詩人:どるとる | [投票][編集] |
どうすればいいのかわからなくなった
答えなんてあるはずもない
正しさを 探していたら
簡単に生きるのが 嫌になった
今日もまた 疲れはてた体を無理やり
酷使して 泣き言も言わないように
平静を装うけどそれにも限界がある
僕には やらなければならないことがある
だから 生きていく意味があるんだ
浮かんでは 消えてゆく 思いの数だけ
正解があって 同じく間違いがあるなら
どんな生き方をすれば
僕は幸せになれるんだろう
誰も教えてはくれない
でも自分一人で考えるにはとても 荷が重いよ
それでも どうにか答えを出そうとして自問自答してるんだ
悩みなんて 挙げればきりがない
生きていることがもう悩みです
もて余した 優しさのせいで
そのつもりもない愛なんて囁いてる
真夜中にふと死にたくなって
でもどうしたら死ねるかわからない
孤独なんてもう慣れたのに
涙には嘘はつけない
弱い自分が 強くなろうとするとき
涙を流して優しさを思いだそうとする
集まってはバラけていく 人の群れをかいくぐり
街の人混みに酔う
誰もが自分に精一杯で 他人のことなんて見えないんだね
優しさを 求めすぎると容易く絶望する世の中さ
だから 理想を持つのはやめるよ
今日も自分を幸せにする為だけに 自問自答してるんだ
この街でいちばん高いビルにのぼって
展望台から 見た空は少しだけ このまま死ぬには惜しい
そんな気持ちにさせてくれた
浮かんでは 消えてゆく 思いの数だけ
正解があって 同じく間違いがあるなら
どんな生き方をすれば
僕は幸せになれるんだろう
誰も教えてはくれない
でも自分一人で考えるにはとても 荷が重いよ
それでも どうにか答えを出そうとして自問自答してるんだ。
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踏み出せばそこに道が延びていく
この世界の果てまでもランナウェイ
サイコロ転がして 出た目の数だけ
進むような旅はしていない
地図なんて 持たされてやしない
運命なんて 知らない
宿命にも興味がない
誰にも信じてもらえなくなったら
誰も信じられなくなった
気づいた僕は 一人だった
見上げたあの空と同じ 色に染まった
嘘ばかりの 愛でもいいから
そばにいてほしい そう思った
僕の中の僕と君の中の君で
この物語の続きを つなげてゆこう
踏み出せば そこが道となるように
僕らが生きるその場所が世界になる
何が間違ってるかより何が正しいかを考える
もて余したこの 好奇心は
止められないよ誰にも
アウトローな 気持ちが
体より先に 走ってく
踏み出せばそこに道が延びていく
この世界の果てまでもランナウェイ
自問自答はやめだ
考えるより先に
動き出せ 体よ。
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会いたいと思うぶんだけ
会えない日が 辛くなって
こんな寒い日ほど あなたにそばにいてほしい
嫌いなところまで 好きになりたい
そんな 願いを言葉にしたら
きっと僕は照れてしまうよ
すれ違う日々 お互い忙しくて
それはそれで 幸せなことなのに
会えないだけでとても 悲しい
僕と君を隔てる距離なんか越えて
今すぐにでも君に会いに行きたい
そしてこの胸の中の気持ちを全部
残らず吐き出してしまいたい
愛してる それだけを伝えるために
僕はこんなに 苦しんでいるんだよ
会いたいときに会えたらうれしい
でも会えないときも会いたい
会えないときほど 会いたい気持ちだよ
嫌いなところなんてあるはずもない
嫌いなところも好きになる予定さ
時間なら いくらでもあるだろう
たまに 会ったらどう言葉にしていいかわからなくなるよ
今の気持ちは間違いなく うれしいはずなのに
同じ空の下にいるのに僕らは離ればなれ
僕らの恋を遠距離恋愛っていうらしい
でもどんなに距離があっても 心だけは
いつでも すぐそばであなたを感じてる
愛してる それだけじゃ伝わらない
でもそれだけしか伝えられない
今度はいつ会えるかな?
