詩人:どるとる | [投票][編集] |
君の流した涙は 明日には笑顔になる
保証もない そんな言葉に救われた今日
手をつなごう くだらない話をしよう
夜が明けるまで 太陽が山に昇るまで
君の力になりたいよ
君の支えになりたい
君の助けになりたい
そんなひとつひとつの 思いを束ねて つくる歌
あなたの為を思うとき 僕の頬に
あなたと同じ色をした涙が流れる
その涙は きっとあなたの痛みが
僕の心に届いた たしかなあかし
涙のふねに乗って 漕いでいこう
丈夫じゃないから すぐにくずれる
キスをしよう 好きと言い合おう
命分かつまで 世界が終わるまで
君の奥さんになりたいよ
君の旦那さんになりたい
君の居場所になりたい
そんなひとつひとつの願いを集めて 星に祈る
目には見えないはずの悲しみが
涙になってようやく見える
そうならないと 僕には見えもしない
伝わらない痛みが 伝わった痛み
傷跡に しみわたってゆくように
涙が心を もっと
もっと 人間らしくしてくれる
優しくなりたい そう願ってやまない日々
君のために出来ることを探しているよ
いつもいつの日も
あなたの為を思うとき 僕の頬に
あなたと同じ色をした涙が流れる
その涙は きっとあなたの痛みが
僕の心に届いた たしかなあかし
君が 僕と同じただの人間だという
一番わかりやすいあかしなんだよ。
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いいんだよ泣いたって
場所や時間を選ばず
いいんだよ泣いたって
人の目なんか気にせず
泣きたいときに泣いて 笑いたいときに笑う
そんなことさえ ままならない世界なら
居場所なんて あるはずもない
だから僕が居場所になってあげるから
僕の小さな 頼りない胸で泣けばいい
涙が 流れそうなときは 僕の傍においで
それが嬉し涙でも悔し涙でも
まっすぐ 受け止めてあげるから
否定なんか死んでもするものか
涙が流れたあとは 雨上がりの道に差す
陽射しのように ほら 乾いてしまう
涙を流したあとに見せる 笑顔ほど きれいなものはないね
いいんだよ 泣けなくたって
素直じゃなくても
今は せいぜい
強がっておきなさい
そして、強がれなくなるまで
僕のこと思い出したら いつでもおいで
優しく 包み込むよ
毛布のように 布団のように
雨の日だろうと 晴れた日だろうと 泣きたい日は関係ない
笑顔が こぼれそうなほど 嬉しい日は
その元気をほかの誰かに分けてあげなさい
昨日の君のように 涙を流すすべての人に
優しさをくばる役目を担う
郵便屋さんになるんだよ
涙が 流れそうなときは 僕の傍においで
それが嬉し涙でも悔し涙でも
まっすぐ 受け止めてあげるから
否定なんか死んでもするものか
涙が流れたあとは 雨上がりの道に差す
陽射しのように ほら 乾いてしまう
涙を流したあとに見せる 笑顔ほど きれいなものはないね
その笑顔が 明日の誰かの 力になる
ありがとうとか愛してるとか
素敵な言葉はいくつもあるけど
笑顔ほど まぶしい言葉はない
笑顔ほど あかるい言葉はない
笑顔ほど 涙に対抗する言葉はない。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
魔法のとらんく持って 旅人になる
風になる
鞄に詰め込んだ夢とロマン
もう 引き返すにはおそすぎる
夜を船に見立てて
僕は 月を盗んで
宝石をあしらった
椅子に座るんだ
夢をばらまいて
空々しい 世界に
蝙蝠を解き放って
スリルを呼ぶよ
王様気取って 偉そうにふんぞり返って
世界で一番 高い場所から世界を見下ろす
優越感に 肩まで浸りたい
夜空をマントに見立てて
翻したらオーロラ
星くずの模様
きらきら輝く
爪先で立つ バレリーナ
変なポーズで固まって
とりあえずあくびをして猫の鳴き真似をするよ
いつもいつも
そんな夢みたいなことばかり
考えているよ
可笑しいだろう?
