詩人:どるとる | [投票][編集] |
終電も通り過ぎた 駅のホームで
いつまでも誰かを 待っている
地面を打つ雨の音だけが やけに浮いて
それ以外の音は まるで聞こえない
たった一言 ごめんねって言えれば
僕らは 明日も 変わらず笑えたのかな
僕だけが 悲しいなんて思わないけど
今は 目の前にある悲しみしか見えない
離したくないと思った手を離したいと思った時
一緒に消えたぬくもり
今は君の笑った顔もあの悪戯そうな顔も見えないのに
余韻みたいに 心に残ってる真新しい痛み
冬が来たことにさえ気づかないみたいに
忘れてた寒さが よみがえってきた
溶けてなくなる あめ玉のように
重ねた二人の時間 色とりどりの思い出
永遠はないと知ってたけど 束の間の幸せは泡沫
もう僕には必要のない気持ちなのかも知れない
誰かを好きになる気持ちは
確かにあった 誰かを愛するためだけに生きた 時間が
望んで離したはずの手のぬくもりが まだ かすかに残ってる
それは僕がまだ誰かを愛する気持ちを捨てきれていないから
回るフィルム 映写機の 向こう
空と海の境目に 地平線を 描いて 世界が広がる
長い長い夜が明けていく
僕だけが 悲しいなんて思わないけど
今は 目の前にある悲しみしか見えない
離したくないと思った手を離したいと思った時
一緒に消えたぬくもり
今は君の笑った顔もあの悪戯そうな顔も見えないのに
余韻みたいに 心に残ってる真新しい痛み
終わりから始めよう
君を愛したようにまた誰かを 愛せるように。
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とりどりの色を
その胸に たずさえて
あなたは 何の企みもなく 笑うから
僕は持てるすべての言葉を 使っても
今の気持ちを 形にはできない
昨日夢に見た 一番幸せなひと時を
思い出と名付けるのは たとえようのないイメージ
風のいたずらとでも ごまかしましょうか
雨上がりの虹を渡る風よ 消えないで
重ねた声は やがて何かを伝えるから
今は悲しい 旅路でも 涙を抱えて進む
何色にでもなれる カーネーション
贈るのなら 思いを花言葉に託して 明日の空へ
流れる雲の 背中は何処へ行くのか
追いかけても追いかけても
ふれることさえできない幻さ
昨日夢に見た 一番幸せなひと時を
思い出と名付けるのは たとえようのないイメージ。
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広がる 水彩画の風景
いつか 見たあの 夢のような
舌先で転がすキャンディ
もう僕は 言葉を 忘れてしまいたい
言いたいことは すべて 言ってしまったような
空っぽの 心に 空が 飛び込んでくる
ぬけるような青に 埋もれた 僕は
もう僕を忘れない
余韻のように 残る
後味を 受け止めたのは 漠然としたイメージ
もう跡形もなく溶けてしまったのに
なぜだろう あなたはまだここにいる。
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たとえばここに 誰かを思う心があるなら
その気持ちを 歌に変えて 伝えよう
不安の中で 手探りだけで 頑張っても
空回りするだけの僕はため息ばかり ついてる
舞台の上に 立って
好きでもない ダンスするなら
ドアを開けて 一人風に吹かれよう
訳もなく ただ 嬉しいとか 悲しいとか
心のままに この顔が 形を 変えるから
今はただ 不器用に空を見上げていよう
欲しいものは 尽きそうにないな
宝石のような 目に見える輝きを求めて
いくら着飾っても 心は裸のままだよ
生まれ変わるんだ 少し強い僕や君に
今よりもう少し笑えるために
ステップ踏んで その先の物語へ
魔法なんか ない世界で 誰かを思うと
魔法みたいに 心は色づいていく
もう 僕は 悲しそうには笑わない
いつの間にか 忘れてしまった 大切な気持ち 今 思い出して
目には見えない ドアを 開ければ
世界は 見違えて見えるだろう
訳もなく ただ 嬉しいとか 悲しいとか
心のままに この顔が 形を 変えるから
今はただ 不器用に空を見上げていよう。
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傘を空に 突き刺して 涙をひとさじ 世界に まぶしました
悲しみは 言葉にすれば 涙になるから
言葉にはしないで 引き出しにしまう
積み重ねた言葉を
そこに込めた思いを
今 ほどいていく
君が好きだよ そう言葉にした瞬間
僕はやっと素直になれた気がする
未来は思うほど 明るくもない
けれど 期待はできそうだから
もう少しこの 冬の寒さにふるえていよう
首に巻いたマフラーは 君からもらったクリスマスプレゼント
夢の続きを求めて また何度も 眠って
暖炉の そばで 船をこぐ
大好きな あの歌が
僕の 冬を かたどる
輪郭さえぼやけた 幸せ
断られたとたんに嫌いになるなるなら 恋じゃなくていい
舞いながら 落ちる粉雪は風に乗り
手のひらの上で 溶けた
恋は叶えるために するんじゃないよ
叶わない恋もまた 恋だろう
流行りのクリスマスソングが流れる街
幸せな結末を 流行りの歌は歌ってる
クリスマスの街に 白い雪とジングルベル
ああ人はなんのために 人を好きになるんだろう
当たり前な ことに悩んでる ばかだなあ僕は 答えなんてあるはずもないのに
君が好きだよ そう言葉にした瞬間
僕はやっと素直になれた気がする
未来は思うほど 明るくもない
けれど 期待はできそうだから
もう少しこの 冬の寒さにふるえていよう
首に巻いたマフラーは 君からもらったクリスマスプレゼント
君が好きだよ 言葉にした瞬間
終わってしまう恋なら
