ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 投稿順表示

どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[1434] 魔法のうた
詩人:どるとる [投票][編集]


愛する人全てに捧げたい詩がある
なくした笑顔とかぬぐいきれない涙を乾かすような そんな魔法のうた

いつかお空に飛び立ってゆくのが僕らのさだめならば
僕らはいつかお空に飛び立ってそして消えちゃうのかな

シャボン玉のように
割れないうちは
プカプカ フワフワと生きて そして 今日もなんとなく

大きなあくびもやがて涙に変わるその時
僕はきっと気づくよ
普通の幸せを
その大切さを

きっと。

2010/05/30 (Sun)

[1435] 続・くだらない人生
詩人:どるとる [投票][編集]


意味のない人生なんてひとつたりともないのさ
意味のある人生ってどんな人生なのかさえ
そもそもわからないくらいだから意味のある人生などもとからない
だからこそ空っぽの日記帳の中に少しずつ少しずつ君との思い出を書き足してゆくのさ、見えない油性のペンで

くだらない時間が今
大切に変わってゆく
考え方次第で退屈な今も愛しくなるのさ

生きてる感じがしない
それでも僕は生きてる
だってこんなに君のこと愛してるから

くだらない人生はこの先も性懲りもなく続いてゆく 果てしなく どこまででも

生きてる今としては
いつか死ぬことなんて
取り決められた運命さえ歳を重ねる悲しみさえも考えないのさ
色あせてゆく思い出と変わりゆく街の風景もきっとこの僕を忘れはしないだろう

バカだよねアホだよな
こんなに生きることが辛くて苦しいとは知らなかった

でも続く この人生はくだらなくもどこか素敵な香りを匂わせながら
春夏秋冬と季節は移り変わりながら
僕は今日から明日
その明日からその次の明日と移り住みながらね

ストーリーに華を添えるようなそんな陳腐な光
今、僕を限りなく生かすもの
それがそんなくだらないことの中に輝くならば否定はできないね
だって今僕が生きてる今がその証だから

くだらない人生はひきつづき続くよ
変わってゆくもの
変わらないもの
少しずつ受け入れて
少しずつ当たり前になるセカイで僕は暮らすよ

空の下 土の上
君の隣で。

2010/05/30 (Sun)

[1436] ドライフラワー
詩人:どるとる [投票][編集]


乾いた涙はまた雨が降り出せば 濡れてしまうね
ニセ物の花でも眺めて楽しむだけならば事足りる

空は茜に染まって
一日中ビデオばかり観てる今日もきっと明日も

ドライフラワーは心の中に咲くこの切なさにとてもよく似ている
乾いて水気のない
紙でできた名ばかりの花
水をやればしなしなになって 枯れてしまう

花だけど花じゃない
死んだような花さ

美しさのかけらもない ドライフラワー

窓辺に そっと咲いている 生気のない僕とよく似ている花。

2010/05/30 (Sun)

[1437] 好きなんだからしょうがない
詩人:どるとる [投票][編集]


君を好きな理由をもし君に問われたら
僕はこう答えるよ
ああ好きなんだからしょうがない

君の中にある輝きに惹かれて僕は君の隣にいるのさ
君の心の美しさに比べたら美貌なんておまけのようなものなのさ

君の中身に惹かれて
まるで見えない君の美しさに僕は夢中なんだよ

世界中どこを探してもいないよね
君みたいな人
こんな僕をためらうこともなくちゃんと向き合って愛してくれる人は君で最初で最後だよ
愛は燃え尽きることのない炎
熱く燃え上がる

君を好きな理由なんてあるようでないものなのさ
言葉にならない思いを無理に言葉にするならばそれは投げやりになるけれど
もし君がどうしても聞きたいならば
ためらわず僕も言うよ
好きなんだからしょうがないと

