詩人:どるとる | [投票][編集] |
絵日記の中に 広げた自分だけの箱庭
思い出はひび割れた硝子のカタチ
笑わないで 聞いてくれよ 僕の心を
泡みたいに 溶けて消えてしまいたい
人魚の海に 真珠が光る 押し寄せる波
沈む夕日に 昨日が映る
さよなら 僕の愛した人。
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河川敷から眺める 沈む夕日が水面を染める
道もない 川の水面に 不規則に生まれる 波紋
笑い転げた夜もあれば 涙に濡れた
ああ 瓶ビール片手にギターをつま弾けば
懐かしいメロディ この心を ふるわせる。
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手と手をつなぐように誰かと出会いそして別れていく
いつも そばにいるのに気づかないけど時々思い知らされるよ
いつも すぐ手の届く場所にいて
少し手を伸ばせば 必ず誰かがいる
一人になんてなれない
誰ともつながってない人なんかいない
それは まるで 奇跡のような出来事
プレゼントのように届く 言葉
結ばれた 二人の心はもうほどけない
伝わるぬくもり 凍った心 溶かしてく
君は自分で思ってるほど冷たい奴じゃないと思うよ
誰かを思うとき 僕は捨てた優しさを思い出してしまうから
ランプを灯したような夕暮れの街
夜の帳がそっと降りてくるよ
寂しさは 弱さではない 強がらずに泣くことだ今だけは
するりとほどけていく固く結ばれた心
手を離しても 離れることはない
約束のように 降る白い雪を描きながら
君を笑わせる冗談を考えているところだ
何が入ってるかわからない プレゼント
その中身を想像するのがまた楽しい
明日はたとえば中身のわからないプレゼント
どんなことが待っているのかな
それは まるで 奇跡のような出来事
プレゼントのように届く 言葉
結ばれた 二人の心はもうほどけない
伝わるぬくもり 凍った心 溶かしてく
ジングルベルが鳴るとき
二人の刻んだ 足跡は
もう 引き返さない
そのまま どこまでも続いていく。
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電車の窓から 眺めた風景が 風に流されて
跡形もなく 消えていくのをずっと見てた
手の届く場所にある幸せになんて興味がない
僕が探してるのは 方々探してやっと
手に入れることができる幸せ
あなたの手が 僕の手にくれるぬくもりは
何の見返りも求めない無償の愛だった
確かに受け取ったよ 汚れのない手で
ありがとう ありふれた言葉を選んで
君に贈ろう 目には見えないギフト
この街は季節を 選ばずに花を咲かせて
夜には勝手な名前を つけた星も輝いて
記念日にしよう 何でもない今日を
来年の今日も再来年の今日も
忘れないように 刻み込んで
人と出会った数だけそこに生まれる
ささやかなつながりが僕を支えてる
誰ともつながってない人なんかいない
誰も思いつかないような悪戯企んで
泣いてる君を笑わせよう 今夜
夜空にある星の ひとつを指差して
さも偉そうに 語る遠い昔のおとぎ話
本当か嘘かもわからないロマンの足跡
あなたの手が 僕の手にくれるぬくもりは
何の見返りも求めない無償の愛だった
確かに受け取ったよ 汚れのない手で
ありがとう ありふれた言葉を選んで
君に贈ろう 目には見えないギフト。
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小説の構想を 書いていくように
想像膨らませながら明日をイメージする
眠ることも知らない 時間が
時計の針を 進ませて夜を朝に変える
積み重なっていく昨日 今日 明日
めくられていく 暦を 追いかけて
重ねた手のひら 燃えるように熱いのは
誰のせいでもないと空が 笑った
思い描いてる いくつものもしもが
明日の世界を 広げたり 縮めたり
不安がりもするし 無駄な期待をしたりもする
その中に光る ささやかな夢を忘れないで
明日僕らに訪れるロマンスのために
降るような 星空を見上げている夜
画用紙がないなら 空がキャンバスだ
あいにくと魔法が使えない僕らは
空も飛べなければ 時も越えられない
でも 一歩ずつが わりかし楽しい
たまに出くわす苦労もたまには 有り難い
僕を追い越していくのは想像してたより
ずっと 足早にイメージに近づいた未来
ふいに窓を開けて 風に抱きしめられたら
意味もなく ふと大切な誰かを思う
誰かの幸せも 願うことができるよ
靴を磨いておこう
夢の場所にたどり着くときのために
思い描いてる いくつものもしもが
明日の世界を 広げたり 縮めたり
不安がりもするし 無駄な期待をしたりもする
その中に光る ささやかな夢を忘れないで
明日僕らに訪れるロマンスのために。
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君の声がふと 力を失ったように
想像してた さよならを 言葉にしたら
暗闇の中で明かりを失ったように
途方に暮れてしまうだろう
手を伸ばしたその先に君はいて
強がって無理して優しくしていたこと
それくらい 気づいていたよ
駅のホームに 夜の帳が 降りてきて
終電から降りた僕らは 迷わずに
それぞれの 明日に地図なんてなくても
たどり着けるよ
君の背中に小さく呟いたさよなら
わざと聞こえないように口にしたんだ
いくつもの言葉を知っているのに
意味を問いただされたら答えに困るよ
でも愛だけは 生まれる前から知ってて
だから一途に誰かを思うことができる
よくあの台所で 料理をつくってた
味もわからない僕の体を気遣って
目に見える優しさのその向こう
交わした口づけの数を覚えてる
喧嘩した数だけ仲直りがあるんだね
思い出を 回想するように 記憶をたどっていく
どうして僕はあの時素直になれなかった?
