詩人:どるとる | [投票][編集] |
日がな1日答え合わせに疲れ果てたら
さよならも言わず黙って出ていく背中に口づけする
妙な自尊心で 守っていた大切なそれらと僕はいつ帰るともわからない旅に出る
終わりだわって 笑ってたあの日の君
今なら少しだけ 心に優しい風が吹く
辻褄の合わないことに苛立ちを隠せずに
幼さをにじませたアイデンティティー
臆面もなく僕は 迷いを捨てて抱きしめた
散らした部屋に 君が残した残り香
下手くそな合図で目を覚ましたように動き出すあらすじ
いくつかの出会いがあって 重ねた手のひらに伝わるメッセージ
許しあうように月日は流れ夜は明けて
次のページをめくる 手を伸ばす
正しさを探すための間違い探しをしよう
背伸びしすぎのアイデンティティー
大切にしようと思ったその日に始まった
何かの映画の ラストシーンにあった
雨上がりの街の風景がやけに真新しい
瞼の裏に焼き付いて離れない原風景
終わりだわって 笑ってたあの日の君
今なら少しだけ 心に優しい風が吹く
辻褄の合わないことに苛立ちを隠せずに
幼さをにじませたアイデンティティー
臆面もなく僕は 迷いを捨てて抱きしめた。
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ぼんやりとただ 日暮れの街はうなだれ
疲れ果てたように肩を落としてる
宛もなく ただよえばいつの間にか
目を閉じて 描く光が消えては浮かんで
悲しみのあとに残された幸せを見つけた。
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大きなため息をひとつ 吐き出せば
退屈そうな 誰かの背中に昨日が映る
ぼんやりとただ流れる季節を見送り
過ぎ去るだけの時間をいつまでも眺めてた
この胸の中にある 悲しみや喜びの名前を知らない僕は今の気持ちすら言葉にすることも できない
浅い眠りから 目覚めたのは昼下がり
気づけば日も傾いて夕暮れ間近
疲れはてるまで 歩いて 人生のどのくらいまで来たのだろう
空を見上げても 答えはない
風に吹かれた 髪が巻き上がる 少しだけ裏切られて でも信じたことを恥じたりはしない
この夜を泳いで どこまで行くのか
果てもなく ただ今は今日を明日をつなげるだけ
この胸の中にある 悲しみや喜びの名前を知らない僕は今の気持ちすら言葉にすることも できない。
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通り過ぎていく雨が残した足跡は
いろんなものを 踏み潰していった
それは誰かが悪いという訳じゃないから
責めることも 貶すこともできない
この街は今日も日が暮れて
誰もが家路を歩くけど
心はどこに帰るのだろう
流れた涙を 浮かべた笑顔を
ひとつひとつ数えては
笑ったり泣いたりして
勝手に微笑ましく思ったり
同情してみたり するんだよ
他人の暮らしのほんの少しだけ
関わって 生きてる僕らは
見逃せない 場面に出会うだろう
その時は 誰かの助けになれればいい
なんとなく思い出したよ不意に
今日はそういえば僕の誕生日だった
何十回目の誕生日だっただろう
こんな日にかぎって雨は降るだろう
人は皆、心を持っているから
目をそらすことはできない
見たくなくても見えてしまう
生まれた日が何度でも巡って
そのたびに 後悔するくらいなら
生まれた日に 生まれたことを喜べないようならこんな命には何の価値もない
生きてることに 誰もが前向きじゃない
死にたいと思うような誕生日もある
それでもそんな時にかぎって 誰かがくれた優しさを思い出す
余計なことを してくれたものですね
僕はあなたのせいでまだ 楽にはなれません だからまた迎えるハッピーバースデー
流れた涙を 浮かべた笑顔を
ひとつひとつ数えては
笑ったり泣いたりして
勝手に微笑ましく思ったり
同情してみたり するんだよ
他人の暮らしのほんの少しだけ
関わって 生きてる僕らは
見逃せない 場面に出会うだろう
その時は 誰かの助けになれればいい。
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宛もなく進む時間のループに
巻き込まれ 気づけば本線の外側へ
体よく並べられた規則などという
辻褄合わせに 付き合わされる
胸元まで手繰り寄せた夜を僕から 引き離すように 夢は覚める
下手くそなクロールも 様になって
案外 うまくやってる ぎこちないけど
息継ぎのたびに合う目を そらしてしまうのはなぜだろうって泳ぐ視線を追う思考
炭酸水の刺激に感じるエクスタシー
どんな愛の中にもある一般論的見解
対象物をとらえる瞳が見る 世界の裏表
つまりは答えの答え
如何なる論理を組み立てて 今あるすべてに意味を持たせる
ありのままの不甲斐なさを さらけ出して
とっておきの傷痕を見せてあげよう
目の前のドアを開けたり閉めたりしながら逃げるイメージを追いかける思考
ああ窓の外の風景を計算
色褪せたベンチにあるドラマ
あの空が持つ歴史
下手くそなクロールも 様になって
案外 うまくやってる ぎこちないけど
息継ぎのたびに合う目を そらしてしまうのはなぜだろうって泳ぐ視線を追う思考。
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色褪せたそばから 色づいてゆく思い
笑ったそばから 泣いて たまに焦って
目を覚ましたら 途端に世界が変わってる
そんな イメージを抱きながら 走る
窓の外の 通り過ぎていく風景を
少しだけ 気にしながら時々目で追いかけて
まばたきの瞬間にこっそりと 思い出す大好きな人の顔
やがて低俗な思考に邪魔されて 今もただの思い出になるよ
降っては止む 雨に行く手を阻まれて
明けては暮れる 夜明けまであと少し
地下鉄の闇に消える電車のライト
残像が 焼きついて離れない
心と体が合わない やけに寸足らず
終電車の揺れに委せて 夢を見る
長いため息 昨日見た夢の続き 本のあらすじ
息つく暇もないくらい 忙しいはずなのにちゃんと悲しく嬉しいよ
取り立てて やることのない 日曜日
ベランダに出て 煙草を吸うくらいしかない
そういえば今日1日で 喋ったのは おはようの一言もない
おやすみを言う予定もないし 言う人もいない
だからって なんだというのだろう
窓の外の 通り過ぎていく風景を
少しだけ 気にしながら時々目で追いかけて
まばたきの瞬間にこっそりと 思い出す大好きな人の顔
やがて低俗な思考に邪魔されて 今もただの思い出になるよ。
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どうして そんなにムスっとしてるのかい?
