詩人:どるとる | [投票][編集] |
泣いたっていいんだ笑っていいんだよ
さあ 心ゆくまま
心に映る気持ちのまま
生きていけばいい
生きていくがいいよ
ああ 心ゆくまま
瞳に映る現実見極めて
進め小さなガリバー。
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僕はどこへ向かっているんだろう
自分の行き先さえわからない
ただ一生懸命に毎日を走っているだけで
日々は風のように過ぎてゆく
自分らしさも叶えたい夢も掲げてた理想もなんだか有耶無耶になってしまった
いつの間にか
マンホールの上
マンホールの蓋を引かれたらそのまま暗い下水道の中へ真っ逆さまさ
それでも自分の居場所が見つからない僕には避難する場所といえばそこしかない気がしてさ
見上げればビルとビルのあいだをただよう月が今にも落下してきそうなほど地面と月までの距離が近い
僕はどこかへ行くために旅立ったわけじゃないんだよ
きっと宛てなんか誰にもない
たどり着く場所はみんな同じ場所
されどそれまでの場所はみんな違う
たとえ 雨の中を濡れながら歩くとしても
僕はせめて生まれたことの喜びをひとつでも見つけられたら
それは永久に僕を照らす光にも変わるから
ああ僕はまだマンホールから足を洗えない
ここが僕の居場所さ
小さなこの部屋でただ
あたりまえな日々を暮らす
小さな宇宙の小さな物語を日々書き足しながら時々修正加えて
生きていけばいい
だから 僕は
マンホールの上に立つ
ここが僕の人生で最初で最後のホームグラウンドさ
ここからもしいつか旅立つ日が来てもまたここに戻る日が来る
そんなふるさとみたいな場所
ほらまた 僕に郷愁の思いを抱かせる
後ろ髪をそっと引いて
それでもね風に吹かれた僕はまた旅に出る
戻らない 戻らないよ
新しい 僕になるまでは
ふるさとよ
だから暫し待たれよ。
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こうしてるあいだにも
命の砂時計は僕の残り時間を奪ってゆく
一秒さえ惜しんでしまうよ
一秒なんて味も素っ気もないのに
様々な場面がまるで走馬灯のように頭の中を駆け巡る
そんな夢の中
寒々とした風に背中をなぶられて
静かに目を閉じたら
その向こうに見えた深い闇につぶやこう
まだ まだ 僕はそっちへは行けないよと
僕はまだ生きていく
自信はいつも無いけど
言葉だけなら何度だって言える
ほら また 悲しい嘘がすべてを偽るためにあみ出された
ただ僕は風に吹かれてくだらない瞑想に耽る 偉そうに腕なんか組んだりして
周りの忠告さえ無視して歩き出す その先に待つ見えない未来に何が待とうと
ただ自分を信じていればねきっと光にたどり着けると
自分のせいで傷つくなら気楽なものさ
大丈夫 大丈夫だよ
何があったってさ
物思いに風に吹かれてるふりしてればいい
部屋の三角の小窓から差し込むやわらかな光
あんな希望で構わない
黄昏 夢心地 おままごとの延長100回戦
それでいいよ
何も大人らしい未来なんて欲しくもない
ガキ臭い暮らしでいいのさ
自分の一番大切な宝物を指差してごらん
それは言うまでもなくこの命
そうだろ
それだけあればきっと幸せになれる余地は消えない
可能性はまだあるさ
だから 笑うよ
今がどんなに雨でも
起死回生はありえるから
命が消えないかぎり
風に吹かれて
何度でも黄昏よう
何度でもふてくされよう
何度でも旅に出よう
いろいろ新しいことを試すのは億劫でもあるけどまずはね旅に出なきゃ何もわからない
だから僕は旅人なのだろう
だから風に吹かれてる
羽織った外套は常識という概念に縛られたものの証さ
ほら悲しい世界
だけれど幸せも夢もすべてはこの世界の何処かにあるのさ
だから
風に吹かれてひとり黄昏て
日々を訪ね歩いて
この時間の意義を探す。
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人生で100回もしも
涙を見せるとしたら
100回のうちのいくらかは笑顔を浮かべられたら幸せ
そして喜びに涙を流せたらなお幸せ
そんな笑顔と涙がちょうどよく混ざり合った人生をおくれたら素晴らしいだろう
だから なるべく笑おう
悲しいときは泣こう
つまり 素直な気持ちで生きよう
できるなら気持ちを偽ることはやめよう
心は偽れてない
作り笑いでどんなに表情をごまかしても心の中は悲しい気持ちでいっぱいなはずさ
だから 忘れないで
100回笑える時間があるなら半分はうれし涙を流すための50回だ
ほら誰もがきっと幸せになるために生まれたんだよ
きれいごとと笑うか
そうだよとうなずくかはあなた次第だけれど
忘れないで
僕の言葉
何を伝えたいかは
難しいから
遠回りだけれど
あなたに幸あれ
僕はいつも思うよ
悲しいことばかりの人生なんてただ悲しいだけだから
あなたに幸あれ
