詩人:どるとる | [投票][編集] |
遠い昔から ずっと思い描いてたすべては
大人になるたびに色褪せてしまったよ
見えている この世界が憧れの未来というなら 悲しすぎる
人は皆、気づかず誰かに
愛されているって誰かが
下らない迷信を言っていた
愛を信じられないのは愛を信じようとしないから
この世界に愛があるなら
僕もいつかは誰かを愛するのかな
そして 僕も愛されるのかな
なんて 思ってはただ過ぎるだけの毎日を
行ったり来たりして
何の理由もなく 愛を毛嫌いしていたことに
気づいたこんな僕はとても 悲しすぎる
家族と並んで 記念写真を撮る 日曜日
はいチーズなんて 言ってみたい台詞さ
今はまだ遠い未来の話だけど
いつかはこの道の先で出会う今
いくつもの 期待を背負わされて
きっと 大きなことをしてくれる
そんな邪魔な レッテルを張られた
すっかり行き場のなくなった僕は 自分を見失った
君がもしも 僕を愛してくれるなら
汚ならしい下心まで愛してくれ
僕はきっと 君が思うような
真っ白な 心は似合わないから
悪魔と渡り合うつもりで
あまり期待をしないでさ 気楽に向き合おうよ
その先にきっと楽しい未来がある
踏み出した一歩は とても小さく頼りなかった
月面にはじめて 降り立った 飛行士も
こんな気持ちだったのかなあ
未来はそれほど遠くいくら
追いかけても追い着けやしないものだから
今だって昨日までは未来だったんだ
この世界に愛があるなら
僕もいつかは誰かを愛するのかな
そして 僕も愛されるのかな
なんて 思ってはただ過ぎるだけの毎日を
行ったり来たりして
何の理由もなく 愛を毛嫌いしていたことに
気づいたこんな僕はとても 悲しすぎる
だから せめて 目の前に君くらいは
幸せにしたいと 心から思う。
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夕暮れに包まれた 街並みが
流れる景色を 優しく抱きしめてる
混みあう 道を走る車を横目に
なかなか見えない空を眺めていた
どうしてだろう この切なさは変わらない
日暮れ前の 僕の心もあの空と同じ色に染まるんだ
「夕日に染まった顔が赤くなってる。僕の背中に かかる君の重さが 心地いい」
さあ 家に帰ろうか 今晩の夕飯まだ決めてないよって 笑う君を見て 僕も笑う
そんな 毎日が ずっと続くように 願う
終わらない旅路の果てに何を夢見てる?
「何のために」なんて 答えのない問いかけに
決まりきってるというような顔で
意味ありげに笑ってみせた
生きる意味なんてものはないに等しい
「なぜか幸せです」 そんな瞬間を積み重ねて行こう
時計に追われて 忙しくしている
でもその忙しさは君に会うための小さな頑張り
広く見渡した世界は たくさんの笑顔と涙に あふれてる
こんな幸せの中に僕もいるんだね
それだけで幸せだと思う 気持ちを忘れない
背中あわせで 話しかける 声は届かない
ふれるだけで すべてわかりあえたら
どんなにいいだろう
でも すべてをわりあえないからこそ
知りたいと思う
知ってほしいと思う
「夕日に染まった顔が赤くなってる。僕の背中に かかる君の重さが 心地いい」
さあ 家に帰ろうか 今晩の夕飯まだ決めてないよって 笑う君を見て 僕も笑う
そんな 毎日が ずっと続くように 願う。
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僕らの明日は宛もないまま
どこまでも ただ流れていく
電車の車窓から 眺める景色のように
昨日今日明日と乗り換えながら
明日また明日と 過ぎてく 毎日を
指折り数えながら 増えてく思い出を
手にしたぶんだけなくしていく大切な何かを
数ある場面を胸の中に刻みながら 引き出しの奥にしまったヒストリー
押し花にしよう 今日という一日を
涙もきれいな花になるでしょう
変わらないもの 変わってゆくもの
色褪せては色づいていくすべて
生まれた意味さえわからずにさまようように生きてる 僕らは
悲しみに泣いて喜びに笑って 誰かを愛し誰かに愛されて
そのためだけに生きている 明日も生きていく
ふと 立ち止まる道の上に
咲いた今日が 新しい命の産声のように
長い夜が明けて 君が目を覚ます 世界に
絶え間ない幸せがありますように
明日また明日と 過ぎてく 毎日を
