詩人:どるとる | [投票][編集] |
人を愛することは人に愛されるより難しい
愛されたいなら 優しさを振り撒けばいい
愛することは 完全なる自分の意思だから
愛する気持ちが嘘じゃなければ簡単だ
愛する気持ちがあるなら出来るはずだ
死にたいんじゃなくて死にたい理由が欲しいだけ
死ぬ気なんかさらさらなくて
そんな可哀想な自分を見て欲しいだけ
後ろ向きなんじゃなくて
前向きになれない自分に酔っているだけ
弱いんじゃなくて強がることで
涙を堪える自分を強く見せたいだけ
だから僕は後ろ向きだ
前を向いては生きれない
嘘が嘘だとばれてしまうから。
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ハロー トゥモロー
僕だけの世界よ 夜明けの街の景色を
ゆっくりと 追い越していく 風
ためらいもなく かざした手のひらに落ちる陽射しの一片
僕のなんでもない毎日は
こうして 続くのです
とても悲しい日々ですが
下手な 同情や 慰めはいりません
勝手に泣きますのでさよなら バイビー
また 果てもなく描き出す日常描写。
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空から雨が 降るのは 誰かの悲しみが空に伝わったから
人一倍 泣き虫な空は 誰かの涙にもらい泣きしてしまう
ビルの群れを くぐり抜けて今日も 笑顔のあなたに会いたい
ハローって 笑って 泣いて 回る 見えない頭の中のメリーゴーランド
まっさらなページにコンパスで描く円の真ん中で 二人は夜明けを待ちわびる
ベガ アルタイル 名前もない星なら 名前をつけて呼ぶよ君の名前を
明日の世界に 君がいるなら 僕は行こう そこにどんな悲しみがあっても
カレンダーの日付を二三日 飛び越えた先にある未来で
僕らはきっと笑ってるはずさ イメージしようよ
路地裏の猫 からかいながら 近道 つまりはショートカット
願うなら本棚に並ぶ 恋愛小説にあるようなドラマチックな展開で
君の心に お星さまを降らせたい 引かれるかなこんな僕のささやかな企みを
書店 コンビニ レストラン ひとつずつ追い越してくその先にある結末は
明日の世界に 君を描いてその隣に僕を描いて 幸せを描くのは僕の役目
君はアイスティを頼んだ ストローを口にあてがう 瞬間
僕の中に 生まれた背徳的な感情が せり上がってあわてて
押し込めたことはナイショ
ハローって 笑って 泣いて 回る 見えない頭の中のメリーゴーランド
まっさらなページにコンパスで描く円の真ん中で 二人は夜明けを待ちわびる
ベガ アルタイル 名前もない星なら 名前をつけて呼ぶよ君の名前を
明日の世界に 君がいるなら 僕は行こう そこにどんな悲しみがあっても。
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行き着く先のない 夜の片隅で
夜明けを待ちわびる僕らの心
体裁ばかりで 出来たちんけな毎日は
何を望むでもなく散らかったアイデンティティー
ロケットスタート 決めてやるぜ今夜
その時を 逃さないで 急降下落ちてくる瞬間を
開いた手のひらで 太陽をわしづかみ
夢を見るなら 少しぶっきらぼう
少年のままの瞳は捨ててないかい?
それなら まだ希望はひとつだって消えちゃいないさ
物語のページをめくるのは今
諦めという言葉を排除せよ心から
建前と本音が背中合わせで喧嘩する
明日の行方はどっちだ?答え合わせも疲れた
やる気0%からの追い上げ 坂道をかけ上がる 目指すなら山の頂
よこしまな気持ちで 満たされてはいるが愛にあふれた憎めないやつです
出来合いのあらすじを塗り替えて 既存の世界をひっくり返せ 革命の夜明け
後ろめたさに 押しつぶされそうな夜は
自棄になって 飲んだくれて
アルコールに溺れて翌日後悔に苛まれる
それが 定石
開いた手のひらで 太陽をわしづかみ
夢を見るなら 少しぶっきらぼう
少年のままの瞳は捨ててないかい?
それなら まだ希望はひとつだって消えちゃいないさ。
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まぶたを閉じた 暗闇で 蛹は蝶になる
羽を広げたその姿はなんて美しい
いつも、いつも そこにいて どこにもいない
幻の蝶は 青い鳥の影を追う僕を追う
夏の蜃気楼 よく出来たまやかし
飴細工の飛行機 地を歩く魚 回るレコード
並んだカラーバー たわわな乳房。
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うつろな瞳は 絶望という喫茶店に憩う
加速をつけたように先を急ぐ時計は
回り続ける レコードは
風に もてあそばれ
何度も重ねたさよならは
六畳間の 畳の匂いに混ざり消えていく
苔むした 部屋に 街は広がり
道を伸ばして 国を作っていく
南の窓を開けて 旅に出よう
翼はなくとも イメージだけで飛べる
ここからは少し ダークサイド
油断したらそのまま地獄行き。
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眠りから覚めたのは夕方も過ぎたころ
青白い星が窓に映る 約束は彼方
雪の降る夜には とても悲しいことがある
すれ違うだけの日々を生きてる
雪の降る夜には 言葉さえ 凍りついて
これ以上 先へは歩けない
小さな罠に 気づけずあなたを責めたね
愛してるなんて 口だけだって 思った
雪の降る夜には 心まで かじかむのです
どこか冷めたように突き放す眼差し
雪の降る夜には ささくれた唇
これ以上 嘘は突き通せない
雪に埋もれた 思いを 例えば
全部、素直に受け入れられたなら
明日から僕らは少し優しくなれるのに
あまりに 気づくのが遅すぎた
雪の降る夜には とても悲しいことがある
すれ違うだけの日々を生きてる
雪の降る夜には 言葉さえ 凍りついて
これ以上 先へは歩けない。
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恋人たちは とりあえずあまった優しさで暖めあった
回るレコード 音を紡いでく 浮かぶのはいくつかの思い出
さよなら さよなら この街は冬の底。
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春になって 花が咲いて少しは何かがマシになって
スタートラインから延びている延長線上に今日はあって
僕らは今日も その上をひたすら歩いてる
とある 掟に縛られて 身動きとれない僕らは
自由な体を もて余した
加速してくスピードに乗っかって
どこまでも終わらないストーリー
笑って泣いて それだけで日は暮れて
飯にありつくために汗水垂らして
報われない昨日も 割に合わない今日も
生きていれば 何度でも日はまた昇る
夢から覚めたように 暦は一周して いろんなことが変わる
出会いと別れのその中で ひとつでも無意味なものはなく
優しい痛みに包まれて少しだけ前に進んだ
季節の あとを追うつもりはない いくらでも置いていって
下降してく 時間に引きずられて
死の淵へ ドライブと洒落込もう
よくあるシチュエーションに よくあるタイミング
どんなにだめでしょうもない自分にも
生きていれば 何度でも日はまた昇る
夜の片隅に消えてくだけの涙を誓いに変えたら 少しはマシになれる
未来に咲かすための可能性を 僕らは手のひらに今握ってる
加速してくスピードに乗っかって
どこまでも終わらないストーリー
笑って泣いて それだけで日は暮れて
飯にありつくために汗水垂らして
報われない昨日も 割に合わない今日も
生きていれば 何度でも日はまた昇る。