いつまでも このまま友達でいい。
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僕は 何も知らないまま この世界に 生まれてしまった
大切な人の温もりに ふれたとたんに
意味のないはずだった毎日が がらりと変わった
君が笑った それだけのことで 僕は この上なく 嬉しくなって
つい 調子に乗ってしまうけど
そんな油断してる僕にも 君はためらいもなく手を差しのべてくれる
くだらないことも ありふれたことも
そのすべてを愛せるなら 生きていく
意味も少しはあるのかなって思った。
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街を抱いたように広がる夕暮れ
帰り道を急ぐ人たちの影が 長く伸びる
寂しそうに 丸めた背中にたとえば 光を灯すような
魔法の言葉を僕は 探してる
今日は 笑えなくても 明日 笑えるなら
今日は 仕方ないから泣いてやろう
そんな 強がりで 人は 笑ってまた 前に進む
繰り返される 他愛ない 毎日が
いつの間にか 僕にとって
何より かけがえのない思い出になる
そんな ささやかな喜びを 胸に 生きていくのも いいね
道しるべのない 道に 刻まれたルール
正しさは 曖昧にしてあやふやな形
時々生きる意味を なくしてしまう
ごまかすように 笑った 昨日の 自分をまだ覚えてる
今日 出来なかった事が 明日出来るように 今日の失敗がある
成功とは 失敗への通り道だと 思う
誰を 愛して誰に愛されて 何に悲しみ 何に喜び
君は生きているの?
異なる世界中のアンサー
僕は何の為に生きているんだろう まだ出ない答え
もう テストなんか受けなくていい歳なのにさ
まだ机にかじりついて 悪戦苦闘して
この人生の 命題を解き明かそうって 躍起になってんだ
今日は 笑えなくても 明日 笑えるなら
今日は 仕方ないから泣いてやろう
そんな 強がりで 人は 笑ってまた 前に進む
繰り返される 他愛ない 毎日が
いつの間にか 僕にとって
何より かけがえのない思い出になる
そんな ささやかな喜びを 胸に 生きていくのも いいね
たった一人の 大切な誰かのために
生きれたとしたら
その誰かを幸せに出来たとしたら 素晴らしい。
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押し花のように 残せるかな
誰かの胸に 愛された記憶を
ページをめくるようにして
日々を やり過ごしていく
めっきり寒くなったから
風邪など 牽かないように
手編みのマフラー 君がくれた
もう 作ってくれた人はいないけど
どうしてまだ 持っているんだろう
君のことなんて もう好きじゃないのに
今までで一番 短く終わった恋なのに
今までで一番 一途になれた恋でした
ありがとう めったに言わない言葉を
最後にさよならの代わりに 言ったよ。
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大切な人は どうして 私より先にいなくなってしまうの
小さな 灯火 あなたは揺らして
残り少ない 時間を生きている
いつまでも あなたと一緒にいたいけど
きっとその 願いは叶うことはないよね
せめてあなたとの時間を 私は 大切にするわ
私が 向かう未来にあなたは いなくても
私の中に あなたは消えずに残るわ
落ち込んだときには目を閉じてみる
まぶたの裏であなたを思い出すの
懐かしいあなたにいつでも会える
あなたは私の大切な人なら あなたは私の大切な人
命の短さに 願いの長さを知る 百年の恋もあるから
思い続ければ けっして届かない距離じゃない
あなたとの思い出は気泡のようになって
私の中に いくつものあなたを描く
心のキャンバスに 私の思うあなたを描く
まだ読み途中の本の間にはさむ栞
私の人生もまだ 始まったばかり
悲しいこともあって うれしいこともあって
私は 笑い そして泣いて生きている
消えない痛みは 僕に命の証を 示してる
誰かの大切な人の 大切な人が あなたであるように 願うわ
引き出しの中に しまった 押し花
終わらない時を 生きている
そこには 永遠が輝いてる
私が 向かう未来にあなたは いなくても
私の中に あなたは消えずに残るわ
落ち込んだときには目を閉じてみる
まぶたの裏であなたを思い出すの
懐かしいあなたにいつでも会える
あなたは私の大切な人なら あなたは私の大切な人。
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どっちつかずの 思いは振り子になって
まるで試すように いつまでも 回り道する
夜明け前の紫色した空に 星が輝いてた
タイミングを 見計らって投げる会話
答えのない問いかけばかりを
繰り返しては 何度も落ち込んでる
くだらないことも ありふれたことも
眩しいくらいに 今は輝いて見える
何故って聞かれたってわからないんだ
ごまかすように口づけを頬にひとつ
隙を狙って投げたアイラブユー 空振り
渋滞の道 ブレーキから足を離せない
やけに真面目な夜さ 下心は影を潜めて
この前観た映画の話になり しばらくその話で 時間をつぶした
世間では クリスマスだと浮かれてる
ああ僕は 思いも告げられずにいるんだ
言うほど強がれもせず まして強くもないから
すぐにボロが出てしまう
結末をあせるなよ 物語は まだ始まったばかり
スタートラインにさえ立っちゃいないんだ
くだらないことも ありふれたことも
眩しいくらいに 今は輝いて見える
何故って聞かれたってわからないんだ
ごまかすように口づけを頬にひとつ
隙を狙って投げたアイラブユー 空振り。