いくつもの
よけいな言葉
それといくつもの
無駄な詮索

そんなものナシで
わかることは
心の中にいつもあるよ

単純なようで複雑なもの それが愛

だから乱暴になる言葉
それでも間違ってはいないよ
だからこそ言うのさ
好きなんだからしょうがない
それ以上は言えるわけもない

そしてまた確かめるように君は聞く
だからそのたびに僕は言う
好きなんだからしょうがないと

理由なき愛情のその意味を 君に伝えるよ。

2010/05/30 (Sun)

[1438] 恋しくなったら
詩人:どるとる [投票][編集]


思い出が窓の外に広がってく
パラパラマンガみたいに景色が移り変わるよ
走り続ける電車の窓から見える景色はいつもとてもありきたりすぎてつまらないけど
そのどれもが過ぎ去れば あとになってきれいな思い出になるから
捨ててはだめさ

雨降りの日も
晴れた日も
僕のこの瞳には
変わらない景色がうつる
それは素敵な景色
だけれどとてもあたりまえの景色
生きてる人なら誰しもが見れる思い出

今 心の窓にうつる
いくつもの過ぎ去った昔を車窓にうつる景色を眺めるように
思い返してみれば
色あせた景色さえもなんだか ハクが出て素敵に見えるよ

走り続ける時の電車はたまにガタゴト揺れて 暗いトンネルに入るから 涙さえ流れるけど
一度も死にたいとは思わないよ

だって僕らまだ生まれて まもないから
まだまだ知りたいこと 見たい景色 たくさんあるから

思い出が恋しくなったら
思い出せばいい
心の窓には昼夜問わず懐かしい思い出の景色がうつる

ほら、心 揺さぶる
夕焼けの空みたいな涙さそう景色がそこにはあるだろう

帰りたい
帰れない
またそれも味わいのある切なさだよ
今では苦かっただけのコーヒーも美味しく飲めるから

思い出が恋しくなっても
懐かしさだけ見てても前を向いて歩かなくちゃ生きてはいけないから
悲しくても思い出は忘れるためにはないから 思い出背負ったまま 僕は先を行くよ

走る電車から降りるようなバカな真似はしないさ

だって生きてれば
恋しくなったらいつでも思い出せる思い出があるから

心の窓にうつる
景色はバラ色なのさ。

2010/05/30 (Sun)

[1439] 今日から涙は優しさのかけら
詩人:どるとる [投票][編集]


涙には値段がない
涙には価値がない
涙には名前がない
涙には色がない
涙には味もない

だからこそ僕らで
名前や色や味を
決めるのだろう

涙流れたその一瞬で
どんな涙なのかを
知るよりも
涙流れるその前から
どんな涙なのかを
解ってる僕らは
幸せなのかな
不幸せなのかな
ただ涙は流れる
価値も値段もないまま

道端に落ちてるわけでもなく
交番に届けられるわけもなく
それを見たからといって何をできるとかそういうわけでもなく
ただ励ます言葉や慰める言葉だけ 伝えてみるだけで
涙は止まらなかったり
止まったりするだけさ

世界中のどんな人が流す涙のその全てが
同じ価値で同じ値段で同じ色で同じ味ならば 嘘の涙さえも同じなのかななんて考えたら 違うだろうって思ったよ

君の涙も通りすがりの誰かの涙も僕自身の涙も
うれし涙だとしても
悲しい涙だとしても
理由はともあれ全てが同じ価値と同じ値段を持つ涙なら
嘘の涙をはぶいて
とても重いものだと思ったよ

今日も一日のどっかでほんの一瞬に流れる涙が心を湿らせたら
悲しくて 嬉しくて
複雑な気持ちになるから
僕は名前のない涙に勝手に名前をつけてその名前を呼んでみる

「優しさのかけら」よ
今日から涙は生まれ変わった。

2010/05/30 (Sun)

[1440] 青い空に抱かれていたい
詩人:どるとる [投票][編集]


