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固く結ばれた二人の絆はまるでほどけないリボンみたいだね
だけれどその結び方はとてもたやすい出会いによるものだった
出会い頭の魔法が
あの場所で始まっていたんだ
何でもない晴れた
青空のその下で
二人の赤い糸はふるえて二人を出会わせたのさ
あの日君がハンカチ落とさなければ
あの日僕がハンカチを拾わなければ
この恋は始まらなかったのさ
きっかけはいつもほんの些細なこと
出会いは
星の数ほどあれど
うまくいくのは
小指の爪ほどもない
小さな確率で
だけれどたまたま
たまたまでもいい
僕らは出会いそして恋に真っ逆さま落ちたのさ
恋はほんの些細な出来事で始まったり終わったりするから紙一重だね
だけれど僕らはずっと恋しているさ
だって僕ら 心を浮つかせる余裕さえないまま愛し合ってるからね
君が磁石のS極なら
僕は磁石のN極だよ
二人引き合うべくして今、愛し合うのだろう
運命なんだと決めつけよう 二人の為に
だなんて…
それはそれはとてもありふれた素敵な出来事なんだと思う
あなたは
あなたは
どう思うのですか?
こんな
こんな
ありふれた気持ちを
笑うのかい?
喜ぶのかい?
恋はいつどこで始まるかわからない突然の魔法だから
僕は身をもってそれを知ったから。
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黄昏るこの孤独さが夕凪の風に吹かれて
僕は少しその風に寒さを感じて襟を立てる
明日まで生きる気力は多分もうかけらも無い
だけれど今日生きたこの頑張りや努力をみすみす捨てるなら生まれたこと存在することのすべてを否定することみたいな気がしてできなかった
その繰り返しが今なんだよ やむはずもない雨に濡れながら考えてる
僕がいつかここに生まれてやがて死んでいくまでの物語が最後まで幸せにあふれてる
そんな保証は誰もしてはくれないけど
いつでも胸に刻んでいるよ いつ死んでもいいように未練や後悔はなるべく残さないように僕は今日もやれるだけできる限りの本気をしぼりだしている 自分のために
だから、僕が今日もし死ぬなら
もう思い残すことなどないのさ
だから、今日が始まる前に消し去ってくれ
もうすぐきれいな朝陽が昇るから
今日もし死ぬんだとしたら早く 早く
息の根を止めてよ
なんて縁起でもないよな。
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なんでもない1日がこうして暗くなっていって
なんでもなくいつものように終わりをむかえるのさ
誰かが落とした1日をおもむろに拾い上げるような仕草をする
僕はどんな1日だって捨てたくはないから
どんな小さな言葉だって励ましだって無意味だとは思いたくないのさ
心をよぎる一抹の不安を消し去ることができなくても絡まった糸を少しずつ少しずつほぐしていくことはできるはずだから
幸せなど要らないよ
ただここにありふれた1日と地味に美味しい手料理
それだけ変わらなければいつでも僕は笑っていられるから
今日のある意味、明日が来る意味、それでも生きていく理由
それはきっと僕の中にもうあるはずだ
探さなくてももう僕は知っている
大切なことだ
だけれどたやすいことだ
無意味な様で
有意義な1日の中で
吹き出す気泡のように沸き立つ答
汚れのないその姿はまるで天使のように僕の脳髄を逆撫でする
なんて心地いい手触りだ
単なるイメージが
立体的な感触を持ち出したら膝が笑うほど嬉しくなる
涙で 涙ですべてが見えなくなるよ
今日はなんてありふれたつまらない日だろう
だけれど愛してるよどんな1日も 愛する君も
みんな、こんなふうに過ぎ去る電車を眺めるように1日をぼう然とただ積み重ねてしまうだろう?
無意味だ。
無駄だ。
そんな言葉を
邪な気持ちで
1日を汚さないで
ゆっくりでいい
身勝手でもいい
花を生けてみよう
華を添えてみよう
輝きは案外すぐ側さ
すべてに意味があるようにあなたがここにいるように見るもの聴くものさわるものそのすべてにひとつひとつ理由と意義が備わっている
ほら、掘り起こしてみてごらん
記憶の畑にメスをいれて
きっと生まれた意味が君に見かけてその頭を出すだろう
君は幸せになるために生まれたってことだよ
目覚めよ、各々方!
