詩人:どるとる | [投票][編集] |
眠れない夜はあらすじをはみ出して一人、夜空を心が旅する
もて余した時間を どうしようかと
迷ってる間に夜は明けてしまう
優しさを 持ち寄って この夜を飛び越えて早く明日に会いたい
君の眼差しを手に世界を駆け巡る想い
めぐっていくのは季節も命も同じこと
花の咲く場所で君と僕が出会うとき
明日を願う物語の ページが開く
目覚めたくない夜は 朝をどこまでも遠ざけていく
恋なんかしている暇はないんだ
邪魔しないでこの一人だけの楽しみを
体中の熱をうばって
冷えていく手のひらにたしかな手触り
ホロスコープから見た世界は想像を越え
既存のイメージを塗り替えながらゆく
どんな色に染められていくのかなあ
未来を 待ちわびる心が明日を連れてくる
世界に果てなんかない
思い込みを捨てれば
行き着く先の見えない毎日だ
君の眼差しを手に世界を駆け巡る想い
めぐっていくのは季節も命も同じこと
花の咲く場所で君と僕が出会うとき
明日を願う物語の ページが開く
夜が明ける 日が昇る
その時 僕はどんな気持ちなんだろう
気になるんだ。
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春を待ちわびて 風に たずねた
あとどれだけ 歩けばいいのかと
空は青く広がり白い雲浮かび 夕暮れは 優しく燃えて 帰り道を見守ってる
その胸に 小さな薄紫色のすみれを咲かせて
僕は夕日に恋をする まだおさない 少年
きれいなものに 心をうばわれていた
夢の終わりに 降る雨はつめたく
この心を 凍えるほど冷やした
自転車が 通り過ぎていく景色を
追い越して 窓を開いて丘の向こうへ
その胸に 小さな薄紫色のすみれを咲かせて
僕は夕日に恋をする まだおさない 少年
きれいなものに 心をうばわれていた
かがやくものに 心は見とれていた。
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目を覚ました 瞳が一番最初に目にした
世界が こんなにも僕を 笑顔にしていた
最近の君はどうだい?
どこかに忘れたままの笑顔を
取り戻しに行こう
坂道ばかりの毎日で 疲れはてて今日もご帰宅
夕暮れの空に 翼を広げる鳥に なりたい
ギターひとつ持って 大きな口を開けて歌おう
知ってる言葉集めてメロディにのせて歌を歌おう
届いておくれ 遠い街へ 風に綴る手紙
あくびで始まって あくびで終わってゆく
どうしようもない毎日が愛しくてたまらない
予報にない雨にうたれて
傘がないとき 誰かの 優しさが傘のかわりになる
咲いている名前もわからない花に
誰かの面影を重ねて 懐かしく 振り返る道
ギターが弾けなくても見えないギターを持って
下手くそな歌声でラララって歌えば元気になる
受けとめておくれ 君の明日まで 風に綴る手紙
一歩で 踏み越えられるかなあ
大きなハードルを どれだけの夢を持てば
出口のない夜に迷い 行き場のない思いが涙になる
こぼれた涙は明日の 力になるかな
ギターひとつ持って 大きな口を開けて歌おう
知ってる言葉集めてメロディにのせて歌を歌おう
届いておくれ 遠い街へ 風に綴る手紙
受けとめておくれ 君の明日まで 風に綴る手紙。
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まばたきのほんの数秒さえも
惜しくなるのはなぜだろう
あなたのその笑った顔を
この瞳に焼きつけたいんだ
ストロボを焚いて シャッター切って
形にできない思い出の場面を
並木道の木々が 寒そうに見えた日は
裸ん坊の桜が風にふるえていた
持ちうる優しさを持ち寄ってあなたのすべてを愛そう
この手にふれられるものは
以外に多くなくて 目に見えないものにはふれることさえできない
だから 目を閉じて暗闇に描く光に
語りかけるように 重ねていく思い出を
忘れないように 手放すことのないように
心の中に 宝物みたいにしまうんだよ
まばたきのあとに 閉ざされる世界が
眠りに落ちる間際のようで
少しだけ寂しくなる でも穏やかな気持ち
恐くはない 大丈夫平気だ
部屋の中に 広がる言葉にならない
切なさが 夜が明けてもそこにある
押し寄せる孤独を なだめながら 暮らす日々に
降りだした雨に 濡れてしまうと容易く 涙がはみ出す
まばたきひとつで 世界は僕の瞳から
跡形もなく消えて どんな光も 照らせない暗闇が広がる
雨音や風の音を とらえた耳が 誰かの声を 抱きしめて
心が折れそうなときは
倒れそうになるのを抱き上げてくれる
心の中にはいつの間にかたくさんの思い出が
この前映画を観たよ 人生を振り返るような
暗い内容だったけど案外面白かった
代わり映えのない毎日も少しの 喜びで
幸せそうに主人公は笑ってた
だから僕も
この手にふれられるものは
以外に多くなくて 目に見えないものにはふれることさえできない
だから 目を閉じて暗闇に描く光に
語りかけるように 重ねていく思い出を
忘れないように 手放すことのないように
心の中に 宝物みたいにしまうんだよ。
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小雪混じりの雨が レールを 濡らした朝に
