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どるとるの部屋  〜 投稿順表示 〜


[864] 空色の部屋
詩人:どるとる [投票][編集]


車に引かれたネコを平気で素通りする。そんなような日々の中でため息混じりの生あくび繰り返ししてる
悲しみと喜びのワンセットをいつまでも死ぬまで頼み続ける うち少しずつ卑屈になってゆく心は生きているからだって思うよ、本当にそうだよ

人間生きていれば狂ってしまうこともあるさ、おかしなくらいに
だってこの世界はとても悲しくてそれ以上に切ないから

モノクロの景色に鮮やかに塗りたくられた僕の好きな色
部屋中をやがて空色に染めて

昼間は西日のあたる
とても心地いい僕の部屋
夜は綺麗なお月様がベランダから僕を見守ってくれるよ

今はまだ 大人になりきれずにいるけれど
それでずっといていい気がする
だって 優しい子供の気持ち 捨てたなら
きっと自分にさえ優しくできない気がするからさ
それじゃ悲しいから
ずっと僕のこの部屋の壁紙は空色のまま
思い出を見てるような気持ちでずっと見つめたい
子供のころから好きな色は変わらない
今も 好きな色は空色
青く透き通った空色さ

ほら 陽だまりの中
ひなたぼっこだ
もうすぐ春が来るよ
この部屋ももうストーブ焚かなくても暖かくなるさ
夢の扉 いつの間にかあけてしまうような心地いい春になれば

今日はなぜだか引かれたネコをそっと茂みによけてあげよう
手が汚れるのなんて気にもしないで
ほら 優しさってそんなものだろう
そう 不器用に笑う午後の陽射しにうたれて

明日はもっと今日より優しくなれるはず
それは僕の願いであり長年追いかけ続けていたい夢なんだよ。

2010/01/09 (Sat)

[865] 光と影のストーリー
詩人:どるとる [投票][編集]


闇の向こうに見えた光
それは僕を遠くから照らしてる
光と影の隙間を縫うように生きて
悲しみと喜び
そのふたつをカバンに押し込めて

影を避けては歩けないのさ 光と影はいつも仲良しだから
喜びがあれば悲しみだっておなじ世界にある 涙を流す日があれば笑える日もある
おなじことなんだよ

泣かずには生きてゆけない世界さ
笑ってばかりじゃいられない世界だ
光は影の中に
影は光の中に
たがいがたがいに存在をゆるしあっているから僕らはそのふたつを抱きしめているんだ

昨日が涙に濡れていた影ならば
今日は微笑みはじける光の世界
おなじ世界の出来事さ
疑うことなどできやしないだろう…

絶望は希望の中でしか存在できない
希望は絶望の中でしか息づけない

だから僕らは光と影の真ん中に咲いた名もない一輪の花さ
名づけられたこの名前がゆいいつ自分だとわかるあかしなら僕はその名前に恥じないようにより美しい白さで未来で待ってるとある夢に会いに行くのさ

悲しみの雨に降られても やがてはやむとわかっているからこわくないさ
光はまぶしいほどに僕を照らすから
照らされれば照らされるほどに悲しみや孤独の闇に閉ざされた瞬間に飛び込むときもどかしくなる

それでも僕は束の間でも束の間の光を求めて
悲しみを変わらずおそれただ何度でも光と影を行き交う

ほころんでゆく時間
消え去ってゆく日々
そして残された時間
その中にできること

僕が死んでも世界は終わらない
今なんてまだ始まったばかりの物語だから
明日もあたりまえにつづいてゆくのさ

明日へと物語はつづいてゆく
ページはおごそかにめくられて
また最初から始まってゆく

悲しくたって光を求め続けるかぎりそこに影が生まれ
人は紛れなく悲しみの中にいながら喜びに出会うと悲しみには見せない笑顔を浮かべる

ただそれだけのちんけなストーリー。

2010/01/09 (Sat)

[866] 境界線
詩人:どるとる [投票][編集]


その線をこえたら
明日に到着です
どこからが明日でどこまでが今日なのか
それを結ぶ境界線は時間ですか?それとも気持ちですか?

