詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうしたんだい?
悲しいのかい?
ひとりぼっちの部屋にぽっと咲いた声
悪魔みたいに優しさを餌にして僕を食う気かな
花瓶にさした花がかすかに揺れて
風が吹いていることを僕に教えている
どうでもいいことなんだ すべては
僕には生きることさえももう
額縁からはみ出すような現実だ
ほら ルールなんてさ守ってたってむなしいだけだ
やみそうにない雨に濡れたからだがふるえているよ
シルクより柔い心をもてあそばれて
神を睨んだ
すさんだ心は
はげしい風と雨に散る
太陽は今日は留守みたい
救いは無さそうだ…
傘さえ 役に立たない。
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君の話を背中で受けとめてちゃんと聞いてあげたい
聞き分けのないこの僕だけれど
限りなく君を愛すよ
それだけが僕のプライドだよ
いつまでもいつまでも
変わらない思いで愛せるように
僕は華麗に変わる
限りなく君を愛す僕に。
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今日もなかなかにいい思いをさせてもらったよ
悲しいことももちろんあったけどね
何よりもケガひとつなく一日を終えられたことが幸せだった
見渡せば小さな幸せばかりで心から喜べるものがないなあ
なんて言う自分が嫌いで当たり前でもとてつもなく恵まれた毎日を心から喜べない自分とお別れできなくって
目に映るすべての
悲しみが流れ落ちて視界が晴れたら
そこにはいつもの真っ赤な夕陽がお待ちかね
今、まさに沈む頃合い
行かないで…
行かないで…
まるでどこかに行ってしまうお母さんを呼び止めるように僕は消えていく一日を名残惜しそうに呼んだのさ
ようやく 人の話にも素直に耳を傾けられるような大人になったのになぜか今日もこみ上げる涙と嗚咽であなたの慰める声さえ聞こえない届かない
いつか僕らはあの空のずっとむこうに旅立つそれまで僕らはあの夕陽を何度見れるかな
そして綺麗だとか思えるかな
なんてことばかり
歳をとるたび思うのさ
とても悲しい景色さ
でもとても綺麗だよ
行かないで…
ずっと傍にいて
明日はきっと今日のとはべつの夕陽でべつの僕だろう
ああ 声のかぎり願った声 かすれてもかれてもためらわず叫んだ
波が引いていくように
押し寄せた波が貝殻さらうように しかるべき時の波が今日を彼方へ連れ帰る
いつも わかってるよ
だけれど オチをわかってるだけに悲しいよ
ああ 行かないで…
それでも夕陽は沈むのだ
そんな陳腐な言葉ですべてが黒く染まってゆく
ゆらゆら たばこような苦い夜に 月がこの部屋に 重たい光を落とす
ページは見境もなく次から次へ捲られそして季節は空の表情や街の彩りさえも変えていく
人の心も変えていく
目覚まし セットして明日も生きよう
街の景色に溶け込めカメレオン
目に映るすべての
悲しみが流れ落ちて視界が晴れたら…
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縦のものを横にはしない完璧な時の流れのその中で刹那に日々は流されて僕は大人になる
スニーカーのころは過ぎて革靴を履いて
僕はどこへ向かうのかな
愛想笑いは上手くなる
そして少しずつ幼いときの記憶は薄れ
ふとした時に思い出す そうだ僕も子供だったんだと
そんなとき僕は泣きたくなる
砂糖もミルクも入ってないコーヒーみたいに苦い日々はまだ続く 僕があの世に召されるまで
刹那に時が過ぎて
骨になるまで
夕暮れを眺めて
僕はうたうよ
綺麗な言葉を言うよ
今日も一日
満足満足。
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君がくれるいくつもの思い出が僕の中でまるでメリーゴーランドのように回りながら何度もよみがえる
何かにつけて面倒と言っては殻に閉じこもる日々
何も叶えたい夢だとか理想もないから
放っておいてもなるようになればいいと思ってる
そんな孤独な僕を君は愛してくれたね
だからといって何が変わったとかじゃないけれど
人を愛すことの喜びを知ったんだ
流れるように今日もただ西日を浴びながら
時々君の小さなささやき声に気づいて僕は君を抱きしめた
やさしく
セトモノにふれるように
汚れのない君の素肌を傷つけないように
壁に寄りかかって
僕は君に口づけした
甘く切ない愛の味
はじめてふれた人の体温
貧しさの中にある幸せを君におしえてもらった
何はなくとも君がいなければこんなに笑えない
ありがとう
何度言っても言い足りないな
東京都世田谷区某アパート・ラブソング
君は今、笑っているけど
もし見ている笑顔そのままにうれしいのなら
僕も君とおなじ気持ち
うれしいよ
幸せだよ
引いたり足したり
お互い 譲れるところは譲り合って
これからもやっていこう それとなくなんとなく
そこにある生活のささやかなぬくもりの中
目には見えない幸せだけどもまるで見えているように見つめて 暮らしていこう
僕には君がすべて
君には何がすべて
聞くまでもないよと君が僕の唇に指を押し当ててそっと頷いた夜
いつまでも忘れない
いつまでも忘れない
すべてはこのアパートから始まり
すべてはこのアパートで終わる
そんな小さな幸せ誰がいるだろう
だけれど1人じゃない 僕には君がいる
それだけでどんな幸せよりかけがえのない財産手にした気分さ
ほら 今日も君の声が当たり前に聞こえるこの家こそ世界で一番の楽園さ
フローム東京都世田谷区某アパートから中継さ
君を世界一愛してる
ご存じ僕より…
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優しい言葉は流れるままに届けたい人のもとへとそのままの優しさで届く
つめたい言葉は道を外れて届けたい人の中で数倍のつめたさになって届く
だから優しい言葉は人をあたたかくするけれどつめたい言葉は人をつめたくするだけ
万華鏡 キラキラ
のぞけばいと美しい
君にはどう見えているのかな この世界
優しい言葉
つめたい言葉
混ざり合って
飛び交う この世界は
万華鏡 キラキラ
光と影を行き交う中で 思いは 輝くのかな
どうか 届いてほしい
あなたの あなたのもとへ
傷だらけのこの胸の痛みも何もかもすべて
君はきっとわかってくれる
万華鏡の中にうつっている 生きてる者にしか見えない喜びとはべつの悲しみが
生きていけるだけ幸せだろ?
