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愛勇者の部屋


[3] 本当のさよなら
詩人:愛勇者 [投票][編集]

僕の部屋に
散りばめられた思い出が
辛いけどなんかいい

僕の布団に
落ちてる長い髪の毛が
辛いけど捨てられない


仕草、歩幅、服装、髪型
まだ探してしまうから


一人の夜が
こんなにも辛いなんて
知らなかったよ
帰る場所があったから

思い出すことが
こんなにも辛いなんて
知らなかったよ
忘れたことがなかったから


僕の左に
冷たい風が吹き抜ける
君も寒いのかな?

君の匂いが
段々消えてしまうから
煙草に火付けられない


言葉、匂い、口癖、音楽
まだ感じてしまうから


一人の夜が
こんなにも辛いなんて
知らなかったよ
帰る場所があったから

思い出すことが
こんなにも辛いなんて
知らなかったよ
忘れたことがなかったから

2010/07/23 (Fri)

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