あなたに風よ吹け
元気よ漲れ
いつでも思ってる
詩をつくってしまうほどにほら気持ちは怒涛のように溢れてしまう。
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誰もかもみんなに認められる詩より
たった数人に認められるような詩を僕はかぎりなく書いてゆきたい
その理由はきっと僕が誰より知っている
みんなに認められたってそれはきっとつまらない
わずかな人たちの心にあたたかいあかりをともせればいいから
狙ってるわけじゃないけどなぜかそう思う
だから新境地は多分いつまでも変わらない
いつまでもこの場所でいつまでもこのおなじみの票の少なさで定評ですらわからないような僕の存在さ
望むのは だから
小さく光っていること
消えそうでも
消えない
そんなつよいつよい
存在であることだ
認めてくれる
あなたたちの心の中で生きていたいから
かぎりなく満ちていたいから僕は多分詩を書くのだろう
嘘偽りない思いとして
広範囲にわたる活躍をしたいとは思わない
僕は僕で勝手気ままに夢を見る
だから 新境地はいつも半径数センチ
目指すはいつも変わらない
広げもしない
半径数センチだよ
ありがとう
こんなひねくれた僕に票や感想をくれる人たちよ
僕は涙が出るくらい嬉しいんだよ
この小さな電子機械を飛び越えて伝えたいほど感謝と感動があふれている
ありがとう
ありがとう
僕はもう少し
この場所で詩を書きたい
たとえみんなの足手まといになったとしても認めてくれるあなたたちのために僕はまだ詩を書きたい
これが僕の思い。
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僕のすべてはこの場所から始まった
めでたしとは多分いかないだろう
それでも僕は意を決して生きていくのだ
はじまりのうた
いつでも口ずさみながらはじまりの街からはじまりの街へと旅をするように日々暮らす
僕にとって今日が来ればいつでもそこははじまりの街ではじめての景色なのさ
記憶には昨日と同じ街でも僕は昨日の僕とは違う 今日は今日の新しい僕だ
だからその新しい僕で新しい街から新しい旅に出よう
はじまりのうた 再び口ずさんで不器用な僕は変わらなくても
はじまりのうた 響け 心に 心に
はじまりはいつも夢から覚めた時に訪れるから。
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人は何かを求めているなら僕は何を求めているのだろう
だれか教えてよ
つまらない夢の終わりみたいに人生が終わってしまうことのないように
せめて追いかけるものひとつあれば幸せだから
夢を 夢を 抱かせて。
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この胸にいつでもあふれている
ぶっとんだメッセージ
君が読んでくれたらうれしいなあ
愛してるだけじゃまだ終わらない
ずっと続いてゆくのさ
この物語
転んで つまずいて
傷ついて
人は生きていくんだ
だとしても
だとしても
僕はこの優しさだけは忘れないよ
いつでも君を愛せるために
オーイェーイ!
壊れたラジオのように同じとこだけを繰り返すような変わらない毎日に君が光をくれたから
このメッセージソング
今、君に届け!届け!
僕は両手を広げて
鳥になる
君という空を飛んでいたいよ
今!メッセージは二人の心の中輝いて
たしかな未来をそこに描く
笑うがいい
ばかにするがいい
これが俺たちのメッセージソングだぜ。
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明日の靴音が聞こえてきたよ
かわりに今日の靴音が遠ざかってゆく気がしたよ
僕はそんなふうに毎日日々を繰り返して
いつか死んでしまう
予定ではそうらしい
悲しいことが
あまりに多すぎて
夢だとか理想だとか
言ってられやしない
なら僕はただ生きていくことにだけ精一杯になろう
死に物狂いで毎日生きてるってだけで苦しいから
生きるってことは何も夢や理想を叶えたり正しいことをしたりするだけがそうじゃないさ
みんなは口をそろえて首を横にふるけど
そんな奴らに何がわかるってんだ
わかったような口を聞いて
靴音が遠ざかる
そして
新しい明日が来るよ
夜明けがすべてを塗り替えてさ
また僕の瞳に新しい
太陽が昇ったよ
ああ こんなふうに毎日はただ風のように過ぎて 文句だとか皮肉だとか言いながらも結局は時間が来ればみんな死ぬんだろう
なんて簡単な物語だ
なんて壮絶な物語だ
僕は悲しく思う
死ぬまで
そんな気持ち
ぬぐえない
雨は降る
僕の知らないとこでも
雨は降る
心の中までも
今日もそんな悲しみにすべての人々が嘆くだろう
ぬぐえない
悲しみと
ぬぐえない
闇を
抱えたまま
人は今日もかぎりなく生きてる
この地球の上に立ちつくして。