始発電車に飛び乗っていつもの場所へ
ああ 大好きな人の顔イメージしながら
思い出し笑いをするのが癖になった
あぶくのように わき上がってくる
たくさんの 記憶が心を埋め尽くす
愛する人のために 生きている毎日が
こんなにも まぶしくて幸せです
三番線の ホームにまもなく到着した 下り電車に乗った
窓の外は すっかり日暮れてオレンジ色
どうでもいいような会話も 大切な話になる
振り返る瞳の先に 君の笑顔が見える
ああ ありふれた一つ一つをかみしめたら
君の存在が僕の世界を見違えさせたよ
目を閉じてふいに消える君の姿
まばたきのほんの数秒が惜しくなる
愛する人に 愛されている 毎日は
無条件で僕に幸せをくれるんだ
移り変わる景色が 季節の流れに 花を散らすなら
大切なものを 離さないように 繋いだ手をたしかめた
ここにある幸せに 満足してしまうには
まだ知らない 明日がある その先には未来がある
行こう ずっと終わらない二人だけの旅
愛する人のために 生きている毎日が
こんなにも まぶしくて幸せです
三番線の ホームにまもなく
到着した 下り電車に乗った
窓の外は すっかり日暮れてオレンジ色。
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枯れゆくその時は君の中に種を残して
いろんなことを教えてから死にたい
必要なことも くだらないことも
思い出という名前で残る重ねた時間が
やがて 何よりも大事なものになるから
瞼を 閉じればそこにある 毎日があなたを覚えている
笑ったり 泣いたりして いろんな顔が浮かぶ
そして もう一度
瞼を開いたときにはもうあなたはいない
描かれた 風景画の中の物語を読みとく
空の続きを 道の向こうを想像しては
世界を広げて 描かれていない世界を
頭が追いかける 足跡をたどるように
流れゆく 時間の果てに 心を旅させる
雨の冷たさまで 愛しい 紛れなく生きている証になる
ただそこにある風景が たくさんのことを教えてくれる
長い夜が明けて 窓に光が差せば思い出す ずっと夢を見ていた
テーブルに丁寧に並べられた
料理の数々を 無心で食べる
定められた時間の中で許された
自由はとても不自由に似通って
瞼を 閉じればそこにある 毎日があなたを覚えている
笑ったり 泣いたりして いろんな顔が浮かぶ
そして もう一度
瞼を開いたときにはもうあなたはいない。
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歌って 踊って 夜を明かして
今すぐ 会いたい 世界中の君に
長すぎる夜は 終わって
光に 照らされた街並みで
なにかが 起きるのを足踏みして待つ
幕を 開けて 自由に遊ぶ世界を見渡せば
悲しみなど 小さなことだと笑い飛ばす
銃や刀を 花束に変えて 明日の世界に
溢れんばかりの幸せを 咲かせよう
ホップステップジャンプのリズムで
軽々と飛び越えようこの距離を
色鮮やかに 染められた世界を
縦横無尽に 駆け巡れば
知らない言葉や歴史に日々出会う
目の前を遮る壁を壊して君に会いたい
手を取り合い踊れば言葉の壁も何のその
やがて僕らは十年来の友達のように
ダンスを交わせば愛を描く手足
見えないものに 遮られて
仲良くなれないのなら
肌の色の違いや 文化の違いなんてささいなことだ
たとえ言葉では通じあえなくても同じ人間だ
体中に通う血の あたたかさは疑いようのないしるし
幕を 開けて 自由に遊ぶ世界を見渡せば
悲しみなど 小さなことだと笑い飛ばす
銃や刀を 花束に変えて 明日の世界に
溢れんばかりの幸せを咲かせよう
あきれ果てるくらいの幸せに溺れよう。
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大したことのない一日が終わってく
今日も 僕は何のために生きていたのか
それさえもわからないままだよ
生きる意味を 誰でもいいから持たせて
南の窓を開けたら 昨日買った本を読もう
あらすじの向こうへ
閉じたまぶたの裏に降る
幾千もの星の雨 どしゃ降りに
差し出された手のひらに落ちる涙は
変わらない 優しさをくれる
ありがとうを届けたい あなたに。
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ずっと探し物をしていたような
何の宛もない 旅です
黄昏の街で 空の見えない 壁に囲まれて
答えのない 問いかけに悩まされていたよ
君が笑えば僕も笑う
そんな単純な答えを 引っ提げて
誰かが刻んだ足跡を追いかける
影が背伸びをする夕暮れ
あくびで始まっては終わってく
湯船の中で 膨らます海月ぶくぶくと。
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小説のあとがきみたいに忘れ去られ
読み飛ばされる 日々をさまようのさ
いつか誰かが 歌ってた
古くさいラブソングを口ずさむ
愛さえ確かなら どうでもよかったよ
そんな時間は 過ぎて
どこまで読んだのかわからなくなった
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