詩人:どるとる | [投票][編集] |
自殺者が 年々増えています
新聞を見つめて 今さらかと思う
誰かの つまらない話に
相槌だけうって 聞き流す
たとえば 楽に死ねたなら
僕だって 死にたいと思う
どうして 生きているんだろう
どうして 生きていくんだろう
もっといえば なぜ生まれたんだろう
わからないことばかりだ
答えのない ことばかりだ
でも 答えを出そうとするから
埋まらないままの解答欄には
埋め合わせのように
「ただなんとなく」
そんなあやふやな言葉でごまかした
戦争で1日に何人死ぬんだろう
命を大切にしようって言うけど
それは平和な場所でしか言えない
命がいつなくなってもおかしくない
国に生まれた人たちは日々 そんな思いと隣り合わせなんだろう
生きていることが正しいなら
死にたいと思うことは間違いなのか
生きることも死ぬことも出来ない僕は
地に足を着けることもできず
いつまでも 宙に浮いたまま
自分にさえなれずにいる
この街のだらけた雰囲気に
のみ込まれてしまう
明かりに群がる虫けらさ
風が 擦りきれそうなほどに冷たい
高架下で アスファルトの壁に寄りかかり
ここから見えるだけの星を探した真夜中
頭の上を電車が通りすぎてく
どうして 生きているんだろう
どうして 生きていくんだろう
もっといえば なぜ生まれたんだろう
わからないことばかりだ
答えのない ことばかりだ
でも 答えを出そうとするから
埋まらないままの解答欄には
埋め合わせのように
「ただなんとなく」
そんなあやふやな言葉でごまかした。
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数秒後の今なんて すぐにやってくるけど
数十秒後なら少し 間があるだろう
一分一秒を刻む 時計が僕にいろんな君を見せてくれる
日が沈めば夜がこの部屋にもやって来て
暗く沈んだ 部屋に今にも消えそうな明かりが 暮らしを 照らす
一人がさみしいわけじゃない
だけどあなたがいないだけで
僕は悲しみの中に取り残されるんだ
だから君の声を聞かせてよもっと
この世界は永遠じゃない 僕らに残されてる時間もさほどない
だから 大切にしよう まばたきひとつで終わる瞬間も
カメラのシャッターみたいにあなたを
この瞳に 刻みつけてレンズに 焼きつけて。
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曖昧な 輪郭線を下手くそにたどりながら
宛もなく 流れる 星は夜空を旅する
12の僕は宮沢賢治の銀河鉄道の夜に憧れて
僕は星や宇宙に 心うばわれた
誰の心にもただひとつだけ
輝いている一等星
忘れないで 今はやがて未来になったって
歩いてきたこの道のりのずっと先を見つめれば
僕の足跡がずっとスタートラインから続いてるんだ
地図を広げても 載ってない場所がある
たとえばアンドロメダやアルタイル
どんな星にも物語があって 何万光年ぶんの ドラマが
光になって この世界に降り注ぐ
僕は ボロボロの自転車に乗って 坂道をかけあがる
君に見せたいよ まだ見たこともない景色
しし座流星群が 雨のように 二人を 濡らした ほら悲しくもないのに 頬を伝う涙
本を開けばすぐそこにときめくような
物語は 知らない世界にいくらでも
連れていってくれるのに 渦巻く銀河は
どんなに手を伸ばしても つかめない
だけどあの頃僕の小さな手のひらに
宇宙は 広がっていたんだよ
だから ふれてみようもう一度
誰の心にもただひとつだけ
輝いている一等星
忘れないで 今はやがて未来になったって
歩いてきたこの道のりのずっと先を見つめれば
僕の足跡がずっとスタートラインから続いてるんだ
僕らの 心へと
夢見るだけでいい それが奇跡を起こすよ。
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大切なもの ひとつ
手のひらの上にのせて
伝わるそのぬくもりに 嘘がないように
よこしまな気持ちはぬぐいきれないから
せめて どうか 君の心を傷つけぬように
何気ない瞬間や なんでもない日常のワンシーンに
ふと過る 名前のない気持ち それが愛なら そうかもしれないんだ
笑った顔がただ見たくて
泣いているだけで 不安になって
もう 目をそらしても君を思わずにはいられない僕は 君が 好きで 好きでたまらない
素直に愛なんて言ってしまうとなんだか 恥ずかしいから
照れ隠しに 笑ってみせた
ストロボ焚いて もい消えないようにって
網膜に君の顔を焼きつけました
あの日見た君の涙が今も僕の胸の中に
突き刺さってるよ はじめて見たから
強いんじゃなくて強がってただけなのに僕は気づけなかった
守ってるつもりで守られてたのは僕のほうだったよ
いつまでもその笑った顔を見ていたくて
君がいないだけで寂しくなって
手綱を 引きずりながら主人を探す犬みたいに 大切なものを失うと
心が空っぽになって 強いはずの僕さえ強がるだけの弱虫に変えてしまうんだよ
喧嘩したぶんだけ仲直りしてきたけどよ
キスをしたり 抱きあったりしてもまだ
足りないのはなぜだろう 新しい 君を
まだまだ知らない だから知りたいよ
日々色鮮やかに変わってゆく 君を
笑った顔がただ見たくて
泣いているだけで 不安になって
もう 目をそらしても君を思わずにはいられない僕は 君が 好きで 好きでたまらない
素直に愛なんて言ってしまうとなんだか 恥ずかしいから
照れ隠しに 笑ってみせた
愛してるが言えないかわりに ごまかすようにキスをする。
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手紙を 送りましたが
お体に おかわりはございませんか?