後悔だけが 残り火のようにくすぶってる
重ねた時間は 二人の心に それ以上の
悲しみを 喜びを 愛しさを残したはずなのに
続きのない 物語は
結末を迎えることもなく 打ち切られた
でもそれは二人が 決めたことだ
駅のホームに 夜の帳が 降りてきて
終電から降りた僕らは 迷わずに
それぞれの 明日に地図なんてなくても
たどり着けるよ
君の背中に小さく呟いたさよなら
わざと聞こえないように口にしたんだ。
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畦道に君と二人で 駆け抜けたあの夏を
大人になって忘れてしまいましたか
思い出の一番 奥で輝いてる時間
そっと思い出すとき ほほを伝う涙は
もう二度と帰らぬ夏を 覚えてる
風にさらわれた 麦わら帽子も
ソーダ味のアイスキャンディーも
まるで長い夢を見ていたように
気づけば僕の記憶にしまわれてた
宝物のように 今でも 変わらず
光り輝く 夏の忘れ物
丸々と太ったスイカ 二人で食べきれず
影踏みして 日が暮れるまで遊んだ
思い出の中でひときわ輝く時間
ふれられるときはそうは思わないのに
届かなくなってから懐かしさに焦がれる
押し寄せる 海岸の白波も
かなわず終わった初恋も
まるで幻のように過ぎ去った日々
遠い昔の出来事のように思い出す
かつて少年だった誰もが 持っている 思い出
泥んこになって 転んで 膝につくった傷あと
その数だけ きっと笑顔があって
涙もあったのだろう
うまくは思い出せないことが
悲しくて どこか切なくて
風にさらわれた 麦わら帽子も
ソーダ味のアイスキャンディーも
まるで長い夢を見ていたように
気づけば僕の記憶にしまわれてた
宝物のように 今でも 変わらず
光り輝く 夏の忘れ物
かつて あなたが少年だったときに
持っていた 気持ちだよ。
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電車の窓から 過ぎ去る景色を見ていた
たまに思い出すのは君の笑った顔
時間ができたのに会わないのは
簡単に会えるなんてつまらないから
贅沢を覚えた僕らは忙しい中で
やっと会えたときの喜びを知ってる
目も眩むほどの青い空と
アスファルトに降り注ぐ陽射し
30度をゆうに越える暑さの中で
溶けてしまいそうな頭ぼんやりしてる
中央線の改札を出てから考える
花火を見に行こうと誘われた
浴衣姿の君にうっとりしてた
まんざらでもないと友達がからかう
ただのんべんだらりと過ぎてく毎日なら
たまには地図も持たず宛もなく行こう
空に翼を広げるグライダー
低空飛行で 僕を威嚇してる
そんなイメージを 広げながら
一人笑ってる 僕を君は笑ってる
ラララ ラララ
ラララ ラララ
目も眩むほどの青い空と
アスファルトに降り注ぐ陽射し
30度をゆうに越える暑さの中で
溶けてしまいそうな頭ぼんやりしてる。
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日暮れの街並みは誰かの帰りを待ってる
舌もとろける美味しそうな夕飯用意して
誰もがそれぞれの切なさを抱えてて
そのなかで時々笑って幸せを感じてる
宝石みたいな星を散りばめた夜空に
言葉にならない 美しさを 感じるのは
僕の心があの夜空と同じように美しいものだからかな。
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帰り道を急ぐ 人の波は穏やかで
夕焼け空が 切なささえ抱きしめてる
言葉にならない 気持ちになったなら
そばにいてくれる誰かの名前を呼ぶよ
僕が君のことを思うとき君も僕のことを思ってくれるかな
大切な人を 思うとき
僕の心は ひときわ優しくなるんだよ
それはまるで 茜色の空に 照らされて
顔が照れたように赤く染まるように
ちょっと恥ずかしくて でもうれしい
だから僕はもっと君を好きになるんだ
ポケットを探って打開策を練る
袋小路に迷い込んで迷路の中にいるよ
誰かの真似なんかしたくないんだよ
僕だけの何か 探しているんだよ
僕が泣いてても君だけは笑ってくれてればいいと思う
優しい君は 僕が泣いていたら きっと
笑ってなんてくれないから 強がって
無理して笑ってたら 君はそれを察して泣いてしまったんだよ
それが申し訳なくてでも嬉しくて
だから僕はもっと君を好きになる
重ねた 日々はいつか思い出として
振り返るときために明日を目指すんだ
道はまだ果てしなく続くよ
おざなりだけど 明日も同じ気持ちで
君と 笑ったり泣いたり 山あり谷ありの毎日だ
僕が君のことを思うとき君も僕のことを思ってくれるかな
大切な人を 思うとき
僕の心は ひときわ優しくなるんだよ
それはまるで 茜色の空に 照らされて
顔が照れたように赤く染まるように
ちょっと恥ずかしくて でもうれしい
だから僕はもっと君を好きになるんだ。