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自分の子供を 虐待する親の目には
何が映っているのか
何が見えているのか
僕にはわからない
可愛さの中に愛しさは確かにあって
でもそれが時にボタンの掛け違いで
歯車が狂ったようになるんだね
目映いばかりの光は人の心にも影を落とすんだ
あなたの大切なものは一体あなたの中にどれだけありますか
愛の隣に 憎しみは影のようにあり
憎しみの隣に 輝きながら愛はある
あなたがを愛せば愛すほどに
大きな愛は 大きな憎しみを抱くよ
だからあなたを僕は憎まずには愛せない
同じように僕はあなたを愛さずには憎めない
それらはいつも背中合わせだから。
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死刑を宣告された死刑囚が冷たい牢屋の中で
死刑執行の日を待っている
その気持ちは僕にはわからない わからない
どうして人を殺めたのだろう
どうして人を殺めなければいけなかったのか
他人は勝手に噂するが そいつの答えはきっと僕と同じように
わからない わからない
人を殺めた あなたのことなど僕にはわからないけれど
罪を償うその日には雲ひとつない青い空があるように
せめて痛みのない安らかな死を 願うのさ
せめて心からあなたが殺めた誰かに償いながら
死んでゆけることを祈ります。
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夕暮れ 帰り道 ひとり
歩道橋から沈む夕日見ていた
今日も1日が終わるんだね
さよならをしよう
夜が 来ました
おやすみの時間です
涙は明日まで
おあずけさ。
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ひまわり畑の道を歩いていました
僕の瞳には澄みきった空と白い雲が見えます
きらきら万華鏡のように輝きながら
あの長い坂道をもう少し上ればほら夏はもうすぐ
熟れたトマトにかぶりついて
カブトムシをつかまえた
麦わら帽子かぶって真っ黒に焼けた肌を見せ合って
暑いことなんか気にせずに汗だくになって
遊んでいたあの頃の僕らは 今も心にいますか
ただどこまでも果てしない青い空に
抱かれながら僕らは いくつもの物語をこの胸に刻んだね
ラララ 今はもう二度と逢えないあの笑顔
あの日のときめき
駆け抜けた日々 あの青い空に 刻まれた
かけがえのない夏物語。
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なぜか笑うとうれしくなるよ
いいことなんて何にもないのに うれしくなるよ
金もない 夢もない彼女もいない
最近なんかツイテない
だけど笑うとなぜか心が優しくなるんだ
それはまるで魔法のよう
誰かのうれしそうな顔を見ると 僕までうれしくなっちゃうよ
ラララ 心と心はひとつにつながって
目には見えない大きなリボンのように
いつでも ばらばらの心と心を結んでる
君の涙を見ると
僕の心に雨が降るんだ
その雨は傘を差しても 受け流せない悲しみという雨
だってさ 仕方ないよ どうしようもないさ そんな諦め上手にいつからなったっけ
居心地のいい場所にいつでも居たがる
それはまるで 魔法仕掛けさ
あなたが笑うと それだけで僕は頑張れそうな気がする
見えない丈夫な絆でつながって
二人はいつでも二人のペースで歩いてる
二人なら悲しみも喜びも半分こ
ラララ 心と心はひとつにつながって
目には見えない大きなリボンのように
いつでも ばらばらの心と心を結んでる。
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生きていりゃ悲しいこともあるだろう
時には 消えてしまいたい時もあるだろう
でもねちょっと待ってよ
行き詰まった時こそ誰かに助けを求めなさい
ひとりじゃ出来ないことも誰かとなら
出来ることもあるから 悲しいときは悲しいって 辛いときは辛いって
言ってごらん きっと誰かが助けてくれる
雨降りの君の心に 傘を差し出してくれるのはいつだって
優しい誰かのあたたかい笑顔やなんでもない言葉だったりするだろう
大丈夫、大丈夫 君はひとりじゃないはずさ
沢山の人の眼差しの 中で生きている
うつむいて 死にたいなんて言う人に
かける言葉を見つけられずにいるよ
君の傷跡見つめながら
どんなふうに慰めようか考えたけど思いつかなかった
希望って言葉は嘘つきさ
ない希望をあたかもあるように 思わせる位なら
