ 僕は果てない世界へと散るばかり 人並みの恋愛に憧れる
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闇に浸した心に 規制した束縛の世界への切符を意味深に渡す 冗談じゃないと闇の使者は抵抗する 規則と言う光を浴びて常人を避ける使者はこう言った 「期待は裏切る為にある。信念は曲げる為にある」と 己の運命を決めろと言い聞かせた奴ほど下種な奴は居ない 偽りの聖者が我が国の為己の魂を削る様だが 僕は闇の使者に己を売却する 僕は闇ほど素直な世界は無いと確信するが他種からの評価の為に光に食い下がる 光も闇も至福の選択はどちらでも無い 我が身を授ける世界を定める己自身が運命線を描くのだ さぁ踏み出せ…
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煙草に火を点けた 僕は喉に灯を浸けた 哀しみの歌を口づさみ煙と共に声を巻かせる 爽快の詞を避けつつ途方に暮れる 恋抱く人の顔も尊敬す人の顔も浮かばずひたすら落ちに落ち込む 自分の歌声さえも気が遠くなりただ無常に言ばしる 眠気が襲う今でさえ止まない哀声は永遠の彼方 涙も流れず心も覚めず 歌うのが誇らしいと詩想を巡る 枯れない響きと不器用な歌声が止んだらもう眠りに着こう 目蓋に霞める燈が明日への旅立ちを急かしてる 記憶付けるように繰り返される歌詞達が僕をずっと見守ってくれてるような気がして…
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旨い この辛さだけは譲れない 旨い この刺激だけは譲れない 旨い この歯応えだけは譲れない 一気に頬張るとさらに旨い このスパイシーさは最高だ
自分に似ている
上手い 人に同情するのだけは譲れない 上手い このいい加減さだけは譲れない 上手い 話の終始付けの展開だけは譲れない 一気に仕留めるのがさらに上手い この自分は最高だ
お菓子にも決して同じ物は無いように 人の観点も十人十色
貴方の美味しさ 不味さは何でしょう
人は個性に満ち溢れている
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僕は寒さが好きだ 凍えるように厳しい寒さが みんなが死にそうに嫌がるのがとても新鮮な光景で 好きだ 僕の心は人より少しだけ冷たくて 雪降る冷たさよりも冷えてるから 凍えるのが心地良い 馬鹿げたことも人一倍好きで人目気にせず思っ切りやる その時は常に冷たい心を踊らせて 精一杯今という時間を楽しむ僕が目覚めている 日本人の在り方を少しだけ破って過ごしたら 時の流れに安らぎを感じた 今は日本人になって 時間に縛られ知識を学ぶことを再開しはじめた 冷たい心がさらに冷たい刺激を求め始めたから
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花は強い
根付く
見守られる
咲き誇る
見惚れられる
枯れ行く
見捨てられる
実付く
盗まられる
散り去る
忘れさられる
植え継ぐ
期待される
根付く…
貴方何処にいる?
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深い孤独を感じなくなったのは何時からだろうか 深い悲しみを感じなくなったのは何時からだろうか 今は何時だって頭にメロディが流れている 歌い始めてからだろうか 自分を落ち着かせ和ませるために空白を作らないようにどんな時だってメロディと口ずさみ 恐れないように強がるように歌い続ける
気付けば自分から逃げている 静寂の世界が好きなのに 孤独にならないように聴かしている 本当は自分が恐いんだと今初めて気付いた 逃げてるつもりじゃないけれど 夢を描くのが恐くなったがでも僕は歌い続ける 変わる自分と人の為に