詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜の空を流れる流れ星に願い事を託して
そっと胸の中光った希望を指先でつまんで自由な空に逃がす
小魚程度の希望は安息の楽園を求め荷物をまとめて旅に出たよ、またここに大人になって戻るまで
名前のない朝に今日も挨拶をしよう
朝と夜がバトンタッチして交差するまさにその瞬間の夜明けに僕は窓を開け放つ
僕を照らしたのははじまりの光
まだ見たことのない1日のはじまり
物語は新たな局面へ
ページはめくられた
もう 逃げられないぞ
今 生けとし生ける全ての者へ はじまりが配られた ほら瞳開けば見える世界
今日もリアルな痛みと血潮飛び交う物語のはじまり
大げさな話さ
勘違いするな
はじまりそしてやがて終わる
そんな繰り返しの先に待つまだ見ない喜びに胸ときめかせて
向かって行こう
いくつもの日々を食い潰して
はじまりのストーリー
またはじめていこうぜ
あの日、空に解き放った小鳥みたいな希望もいつの間にか大人になって 僕の心の中に舞い戻ったよ
大丈夫 希望はこれひとつあれば足りるから
どこまでも行けるんだ
はじまりのストーリー
開いたら読んでこうぜ
朝の幻、回転しながら光る
白い光の輪を背に受けて
僕ははじまりの風に吹かれてる
何度だって
何度だって
スタートラインから
はじまってゆくんだ
はじまりのストーリー
きりもなく描け夢希望。
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規則的な雨音のリズムがぽつぽつと僕の耳に絶え間なく聴こえる平日の水曜日
そのうち点けっぱなしのテレビも消え
僕は昼間だというのに何時間も寝てばかり
せっかくの休みも
心休まらぬままあっという間に終わる
雨上がりの白昼夢が僕を不思議な世界へ連れて行くのさ
入り口も出口もない宇宙
どこまで行っても家にたどり着けない
なんだ 夢だったのかなんてこぼした
僕の耳にはあいかわらず雨音が聴こえてる
やっと起きても何もする事はなく
ただ顔を洗ってぼんやり窓の外を眺めるだけ
すっかり色あせた
夢も理想も大人になるにつれ遠ざかる
雨上がりの白昼夢に
魘されながら 脅かされながら目覚めた
チャンスも可能性も人を選ぶのかな
いくら頑張ってもただ涙が溢れるだけ
どこまで行っても同じ景色が続くだけ
まさにこの現実は
見境のない悪夢
夢の中へ逃げても
それは束の間だから
すぐに気休めのように悪夢が僕を襲う
逃げ道は何処だ?
いつもそればかり
突破口は何処だ?
いつもそればかり
でも、
僕は信じてる
見えない道の向こうにはまだ知らない幸せが待ってるって
確証なんてあるわけもないさ
それでも信じたい人がいる 信じたい明日がある
だから僕は夢から覚めてもまだ夢より夢のような現実という夢に魘されるのさ
全てがまさに予定を覆すことばかり
スケジュールさえ立てるすき間もなく
ただ僕はぼんやりと
そうぼんやりと長々とした時間を目で追うだけさ
やっと見えてきた
ずっと待っていた
鮮やかな光
僕を照らして
全て照らして
目覚めた朝に今
雨は上がる
心に降る雨は…
くりかえす光と影
うまく生きようとするな、すぐ嘘がばれるぞ
下手でもいい、どんな未来に行き着いても自分で望んで選んだその場所にどっしり腰を据えて胸を張り生きてみろ
いつしかそれが揺るぎないプライドに変わる。
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愛おしい恋人の心につづく果てしないこの道を僕は歩いていくのさ
君の心にいくつもあいた素晴らしい窓をのぞけばいくつもの光が見える
その窓の数だけ
なんて素晴らしいんだろう君は
思わず驚嘆するよ
なんて素晴らしいんだろう君は
自分が情けなくなる
恋人の窓にはたくさんの驚きと卑屈が溢れている
いいな いいな
君の窓
いいな いいな
恋人の窓
のぞけばのぞくほどうらやましい限りで
かわいさあまって憎さ百倍に膨れ上がる
そんな僕たちのこの頃
シャボン玉のように日々消えてはあらわれて
そのたび君の窓の数も日に日に増えて
僕は誇らしさと同時に情けなさを知る
ああ 愛おしい気持ちは変わらなくても
複雑なこの心境
消えやしないんだ
愛おしい君に告ぐ
確かに素晴らしくはあるのだけど今ひとつ釈然としない。
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山あり谷あり
それが人生だ
だから多少のことがあろうとへこたれるな
どこからか誰かのきびしい声が僕を威嚇する
僕を突き動かしてるのはそんなきびしい声よりずっと君のただ頑張っての一言だったりするんだよ
僕の心のゼンマイを回してくれる君の一言で僕は大波も小波も乗り越えてゆける
ほら うまく乗れてるもんでしょう?