人生は少なくとも楽しむためにあるものだ 忘れちゃいけない
ぐるっと回ってまた振り出しから
きりもないくらい 繰り返す毎日さ
僕の真似して笑ってみてよ
僕の真似して泣いてみてよ
嘘をつく必要も意味もない
よってあなたは 僕の前で素直になるべきだ
ほらね、心をさらけ出せば 楽になるんだよ
見えないはずの 悲しみを 描き出す役目を担う手足
君はまだ半人前のパントマイマー
まだちょっと心を描くのが下手みたいだ
何か悲しいことでもあったりしたのかい?
それならば何より僕に相談すればいい 支えになれるかはわからない
時計はここに置き去りだ
今日くらいは時間をはみ出したい
僕の中にある 君に笑えば
君の中にある 僕も笑う
そんな不思議な 言葉を使わない会話
明日を楽しみにさせるものを二人で探しに行こう
涙も傷痕ももう 隠す必要はないよ
そこにはないものを 形にするような面倒な表現で
君は 生まれ変わる新しい君になる
本物より寧ろ本物みたいな見えない力で
踊りは苦手さ だから つまずくまでの数秒を しっかり数えていて
あわよくば 負けそうな僕に気づいてほしい
今から 見えない壁を飛び越えて 心だけそっちに飛ばすから
僕の真似して笑ってみてよ
僕の真似して泣いてみてよ
嘘をつく必要も意味もない
よってあなたは 僕の前で素直になるべきだ
ほらね、心をさらけ出せば 楽になるんだよ
見えないはずの 悲しみを 描き出す役目を担う手足
君はまだ半人前のパントマイマー
まだちょっと心を描くのが下手みたいだ。
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回るメリーゴーランド
誰かを乗せて 手を引くよ
空は日暮れて 赤い色に染まって
言葉にするのも 悲しいから黙るよ
運んではまた運んでゆく命は繰り返す
まっすぐ引かれた線の上で 生きる。
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足踏みして待っている明日を
待ち遠しくさせるのはなんだろう
夜が明けるのも焦れったいのは
明日の世界が楽しみだからだ
明日の僕は笑ってるのかな 泣いてるのかな
どんな人との出会いがあって 別れがあるのかな
いくつものきらめく言葉がこの世界を 染める色になる
ありふれたことが当たり前なら
変わらず明日も 世界は輝いてる
夢心地のまま 夢から覚めて気づいた
あまりに 夢を見すぎたことに
出会いが僕を変えていく
まだ知らない僕に出会う
出会いが新しい出会いをくれる
魔法みたいだ 今はまだ知らない明日の君に会いたい
目に見えるすべてを少し角度をつけて見ればあら不思議
ありふれた世界が見事に変わる
手玉にとったように世界は僕の味方さ
加速してくスピードに委せて落ちていく
ちょっとだけ楽しくてちょっとだけ明るい
そんな明日をいつでも期待しているんだ
そのくらい聞いてくれたっていいだろ神様?
いくつものきらめく言葉がこの世界を 染める色になる
ありふれたことが当たり前なら
変わらず明日も 世界は輝いてる。
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夕暮れの空にとけてる 誰かの笑い声
宛もなく 行こうこのまま風に乗って
終電に 間に合った ホッとして席に座る
白いため息が 浮かんでは消えるホーム
夜の街並みが 七色に光る
月も負けじと 星と競ってる
まばゆいばかりの 光に 目が眩んだ
駅の改札ぬけたら 深海みたいな真夜中
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね
奇跡を待ちわびた人は奇しくも笑われて
夢を見るために 生きてるのに勿体ないよ
旅に出ないなんて 幸せを探さないなんて
いつも見えないものと追いかけっこしてる
目をつむったまぶたの裏だけに 広がる
自分だけの世界を 今夜も追いかけよう
確かなものを 追いかけるよりも
夢やロマンスに燃えていたいの
あり得そうもない物語の中に飛び込めば
数えきれないほどの シューティングスター
輝きをまとってこの夜を飛び越えていく
ほらね 奇跡だって起きそうだよ
素敵な夜ね
なくしちゃいけない気持ちだ
明日を夢見る気持ちだけは
軽やかなステップで飛び越える水たまり
夜空の果てから シューティングスター
放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る
ほらね おめかしすれば ビューティフル
素敵な夜ね 素敵な夜ね。