ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 投稿順表示

どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[7554] ムーンライト
詩人:どるとる [投票][編集]


照準絞って 狙い定めて 被写体をとらえる

脈絡のない日々が 徒然なるままに過ぎてく

大袈裟な話 この世界は
いくつかのベクトルで 構成されてて
多分僕らはそんな全うな正しさに 呆れ果ててるだけ

何かっていうと 文句言って
しばらくしたら勝手に眠ってしまう

焦らすようにページをめくって
暗幕で世界を覆って
嘘も本音も 混ぜてしまおう
突き刺すように降り注ぐムーンライト
この心は あなたの虜

詠み人知らずの歌を歌おうか二人で朝まで

海底二万里の ロマンに酔いしれながら

もう 引き返せない道を歩いている

空回りする トーク
うまく舌が回らない

焦らすようにページをめくって
暗幕で世界を覆って
嘘も本音も 混ぜてしまおう
突き刺すように降り注ぐムーンライト
この心は あなたの虜。

2016/03/26 (Sat)

[7555] 夢から覚めれば
詩人:どるとる [投票][編集]


いつも僕の夢の中で君が笑うよ変わらない笑顔で

もういない人なのにいない人ほどどうして思うのでしょう

泡になったように消えたように思ってもい
思い出だけが影のように残ってる

夢から覚めれば それは夢のような
幸せな時間だったと微笑ましく振り返る

笑ったこともただ泣いたことも
今ではすべてが幸せだったと思う

だからさよならは 言わないでおこう
君がただの幻に ならないように

ファインダー覗き込んだら君も向こうから覗き込んだ

そのいたずらな笑顔が堪らなく愛しくてたまらなかった

こんな気持ちを 言葉で縛り付けることなんかできない
それほど幸せでした

息継ぎするように 水面を目指すダイバー
岸に上がったら 狭い部屋が広がってる

気づかないあいだに大切なものを随分
見失っていた そんな気がするこの頃は

見えないものばかりに気をとられ
見えているものが見えずに
ありもしないまやかしに騙されていた

でも君はここにいたんだよ
今ではもう嘘にしかならないけど

夢から覚めれば それは夢のような
幸せな時間だったと微笑ましく振り返る

笑ったこともただ泣いたことも
今ではすべてが幸せだったと思う

僕ばかりが愛していたつもりで
愛されていたのは僕の方だったよ。

2016/03/27 (Sun)

[7556] かじをとる
詩人:どるとる [投票][編集]


夜は明けて 穴ぼこだらけの罠を掻い潜り
君は どこまでも 宛もなくかじをとる

旅の行く末を 見守りながら
のらりくらりの 毎日は徒然なるままに進む

そんなに 楽しくないかも
これからの人生
でも 退屈はしないかも

だから もう少し生きてみよう
この 予感を 希望に変えて。

2016/03/27 (Sun)

[7557] いのり
詩人:どるとる [投票][編集]


ただありふれた 毎日の中にある
他愛もない営みに寄り添う影が

たとえば あなたを思う愛なら
遠くから送られる眼差しは

海を照らす灯台のように
あなたの幸せだけを祈る 燈(ともしび)

忘れないで いつかもらった愛を
どんなに時が過ぎ去っても
遠い時間のあいだに別れてしまっても

あなたがもらったその愛は
あなたが幸せになるための

お金より何より価値のある財産
それをかなぐり捨てるなら

あなたには多分幸せになることなどできはしないから

いつでも 思い出して いつだって
あなたの手を離さなかった温かい手を

心では わかってるのにいかんせん
素直になれずにまたそっぽ向いて

意味もなく 強がって 悪ぶるけど
似合わない言葉が君を傷つける

空を渡る 雲のように 行く宛のない旅に出る思い出と一緒に

浮かんでは消える あなたとの日々を
何一つ忘れたくはないのに
時々 忙しさにあなたを思う暇もないまま

ふいに 思い出したあなたの笑顔を
慌てて 忘れないように 抱き寄せる

本当に大切なものは いつだって
失うことなんかないんだって気がした

こうして瞼閉じれば イメージの向こうに浮かぶ あなたのあの優しい背中

思い出すたび 少しずつ色褪せていく
それは 仕方ないよ

あなたとがいる毎日が まるで 当たり前みたいに思ってた

あなたのいない 部屋を見渡して気づいた

あなた一人 いないだけなのに
なぜだろう それ以上の寂しさがある

今さら あなたの存在の 大きさに面食らったようになる

あなたがもらったその愛は
あなたが幸せになるための

お金より何より価値のある財産
それをかなぐり捨てるなら

あなたには多分幸せになることなどできはしないから

いつでも 思い出して いつだって
あなたの手を離さなかった温かい手を

あなたが残してくれたたくさんの思い出を。

2016/03/28 (Mon)

