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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[4077] 嘘と大人と世の中と
詩人:どるとる [投票][編集]


今日死んだ人がいる
今日生まれた人もいるだろう
人の瞳に映る世界は誰にとっても同じなのに 違う人ってだけで同じ世界が違うように見えてしまうんだ

何かを おそれている
何かから逃げている
そんな心が また僕を暗闇に閉じ込める

無理に笑うことはないんだよ
泣きたければ泣けばいいんだよ
だけれど素直な心だけでは人とは交われない

世の中は今日も嘘ばかり
人は今日もごまかしてばかりさ
目に見えてわかる あの愛想笑いの向こう側には悲しい涙が隠れていることが

笑ってるようで笑えてない
笑うように泣いている

誰からも愛されたい
誰からも嫌われたくない
そのためだけに大人になるなら 悲しいだけだろう
なにからも縛られたくない
いつだって自由でありたい
そう思う大人だって嘘をつかずには 生きられない

あれは本当の姿じゃない

だけれど大人はみんな悲しみを隠しながら
悲しいときも笑ってすましてる
だけれど笑いながら泣いているんだ
嘘ばかりの大人の中
矛盾ばかりの街の中
ズームして垣間見る心の中は意外ときれいなんだろうな

嘘のない人はいない
嘘をつかない人はいない

大人は今日も嘘をついて 大人として一人前になる

だけれどその嘘は揺るがない明日を築くための嘘だ

嘘と大人と世の中と
似たり寄ったりだ
みんななんて
汚くて
どれもなんて
美しいんだろう

そこにはなんの嘘もなく間違いもない

ただ、誰かの努力や額に汗した日々があるだけ。

2012/07/27 (Fri)

[4078] 見えますか?聴こえますか?
詩人:どるとる [投票][編集]


僕の瞳に映る世界と
そして君の瞳に映る世界とじゃ違うんだね

すれ違う人と人 入れ替わる朝と夜

知らない顔 見たことのない人の最後を 僕らはそれぞれ知らないままに過ごす
あなたが今日笑い泣く時も僕には関係ないから なんの痛みも感じないけれど
せめてあなたの1日が心安らぐものであることを願おう

あなたには あなたには見えますか?
あなたには あなたには聴こえますか?

目の前の 人の笑顔に隠れた悲しみは
目の前の 人の心の声は

あなたには あなたには わかりますか?
あなたは あなたは感じますか?

絶えず目の前を行き交う人がつくどうしようもない嘘が

それは仕方ないことさと誰もが言うだろう

僕は目を閉じて 暗闇に光を描くよ
そこにたとえ救いがなくても 見えないものにも目を向ける目があるならばあなたのこれからを僕は知りたいと思える

あなたには あなたには見えますか?
あなたには あなたには聴こえてますか?

僕の痛み あなたの痛み すべての人の営み

目蓋の裏や心の奥にある本当のこと

見えるなら 聴こえるならわかるだろう

振り返る その瞳に映る世界が 少しずつ色を取り戻す。

2012/07/28 (Sat)

[4079] ばらばら
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失うばかりだ
なくすばかりだ
僕の日々は

同じような顔の中
同じような服の人
同じような態度の人
流れ作業 息がつまるな

これから どうしようか
命でもなげだそうか

みんな同じだね だけれどどこかが違う
そんな毎日を そんな毎日を ばらばらに過ごしてる

みんな同じようで すれ違いながら
いつも毎日を いつも毎日を せかせかと生きている

ご苦労なことだ
毎日毎日君も歩いて行くんだね

失うばかりだ
なくすばかりだ
そんな日々も

愛があれば
夢があれば
輝く、さ

ばらばらになりそうな心を必死でつなぎ止めて
ばらばらに生きていても同じようにほら悲しんで喜んではい今日も日が暮れる

根本的なとこではみんな同じだね

そうさばらばらに生きていてもそこは同じ人

何かが通じてる。

2012/07/28 (Sat)

[4080] 歩く
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とりあえず歩く
流されるように
流れるままに
ひたすら歩く
僕は歩く

どこまでも

山を越え 谷を越え
海を渡り 野をさすらい
歩く 歩く 歩くよ

悲しみも喜びも
やがて忘れて空の上だから

歩けるうちに歩く
歩く足が動くうちに歩く

年月を 数えては
消えてゆく歳月を思う

偶然の上に必然を積み上げながら
誰かの歩いた土の上に 僕の足跡をつけながら 歩く 歩くよ

カレンダーはもう
ボロボロさ
だけれどまだ
僕は死なない
地図さえない
毎日を
ヒントさえない
この道を
僕は歩く 歩きながら探す いくつものこれからを 踏み出す場所を

歩く 歩く
どこまでも
歩く 歩く
いつまでも

笑ってしまうくらい
悲しい旅だと知ってる

それでも歩くんだ
ほら今日もお日さまが昇るから。

2012/07/28 (Sat)

[4081] 単純だけど大切な事
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君の生まれた街の中に
それはいつもあるんだ
単純なほどの幸せが君を見守ってる

普通の家庭に生まれて
普通の家族に育てられ
普通の暮らしの中で
貧しくもなく恵まれてもない普通の生活をして 普通に毎日生きている

なんの不思議なこともないのにね いつか生まれてきたときと同じようにして僕はいつの間にか消えてゆく

簡単なことなのに
みんなわかっているのにね
戦争はなくならないしいじめなんかもある 学ばないのかな
今までさんざんやってきたのに

人のことを思いやろう
人には親切にしよう
そんな気持ちがあれば世界は今日からでも平和になる

単純だけど大切な事さ

一人一人が当事者だよ
考えてゆこう。

2012/07/28 (Sat)