なにぶん遠く離れているので 風の噂も届きません
僕の勝手な 言い分だけが文面を埋める
だけど あなたを思えばこそのわがままさ
愛しているとか 今さら 言いませんが
ただあなたにもう一度会いたい
そんな気持ちがある
下手くそな 文字の手紙 白い 紙の上に
涙を降らす あなたも同じ気持ちだった
春が来たなら きっと行くよ 君の街まで
押し花もひとつ 入れました 貝殻も
君が気に入ってくれるといいな
何十枚も 書き直したんだよ 封筒や便箋にもこだわったよ
僕の つまらない 話にも笑わないで真面目に聞いてくれたのは君だけ
あなたの毎日には どんな 笑いがあるの どんな涙があるの
聞かせてね 教えてね
懐かしいあの声で
ピンクの便箋と封筒 僕には似合わない花柄
今朝返事が来たよ 写真が一枚入ってた
すっかり大人になってた君がいたよ
かわいいというよりももう
きれいって言葉がよく似合うのは
時間の経過を物語ってる
下手くそな 文字の手紙 白い 紙の上に
涙を降らす あなたも同じ気持ちだった
春が来たなら きっと行くよ 君の街まで。
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花ひとつ咲いてないさびしい田畑に
あなたは 夢の種を蒔いてくれました
ありがとうでは伝えきれないから
この歌を贈ります 未来で待っていてね
ラララ ラララ
すべてのいのちに同じだけの輝き。
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あなたがくれたものはたくさんあって
僕のカバンにはとても入りきらない
引き出しの中にしまった思い出や
夏休みの絵日記の続きのストーリー
漫画の中に あなたが広げた世界
ページをめくるたび
知らない世界に僕を連れていってくれる
行ったこともない国 の人にも会える
未来も過去も 自由自在 はるかな時を旅する
小さな種が花になるように
僕の心の畑に 咲いた 色とりどりの夢
両手の指でも足りないほどのロマン
君は見せてくれた 窓の向こうの景色
青い空に浮かぶ白い雲がなぜ
羽もないのに空を飛ぶのかを
本には載ってない夢をくれた人
不思議な 世界の扉が開いて
ドアをくぐれば そこは知らない世界
まるで バケツいっぱいの夢を こぼした世界 世界はまだまだ知らないことばかり
あなたがいない この世界の景色は
少し寂しいけど残した光があるよ
ラララ ラララ
紙の上に描かれた 平面の世界
あなたは命を吹き込むように
ペンを走らせる 夢は心の中に生まれる
目を閉じて 思い描く ことで 広がる世界
ページをめくるたび
知らない世界に僕を連れていってくれる
行ったこともない国 の人にも会える
未来も過去も 自由自在 はるかな時を旅する
小さな種が花になるように
僕の心の畑に 咲いた 色とりどりの夢。
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未来ってどこにあるんだろう
未来ってどんな色?どんなかたち?