[7558] 面影
詩人:どるとる [投票][編集]


ここにあった たくさんの思い出は
いつの間にか僕だけのものになったよ

春の終わりに 跡形もなく消えた
まるでそれが当たり前のように

世界はあなたを描くことを忘れた
描かれた 絵を消しゴムで なかったことにするみたいに

僕があなたを思い出すとき
あなたはいつもそこにいなくて

でも こうして瞼閉じればたくさんの
君が あふれるくらい 浮かぶのに

もう一度瞼を開ければそれがすべて
僕の中に残る面影だったと知るんだよ

いたずらそうに笑う顔も 喧嘩してやっと仲直りしたあとに見せる涙も

全部ここにあるのにそれは僕だけにしか見えない思い出

雲の切れ間に 光が差して
雨上がりの空に のぞいた太陽

あんなにきれいな桜も散るんだね
君は春の終わりは嫌いだって

寂しそうによく言っていたのを思い出しながら縁側で日向ぼっこしながら 猫とじゃれる君を夢に見た

あなたとの思い出をひとつひとつ
思い出して あなたが残した足跡を辿る

あなたが好きだった場所を巡った 二人でよく行ったあの水族館

夕暮れの 空が水面に映る 花びらを浮かべた 透明な河

君がよく作ってくれた 不味いオムライス もう食べられないんだ

それはこの世界で空と僕だけが知るあなたのすべて

さよならが 言えなかったことよりも
上手くおはようが言えなかったことよりも
もう少しだけ もう少しだけ 願えば願うほど二人に残された時間はあまりに
短くて いくら笑っても ちっとも足らなかったよ
でももう君はいないんだ 僕は笑いかたさえ忘れたよ。

2016/03/28 (Mon)

[7559] 幸せのレシピ
詩人:どるとる [投票][編集]


さあ火を 点けてフライパンの上で
焦がさないように 炒めたり焼いたり

幸せを作るんだよ レシピなんて
アテにしないで さじ加減の生き方で

笑って泣いて たまには怒ったりもして
その時々の気持ちに心は染まって

やがて 料理するように出来上がるディナー
遠くから幸せの足音がする
どんな 危機一髪も喜びに変える

幸せそうな顔で いただきます
人生を 平らげることができるかな

ごちそうさままでは終わらない物語
明日も世界は頭の上で回る

調味料にはこだわらない主義なんだ
ガラムマサラもコチュジャンもいらない

幸せを 作るのはいつだって
味もそっけもない 小さなきっかけだ

レシピを 見ているようじゃまだまだだ
型通りでは 面白くない 失敗も成功の隠し味

食べきれない皿が運ばれてくる
時間に追われて 目を回してる時計
悲しみさえも 美味しそうに食べられたら
きっと世界はもう少し違って見えてくる

明後日の 夕飯は何にしようかな
考えながら 笑うくらいがいい

決まらなくて 決めかねてるくらいが
多分ちょうどいいって気がするよ

ドミノ倒しのように うまくいくわけもない
毎日を リズミカルに こなすのは難しい
ならば どこまでもただ 能天気にやってやれ

やがて 料理するように出来上がるディナー
遠くから幸せの足音がする
どんな 危機一髪も喜びに変える

幸せそうな顔で いただきます
人生を 平らげることができるかな

ごちそうさままでは終わらない物語
明日も世界は頭の上で回る。

2016/03/28 (Mon)

[7560] 
詩人:どるとる [投票][編集]


どこまでも続く道の上に敷かれたレールを走る電車の行く先を僕らは知らない

どこかでは人が幸せそうに 笑っていても
どこかでは人が悲しそうに泣いている

同じ今日の中で同じ 時間を生きてても
出会うこともない僕らは
同じ世界を違うアングルで見てる

あなたの瞳に映る空が たとえば晴れていても

僕の瞳には 青空も灰色にしか見えなかったりするよ

同じ世界ですれ違う今を 生きてる僕らは

お互いがお互いに 背中あわせで生きてる

片一方は 飢餓に苦しみ戦争に 家や家族をなくしてる

悩みは僕らにもあるけどそれに比べたら

あまりにちっぽけで僕らは幸せ過ぎるな

文句を言うのも ためらわれる程に
おこがましいくらい なのに 僕らはそれでも満足しない

花が咲く世界で 血を流すような愚かさに

気づかないのは僕ら人間だけかもしれない

花はそれでも 咲いて種を落とし 命を繋いでゆく

夜は明けてまた新しい命が 産声を上げた

きれいな世界を汚すのは いつだって人間様だろう
何様なんだろう僕らは そろそろ気づくべきだ
誰のものでもないこの世界だけど
けっして人間だけのものではない
そんなありふれたことに