[4082] どうして涙が出るんだろう
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悲しいときもうれしいときも 涙が出る
でも意味は違うんだ
悲しいときの涙とうれしいときの涙は同じ涙でも

人の痛みに気づくとなぜか僕のことじゃないのになぜか痛みが伝わるようで
気づけば涙を流してる僕がいる
人のために涙を流せる人は優しい人だよ

頑張ったね よくやったよ 君はいつも転んでばかりだけれど
頑張り屋さ 結果などは出なくてもいいよ
見えなくても君が今まで歩んできた足跡が僕には見えるから

どうして涙が出るんだろう
それは僕の心が君の痛みに気づいたからさ

どうして涙は出るんだろう
人のことなのにまるで自分のことみたいに

痛いの痛いのとんでいけ 魔法の呪文さ

君は一人じゃない
たくさん泣いたら
そのぶん明日は笑おうね 大丈夫 大丈夫

とびっきりの笑顔
僕が先に見せるから
君も少しずつ笑ってごらん

あの晴れた空のように。

2012/07/28 (Sat)

[4083] まだまだ
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まだまだ 育つさ
道端の雑草のように
君も強く 咲け
僕も強く 咲くから

踏みつけられた花たちの悲しみが聴こえるようで
胸のあたりがむしょうに痛いよ

ララル 何もない
ララル 夜なのに
なんでこんなに
僕は…

まだまだ 行けるさ
あの白い雲のように
自由に歩ける
そのための足がある

まだまだ 笑えよ
あの太陽のように
満面の笑み浮かべて
死ぬことなんか忘れてしまうくらい
日々を楽しめよ

まだまだ まだまだだよ

僕らは まだ逝けない。

2012/07/29 (Sun)

[4084] 夕焼けは今日も優しかった
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僕の心は空っぽで
言葉さえむねの中に
つかえて出てこないよ

あふれ出した涙を指折り数えては
過ぎ去る月日の重さに 命の儚さを見る

このまま 時の舟に揺られて 知らぬ間に天に昇るのかな

そしてまた季節がひとつ巡ってゆく
僕のすぐ後ろで 茜色に染まる空が
名残惜しそうに涙を流す 傘も差さないまま僕は雨に濡れて
行き場のない思いのたどり着くべき場所を見つけられないまま いつもの顔で笑うんだよ

やがて雨がやんで
やってきた夜に遅ればせながら僕は思う

夕焼けは今日も優しかった
僕の全てをただそっと包んでいた。

2012/07/29 (Sun)

[4085] 今日はなんの日
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僕の中の何かが死んだ気がする
そしてまた新しい何かが生まれた気がする

終わりなき戦争
意味のないいじめに
何かの兆しが見えた気がする

例えば君が笑う
それを当たり前と呼ぶのならそれも間違いじゃないだろう
でもそれは僕の中では紛れもなく特別なことなんだ

今日はなんの日だったっけ? ただの月曜日さ

だけれどいつもと違うのは君が笑ったことさ

ただそれだけで今日という日は 簡単に特別な日に変わるんだよ

夜の片隅で 闇の中にうずくまる黒猫が
待ちきれずに 朝を急かし みゃあと鳴いてる

わからない大人の事情
経済や政治や法律
そんなものから大きく外れた場所で
好きだから一緒にいる そんな単純な思いだけで繋がってる二人がいる
ただそれだけで
もうそれだけで
全ては かたづくさ

例えば誰かが誰かに出会う その一度の出会いがもしも永遠の時間導くなら
ただの今日でもどんな日でも特別に変わる

今日はなんの日? なんの日でもないよ

ただ、なんとなくむねがざわめいている

きっと君にいいことがあったからだね

あなたにもいいことがあるといいね

そんな言葉ひとつで今日はまた特別に変わる

今日はなんの日でもないけど 見方や角度を変えれば全ての出来事が特別に変わる。

2012/07/29 (Sun)

[4086] 単純だけど大切な事
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煙草の吸い殻 車の窓から捨てる人を見た
お年寄りが吊革につかまって立って
若者が優先席で携帯で話してるのを見た
障害を持つ人のことを指差して笑う人を見た
いじめを苦に自殺した人を面白おかしく話す人たちがいた

それは全て 僕には
ただただ悲しく見えた

考えなくてもわかることなのにみんなわからないふりをする
人は時にどうしてこんなに同じ人に対して 惨い仕打ちができるのかな

単純だけど大切な事ができる
ただそれだけで誰かの涙が笑顔に変わるのに

誰かが捨てた煙草の吸い殻を拾う人がいた
募金をする人やボランティアをする人がいる
お金が欲しいんじゃなくて誰かのためにできることをやる人もいる

いいわるいの考え方
その観点は人それぞれ
だけど目に余る景色が時に目の前を通り過ぎる


考えるまもなくわかることだと思うんだ
なにをしたら人が傷つきなにをしたら人が悲しむだろう
それを考えたら人を傷つけるよりも僕なら人を助けたい
きれいごとじゃなく
本当にね心から思うんだよ

人は弱い生き物だから時に自分より弱い人を 傷つけることもある
それでも自分の弱さに打ち勝てなきゃ 弱さをさらけ出したままじゃ心が風邪を牽く

通り過ぎる人たちの中に優しさを求めるのがそもそもの間違いなのかな いやそんなことはないさと自分を戒めて 周りを見渡せば きれいな花が咲く場所と散らかった場所があることに気づくだろう

街や心を汚す人がいれば街や心を洗う人もいる
それはみんな誰の心の中にもある光と影の面さ

単純だけど大切な事さ
一度、目をつむって考えてみたらいい
人が笑うのと人が泣くのとじゃ全然違うだろ

君にもわかるよね?
少しずつでいい
人を傷つける人から
人を助ける人になろう

一緒に。

2012/07/29 (Sun)
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