指折り数えながら 増えてく思い出を
手にしたぶんだけなくしていく大切な何かを
数ある場面を胸の中に刻みながら 引き出しの奥にしまったヒストリー。
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僕はのぼってゆく 空に続く階段を
踏み外さないように確かに生きて
呼吸は 命を繋ぐためだけのものではない
子供からお年寄りまで 命は等しく
誰にだって 命の重さは同じです
行こうあの空へ
行こうあの空へ。
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僕のこの手を 君のやわらかな
指先が離れていくとき
咲いた花が 散っていく
イメージを抱いたよ
もう会えないんだね 僕らは今日から
背中あわせで 名残惜しそうにしてる
二人して 店を出なよって 言い合ってた
そんな微笑ましいやりとりも今日までなんだね
さよならをしようねと決めた日に
今まで一番 あなたを愛せたと思う
君も 同じ気持ちかな
別れるって決めてはじめて
荷が降りたようになったけれど
同時に 今さら 僕はやっぱりあなたを
愛していることに気づいてしまったの
こんなに人を愛したことはない
またできるかな こんな素敵な恋が
何度も消そうと思ったアドレスが
今も 残ってるのはなぜだろう
君が 上手と唯一誉めてくれたギター
つくったラブソング 弾き語りをした
二人で 見た 桜もこの手に降った雪も
思い出す場面には必ずそばにあなたがいて笑ってる
今どうしてるかな 誰かを君は愛してるかな 僕はというとまだ恋人もできないよ
毎日寒いですが いかがお過ごしですか?
そんなメールさえ できないけれど
君の幸せを願うことくらいならできるから
別れたからって嫌いになったわけじゃない
でもこれ以上関わるのはやめようと僕から言ったことを 後悔してる
寒さを ごまかすように手をこすりあわせる
待ち合わせは いつものあの場所
いつもの時間
待った?って聞く君に僕はきまって 言うんだ
待ってないよって
そんなありふれた時間が 何より大切な思い出だと
気づいた僕は あの日のさよならをかき消したい思いだ
さよならをしようねと決めた日に
今まで一番 あなたを愛せたと思う
君も 同じ気持ちかな
別れるって決めてはじめて
荷が降りたようになったけれど
同時に 今さら 僕はやっぱりあなたを
愛していることに気づいてしまったの
別れてはじめて愛されていたことに気づいたの。
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リュックサックには夢を詰め込んで
旅立ちの日にあなたは笑顔を浮かべた
涙を流したっていいのになんだかしみったれるから
泣かないわってみえみえの強がりを言った
何度も発車時刻を時計をにらんで確かめる
そうこうしてるうちにあと少しだね
悲しいでもない だけどうれしいでもない
どっちつかずの思いを不安と一緒に抱えながら
期待できるほどまだ 見えないままの明日だけど
不安と一緒に鞄に詰め込んだものは小さな星屑程度の希望
発車のベルが鳴る 君に手を振る
だんだん遠ざかってもう 見えない
月に一度くらいは手紙か電話を寄越せ
なるべく声を聞かせて 生存確認みたいで
少しうざったいけど 本当はあまり嫌じゃない
今日旅立つあなたへ
この歌を歌おう 餞別がわりに
ページをめくるように景色が移り変わる
季節も もう春が目と鼻の先に近づいてる
最近、気づいたよ 離れたときの寂しさやら
あなたの存在の大きさ
大げさだねってあなたは電話越し笑うけど
本当は少し 泣きそうだったんだ
その声の向こうに あなたを描いたら
よく知ってる優しい顔になりました
声が聞きたい そんなときには何より
あなたの声が 負けそうな僕の支えになる
ありがとうだったり おはようやおやすみだったり
そんな 何気ない日常会話さえ離れてたら向き合ってはできないけれど
頑張ってねなんて 声をもらうと
どこからか力が わいてくるんだ
僕は一人じゃない
たくさんの人の支えのもと やっと生きてる
悲しいでもない だけどうれしいでもない
どっちつかずの思いを不安と一緒に抱えながら
期待できるほどまだ 見えないままの明日だけど
不安と一緒に鞄に詰め込んだものは小さな星屑程度の希望
発車のベルが鳴る 君に手を振る