あなたの瞳に映る空が たとえば晴れていても

僕の瞳には 青空も灰色にしか見えなかったりするよ

同じ世界ですれ違う今を 生きてる僕らは

お互いがお互いに 背中あわせで生きてる

でもいつか出会えたら いいなと思いながら

名前も知らない誰かとの 出会いを待ち焦がれて

ただ繰り返す毎日を体よく 生きてる。

2016/03/28 (Mon)

[7561] ほのか
詩人:どるとる [投票][編集]


水面に映る空 滴が落ちて 波紋が広がる

でも あっという間に空はまた元通り

この街にはあるかなあ 誰かのために涙を流せるだけの優しさは

形のないものに いつも人の心は 動いて

見えない気持ちを手にするたびに

これ以上ないほどの幸せに包まれる

愛してる そんな言葉がくれる光が

陽射しのように 僕を照らしている

大切なもの いくつ自分にはあるかなあ

きっと両手の指全部でも数えきれないね

ほのかに灯る 日の落ちた街に ひとつ ふたつ 幸せの色した明かり

目に見えるだけの 宝物はたかが知れてる

目には見えなくても価値のある 思い出が

どれだけ価値があるのか 知る日が来るよ

大丈夫だよ そんなありふれた言葉が

雨に濡れた僕に 傘を差し出してくれる

これだけ世界にはたくさんの言葉がある
なのに人はそんな言葉を知っているのに
どうして 汚したり砕いたりするのかな

言葉はそのままでも十分きれいなのに

人は言葉を 使ううちに
言葉に敬意を はらうことを忘れてしまって

使わせてもらってるんじゃなくただ使ってるって勝手に思い込んでいるのかな

だから僕の言葉も いつの間にか 汚れた

形のないものに いつも人の心は 動いて

見えない気持ちを手にするたびに

これ以上ないほどの幸せに包まれる

愛してる そんな言葉がくれる光が

陽射しのように 僕を照らしている

その言葉がもう宝物なんだよ。

2016/03/28 (Mon)

[7562] ワーストオリコンロックンロール
詩人:どるとる [投票][編集]


何を歌っていこう まだ譜面はまっさらなままだ

ここに新しい 足跡を 刻みつけてゆくならどんな足跡が似合うだろう

僕らの 涙が 空から降って
何度も積み重ねた下書きばかりの 日々が 一瞬で 晴れ渡ったような 気持ち

アクシデントのない道なんかつまらない
死んでもごめんさ

乗り越えることに興味はないよ
だけど 乗り越えたときの ちょっとした
達成感はそれほど悪くはない

だから たちはかだかるものすべて
飛び越えたいって 思ったときに
人はひときわ強くなるんだろう
そんなことを僕は多分歌にしたいんだ

どれだけの言葉を知ってても 伝えられない
肝心なときに 出てこないんだ
使い古された 言葉ばかりが 聴こえる ヒットチャートソング

本当に聴きたい歌は ここにはない
僕には似合わないから 今すぐ この音の雨のなかを 駆け抜けて彼方へ

最下位だってワースト 上位に食い込めば上等なほうだ
何を恥じることがある
ロックンロールを 愛したときから 僕の中に流れている 大好きなメロディ

本当に 大好きな 歌なら 歌っていこう
誰かじゃなくて 自分が好きな歌を
好きなように 聴けばいいだろう
その歌こそが君の人生のテーマソング

抱きしめてみようこの ときめきを
はじめてロックを聴いたときのあの感動を忘れない
忘れないかぎり 鳴りやまない歌に包まれている 幸せよ

アクシデントに 自ら突っ込んでゆくくらいの 人生がいいよ

乗り越えることに興味はないよ
だけど 乗り越えたときの ちょっとした
達成感はそれほど悪くはない

だから たちはかだかるものすべて
飛び越えたいって 思ったときに
人はひときわ強くなるんだろう
そんなことを僕は多分歌にしたいんだ

そんな歌が 愛される世界で歌っていたいんだ

底辺から 突き上げるようにミュージックシーンを揺らせ。

2016/03/28 (Mon)

[7563] 流れ星
詩人:どるとる [投票][編集]


夜空を 駆ける 星になって
君の夜に降りていくよ今すぐ

輝く月が 餅をつくウサギを映してる

リニアモーターカー未来に走ってゆく

魔法さえも頑張ったら 使えそうな
そんな 夜の秘め事

夜空を駆ける 星になって
君の瞳に 降りていくよ今夜

待っていてね有り余るほど
百年ぶんの時間を抱えて。

2016/03/28 (Mon)
8416件中 (7431-7440) [ << 741 742 743 744 745 746 747 748 749 750 >> ... 842
- 詩人の部屋 -