引き出しの中に しまわれた
たくさんの思い出は押し花のように
空に浮かんだ いくつもの雲が
白い理由を 僕は知らない
だから知りたいよ
たとえば はじめて抱いたこの気持ち
ほっぺたを赤く染めるささやかな 恋心
幼さや恥ずかしさと一緒にしまわれた
きれいな色をした引き出しの中の未来
未来って どちら様ですか?
未来って どこの県の町ですか?
いつも通る道の片隅に咲いた
花が枯れた日に 流れた涙は
きっと 名前のない気持ちだから
何色って 言えないんだよ
言葉にならない気持ち
たくさんの出会いと別れの旅
涙を知らなければ 優しさも知らなかった
喜びと一緒に学んだのは悲しみのある意味
誰にも見せたくない 僕だけの宝物
キラキラ輝いてる
宝石よりも 価値あるダイアリー
たとえば はじめて抱いたこの気持ち
ほっぺたを赤く染めるささやかな 恋心
幼さや恥ずかしさと一緒にしまわれた
きれいな色をした引き出しの中の未来。
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ねえ笑ってよいつもみたいに
僕みたいに強がらなくてもいい君は
弱さなんか 知らないんだろう
勝手にそう決めつけていただけなのかな
弱さを知らない人なんかいないのに
君が僕に見せる笑顔の向こうには
どんな涙が隠れているのかな
強がれないときは 僕の胸で泣きなよ
止まない雨なら 待てばいいんだから
それほど人は強くはなれない
だけど弱さに勝つ強さも持ってる
だから残された意地っ張りで
これでもかってくらいに生きてみる
あなたに処方されるのは
つよがりの為の処方箋
ねえ我慢はするだけ無駄だよ
下手くそな 言い訳なんてしなくても
ありのままの姿でいつもいたいよ
繕ってばかりで 素直さをなくした僕は
人の目を見て 話せなくなっていた
嘘をつかずに本当の心で向き合えたら
さらけ出した醜さまで愛してくれたら
眠れない夜は 眠くなるまで夜空に散らばる星を一緒に数えた
悲しみを知れば知るほどになぜか
同じだけ優しさも知ったんだ
だから その優しさで君を愛してみる
下手くそかもしれないけど ごめんね
間違いだらけの 薬の副作用
「君が僕を ずっと好きでいてくれますように」
あとから 効いてくるよ
わがままな 僕でも
なぜ愛してくれるのか
なぜ抱きしめてくれるのか
その答えは 君も僕と同じ気持ちだから
強がれないときは 僕の胸で泣きなよ
止まない雨なら 待てばいいんだから
それほど人は強くはなれない
だけど弱さに勝つ強さも持ってる
だから残された意地っ張りで
これでもかってくらいに生きてみる
あなたに処方されるのは
つよがりの為の処方箋
用法用量を守ってご使用ください。
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冬の空が ため息さえも 白く染めて
ふと 立ち止まる道 名前もわからない花を見つけたよ
やっと 忙しい毎日から抜け出したとき
街はクリスマス一色で
赤や緑の 飾りできらびやかに輝く駅前のツリー
君に会いたい 言葉にするより 先に
会いたくなるのは どうしてなんだろう
プレゼントを抱えた小さな子供が
駆け抜けていく 満面の笑顔たたえて
幸せそうな顔ってあんな顔をいうのかな
君の街まで 出した手紙が届く頃には
きっと 飛行機のチケットを持って
君は 僕に会いに来るって 知ってるんだ
夢から目覚めた 暖炉の薪が割れて
雪が 降ってきそうな空だから
こんなにも夜が待ち遠しい
いつもの街とはまるで違うんだ
にぎやかな笑い声があちこちから 聞こえる
僕は人混みに酔う
内緒で買ったプレゼントの中身は
君も知らない とっておきのとっておき
粉雪が ちらほら 赤レンガに 降って
白い道が まっすぐ伸びている
公園通り 人恋しさに焦がれた
君も僕と同じ気持ちになったりするのかな
なんてことを 思いながら夜を待っている
大人にだってクリスマスはあるんだよ
ひそやかな 約束のように
空から 落ちた 雪のかけら
誰かがつぶやいた
「メリークリスマス」
プレゼントを抱えた小さな子供が
駆け抜けていく 満面の笑顔たたえて
幸せそうな顔ってあんな顔をいうのかな
君の街まで 出した手紙が届く頃には
きっと 飛行機のチケットを持って
君は 僕に会いに来るって 知ってるんだ
今夜は誰もが 幸せになれる日 クリスマス。