カレンダーに丸をつけるよ
楽しみだなって電話で笑っていた
その声の向こうに君を描いてる
僕と君を隔てる距離なんか越えて
今すぐにでも君に会いに行きたい
そしてこの胸の中の気持ちを全部
残らず吐き出してしまいたい
愛してる それだけを伝えるために
僕はこんなに 苦しんでいるんだよ。
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冬の隙間から夜が降りてくる
待ちわびていた雪が降り出せば
言葉なんてなくてもいつの間にかどちらからともなく手をつないでる
僕の手よりひとまわり小さいはずの君の手が
僕の手を包み込んでる
こんなに 大きな背丈をした僕を
簡単に幸せにしてしまう
君は 見た目よりずっと 大きな心を
持っていると 知ったんだよ
星を 数えた 眠れない夜には
途中でいくつかわからなくなった
あまりの星の多さに何度でも見失って
そのたびにまた最初から数えた
寒いはずの冬なのに心なしかあたたかいのは
君がそばにいるからだね
見た目よりずっと情けない
でもそれなりに頑張ってはいる
幸せにできるかはわからない
でも二人で生きる未来は楽しいはずだ
歩道に誰かが つくった下手くそな雪だるま
朝にはとけて 顔がめちゃくちゃ
悲しそうな顔になっていたから君はなおしてた
そんな 君を見てたら 寒いのなんて忘れていた
見ていたいよ これからもいろんな君を
こんなに 大きな背丈をした僕を
簡単に幸せにしてしまう
君は 見た目よりずっと 大きな心を
持っていると 知ったんだよ。
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机の上の置き手紙 君が残した
最後の雨が 消えない涙のあとになった
降り続いている 雨が濡らした明日を
僕は 必死で生きるけど
寂しさを ごまかすのが精一杯だった
やめられない煙草は 君がいなくなってから
ますます やめられなくなったよ
たまに 洗濯物を干しては 予報にない雨に濡れて
あわてて 取り込んだときには
殆ど 濡れていたけど
もう一度 干す気にはなれなかった
アパートの階段を 一段飛ばしで
かけ上がる理由を僕は 知らない
知らないというより 見えないといったほうが
正しいかもしれない
あるいは 間違っているのかもしれない
同じ今日を 生きるなら 眠る必要なんかない
きのうと同じ今日なら違いなんかない
今日が何度 おとずれても
それは少しも変わらない はみ出すこともできない僕らには
最初から 行き場なんかなかった
繰り返す日々の先
透明な時間が
いくつも 通りすぎていった
よくある幸せは 泡のようにあらわれては消えた
やめられない煙草は 君がいなくなってから
ますます やめられなくなったよ
たまに 洗濯物を干しては 予報にない雨に濡れて
あわてて 取り込んだときには
殆ど 濡れていたけど
もう一度 干す気にはなれなかった。
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意味もなく ただ笑ってみたり
なんでもないことに大袈裟に 泣いてみたり
それなりに忙しい日々を 生きている
ある日は落ち込んでみたり
ある日は 上機嫌になってみたり
心は天気ほどにめまぐるしい
机の引き出しの奥にしまったままの
伝えられない思いは涙に 濡れる
この街で一番 高いビルの屋上にのぼって
そこから見上げる空を 見たいんだ
なんとなくそんな気持ちになって
かけ上がった階段 頼りない一歩は
宛のない明日に 続いていた
つく必要ない嘘をついてみたり
果たせない約束を取りつけたり あげく嫌われたり
それなりに残念な日々を 生きている
好きでもない人とキスをしたり
その気のない 優しさを見せたり
色んなことがありすぎるエブリデイ
届かない空に 手を伸ばした きのう
それはいつだったか 少年の瞳に映った青
ぬるま湯みたいな 安らぎに浸って
幸せなふりを死ぬまでしていたいんだ
なんとなく そんな気持ちに落ち着いて
のぼりきった階段 ここからは下り坂
あとはただ 流れに身を委せるだけ
浮かんでは 消えるイメージにとらわれ
描けない 自分の理想の世界が
希望という 見え見えの嘘っぱちに
汚されてちんけになった
この街で一番 高いビルの屋上にのぼって
そこから見上げる空を 見たいんだ
なんとなくそんな気持ちになって
かけ上がった階段 頼りない一歩は
