詩人:どるとる | [投票][編集] |
ほんの気まぐれでなんとなく真夜中
君と待ち合わせをして星を観にゆく
これといった理由などないけれど
君と見たいって思ってしまったから
今夜はハレー水星がが見えるらしいから
子供の僕には 夢みたいな景色だったよ
今も思い出の空に 夜空に輝く星座みたいに
あの日見た 星が 宝石みたいに輝いてるから
指でつなぐ 名前もわからない星を
君と僕の 透き通ったような自由な感性で
星を つなぐ ほら果てしない昔話も
まるで昨日のように過去と未来を つなげていく
ほら 思い出の形になりました
図鑑を自転車のかごに放り込んで
君に見せてあげたいんだ見たことない光
君の心の中にいつまでも残るようにと
今考えればなんとなく思ってた気がする
流れ星に 何をお願いするか決まった?
君は内緒って口に指をあてがい笑った
プラネタリウムなど 問題にもならないくらいの景色が
僕の小さな丸い瞳に はみ出しそうなくらい星を降らした
星にうっとりしてる君を 横から 覗きこんだ僕の 心には
星よりもずっときれいな
君の笑顔があって ほほを赤く染めた 君が寒そうにしてから 僕の上着をかけてあげた
僕らだけの思い出の空には
今も あの日のままで 星が輝いてて
色褪せることなくあって
宝箱みたいな ちんけな 入れ物には 入りきらないくらいに
ここにあるんだ
今も思い出の空に 夜空に輝く星座みたいに
あの日見た 星が 宝石みたいに輝いてるから
指でつなぐ 名前もわからない星を
君と僕の 透き通ったような自由な感性で
星を つなぐ ほら果てしない昔話も
まるで昨日のように過去と未来を つなげていく
ほら、思い出はいつも
君の笑顔を描いてる
思い出を繋げば君の笑った顔になりました。
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鏡に映った君の顔がゆがんで映るのは
僕の心が君を見る目が変わったから
君がゆがんだんじゃなくて僕がゆがんだから
君を愛していたはずの僕は いつか
君を 愛せないくらい醜くなっていた
所詮、僕は 絵に描いた幸せを
求めていただけで それ以上何も
欲しいとは思わなかったんだろう
絵に描いたような幸せが手に入った途端に
急に手にしてしまった幸せをもて余して
どうしていいものか扱いに困ってしまったんだ
だから、手放してしまった 君という愛を。
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それはまるで 終わらない物語のような
すこしばかり長く果てしないトンネル
夜が待てない せっかちな人たちが
星で闇を飾って始まる名ばかりのパーティー
色褪せるだけの世界でも こんなに美しい世界に悲しみは似合わない
それは いうなれば命を運び届ける流れ星
旅の途中に残したはるかな置き手紙
生きることは すなわちそれ自体
素晴らしいエンターテイメント
ならば僕らは エンターテイナーだ
始めよう 終わらない夢の続きを
いつか 覚めるまでは終わらない世界
手を拝借 一緒に 踊りましょう 夜の終わりまで
それは まるで 本の中にあるような
夢みたいな旅の記録 ドアを開けよう今
時間の中に 閉じ込められた姫君よ
僕が迎えにゆくまでどうかご無事で
闘いに明け暮れた 日々も やがて退屈に勝てなくなって 愛に飢えた心が寂しがる
それは いうなれば命を運び届ける流れ星
旅の途中に残したはるかな置き手紙
生きることは すなわちそれ自体
素晴らしいエンターテイメント
ならば僕らは エンターテイナーだ
始めよう 終わらない夢の続きを
いつか 覚めるまでは終わらない世界
手を拝借 一緒に 踊りましょう 夜の終わりまで
この世界の 終わりまで 君と僕の思い出が 星屑になるまで。
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僕は大切な人に胸を張って愛していると言えるか
時には嘘をついてその大切な人を傷つけるのに
愛しているというその口で いつか誰かを傷つけて
抱きしめたはずのその手を勝手な都合で離してしまった
僕はこの 手を見つめたまま動けなくなった
誰も愛せなくなってしまったのはなぜだろう