君のおかげなんだよ
さりげない素振りの君は少し笑った
姫君、謙遜を…
なんて笑いあえば二人はすぐに幸せになれる
そんな単純な僕ら今日も大波に揺られ小波にびくつきながらも愛し合う 揺られ揺られて夢心地。
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いつもいつも願ってる
天まで届けと願ってる
僕のうたが世界にこだまするまで
僕はあきらめずにうたい続けると天に誓っているのさ
ときおり声が途切れてしまう時がある
そんな時はきっと君がなんとかしてくれる
何事も全てはあきらめないことが肝心だと君は言う
まさにその通り
だけれど先は長い
天まで届け 僕のうたよ
ペガサス座をつらぬいて
天まで届け この歌声よ
全ての無理無謀もこえて
僕はうたい続けよう
君とこの場所で
天まで届くような勢いで飛び出す大地
広がる青空
君が笑う
ただそれだけで全てがうまくいきそうな気がするから
天まで届けと願ったこの声は消えないのさ
さあもうじき来る
夜明けまで 駆け出して行こうぜ
この思いをつなげて行こうぜ 明日へ明日へといつも未来に向けて。
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遠ざかる景色に僕は手を振って
さよならのバスに乗ってさよならするのさ
はじまったと思った物語はもう終わり
花びらがこぼれるように時間といっしょに涙が落ちた
静かなバスの中で
通り過ぎる景色を見ていた
そのどれもが素晴らしい景色で思わず全て抱きしめたくなった
何かの映画の最後のシーンみたいに幸せな演出などなにもないけど嫌いではないラスト
さよなら 僕はもう戻らない 舞い落ちる枯れ葉のようなこの時間だけれど忘れない
さよなら また今日の日を思い出すときはもう少し大人になってから思い出そう
雲がちぎれるように
切なく儚く消えていく
楽しいことは過ぎるのが早くて悲しくなるけれど僕はそれでも笑って手を振るよ
ありがとう
こんな気持ち
そして僕は昨日が見えなくなったとき
窓を閉めて 手を引っ込めた
さよなら…さよなら楽しかったよ
ありがとう
僕は忘れない
今日の日のさよならを
明日もまたさよならするけど
今日は今日のさよなら
明日は明日のさよならだから
今日にはもう会えない
遠ざかる景色も僕に手を振って
バスは予定通り
僕を連れ去る
さよならも求めずに
風にさらわれていく季節に僕は目をつむった
見て見ぬふりをしてるわけじゃないけど
なんだか 通り過ぎるその定めをゆるせたのさ。
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ひらひら落ちてく
花びらひらひらと
闇の中へ 闇の中へ
限りある時間は
終わってしまえば
一瞬にも感じられる
どんなに長い時間も
限りがあることでいつかは終わるから
永遠を見つめるように一瞬を見つめて
ひらひらと落ちていく花びらを掴めば
この旅の終わりに
見える夕暮れは
今日のより綺麗かな
なんてこと考えながら涙が今日も流れる
瞬く間に消えていく
フラッシュのような光を逃さないように見逃さないようにしっかり見つめて記憶に焼き付けよう
人生なんてすぐに気づけば終わる
だから一瞬の光を掴め 掴め いつでも
見えている今がいつまでも続くと思うな
永遠なんか無いんだ。
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夕暮れで少し淡くなった色彩が悲しみに暮れる僕を包む
この街で生まれこの街で死んでゆく僕にははじまりの街と同時に終わりの街でもあるのさ
光が見えたときもあったけれど
闇を見てしまったときもあった
そんな街に名前をつけるとしたらばら色の街とはつけられないから
黒でもなく白でもないその中間の灰色の街と名づけたい
本当はそんなのイヤだけどその名前がぴったりになってしまったんだ
呼ぶ声はいつも
小さくって
踏み出す一歩もとても
小さくって
泣いてしまうのさ
心に降る雨はやまないものなのかなって思ってしまうほどずっとやまないよ
この悲しみ
なんとなく生きてみても悲しいだけだ
それとなく会話を合わしてもむなしいだけだ
本当の気持ちと心で話したり向き合えない大人たちの蟻塚のような社会で生きるのは僕にはどうやら
似合わないらしいんだ
今日もひとり 窓際の冷たい壁に寄りかかって月明かりをわざと避ける僕なのさ
こんなにひねくれさせるのはなんなんだろう
夕陽が今まさに落ちていく ゆっくり消えていく街の明かり
そしてふたたびつくのは人工の明かり
まるで白熱灯みたい
そのゆっくりさが切なさを感じさせるから
愛おしいもの
憎らしいもの
それはいつも
いつまででも
同着なんだろうな
どちらがどちらかを
抜かすこともなく
どちらも同じくらいの大きさで僕を包む
こんな街に名前をつけるとしたらばら色の街とはつけたくないから
黒でもなく白でもないその中間の灰色の街と名づけたい
本当はそんなのイヤだけどその名前がぴったりになってしまったんだ
灰色の街 いつからそうなったの?
変わり果てた故郷よ
もう あの時の鮮やかな色には戻れないの?
僕が悲しみに暮れているから僕の瞳の中で街は灰色に変色したんだ
雨はやまないし
何もいいことないし
やたらむなしいし
矛盾だらけだし…。
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心から伝えたい
この世界でいちばん愛するあなたへ
むずかしい言葉や理屈なんて要らない
ただ心に伝わるように単純でもまっすぐ飾らずに伝えることだけ考えるよ
心の中に広がった
悲しみの海がやがて
喜びの花畑に変わるその日を僕は君とふるえながら待ってる
心の唄はきっと君の心に伝わってる
そして
君の心の唄も僕の心に響いているよ
心から唄えばどんな悲しみも晴れてく
バカにしたいならバカにすればいい
これが僕らの決意だ
それが僕らの誓いだ
輝いてゆけ…