詩人:どるとる | [投票][編集] |
平行線の上を歩くような
引かれたレールをなぞるような
そんな単純なことがすべてなら
答えに迷ったり悩んだりしなくてもよかった
幸いなことに 悲しいことに僕らは
じたばたしないといられない質です
くるくる回ってる 生と死の境を
ギリギリのラインにとどまっているんだ
いわばそれはすなわち光と影のような
相反するもの同士が奏でる美しい旋律
這い上がってはまた落ちてくような
絶え間なく 途方もない連鎖の中でも消えない光があるよ
たとえばそれが君なら僕は何ももう望まないし
これ以上何かを欲しがる必要性すらもないからね
また同じ場所に たどり着いたなら 昨日と同じ朝で
落ち合って 変わらないニュアンスで
おはようって 言えば それでいい
満たされていく 心
もて余したのは希望
言葉足らずなままに
ちぐはぐなリズムで
それは 繰り返される
神様なんていやしない
この世界にはあらすじなんて必要ない
進んだつもりで振り出しからのスタート
行きつ戻りつの旅 もどかしいループ
這い上がってはまた落ちてくような
絶え間なく 途方もない連鎖の中でも消えない光があるよ
たとえばそれが君なら僕は何ももう望まないし
これ以上何かを欲しがる必要性すらもないからね
また同じ場所に たどり着いたなら 昨日と同じ朝で
落ち合って 変わらないニュアンスで
おはようって 言えば それでいい
アイラブユーって言えればなおいい。
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一日の終わりに降る雨は
散らかった思い出を片づけるようだなあ
余計な配慮をするくらいならば生まれたくなどなかった
産み落とされたこの悲しみに
どうか終わりがあるならば
その時、僕は命もいらないから
目を閉じて 耳をふさいだままでも
目をそらせない 聞き逃すことはできない
生きてる音や 風のざわめき 川のせせらぎ
それは 心に直接 伝わるメッセージ
かわすことのできないメッセージ
あなたが紛れもなく生きてることを
どうしようもなく証明している。
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たとえるならば 疑うこともなく
たったひとつの正しさを信じるなら
この世界には個性なんていらないね
色鉛筆も赤青黄色があればいい
色褪せたそばから色づいていく
唯一無二の自分自身を見つけ出せ
自分の思うことが世界のすべてではない
やっと気付いた僕は 振り出しにいた
決まりきったような形や色ならノーサンキュー
出たとこ勝負だ 大いに悩み迷おう
この世界の色に容易く染まってたまるか
ありきたりな色に染まる訳にはいかない。
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歩き続けてきたよ どんな悲しみの中でも
時に泣きながら 時に笑いながら 生きてきたよ
いくつもの季節が いくつもの花を咲かせては
いつの間にか 風吹くように あっという間のうちに はるか遠く
窓を開けて ドアをくぐって
階段を 駆け上がって
まだ知らない 明日の空を見届けたくて
雨に濡れ 陽射しに焼かれ ここまで生きてきたのさ
少しだけでいいから
これから行く道がなだらかでありますように。
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泣きそうな顔で生きていたら
笑いかたを忘れてしまったみたいだ
嘘をつくことで 自分を守ってたつもりだったのに
気づいたら 傷だらけだった
あしたの空に 続いていく
今日という日の空が暮れて 茜に染まる頃になぜだろう
誰かに会いたくてたまらなくなるの
あなたのあしたがせめて 今日の悲しみを忘れるくらい
いい日になりますように 僕は小さな祈りをささげるから
悲しいときほど強がってしまうけれど
それは傷跡を自分で開く行為だ
優しい人が一人でもそばにいればいい
だけど優しさを求めれば求めるほど
見つけてしまうのは人の狡さや冷たさだ
人の影に隠れながら そっと世間をうかがうように見渡したらもう泣きたくなる
たとえ今日が雨だったとしても あしたは晴れると
どこかで信じていたい自分が 今日の自分を強くする
ふと立ち止まる帰り道
見上げた空を 星が流れていった
願い事は 言う暇もなかった
なぜか涙も ほほを流れていった
「誰にも優しくされなくても 誰かに優しくしたくなる」
そんな気持ちが 今みんなに必要なんだね
優しさは空っぽからでも生まれるんだよ
あなたのあしたがせめて 今日の悲しみを忘れるくらい
いい日になりますように 僕は小さな祈りをささげるから
あなたが 笑ってくれるようにまずは
僕が手本を見せるように笑うから。
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この世界を縦横無尽
世界の果てまでどこまでも手を伸ばして
僕はアイデアの宝庫
奇跡の塊 ダイヤの原石 砂の中の砂金
さあ 笑い 泣け 叫べ
自由に生きれなくてこの世界で楽しむ ことなんてできない
もっと ド派手に 自分を押し込めないで 大胆かつ繊細に 世界を料理して
ヒミツのスパイスまぶして 神様の舌も痺れさせて 頭ひとつぶん抜けた力で
フライパンの上に 来るべき未来を想像しよう そしていつか
夢のお膝元へ たどり着く日まで 僕は走る。
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想像してしまうんだよ 君のいない毎日を
そしたら僕なんて何も出来ない役立たずだった
君の笑顔が どれだけ僕を支えているのか
気づくには きっと君がいたんじゃ わからないね
大切なものは 失ってはじめて気付く
誰かが言った言葉が心を突き刺す
君は笑っていたんだよ 僕がどんなに
君にひどいこと言っても 愛してるって
笑っていたんだよ なぜかな今になって
君がいない寂しさが押し寄せてくる
気づいたんだよ 僕は孤独なんだね
君にこんな寂しさを与えていたんだね。
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楽しいの向こう側に行きたくて走る気持ち抱いて
世界を見上げているつもりで見下ろしていた
こんなにも世界は広いのに世界を小さくしてたのは僕だ
ああ目の前を染める いくつもの色
僕は何色に染まればいいのだろう
まばたきの間にも何もかもが変わるのに
夢うつつの中で目覚めたらもうここは何処だろう
何処でもない果てしない昨日の続き
僕はページの先にいるんだ
こんなところで立ち止まっている訳にはいかない
彼方へ 行きたいと欲張らなくては
さらなる高みへ 行きたいと望まなくては
未来はない。
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雨の一粒に重ねる思いは 小さく儚い花びらに似て可愛げ
さよならのあとにはいつも優しさだけが残ってしまうんだ
そっと目を開いて 気付くとそこには
いつもの朝が 静かに僕を待ちわびている
僕は湯気を立てる珈琲と マフィンを朝食にした
なんとなく1日の始まりをそっと感じた
窓をひらいたら 心もひらけるさ
その向こうへ 気持ちを 心を風がはこぶ
雨の一粒に重ねる思いは 小さく儚い花びらに似て可愛げ
さよならのあとにはいつも優しさだけが残ってしまうんだ
悲しみのあとにはなぜか 希望の欠片が残っているんだ
だから明日があるなら 希望はついえない。
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思い出すその場所があなたのふるさと
帰る場所はいつも明日へと続いている
過ぎ去ったいくつもの昨日
足跡さえ残らない旅は まるで心にイメージで描いた約束
とっておきのあの歌と花束を道連れに
このまま風の残した足跡を頼りに
追えど追いつけぬ明日を つかまえよう
この旅には 理由などないことを知っている
それならばもう 立ち止まる理由すらない
僕はまだ知らない僕に会いに行こう。