僕はあなたに 何も言わないよ でもね泣き止むまで 寄り添うよ
雨降りの君の心に 傘を差し出してくれるのはいつだって
優しい誰かのあたたかい笑顔やなんでもない言葉だったりするだろう
大丈夫、大丈夫 君はひとりじゃないはずさ
沢山の人の眼差しの 中で生きている
沢山の人の愛の中で生かされている。
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このまま歩き続けて
どこまで行くのだろう
笑ったり泣いたりして
日々を費やすのかな
忙しなく流れていく
時間の海を泳いで
いつか空に召されるその日を待つ
僕はあとどれだけ生きれるのかな
命は誰にでも平等の筈なのに
生まれる事もなく 死んでしまう命もあれば
長寿を全うする人もいる それを理不尽と呼んでしまえば
忽ち僕は 悪者になってしまうだろう
だから全ての並行する命が織りなす 時の中で 僕はゆっくり歳を重ねながら
シーソーみたいな運命と向き合うよ
このまま 生き続けて
何を成し遂げるのでもなく
ただ寝起きを繰り返して
迷い悩んだりするのか
生きる意味を 見いだせないまま たださまようように生きて
笑いながら死ねればいいと思う
僕にとっての幸せはどこにある? それはなんだろ
変わらぬ定めの中で 今日も生きている
僕らに叫べるのは せいぜい きれい事だけだろう
だけれどそれだって叫ぶことに意味があるなら まだ僕にも出来ることは残されてる
だから、今はまだ見えないままの光を探して なにが僕にとっての生きることなのかを模索しながら生きているよ
ゆっくり地面に 着地する公園のシーソー 誰かと向かい合ってる
そんな景色に 僕は見たよ 人生の片鱗を
命は誰にでも平等の筈なのに
生まれる事もなく 死んでしまう命もあれば
長寿を全うする人もいる それを理不尽と呼んでしまえば
忽ち僕は 悪者になってしまうだろう
だから全ての並行する命が織りなす 時の中で 僕はゆっくり歳を重ねながら
シーソーみたいな運命と向き合うよ
シーソーみたいな世界と向き合うよ。
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悲しい映画を観た
ずっと昔観た
余命を告知された主人公の死ぬまでの人生を描いた映画
泣いたり笑ったり どこかに出かけたり
ただ当たり前に暮らす毎日を映してた
食べかけの林檎はまだその甘さを残して
あなたの舌の上 噛み砕けば広がる蜜の味
ほらね 最期の日迎えたあなたの顔には
とびきりの笑顔が咲いてた
果てしない悲しみの中に 紛れもない幸せが見えたよ。
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いつも 君には感謝しているよ
だけどこの感謝を言葉にしようとすると
なぜかなあ 言葉に出来ないんだ
意地を張って 喧嘩して すれ違うたびに
こんな弱くて情けない自分がとてつもなく嫌いになるんだ
君と一緒にいるのは 君が好きだからだけど
それだけじゃないよ
君と笑ったり泣いたり 時には喧嘩をして仲直りしたり
そんなあたりまえなやりとりが僕には幸せなんだ
今日こそは君に言うよ いつも本当にありがとう
洗濯物をたたむ君や夕飯をつくる君
そんな君も本当の君だけど 人知れず泣いてる君を僕は知ってるよ
いつも悲しくないふりして笑ってるけど
僕には 素直な君を見せてほしくて
時には 傷つけあうこともあったね
君と一緒になったのは
君が僕より器用だからじゃないよ
わかってほしい
時には 君の気持ちわからなくって 汚いその場しのぎの言葉で 逃げちゃうこともあるけど 僕はあとで必ず後悔するんだ
もしもこんなだめな僕でも良かったら
これから先もずっと一緒にいてください
君と笑ったり泣いたり 時には喧嘩をして仲直りしたり
そんなあたりまえなやりとりが僕には幸せなんだ
今日こそは君に言うよ いつも本当にありがとう
今日は昨日の僕より君を好きになってるよ
愛してる。
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神様がいつか
この大地に蒔いた
人間の種が
花を咲かせたら
ほらね やがて
泉あふれるように
沢山の人の笑い声で
にぎやかになったよ
たったひとつの小さな種が
芽を出して 花を咲かせるように
世界はゼロから歩き出したんだ
あなたがここにいて
僕がここにいること
それはとてもあたりまえなことだけど
どこか特別なことだ
あなたが笑って
僕も笑って たまに泣いて そんな毎日がここにあることを僕は幸せに思うんだ。