僕は踏切に立つ
明日と今日を結ぶ境界線の前に
少しだけ
悲しくて
少しだけ
嬉しい

そんなような
気持ちでさ
境界線
踏み越えられたら
いいなと笑う今日。

2010/01/09 (Sat)

[867] 
詩人:どるとる [投票][編集]


次々に溢れ出る涙はまるでポップコーンのように塩辛い

そして時に心をあたたかくする

そんな不思議な涙に今日もぐしゃぐしゃだよ

悲しみにも喜びにも無反応ではいられないから
ほら涙は性懲りもなく何度でも適当な出来事があれば溢れ出す

心の底から押し寄せる波に乗っかって。

2010/01/09 (Sat)

[868] ふたりのゆくえ
詩人:どるとる [投票][編集]


涙は流れて どこに行くのだろう
行き先も告げずに僕の瞳をただこぼれ地面にはじけ泣きやむまで流す涙は全て消えてゆく
泣き終わったら跡形もなくなってた
あんなに泣いたのに
涙は全て 一粒も残らず消えていた

きみを愛す僕の気持ちも涙のようにね
日々、思ったままの正直な気持ちも言葉にならないまま
隠れたとこでひとりごとみたいにして
消えてゆく

ああ、きみを愛しきれるのは世界でただひとり この僕だけ
生まれ変わってもきみと愛し合いたい
そう思うのも僕だけ

そういうことにはなりませんか?
きみに聞いてるんだよ ねえ こたえて…

ふたりをゆくえを知っている運命は僕のこの思いを笑うのかな それとも拾うのかな
ふたりはただ互いに黙ったまま 夜を無言で明かすけど
まだ出てない答にかげりがよぎるよ

今 僕は 泣きそうだ

きみの迷いに
それに費やしてる時間に壊れてしまいそうだ

だって僕は今 本気できみを愛してるし
きみが僕の立場ならすぐ僕はきみを抱きしめるから

ふたりのゆくえは知らないほうがいい
だけれど知らなければいけない 僕は

明日は希望などとても持てないくらいに暗い
それでも逃げずにきみの前 返事を待つ

やがて夜はまた僕らをのみこんで無言にさせる

どれだけ僕は待てばいいの?
きみが好きな思いは勝手にあふれて
僕はそれに自分でおぼれて 本当バカみたいじゃないか…

世界一好きな人よ
僕だけなら揺るがないのに…

2010/01/09 (Sat)

[869] つながり
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ただかろうじて繋がっているだけの関係などむなしいだけだ
それでも繋がっていたい そう思うのはきみを心の底から愛しているから

こんな気持ち
捨ててしまえば
たちまち僕は闇の中へ落ちてしまうだろう
真っ逆さまに

いつも きみがくれる微笑みに心 救われ
いつも きみがくれる涙にまた気づかされ
大切なこと 教えられ
ひとりぼっちじゃない心強そとひとりぼっちじゃないことへの誇りが僕をこの世界につなぎ止めているんだ

これは強要されてるわけじゃないから
いつ死んだっていいのだけれど僕自身それを望まない
生きるも死ぬも自由なら僕は生きる方を選ぶよ

きみとこの世界で
おなじこの世界で
つながっていたいから
この手を離したくないから
何十年のあいだにやっと手にしたぬくもりとつながりを大切にしたいよ
そんなつながりを死ぬまでそうさまもってゆくんだよ

闇に落ちるならふたりで
光を浴びるのもふたりで
僕らはつながっている
ふたりでひとつさ

だからきみを幸せにすることが僕の人生でいちばん大切な夢
きみが笑ってくれるなら 何度でも何度でも 僕はきみを抱きしめるよ

愛し合うことは素晴らしい
頭の堅い哲学者たちでもそのくらいはわかるらしい

なんてこと 考えてたら いつの間にか眠ってしまってた
僕を照らすゆるやかな陽射し
朝一番のモーニングコーヒー
のど元を熱く通り抜けてゆく

振り向けばすぐそばに大好きなきみときみのぬくもりにつながれたこの手があるのさ

この手 たとえば
離しても つながりは消えない
つながりは心のつながりだから

僕らは どこにいようとそばにいようと
たとえば 地球の反対側にいようと つながっているんだ

絶対的なつながりで結ばれてるんだよ
そして出会えたら
ぬくもりを確かめる
会えるまでなくしていた感触をとりもどすため
そのぬくもりのため。

2010/01/10 (Sun)

[870] 日常
詩人:どるとる [投票][編集]


テレビのブラウン管にうつるまぬけな自分の顔
だらしなく口をあけたまま 焦点の合わない目をしてる
こうして積み重なっては消えてゆく
積み木のような日々の中で 無駄のような無意味のような
時間を重ねてゆく僕を叱る人もなく

日常の灰汁をすくいだしておくれよ…
どうでもいいような粗末な言い方で是だとか其れだとかで明日を呼んで

日常の灰汁もすくいだせないまま
日々 にごってゆく心

もう終わりにしたい…
そんな弱音ばかり吐いて
ため息をつくごとに命が削られるようで
1日生きるだけで重労働で寿命が縮む心地さ

どこまで行ってもそんな日常がただ続く
そんな気がする

希望のメモリがゼロになって絶望だけになっても僕はまだ生きている

皮一枚でつながれた危うすぎる日常に
笑顔など必要なし
無表情で十分
などと腐っても
何ひとついいことなんて何もないのに
マンネリになる
日常に吸い込まれて
吸い込まれてゆく
日常さ

退屈のそのあとにはまた退屈があるだけ
わかってたってただひとつの束の間の幸せに出会いたいがため僕は生きる
それもまた日常

うつりの悪いテレビのブラウン管にうつる僕はゆがんで笑ってるみたい
何がそんなにおかしいんだよ?
自分のことだぜ…?
なんて言ってる僕も笑ってる

そんな休日の朝。

2010/01/10 (Sun)

[871] ペース
詩人:どるとる [投票][編集]


自分のペースで歩いていければいいさ
他人に置いていかれたって気にするな
きみのペースで歩いていることが明日を開くんだ
他人じゃない
自分だ
自分の道だ

行け!

