詩人:どるとる | [投票][編集] |
テストをやればほとんど0点すれすれ
スポーツも芸術も僕は奥手だ
恋なんてとんでもございません
ありもしない生きる意味を探し回って歩き続ける
そんな旅の中で
僕にも見える光がある それは時々頭の隅をかすめるように
思い浮かぶあなたの笑顔 その奥の優しさ
きれいな夕暮れの空に 明日の幸せを願う 僕には有り余るほどの幸せが 他愛もない日々の中に あふれんばかりにある
何気ない日々を象る
知らないうちに描いてる とあるしあわせのかたち 当たり前な毎日こそ望ましい
欲に染まらず欲張らずお金じゃ買えない 無償のしあわせのかたち 懐じゃなく心があたたまる
たいせつなものや
たいせつなことを
忘れがちな世の中に
僕は言いたいよ
あなたには見えてるはず
それをただ愛せばいいだけ
本当のしあわせは人それぞれだというけれど誰にとってもこれだけは変わらないよ
今ほどしあわせなことはない
無理なく笑えているなら。
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明日を信じて歩いて行こうか 今日は出会えなかった景色に明日には出会えるかもしれないから
明日のことは誰も知ることはできないだろう
だから今日がだめでも明日があるから
信じてみよう 明日には何かが変わるかもしれない
戦争もいじめも同じ土俵の上で やってるくだらない争い
そんな暇があるなら
誰かのことを心から愛してみろよ
誰かのために汗水流して働いてみろよ
涙も流せない人に
素敵に笑えない人に
明日の世界は信じられない
涙の川を渡るには
ひとりの力じゃ
とても足らないよ
だから手を握り
心つないで行こう
明日の世界を想像しながら
どんな悲しみの中だって何かを信じられるさ
だから見つめ合って
瞳の奥に見えた明日に笑いあう僕らを描いてみよう
言葉足らずの日々
黙ったままでもたいせつなことはわかる
幾つものもしもの明日の世界
どんな明日でもたどり着けるのはたったひとつだけ
だから落ち込んだり心ふさいだりするのもいいけれどいつかは笑えるように
そんな明日の世界が来るように
僕は歩いている
いつも歩いている。
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誰かが誰かのことを思う ただそれだけのことがねいつも 誰かの支えになる助けになる
例えば君が好きな誰かのことを思うように 必ずあなたのことを大事に思ってくれる誰かがいる
たまには手が出てしまうこともある それはあなたを思うがゆえの愛のムチだからその痛みに訴えかける気持ちに気づくとあとからじわじわとその人の優しさがわかるよ
たたかれた人も痛い
だけどたたく人も痛い
あなたの手とわたしの頭 ふたつの痛みが 交差して生まれるのが愛だったり優しさだったりすればいいな
怒られた時 思い出した 怒られたあと優しくしてくれる あなたの心は広い海のよう
誰かを思うように
ただそれだけのことがね ずっと 誰かの生きる糧になり 誰かの標(しるべ)になればいい
握り拳 ひらいて てのひら 広げて
誰かをたたく手と
誰かを撫でたりする手は同じように働くよ
そのてのひらに 誰かへの愛がこもってる
そのてのひらには同じ心が通ってる
たたいた時の痛みに
撫でた時の安らぎが重なる
それは同じ。
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言葉にたよらずに
誰かと心通わしたい
言葉はつかわずに
誰かと信頼築きたい
昔々の話 人はまだ言葉をつかわなくても
互いの心が見えたらしい
目と目をあわしただけで 手ぶり身振りで言葉をつかわずに会話していた
今みたいに便利な電話もなくて
パソコンもない時代でも何ひとつ困らずに
目と目を合わして
面と向かってお話していたというよ
ああ羨ましいな
言葉なんて本当は
要らないのかもね
言葉なんて本当は
邪魔なのかもね
言葉をつかわずに
話せるのが
本当の会話なのかもね
もしかしたら
声を交わすんじゃなく心を通わすことが
本当の会話だよ
だから言葉は要らない 心があればいい
聞き取るんじゃなく
感じることこそが会話なんだよ
言葉に頼りすぎるから 争いが生まれる
だったら言葉に頼らずに たまには身振り手ぶりでお互いの言いたいこと伝えあうといい
口にチャックして
余計な言葉はしまって
無言の会話 始めよう
へたくそでもいい
不器用でも構わない
失敗は笑ってしまえばいい
なんとなくでいい
何度でも繰り返すんだ
外れても笑い話にすればいい。
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この世界で いちばん大好きな人に 愛されるような人になりたいのなら
心だよりを綴りましょう
心のポストに届いた
手紙 朝にはおはようと夜にはおやすみと書かれている
それだけでいい
それだけで僕の心は満たされる
大好きだよ 愛してるよ それだけ言ってもらえれば僕は幸せだ