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ただひとつの
笑顔だけ
それだけで
僕は救われて
救われて
ここにいる
ここにいれる
悪くいえば貧相な幸せだね
でも君がいる
君がいるだけで
僕はとても幸せ
笑顔に救われてるから
涙に守られてるから
ほらあたたかい涙ほほを流れれば心が少しずつ癒されていく気がするから
悲しいことも
難なく飛び越えられる
君さえいれば
心にポツン
ともった灯りが
明日をそこはかとなく照らしてくれる
闇の中に光を見いだすように
僕は今日も
笑顔に救われて
涙に守られて
君に愛されている
きっとめぐる明日も
笑顔に
涙に
君に
同じように愛されてる
そして僕も愛し返す
そんな繰り返しの毎日が幸せ
貧しいことなどあるものか
僕は幸せ
とても幸せ
かなり幸せ
このままでも
変わらなくても
ふつうが一番
この言葉が一番僕は大好き。
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夢と幻想にあふれた妖しく奇っ怪なロマンの水底に沈んだ光
それはいつか見た夢
いつか叶えようとして無理だったのを理由に忘れてしまった
悲しいロマンの光
今 悲しく輝いて僕に光を鈍い差す
僕の今は照らされて
華やかな舞台の裏側でひとりわがままなダンスを踊る
悲しいロマンの光
今 浴びて 浴びて 浴びて
だんだん薄れてゆく妄想という名のライトの中で暗闇に包まれるまで僕はサーカスのピエロのように笑い続けていた、悲しくただ悲しく
幻想と怪奇のロマンの終焉がもう過ぎてもいつまでも夢を描いてた
それこそロマンの光だと自分を精一杯にかばって かばって かばって
ロマンの光が消えたあとでも尽きたロマンを夢に見ていた
尽きぬ幻想と妄想を膨らまして 無意味な夢を見ていた
大人になった今も
悲しさを紛らすために涙を流しながら
ロマンを吹きこぼしている。
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こんな僕のことを愛してくれてありがとう
なんて安い言葉だろう
だけれど僕は君を愛しているよ
心の底から誰よりも
いつからか僕の心に
咲いた花 一輪
それは甘酸っぱい恋の切なさと同時に喜びをこの僕におしえてくれました
どれだけ言葉にしてみても
どれだけ君を思ってみても
この気持ちは満たされることもなくずっと僕を心の牢獄に閉じこめたまま僕はトゲのような思いを握りしめてる
その痛みと向き合ってる
不器用で愚かなほどなんの魅力もないこんな孤独な僕のことを愛してくれるだなんてなんて素晴らしいんだろう
僕には君がまるで女神のように見えたんだ
足音もさせず静かに舞い降りた僕の目の前に
白い天使が美しい笑みを浮かべて
僕の心に咲き乱れる恋の花
いつまでも僕のそばで枯れないで咲き続けていてくれたら
僕は泣いちゃうほど嬉しいから
この流れ行く時の中でもう二度と愛し合えなくなるまで二人愛し合おう
なんてことはない恋の物語さ
今 二人は 広い夜空に同じ星をみつけた
それが僕たちの目指す未来さ
ほら 僕らの明日が僕らを呼んでいる
花はいつか枯れるのが運命だと云う
悲しいことに僕らも同じ運命の下に生きている
だからこそその運命が僕らさらうまで
尽きることはないと思うけど飽きるくらい愛し合っていこう
二人の愛した証をどこかに刻み込むように僕らはほころんでゆく世界の中で愛し合うのさ
花のようにいつか枯れるとしてもその枯れるまでの時間の中一秒でも愛し合い寄り添い合うことを選んだ
いつからか僕の心に
咲いた花 一輪
それは…
少しの悲しみにも揺れながら今にも消えてしまいそうな自信を守ってる
君は僕の光で
僕は君の光で
鏡のように互いが互いに成長しあう
その姿は花そのものさ
悲しい雨に打たれようと感じてる
かぎりない愛を。
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僕は君を愛してる
だけれど君はそうじゃない
片思い 揺らめく心
見上げる夜空に星は輝けど少しもきれいとは思えない
僕と君とのあいだに降る雨はかぎりなく冷たくそしてはげしく君を遠ざける
近づけさせまいとばかりに君はだんだん僕から離れていって
やがて君の表情さえも見えなくなって
僕はただ立ち尽くす
君のいない世界の端っこで 暗闇にさえ同情されながら独り
言葉ならなんでもいえてしまえるだろう
愛してる…
だけれど真実は語ることでしか今は見えないよ
ならば僕が君を好きなことを伝えるにはどうすればいい?