ため息ばかりでメガネが曇ってしまうくらいさ
ほら大事なもの見えてるかい?
大切なものはえてしてそばにあるもの
すぐそばにほら

何ひとつできないってことはないさ
見渡してごらん
世の中は広いんだ
きっときみに似合う世界がどこかにあるはずだよ
探しに行こうか?
旅に出るんだ 僕よ

ありったけの勇気と好奇心 ふるわせて
心のエンジンを蒸かして イェーイ!

子供のころのときめき忘れたくない
だから子供になりつづけようとしてる自分がいる
でも それじゃ
わかってる
わかってるけど

ハイペースで進む世界に追いつけずちょっと立ち止まる
人生という地図の上

ああ

自分のペースで歩いていければいいさ
他人に置いていかれたって気にするな
きみのペースで歩いていることが明日を開くんだ
他人じゃない
自分だ
自分の道だ

飛べ!

はるかな はるかな
未来へ…

2010/01/10 (Sun)

[872] タイムトラベラー2010
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いつかは終わるこの旅路の中で出会えたあなたへおくるこの唄

のど元過ぎれば熱さ忘れる
悲しみなんか過ぎてしまえば通り雨もおなじなのさ

さあ そんなことよりも生唾飲み込むより早く一瞬で消えてゆく瞬間を逃さないようにつかまえて
チリも積もれば山となるのさ
ほら瞬間だって大事な時間なんだろう?

一瞬の場面に涙が止まらない 僕は一瞬で全てを把握した

愛おしい時間は風のように消えてゆくよ
胸の中に残ったのは少しの記憶の足跡と切ない涙のふたつだけ

瞬間へ今 飛び込んで
忘れないようにね
瞬間から瞬間へタイムトラベルする僕らはタイムトラベラーなんだよ

ほら 過去へは戻れない
早送りもできない
ただ僕らは不便なタイムトラベラー
ただ、前にすすむだけのタイムトラベラーさ
瞬間にしか飛び込めない
一秒以上こえられない
あとはただ自然に時が流れるのを待ちわびるだけ

それでも僕らはやがて時が尽きて消える

2010年現在から
いつまで生きれるかな
たとえば僕なら
2010年現在から
死ぬまで 生きれる

また瞬間に飛び込め
考えてる隙なんかないぜ

さあ…

2010/01/10 (Sun)

[873] 永遠の約束
詩人:どるとる [投票][編集]


真っ赤な夕陽に赤く染まった頬がほら熱く火照っている
窓から見えていた景色とは違って思うほど寒くなかった外
僕にはきみがいるから何もいらないし何も望まない

愛を伝えるのに難しい言葉や洗練された技法なんか必要ないね
ただその人を好きな気持ちをこめていれさえすればそれは素晴らしいのさ

ただ きみが幸せでいてくれるなら僕はいつでも幸せさ

夕暮れにとけ込むように揺れるふたりの影がほら寄り添えば全ては丸くおさまり
待ってましたとばかりに迎えられるベリーベリーハッピーエンド

夕闇が夜を呼ぶ
沈む夕陽に向かって
サヨナラを言っても
悲しくなくなったのはきみと出会えたから

夕暮れは今日もきれいに見えたよ
まるでひとりぼっちのあのころとは見違えるほどにきれい

夕暮れにみたいに
汚れなく笑って
そんなきみに天使を見ている気分だ
きみのぬくもりが僕の心の中の全ての汚れを消し去ってくれる

これで僕はきみと口づけができるね
汚れない心で
キスミーフォユー

夜の明かりは小さすぎる
きみがまぶしすぎて
夜の明かりじゃ暗すぎる
きみがそれ以上に輝いてるから

キザなセリフがなぜか嫌みにならない
そんな夜に着替えた
夕暮れ空がほら僕らに月明かり落とす

ふたりの影が揺れて
月明かりの下で
交わす 約束
永久に 永久に
それは守られてゆく
日々、その確証が深くなってゆく

揺るぎない真実になるまでずっと僕は死んでもきみのそばで永遠にきみだけの僕でいよう
約束したよ。

2010/01/10 (Sun)
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