これがなかなかやめられないんだ
ほら明けない夜が ここにある
月を盗むたび 僕は主人公にもなれる
夜を船に見立てて
僕は 月を盗んで
宝石をあしらった
椅子に座るんだ
夢をばらまいて
空々しい 世界に
蝙蝠を解き放って
スリルを呼ぶよ
夜空をマントに見立てて
翻したらオーロラ
星くずの模様
きらきら輝く
爪先で立つ バレリーナ
変なポーズで固まって
とりあえずあくびをして猫の鳴き真似をするよ
追っ手を 軽快にかわして
世界の悪を睨みつけるよ
僕なりの 正しさを歌うよ。
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図書館の隅っこで
うずくまるように
本を読んでいた
窓は茜に赤く染まり
折れ曲がった
陽射しが本棚を照らす
僕はただ主人公になりたいだけ
この名前もない物語の
世界に 降り立ちたいだけ
そしていつか 迎える見せ場で
君の ヒーローになりたい。
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腕に巻いた時計は 深夜零時を回ろうとしている
吐き出した ため息まで白く染まる
夜は冷えるようで さらけ出した手がさっきから寒がってる
見上げた空に 浮かべた大好きな人の顔
上手くイメージできずに ぼやけた
浮かんでは消える遠くの街明かり
たまには歩いて帰ろうかな
川を挟んだ向こう電車が 通り過ぎる
手を振ってもまさか見えないね
悲しみには 免疫はないようで
何度でも風邪みたいに 心は泣く
いくつもの窓に灯る明かりの向こう
そこには幸せが あるのでしょう
目をそらすことさえできないのは
何より僕がそれを求めているから
さっきの出来事をそっと思い出す
疲れはてた人達が夢を見ている
電車の窓には 何が映っていたかな
僕には暮らしが 映っているように見えた
悲しみは 凭れかかるように 僕らの
暮らしに いつの間にか 干渉する
それにいちいち小言など言ってみたところで 意味は殆どない
見上げた空に 浮かべた大好きな人の顔
上手くイメージできずに ぼやけた
浮かんでは消える遠くの街明かり
たまには歩いて帰ろうかな
誰にも 見せたくない 涙を背負ってしまったから。
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何も心配いらない
僕がついてるよ
だから笑って
太陽みたいに
美味しいご飯を
食べたら きっと幸せ
いい夢見れたならきっと幸せ
好きな人に好きになってもらえたらきっと万倍幸せ
たくさんの幸せを集めて レシピをつくろう
誰にも教えない秘密のメニュー
さあ 召し上がれ
とっておきの ご馳走さ。
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世界中から もしも戦争って概念が消えたら
きっと誰もが 笑って暮らせる 毎日がやって来るんだろうな
電車の隣に座る 人にさえ気を遣えない僕ではあるけど
たまには 使ってない優しさを 誰かのために 貯金箱から吐き出したいなあ
目を閉じて描く幸せのイメージはきっと
誰かが笑ってる そんな姿なんだろう
何のための争いなのか 何をそれほどまでに
欲しがっているのか
地球って盤上で命を駒にした
つまらないゲームは続く
次はお前の番だ チェックメイトだよ
ポーンは ナイトを見つめて 羨ましがったりするんだ
自分にはないものを持ってるから
ナイトはナイトでポーンを羨ましがる
この前、小さな子供が 100円を交番に届けた話を聞いた
僕なら 猫ババしちゃうだろうなって 考えたら とても恥ずかしくなった
一年をざっと計算すると365日あるけど 365日もあると考えるか それしかないと考えるかで
世界の 見えかたが変わってくんだ
万華鏡覗いたときみたいに 星が目の前に散らばって
素朴な夜を ささやかに飾りつけてる
つまらないゲームは放棄して
価値のないキングなんてくれてやるぜ
同じ今を生きてても
全然違う今を生きてる
僕らはすれ違うことさえもないのかな
遠く離れた場所で 名も知らない 人の胸中を思う
どうかしているなあ
目を閉じて描く幸せのイメージはきっと
誰かが笑ってる そんな姿なんだろう
何のための争いなのか 何をそれほどまでに
欲しがっているのか
地球って盤上で命を駒にした
つまらないゲームは続く
次はお前の番だ チェックメイトだよ
僕はそっと 土俵から飛び降りてゲームからも降りる。
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銃を鉛筆に持ち変えて 綴ってみようか 誰かへの思いを
多分筆無精だから きっとうまくは書けないと思う
それでもいいのなら つなげていくよ 小説を書くように
物語は 積み重なってく
優しさと少しの 独断と偏見で
それ以外はない
今ある 気持ちに退化や進化などない
生き物でもない気持ちは それ以上でもそれ以下でもない気持ちを歌っていく
心の真ん中に ある理想って邪魔な 衝立を取っ払って
知りたいのは君の本心だけ 醜ささえも受け入れてやる
傷痕に咲く花を知っているかい?