なんでもするよ
風と消えた彼女のためなら
もう会えない
もう話せもしない
伝えられなかった思いだけが残り
僕はそんな思いを捨てられもせずいまだもっているんだよ
片思いなんてしなきゃよかった
それなのに君をまだ好きなんだよ…
だから僕と君のあいだに降る雨はやまない
そして僕はずっとずっとずっとその向こうへは行けない
わかってても見えない君から目が離せない
君は僕の最愛の人だから
今も君のあの笑顔が胸を貫くんだ
ずぶ濡れの心と穴だらけの胸を雨のような涙が伝い瞳からあふれ出る
バレないように雨の中無意味に走り出していた
泣き崩れる僕と
受け取り人もなく残されたこの切ない思いだけが寄り添う
あとはただ雨音が聞こえるだけ
あとはただ一人っきりの日々が地味に続くだけ
明日がほらやってくるようにただだらだらとまだ続くだけ
やまない雨を降らす空の下に立ち込める雲の下で 生きるだけ
この悲しみから抜け出す出口をむなしく探しながら
僕は生きるだけ。
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悲しみと喜びを一輪ずつ束ねた花束
僕は君に贈ろうかな
君が悲しむ顔は見たくはないけど
人はみんな涙と笑顔のふたつを抱えなければならないらしいから
それなら僕はそのふたつのほかに優しさと愛を束ねて君の感じる悲しみをちょっとでも減らせればいいな
だから受け取っておくれ
悲しませないという保証はどこにもない
生きていればみんな避けられない悲しみに出会うから
笑ってばかりもいられない日々だけれど
憎しみで心を染めてばかりもいられない
だから
花束を受け取ろう
花束を贈ろう
愛する人から
愛する人へ
また
愛する人から
愛する人へ
どんなに目を凝らしても目には見えない花束を贈りましょう
愛してる
いつまでも
好きだよ
好きだよ
大好きだよ
そんな思いをぎゅっと詰め込んだひとつひとつの気持ちを束ねた花束
今 世界中で一番思ってる人へ 渡しに行こう
光の活路をひらいて。
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雨が降れば
晴れる空
そんな繰り返しを守りながら世界は今日も僕をこの部屋から追い出す
生きるだけでも
辛いのに
僕に何をしろと
いうのだろう
明日は明日で
光を探せばいいさ
少し痛い思いしたってかまわないから
雨のち晴れで流れて行くならば泣いたそのあとはきっと素敵な出来事が僕を待ってる そしたら僕は素敵な笑顔でそれを迎えられるかな
今 考えていた
誰もが思いつくようなたやすい言葉でたやすい歌を歌おう
僕はまだ死なないよ。
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最近忙しくて
空さえも見上げる暇もなかったから
久しぶりにね見上げた空に驚いた僕
空はこんなにも青かったんだ
長いあいだ見ないうちに青くなったのかな
そうじゃない
最初から青かったんだ
青かったんだ
特別なことじゃない
かといってありふれてもない
それは不思議な気持ち
空は青い
わかってるのになんだか不思議にうれしくて不思議に胸ときめく
そんな休日のゆるやかな午後に見た空はどこまでも青くて僕は笑ったのでした
それだけの1日だった
されど実りある1日でした。