悪魔になり損ねた僕を嘲笑ってくれたら楽なのになあ
こんな僕でもまだ君は嘘みたいに愛してくれるんだろう
昨日と変わらない優しさでその胸に抱き締めてくれるんだろう
それが僕にとっては何よりも悲しくてでも嬉しかったよ
だから僕らの距離は何度でも寄せては返す波の其れ
僕は大切な人から目をそらさずに目を合わせられるか
一度も過ちを犯さずにいられる人などいるわけないこと
いつもわかっているのに忘れたように僕はダメになる
君の優しさは僕を甘やかすためのものではないのに
僕は 君の海に 肩まで浸かって ふやけた心を見つめて
まだまだ僕も落ち着けないと 自分の弱さを知ったよ
薄汚れた鏡に映った ぼやけた 自分の姿が今の僕ならば
まだまだ僕は君を知らなきゃとわざと自分を嫌いになる
たとえば君が世界のすべてなら 僕は君を裏切るたびに
大切なものをひとつずつなくしていく
その痛みが教えてくれる 僕の中の気づかぬ「弱さ」を
心はまるでちょうどいい大きさの貯金箱みたいだなあ
空っぽになったらなんとなく寂しくなって
でもいっぱいに満たされてると どこか
安心して しまうから
感嘆のため息 雨降りの空はいつの間にか晴れて
雲間から陽射しがこぼれた 今はそれだけが希望です。
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宛のない旅のはじまりは 気まぐれ風見鶏
頼りのコンパスは 道案内まではしてくれない
出会いと別れを繰り返して
知った涙や笑顔を光にして足元を照らせ
いくつもの夢が星のように
散らばる未来 僕はもう夜明けが待てない
募る思いも連れて
このまま 銀河の果てまで行こう
繰り返すさよならは
明日には笑い話
頼りなく未来を照らす光は
まるでサーチライトのように
希望はここにあるよと 歌っている。
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旅のはじまりはいつも 気まぐれカザミドリ
旅立つのならば 鞄にはありったけの夢を
誰かが 置き忘れた地図の向こうへ イメージを旅させる
さよなら だんだん遠ざかる生まれた街
僕は手を振らずにそっとまぶた閉じた
夜空のような暗闇の中に浮かぶ光は
銀河に渦巻く星々のまたたき
それは積み重ねたいくつもの思い出
別れの悲しみは言葉にせずにいよう
どっちつかずの表情で旅立つ僕を見送る
人は誰も旅人知らないことを知りたいと思うとき旅が始まる
さよなら 窓に映る景色が変わっていく
いつまでも変わらないものを探すほうが
変わってくものを探すより難しいくらいで
宇宙を旅する小惑星 が語る旅の話を
風のささやきや木漏れ日の呟きに聞く
募る思いも連れて
今、確かに 生まれ変わる
昨日より 今日よりも
何かが違う 明日へ
託す思いをそっと夢色に染めて
さよなら だんだん遠ざかる生まれた街
僕は手を振らずにそっとまぶた閉じた
夜空のような暗闇の中に浮かぶ光は
銀河に渦巻く星々のまたたき
それは積み重ねたいくつもの思い出
二度とはない 僕だけの旅の足跡(そくせき)。
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悲しいときには 涙が出るけど
うれしいときにも涙が出るね
誰かの優しさにふれて僕は気づく
何度でも大切なことに
人は一人じゃ生きられない
そんな当たり前なことに
一人になって 気づいたんだよ
あふれる涙は誰のためでもなく
このほっぺたを伝い心をとかしていく
ふやけた心が優しさを思い出したら
また いつものように笑えるよ
だから涙くんさよなら 悲しみにさよなら。
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期待と不安で 胸を満たしたら
旅に出ようか 名前も知らない街まで
君は笑いながら なるべく僕を
心配させないようにつとめた
新しい街では しっかりやるんだよ
誰かの声が 窓越し聞こえた
手を振る君が遠ざかると
駅のホームが視界の彼方に消えてく
旅立ちの日はよく晴れた青空だった
下手に上手く生きようとしなくていいよ
君らしく笑っていればいいよ
強がる君も 意地っ張りな君も
弱音を吐きながら寂しがる君も
みんな愛しくて抱きしめたくなるの