多分 それが幸せってやつじゃないのかな
目には見えない だけどそれは幸せのイメージに最も近いんだ
引き出しを開けるように心の中を探ってみるんだよ
言葉足らずなのは昔からで 今さらごめんねとかいらない
ページが足されてゆく度に
思い出は 厚みを増してゆくんだ
間違いなく昨日よりかけがえない
博物館にある 恐竜の骨格のように
その骨の一つ一つにあるドラマ 思い出すように眺めてる
赤ちゃんが手にした玩具ではじめて音を鳴らした日に
僕は思ったよ 赤ちゃんはその玩具の使い方を覚えたこと
その音は 君に教えている 生まれてはじめての出会いを
食用牛につけられた番号みたいに 記号化された世界に 生きていたくない
僕は名前があるんだよ 呼ばれたい
そして君の名前を呼びたいと思う
よく通った少し間延びした声で
心の真ん中に ある理想って邪魔な 衝立を取っ払って
知りたいのは君の本心だけ 醜ささえも受け入れてやる
傷痕に咲く花を知っているかい?
多分 それが幸せってやつじゃないのかな
ずっと未回答のまんまだった空欄に入れるべき答えじゃないのかな。
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思い出し笑いで涙を蹴散らした
ひとひらの花びらに歌声を乗せて
唐突に始まっては終わるストーリー
ただ今はひたすら足がかりを探してる
明日の今頃僕らはどこで何をしてるだろう
想像はどこまででも広がってゆく
ありがとうを伝えたいのに
言葉にならないときには
じたばたしたって始まらないから
思い思いの スタンス
それぞれのニュアンスで
ここぞってタイミングに
ふいに手渡すギフト
「これからもどうかご贔屓に」
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思い出し笑いをしていたら
何を笑っているの?って顔の君
あの空の先を見ていたんだって
僕は 曖昧な返事をしたんだ
手渡された明日はプレゼント
報われるかな 報われないかな
今日流した涙を どう笑顔に変えるか企んでる
そんなほんのささやかな 目論みは
やがて ちっぽけな綿毛になって
明日の君へと 手を伸ばす
つまらないものですが どうか受け取ってね ギフト
物語の続きを知りたくて
ずるをして 飛び越えたい境界線
目に見えない 壁に翻弄されてる
いつの間にか僕も人真似パントマイム
降ってくるように 託されたプレゼント
拒めもせず 捨てられもしない
大事そうにしたり蔑ろにしたり いそがしい
君を笑わせるための僕の小さな 目論みは
的を外れた 矢のように失笑を呼ぶ
空振り三振 バッターアウト
それでも優しい君は 笑ってくれる それがギフト
七色をした風船に くくりつけた夢を
空に放った 今日
割れちゃわないかな
あわよくば誰かが拾ってくれるといいな
ちょっと先の未来に 送った宛名のない手紙
そんなほんのささやかな 僕の目論みは
やがて ちっぽけな綿毛になって
明日の君へと 手を伸ばす
つまらないものですが どうか受け取ってね ギフト
君を笑わせるための僕の小さな 目論みは
的を外れた 矢のように失笑を呼ぶ
空振り三振 バッターアウト
それでも優しい君は 笑ってくれる それがギフト
人差し指と中指でリボンをほどく
開けてビックリ玉手箱
種明かしだ
もったいぶった割に簡単な思い
それはアイラブユー。