青い空の
暑い夏の
白い雲の
広がる思い出

まぶた閉じれば
今も思い出せる
風にとばされた
麦わら帽子の行方
みんなで行った海
夏休み明けの一番
最初の授業で
日に焼けた黒い肌を見せ合い笑いあった夏の思い出がまわる

吹き出す汗と
暑いけど
そんな中で
食べるアイスの美味しさに暑さを一時忘れた僕らは
自転車で田舎の道
どこまでも駆け抜けた
風きって駆け抜けた

あんな夏今はどこに
置き去りにしてしまったのか
青い空も白い雲もあの頃とは違う
僕の夏は ただ暑いだけの夏じゃなかったはずなのに

青い空に抱かれていたい
そう思うことさえ
忙しさに流されて
薄いトタン屋根の下
汗をかきながら
仕事に精を出す
夏の日々

今はなき夏よ
いつかまた出会えるかな
形だけでも感じれたらな

なんてね思うよ
大人は ちょっぴり切ない。

2010/05/30 (Sun)

[1441] 僕と君
詩人:どるとる [投票][編集]


夕暮れの空にカラスが飛んでる
そんなようなありふれた夕暮れ
どこからか夕飯のいい匂いがただよってくるようなあたりまえな景色の中

僕は君とふたり
貧しくても肩を並べて
けんかしてもあっというまに仲直りして
気づけばまた肩並べる
そんな愛と優しさに満ちた生活をそれなりに暮らしている

なんていうのか難しいけど君の一番好きなところはね 君の顔でも趣味でも 仕事でもなく
君の心の形とでもいうのかな とにかく君の心が好きなんだよ
だから君の全てを愛せるのさ

今日もまた日が暮れれば僕は君のいる部屋に帰る
ただいまと言って
僕が疲れていれば
肩もみしてくれる
そんな優しい君に何ができるかな
いつも何かしようとするけどできずにいるんだよ

一番大切なことは
ずっとそばにいること
それをしなくては愛することなんてできるわけもないから
なるべくそばにいるよ
そばにいて何ができるわけでもないけど
こんな僕でも必要とされてるなら
君の笑顔の横に僕の笑顔を並べよう

たとえばありふれた夕暮れの
カラスが二三羽飛んでいるような
そんな構図の中に
ふたり窓際
肩を並べるような
そんな古くさい愛でもいいから

僕と君のその形が
変わらないように
あれやこれやするよ
永遠なんてものも誓うよ

この世界が僕らのことを必要としなくなる日まで
僕は君を 大切に大切にするから。

2010/05/30 (Sun)

[1442] あじさい
詩人:どるとる [投票][編集]


どうして僕は君のこと好きなんだろう
あとになって振り返ってみても理由なんて見当たらない
でも君にはじめて出会ったときから
なんだか胸のあたりがむしょうに痛いのさ

これって恋だろう?

世界中どこ探してもいないような君だから
僕がどんなに不器用でも愚かでも君が好きだよ
その思いだけは嘘じゃないから 信じて

梅雨空の下に咲くあじさいのように
赤や紫や青に染まれるくらいなら
僕はこんなに不器用じゃない もっと君を幸せにできてる

だけれど僕は何色にも染まれない不器用なあじさい

君が好きな理由さえ
言えないまま
今まで歩いてきたよ。

2010/05/30 (Sun)

[1443] 心に太陽
詩人:どるとる [投票][編集]


時々悲しくて
画面の端に消えちゃいたくなるときがある
そんなときはポロポロ涙がこぼれて
何も信じられなくなるよ

大好きな君の笑顔さえも見えなかった
悲しみの前じゃ人はただの弱虫になる

それでも だんだん
雨がやむように
時間が経てば
晴れ間がさすように
笑い出すよ

心に太陽が輝くから。

2010/05/31 (Mon)
8416件中 (1321-1330) [ << 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 >> ... 842
- 詩人の部屋 -