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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[7423] あなたのそばに
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あれどうしちゃったんだろう
僕の心が どうやらガス欠だ

補充しなきゃ 心のガソリン
ちょうどいいところに コスモス石油

なんでもない 毎日
でも、素敵なことがたくさんある

街にひとつ またひとつ
あなたの暮らしに寄り添う
ガソリンスタンド
ありがとうございました
元気な挨拶 輝く笑顔
あなたのそばに いつでもコスモス石油

あなたのそばに いつでもコスモス石油。

2016/02/26 (Fri)

[7424] 世界に太陽を描く言葉
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昨日の今日は明日になるのがひどく 楽しみだったのに

なんでだろう 今日になると 急に雨降りだ

傘もないから 雨宿りしてんだよって
強がるだけしかできない
ちっぽけな自分にヘドが出る

ちょっと前にゆくだけ それくらいの勇気さえも足りないよだから世界に太陽を描く言葉。

2016/02/26 (Fri)

[7425] ブルーベリー
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バスに揺られること 15分弱
窓の外ばかり気にしている
猫と戯れながら 夜明けを待ってた

詠み人知らずの 唄のようさ
誰かこの気持ちを 代弁してほしい

目が覚めたときの まだぼんやりとした頭のままで

ふと思った 「あなたに会いたいな」

僕が好きな歌うたいは
悲しみさえも笑って 歌ってた
僕もまた 同じ志持つ人

甘くて酸っぱいブルーベリーを口にして
ふと目を閉じてパッと
目を開けたら 世界が変わった
そんな気がして でんぐり返しで飛び込む 蜃気楼。

2016/02/26 (Fri)

[7426] バニラスカイ
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五線譜に並んだ どうでもいい音符を
たどって 聴こえる音はどんななんだろう

見上げた空はばからしいくらいに透き通ってて
すべての 悲しみを笑ってた

移ろってる 思いは相変わらずだ
大丈夫心配ない 嫉妬の必要もない
僕は 君より三下の存在

うだるような夏の陽射しにやられて
逃げ込んだ日陰 つかの間の休息

ゆるやかに下ってく坂道は続いてて
約束もないままに 命は空にまた一歩近づく

悲しいかい?って聞くも間もないくらいに
ただ過ぎる毎日に 最近は預けっぱなし

お得意の嘘とジョークで
乗りこなしたはずの世界にやがて裏切られ

洋画劇場を 観ながらつまむポップコーン
大団円 迎えても 終わらない連続殺人
犯人は 神様 とんだ確信犯

殺人的な 暑さに やられて
軽いめまいで世界が回ったサンデー

誰かの思惑通り 僕はしっかりと 年を重ねて
バニラ色の空を見上げ 涙の川を渡る

おはよう おやすみ
また 明日
たまに 長い夜
そんなふうに過ぎてくエブリデイ
展望は 思うよりずっと 見晴らしがいい

悪くはない 雨降りの日も 以外や以外フラットで軽いフットワーク

うだるような夏の陽射しにやられて
逃げ込んだ日陰 つかの間の休息

ゆるやかに下ってく坂道は続いてて
約束もないままに 命は空にまた一歩近づく

手を伸ばす先にある光 つまりはそんな希望じみた展開。

2016/02/26 (Fri)

[7427] 愛の罠
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コインの裏表 世間の表裏
まず疑うことから 始めよう
裏切りは 常套句
素晴らしい慣用句
嘘で世界を牛耳る
偽りこそ正義

騙せ 黒を白にする
組み立てられた完全犯罪
舌先さん寸で渡るよ

唇に 嘘をのせて
世界を ひっくり返す

常識ってのがまず罠
きれいごとがまず罠
愛が仕掛けた罠
心を込めて 憎みます
心を込めて 恨みます。

2016/02/26 (Fri)

[7428] コインランドリー
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回る ドラムロール
目が 回りそうな
天も地もない世界

たった500円の洗濯
洗剤の匂いがする
コインランドリー

宇宙を描くループ
わりとシャープ
ひたすら 待つだけ

わずか数十分
堪え忍ぶ
コインランドリー。

2016/02/26 (Fri)

[7429] 色彩
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とりとめもない会話でつなぐ時間
途切れそうな思いを再び結び直す