どっちつかずの表情が 不安にゆがむなら
ここにおいで 僕でいいなら手くらいはかすよ
どこまでも遠くを目指して季節は流れて
変わらないものもやがて色褪せてしまう
空の色もどこかしらあの頃とは違う
大人になって背が伸びたからだろうか
無理はしないで時々は手紙を寄越せよ
愛すべきはずの人たちが遠く見える
送られてきた封筒には 少しのお金と
涙が出るほど優しい言葉の手紙
たとえば何かが違っても僕は僕じゃない
あの日のさよならという言葉はきっと
悲しい言葉じゃなかったはずなんだ
わがままな君も 時折見せる暗い横顔も
隠してるつもりの抱えた傷跡も
君のことならばすべて知りたいの
いつか帰ってきたときに胸を張って
ただいまが言えるように 少しは傷ついておこう
誇らしい傷跡が またひとつ出来たよ
形には ならなくてもほら胸の中開けば
いくつもの思い出が記憶を染める
まるでそれは色とりどりの絵の具みたいさ
旅立ちの日はよく晴れた青空だった
下手に上手く生きようとしなくていいよ
君らしく笑っていればいいよ
強がる君も 意地っ張りな君も
弱音を吐きながら寂しがる君も
みんな愛しくて抱きしめたくなるの
どっちつかずの表情が 不安にゆがむなら
ここにおいで 僕でいいなら手くらいはかすよ。
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抱き寄せてあげるから 僕の海においで
肩まで浸かってごらん 深く沈むように
心にだって居場所が必要だってこと
知っているはずなのに 誰もが一人
孤独が 孤独のままなのは
誰のせいでも ないのにね 寂しさを言葉にしたら
本当に寂しくなってしまうよ だから強がるの
僕の目に映る 夕暮れ間近の空
夕闇に包まれた街並み あとは夜を待ちわびるばかり
ぬくもりは貸し借りできたりしないのかな この手を伝って僕の愛が届けばいい
夢の続きを見せてあげるから 僕の色に染まって
ゆっくりまぶた閉じてごらん
誰だって 一人じゃ時間をもて余すだろう
愛することも愛されることもない人生はさぞかし悲しいだろ
言葉が足りないとき 言葉がほしいときは ちゃんと言葉にして 気持ちを形にしないと 君の痛みは見えないままだよ
だからさらけ出してごらん
なくした愛を探すように さまよい歩いた日没の街 足元さえ見えなかった
理由もなく悲しかったり切なかったりするのは 生きていることを 心が確かめているから
鏡に映る醜い僕 同じように醜い君
重ね合わせたらたいした違いなんかない
僕らは 誰もが光と影を抱く イビツな生き物
僕の目に映る 夕暮れ間近の空
夕闇に包まれた街並み あとは夜を待ちわびるばかり
ぬくもりは貸し借りできたりしないのかな この手を伝って僕の愛が届けばいい
君に。
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季節は色を変え 散らした花を咲かした
押し花にした思い出がまぶたの裏によみがえる
はじけて落ちた雨のひとしずく
合図のように 僕は前に踏み出した
ここからが旅立ちのとき
君の街まで募る思いも連れて
はやる気持ちのままもう夜明けが待てない
窓の外の景色は 代る代る 服を着替えて
凍えるような冬の 白く塗りつぶした空
吐き出すため息が 風にさらわれて消えた
日記はいつの間にか途中で書くのをやめた
雨のち晴れ 今日も仕事 じゃあまりにつまらない
傘の上 落ちた 雨のひとしずく
泣けない誰かの代わりのように
生まれ変わるよ昨日よりほんの少し
君の街まで 悲しい思い出も連れていこう
くだらない旅の話も土産のように引っ提げて
新しい歌 新しい音 雨上がりの七色の虹
まだ見たこともない誰も知らない景色
想像してたら イメージだけで心が膨(ふく)れた
JRの 電車に乗ってなんとなく適当に切符を買った
とりあえず どこかに宛もなく 行きたくて
僕は 僕の知らない僕を探した
見つかるかな 出会えるかなあ
君の街まで募る思いも連れて
はやる気持ちのままもう夜明けが待てない
窓の外の景色は 代る代る 服を着替えて
凍えるような冬の 白く塗りつぶした空
吐き出すため息が 風にさらわれて消えた
2月の終わりにそっと降った雪のせいで
かじかんだ心が この手を握る誰かのぬくもりを求めてる。