だんだん遠ざかってもう 見えない
その向こうにはあなただけの明日がある。
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空に綴る思いはあの日のさよならを
染めてくれるかな きれいなオレンジ色に
君が残した ひとつひとつを 思いながら
忘れそうになりながら
あわてて思い出す
そんな日々を生きていたら 時間に置き去りにされたよ
君のせいさ どうして こんなたくさんの思い出を残したままで行ってしまったの
思い出は傷痕になる
開いたよ 今日も君を 夢に見るたび
忘れられるわけもないじゃないか
忘れるために 積み重ねた思い出などひとつもないから
これからも 僕は思い出と一緒に生きる
この思い出は 置き手紙のように
僕の心に消えない痛みと 幸せをくれる
優しさと切なさが同居した 君の好きだったあの夕暮れ空のよう
どれだけの言葉を繰り返せば
君への感謝は 伝えられるの?返す人もない
けれど広すぎる 部屋見渡しながら
電気も点けないで暗い部屋に一人君を思い出す
どんなふうに笑えばいいかも 忘れてしまった
幸せって どんな色どんな形だっただろう
作り笑いはすぐに涙になる
眠れない 夜に君の面影を探すよ
忘れられるわけもないじゃないか
忘れるために 積み重ねた思い出などひとつもないから
これからも 僕は思い出と一緒に生きる
この思い出は 置き手紙のように
僕の心に消えない痛みと 幸せをくれる
優しさと切なさが同居した 君の好きだったあの夕暮れ空のよう
君ともう一度 会えたなら どんな言葉を言うだろう
なんて無理なことばかり考えては
今夜も眠れない 長い夜を過ごしてる。
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手のひらに息を吹きかけながら
大切な人を待ちわびる真夜中には
白い雪が 降るだろう
予報どおり 積もるほどではなかったけど
降るような奇跡の ひとつを つかんだ
君は 運命という言葉を嫌うけど
この出会いだけは そんな匂いがするんだよ
零時過ぎの 真夜中の街は息を潜めたように
静まり返っている 寒い中 待たせてしまわないように
早く来たつもりなのに すれ違う二人
ドラマみたいに 抱きしめてねって笑うから
恥ずかしそうに 照れながら僕は走ってきた君を大きな体で受け止めた
ちょっと自信がなくなってしまうと
芋づる式に 落ち込んでいく性格で
全く仕方のない人ねって 笑われたけど
そんな僕を好きな君も同じ生き物だよ
手のひらをかざすと 冷たい雪が ふれたとたんにとけて消えた
時間と同じさ 一分一秒も儘ならない
時計なんて本当は捨ててしまいたいよ
時間になんて左右されないで君と会いたい
ふれた手の温もりもちょっとした仕種まで 愛らしい
なんでも大袈裟に考えるのは悪いくせ
日付が変わって まもなくして 雪が止んだアスファルトをうっすら白く染めただけ
こんなに楽しい時間は いつまでも続いてほしいなあ
でもいつまでも続くものなんてないなんてセンチだね
僕らは僕らの何に恋をしているんだろう
それさえ曖昧だけど ただ 気持ちのままにお互いを求めた
零時過ぎの 真夜中の街は息を潜めたように
静まり返っている 寒い中 待たせてしまわないように
早く来たつもりなのに すれ違う二人
ドラマみたいに 抱きしめてねって笑うから
恥ずかしそうに 照れながら僕は走ってきた君を大きな体で受け止めた。
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大きな風に さらわれていく
平たい 大地に 物語が
広い世界を さらに広げていく
家を建てよう 家族を持とう
花を育てよう 本を読もう
手紙を書こう カーテンをひらこう
絵を描こう 愛をささやこう
ひとつの屋根の下にいくつもの
物語が 始まっては終わる
ここにおいで 帰っておいで
ドアを 開けて待っているよいつでも。
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草木の揺らめき イモムシの呼吸に
目覚めて はじめて出会う光
風の歩き方を 知ったときには
目に見えるすべては意味がなくなった
風の上を歩いて 世界の果てにゆく
どこまで行けるだろうたったひとつの心で
宛もなく。