地球は丸い それがずっと変わらないように 僕らの関係も変わらないけれど
愛してる人に愛されたくて
必ずしも 一緒になれなくても…
愛してる人に愛されたいだけ
必ずしも 形にならなくても…
あなたの心の中で
少し僕のことを
たいせつに思ってもらえれば
あなたの心の中に
少し僕という存在が
深く刻まれていれば
それだけでいいから。
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星の瞬きに耳をすまして
風のそよぐ音に景色を思い描いて
目には見えないものへの興味や感心を形にしてみてごらん
1日の中に 何かがあるよ
何気ない場面にもあったよ
かけがえのないもの
輝いていた
眠りを誘う 月明かり
見とれていた 星たちのまばたきに 僕は眠れない
眠れないのに なぜか心地いい夜 それが今夜だ 僕は独りぼっちなのに心満たされてる
明日はどんな事が
待っているのかな
例え雨でも優しい
1日なればいい
明日がどんな1日でも
誰もが心から
笑える瞬間があればいい
今夜はおやすみ
眠りの歌 歌うように ささやいた
眠りの歌 吸い込まれるように夜に食われた
よくかみしめて食べてね 美味しいから
明日になったらもう朝じゃ見当たらない
胃の中で溶かされたから また夜がくれば同じような 切なさに引き込まれるような光を見るでしょう
だから今夜はもう寝よう
いつの間にか夢のなか
眠りの歌も聞こえないね
家々の明かりも闇のなか 闇のなか。
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いつの間にか 夕陽は夜に食べられて
あたりはもう闇のなか 僕はおなかのなか
繋いだ手 離さないで
くだらないくらい
このままでいよう
言葉なんてなんの役にも立ちはしないさ
ぽっかり穴があいたような おなかがすいたような こんな夜には 誰かのぬくもりが やさしさがいつもよりずっと支えになるよ
この手伝わる熱は
どんな悲しみさえ
目の前から消してしまう
余計な言葉は要らない ただ一緒にいるだけ
それだけでただの夜も特別になる ほら魔法仕掛けのようだねと笑いながら 僕らは星屑の散らばる空を見上げ 目を閉じるまで小さな声でお話するんだよ
こんな こんな さみしい夜には
独りぼっちは悲しすぎるだろう
こんな夜にはいつもより 誰かのぬくもりが やさしさが はっきりと伝わるよ
おやすみの合図 片目でウィンク もう片方の目もつぶっちゃうね
そんな夜には 言葉にならないときめきが僕らを 包み込むだけ
包み込むだけさ。
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いろんなふうに
変わる 君の顔
怒ったり泣いたり
笑ったり拗ねたり
忙しいですね
涙はすっかり
片付いて
散らかっていた
君の顔は
ほらいつもの
顔に戻った
笑ってる顔が
いちばん君らしい
だけど どれも好きさ
万華鏡のように
代わる代わる
変わる 君の顔
見れば見るほど
不思議な君の顔
どれが本当の君なのか
どの君も本当の君なのか
わからないよ
だけど どの君も僕の好きな君さ
また見せてくださいね
世界でたったひとりの僕だけの万華鏡
涙の中にも光が見える
笑顔とは違う光が見えるよ
恥ずかしくなんかないさ
自信を持てばいい
綺麗だよ 輝いてる
万華鏡のようだ
のぞいてみようかな。
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思い浮かばない
言葉 散らかったまま
頭の中で ごちゃまぜになってる
気持ちの整理がつかない
それでも何かを言いたいのだ
言葉にしたいのだ
誰かの目や失敗おそれてるようじゃ
まだまだ僕も青い若葉なのかな
悩め 迷え 若人は
苦悩するだけ
大きくなるよ
そんな保証がどこにある 遠ざかる人の背中が語る きれいごと
僕はどこに行くのかな
自分でもわからないや
それでもね まだここで何かを言葉にしていたい
それでもね まだここでなんのためでもなく暴れていたい
苦悩はつづく。
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汚い言葉を吐く
人にお灸を据えて
叱り飛ばす人が
必要だ
子供に対しても
なかなか叱れない
こんな時代の風潮に僕は嘆く
君も嘆いてることだろう
大人はいいと言うけれど
大人から見れば子供のほうがいいぞ
子供はいいと言うけれど
子供から見れば大人のほうが金持ち
大人と子供 秤にかけて 比べりゃ どっちもどっち 同じ重さだ
大人の真似をして
常識の上にあぐらをかく子供や
子供よりずっと
わがままで欲張りな大人のあべこべや逆さまを僕はいつも見てる
自分の愚かさ 人の愚かさ
大人のようで子供のような
子供のようで大人のような
そんな人の中
僕は紛れ込み
変な景色を見てる
そんなまちの中
人の流れの中
他人以上に
自分が不可解
他人の振りみて我が振りなおせ
そんな言葉がどうしても浮かぶ毎日だ。