詩人:どるとる | [投票][編集] |
飛んだり跳ねたりそれなりに忙しい
僕らはいつでも 線の上を歩いている
空には太陽 裏切れない掟にしばられて
もしも僕が悪魔になれたなら
こんなにもはみ出せるのに
悲しみの目の届かない場所まで
連れていって 連れていって
ありあまるくらいの幸せに溺れたい。
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くるくる回り始めた 二人の恋の万華鏡
覗きこむたびに形を変える
魔法じかけの エトセトラ
あなたがくれたこの時間は
空の色も風の色も 変えてしまうよ
会いたい気持ちだけで 走ってく
明日がもう 待ちきれなくて
日が暮れても夜が明けても 寝ても覚めても
この心はあなただけしか見えない。
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水清き川の流れ
縁取る おろかさに
僕は己の器を垣間見る
したたかに 立つ
風に背を向けて
我は 勇ましく
空見上げる 人
春に会いたい
心が はみ出して
はしたない。
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花になれ君を思う心よ 美しく咲き誇れ
日だまりが 庭で遊ぶ午後に見た僕は見た
気づかずに通りすぎた君の悲しい背中
忘れたままの季節さえもさらりと流れて
消えない痛みを残したまま 正夢になる
確かな明日を 追いかけた昨日は
目を開いて その瞳を染める春に
今僕は 優しく抱き止められる
風は 南へ吹いていく
ああ 恐れるものは何もない。
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連れていってくれないか
誰よりも早く 明日が知りたい
目を閉じて 広げた世界は
見えるものを 鼻で笑い飛ばしてる
空に手を 伸ばしても 星ひとつつかめないこんな僕にも
出来るんだ 小さな一歩で今を踏み越える
色とりどりの世界はまぶたの裏に
好き勝手に夢を描いて 明日をもっと楽しみにさせるだろう 朝を迎えたその時から待ちきれない
僕らはまだ覚めない夢の中で 眠ってる
歌わせてくれないか
アイラブユーを越えた気持ちを歌いたい
両手にいっぱいの太陽を 受け止めた君は 遥か彼方へ
季節の花が 咲いても その名前さえわからないままなのに
手を振るとき 妙に寂しくて 涙になる
この身を 縛るすべての不自由よ 誰も愛すこともなくもて余した 愛で 世界中に花を咲かせてみよう
僕らの世界は 次第にありふれていくよ
当たり前を愛せる そんな人になりたくて
うつむく誰かの瞳に 逆さまに映る
悲しい顔をした 君が 明日はどうか笑っていますように願うとしよう そうしよう
色とりどりの世界はまぶたの裏に
好き勝手に夢を描いて 明日をもっと楽しみにさせるだろう 朝を迎えたその時から待ちきれない
僕らはまだ覚めない夢の中で 眠ってる
僕らは ずっと覚めない夢の中に 生きている。
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宛のない想像で 広げた箱庭で
奏でる歌は 名前のないメロディだ
君が君である意味も
僕が僕である意味も
過程を経て結果にたどり着くまで
見えない答えなら 永遠に知りたくない
つまらない 現実に憧れが汚されてしまう
五線譜の上に 下手くそな言葉が踊る
アイラブユー=愛情表現 容易すぎる見解
はみ出しもせず ただレールの上を走る歌。
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棒読みで愛を歌いましょう
空には 金色のバナナムーン
思いが空を飛んでる
生きたいよって
力一杯叫んだ声は
空を ぶち破って
天井に穴をあける
崩れ落ちた空が
新しい地面になる
川に落ちた空が
国と国に橋を渡す
キャンユースピークなんだって
出会えばほらねみんな友達。
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読みたい本もない
行きたい場所もない
会いたい人もいない
見たい景色もない
好きな色もない
抱いてる夢もない
欲しい服もない
負った傷もない
誇らしい証もない
歌いたい歌もない
帰りたい家もない
口にしたい食べ物もない
生きる力もない
死ぬ勇気もない
熱い心もない
冷めた冷酷さもない
つまり何もない。
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僕の世界は ただ宛もなく時を刻み
果てのない ゴールを目指してゆく
希望的観測に則って話は進むだろう
憧れなんかを引き合いに出したりして
空の素直な青さや街の退屈な空気が
僕を 駄目なやつにするんだ
僕は僕を 嫌いにもなるし好きにもなる
今日の僕は一体どちらの僕だろう。
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いつか 聞いたあの声が畦道こだまする
一月のうすら寒い風に芯まで冷やされて
青白く浮かぶ真昼の月にも心があるなら
死んでいく命のその胸に美しい花を咲かせて
雲のたなびく青空に蛍火のように灯る
思い出の数々。