言葉になんかできそうもないから
似たような気持ちで空いた穴を埋めるよ

目を閉じて広がる目の覚めそうなブルー

そつなくこなす仕事 散らかしては片付ける毎日

どんな絵の具を混ぜ合わせても作り出せない

夢の続きを 探してさまよう心が見つけ出した色彩

こぼれた雫は どんな音を鳴らすだろう
痛みをはらんだ幸せが降る街で

忘れることなんか出来そうもないから
せめてちっぽけな優しさであたためあう

目を開けたままで見る夢の中にいる

どうやら今が引き際と知る 背中で語るのは涙

空に続くくらい長く果てしない階段をのぼる

踏みしめるほどに味わい深くこの身に染みる色彩

かみしめるほどに なぜか確かな手応え
悲しみの向こうに明日が見える

そつなくこなす仕事 散らかしては片付ける毎日

どんな絵の具を混ぜ合わせても作り出せない

夢の続きを 探してさまよう心が見つけ出した色彩。

2016/02/27 (Sat)

[7430] 笑う太陽
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気まぐれな 風見鶏が 屋根の上で一回転をキメてる
海へと続く道を 落ちるようになだらかに下ってく

少し大人になった体が擦りきれるほどに
体中に刻まれる傷痕は
誇りになるかな 勲章みたいに胸に飾って

ありふれた毎日を ただ笑って過ごす
時折、悲しそうに泣いたりして
雨が濡らしたアスファルトを
陽射しが乾かしてく
つまらないことで 悄気たりしてるけれど 気苦労の多い僕らを他所に笑う太陽

夏を目の前にして ちょっとした予定を立ててみるんだ
行きたい場所だったりやりたいことだったりがあるんだ

図体だけは一丁前に立派でそのくせ 体に合わず小さな心を持っているんだ
返事を待たずに 終わらせた恋もまたいい

雨上がりの空に虹の橋が架かる
夏の日に 急かされて 飛び乗る鈍行
行き先も決めないで少年たちを 乗せた電車はレールを走る
世界はあの頃 今よりずっと広かった

地図なんか持たなくても 行きたい場所なら
なんとなく心が 知ってた
全開にした窓から 見る海と空の対比に
ちょっとばかり 圧倒されてあんぐり口を開けてた僕らにはもう会えないや
それでもいいや だってこうしてまぶた閉じりゃいつでも
あの頃に 帰れる

ありふれた毎日を ただ笑って過ごす
時折、悲しそうに泣いたりして
雨が濡らしたアスファルトを
陽射しが乾かしてく
つまらないことで 悄気たりしてるけれど 気苦労の多い僕らを他所に笑う太陽。

2016/02/27 (Sat)

[7431] 恋の終わり
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通り過ぎていく車窓の風景を
見送るように ただ思い出を 眺めてる

花は咲くだろうか 水さえない場所にも
季節が巡って 何度も同じ色に染まる街

思い出の中に 笑うあなたを 描いてる

二度とは会えない このつかの間の出会いを

花びらに乗せて 静かな恋の終わりに

僕が君に伝えられること
「僕のぶんまで幸せになって下さい」

ガラスに映る ひび割れた心が
寂しそうに 涙で濡れた言葉を呟く

悲しいだけの毎日をそのままにしないで
せめてあなたの幸せを願うくらいさせて

さよならの隣に そっと芽吹いてる蕾

膨らむ思いに 答えなどないって

風がそよぐ 静かなベランダに

落ちた影と光の中で
君を思い出していたよ

いつか、出会えるよとただ 過ごした毎日を
僕は なんとなく 見送った

二度とは会えない このつかの間の出会いを

花びらに乗せて 静かな恋の終わりに

僕が君に伝えられること
「僕のぶんまで幸せになって下さい」

2016/02/27 (Sat)

[7432] 今この手にある未来
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なん万年も前の未来の今日が
思い浮かべたイメージが今の世界なら

誰かの願い事がもしも叶ったのなら
どんな悲しい未来でも光差す夜明け

大事なのは奇跡を待つことよりも
待てない気持ちを抱えられる今なんだ

焦れったい もどかしい
だから迎えに行くよ 思い描いてる未来を

少年だった僕や君がクレヨン握りしめて
真っ白な画用紙にいつか描いた未来を

今につなげてくための悪あがきなら無駄じゃない

レースみたいに勝手にエントリーさせられちゃ困るんだよと言っている

今はこの手にある未来も やがて
過去に飲みこまれやしないかとヒヤヒヤ

大事なのは 悲しみに濡れないための予防作よりも
大人になる前の心構え

レース前の ランナーの気持ち
スタートの合図を待つ

焦れったい もどかしい
だから迎えに行くよ 思い描いてる未来を

少年だった僕や君がクレヨン握りしめて
真っ白な画用紙にいつか描いた未来を

今につなげてくための悪あがきなら無駄じゃない。

2016/02/27 (Sat)
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