冗談じゃないさ
君には見えないのかい? 死にたくても死ねない この苦しみとあまりの喜びの輝きようが
僕を惹きつけてやまない あの光が
万華鏡 キラキラ
今日も 輝いて
ひそやかな夢を僕にはこぶ 夜にそっと窓から入り込む 夢
僕は明日も生きていく
その覚悟で 泣いてもいる
うれしいばかりじゃない…
でも確かに幸せなこともある
だからこそ 立ち止まれない 旅路さ
万華鏡の中で
笑って 泣いて
僕 人間やっている
君もおなじだろう?
わかってるんだ
わかりたいのさ…
おなじ運命の
おなじ条件の
僕も人だから…
生まれた意味は知らずとも
生きてく意味はわかるはず
なるべく 幸せになりたいから 光に向かってゆくんだろう
万華鏡の最果てへ…
奈落をただめざして。
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ひとりぼっちだって
まともに生きてれば
べつに悪いことじゃないはずだ
友達のいる奴とは考え方が違うかもしれない
だけれど 僕は慣れちゃえば案外平気に生きれると
ひとりぼっちならひとりぼっちの唄唄え
ひとりぼっちを楽しもう 孤独になったのは強くなるためじゃなかった
でも強くなってしまったよ
良かったのかどうなのかな
ひとりぼっちが性にあう僕にはもう友達と生きる生活など…
一生ひとりぼっちでいい
ひとりぼっちにはひとりぼっちの楽しみ方があるから
悲しくなんかないよ
人はいつもえらそうに孤独な奴だとか言うけどそんなの無視さ
ひとりぼっちの寂しさそれを越した向こうにある素敵な世界を知らない奴の戯れ言だ
かまわないで唄え
ひとりぼっちの唄
今日も明日も
ひとりぼっちで
浮かべる笑顔が素敵。
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希望はまだ死んじゃいないさ
諦めるのは早いだろう
もう一度 光へかえれ
希望は僕を見捨てちゃいないさ
そう決めつけるのはダメだろう
思い直してよ
希望の光を浴びて
すべての運命にひれ伏そうとも消えないプライド持ち続けて
希望を生かして
希望を生かして
進め 旅人
夜明けは近いぞ。
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僕がこの生涯で唯一宝物と呼べるもの
それはひとつしかないさ
人だからひとつじゃおかしいな
ひとりしかいないさ
どんな財産より
どんなものより
かけがえのない
君は宝物
誰にもあげないぞ
誰にも譲らないぞ
君は僕だけの宝物
ずっとそばにいてもらうんだ
君という宝物
唯一の宝物
君は宝物
僕の生きる希望
命とおんなじさ。
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ただそこにいるだけで生きていることになるならば
お粗末につくられた不細工な人形でもその代わりはつとまるね
でも僕らはそこにいるだけじゃ生きられない
いつでもあっちへこっちへせわしく蠢くアリみたいに毎日忙しい
走り去る時の残像も満足におがめないくらい僕らはつねに時間より少し前を行く
頭の中に流れるメロディー
それはいつかの母の子守歌かな
風にさらされ今にも落ちてしまいそうな蕾みたいに僕のやわい心は小さな不安にも壊れてしまいそうで
僕が今 生きているこの世界を街で一番高いビルの屋上に上がって見てみた
真っ赤な夕暮れがもうじきそのまぶたをつぶる
今日というひとつの所謂一ページの終わりを告げるように鳴り響くチャイムが母の子守歌と重なる
優しいその音色に包まれた街の片隅で僕はまた一秒ごとにひとまわりさっきよりも大人になった心で口ずさむよ
一秒を刻むものは何もないから せめて僕が覚えていよう
たんぽぽの綿帽子が風に飛ばされるようにまた違うどこかで生まれ変われ
闇に消えた一秒は
またどこかでこの僕にぬくもりを伝える
それは まるで
いつか 聴いたような
在りし日のメロディー
この僕を 包んでく
どこかさみしい街に夕陽が沈んでく
心なしかその瞬間に涙したように降った夕立
僕は誰も言わないだろうさよならを誰かの代わりみたいにつぶやいた
さよなら
今日も楽しかったよ
また明日 会おう
明日も聞かせてね
今日より きっと
懐かしさ 増した
在りし日の
在りし日のメロディー
明日にたどり着いても昨日も昨日の僕も確かにそこにいた
生きていた証に
僕は旅をしていた
在りし日の
在りし日のメロディー聴きながら。