宛のない明日に 続いていた。
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夕暮れの街並みは なんだかいつも
悲しい顔をしている 微笑んでよ こっちまで悲しい気持ちになる
街路灯を 追い越して 君は 走っていく
そんなに急いだら 転ぶよって 言ったそばから君は見事に転んだ
ふれた手が 冷たくて でもあったかくて
やがてじんわりと熱を持って 火照った
またあしたねと 言い交わす頃合い
二人は 別れるのが寂しいのか
離せずにいたよ つないだ手を
やがて どうしようもなく
離れてく手と手が さよならを描くように左右に揺れた
僕はというと君の姿が見えなくなるまで手を振った
約束なんか いらない 僕らはあしたも
会えると知っているから 待ち合わせはいつもの場所
僕は名前で呼ばれるだけでうれしくなる
君は名前を呼ぶだけで うれしそうだ
そんなささやかな幸せが明日もあるように
夕闇に 包まれた街並み 混みあう道路
赤く染まった空が街並みを抱きしめてる
誰もが誰かに さよならをする時間
疲れはてた体を持ち上げて帰る
見上げた空は とてもきれいなのにね
切なさがにじんでくる 弱い僕はさらに弱くなる
言い知れない優しさに包まれたら あの曲がり角で泣こう
さっき別れた君を思い出しながら
ひとつずつ消えてく街の明かり
数えきれないほどの暮らしの数だけ
この街に 生きる人がいる
そんなありふれた営みが 明日も
間違いなく 続くように願う 気持ちには少しの嘘もない
またあしたねと 言い交わす頃合い
二人は 別れるのが寂しいのか
離せずにいたよ つないだ手を
やがて どうしようもなく
離れてく手と手が さよならを描くように左右に揺れた
僕はというと君の姿が見えなくなるまで手を振った。
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冬もそろそろピークで 雪の降りそうな空を
見上げながら 君は笑った
いくつかの 約束と同じだけの嘘を
君は 抱えながら大事そうに 胸のポケットにしまった
小雪混じりの雨が窓を濡らして
やがて白くなる景色を イメージして
走る電車の スピードに揺られながら
ため息をひとつ 街まであとどれくらい?
いつか手放した懐かしい思いに出会えますように
ひたむきな恋をしていたあの頃の僕を思い出した
変わらないのは せいぜい背丈くらいで
僕だって少しは 大人になっただろう
かっこいいって 言われるのを期待してた
待ち合わせに間に合うように
時計を何度も確かめた だけどまだ
何から話そうか 決まってないんだ
そういうとこは 変わらないだろう?
不安な気持ちのままで君の街まで今から行くよ
あやふやな輪郭を何度もなぞりながら
行ったり来たりを繰り返す 思考の行き先は 宛もないまま
変わらない街並みと 変わっていく思い
君もいつまでも僕の知ってる君じゃない
季節が巡るたび 新しい色をしているように
君に伝えた日よりも少し早い旅立ちだけど 驚くかな
驚く顔が見たいな
いつか手放した懐かしい思いに出会えますように
ひたむきな恋をしていたあの頃の僕を思い出した
変わらないのは せいぜい背丈くらいで
僕だって少しは 大人になっただろう
かっこいいって 言われるのを期待してた
待ち合わせに間に合うように
時計を何度も確かめた だけどまだ
何から話そうか 決まってないんだ
そういうとこは 変わらないだろう?
そんないい加減なところも ふくめて
好きになってくれたら 僕も 今よりもっとあなたを好きになれる
そんなことをひそかに思いながら
近づく街を 窓越し眺めているよ
もうそろそろ降りる駅だよ。
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あなたにとって 大切な人の大切な人も あなたでありますように
何度も重ねた今日と同じ今日を今日も生きてる喧嘩して仲直りして
少しずつ それらしくなっていく
だからすれ違うこともまんざら無駄じゃない
向き合って伝わらないことは背中あわせで
言葉に頼らずに 思いを伝えあう
ぬくもりが 二人の思いを 届けてくれる
言葉にするだけじゃわからない 見えざる愛を痛みや優しさを通して教えてくれる
人を愛してはじめて手にした気持ちだよ 受け取った痛みは優しさにもなる
昨日と今日 今日と明日 いつまで 繰り返すのかな
人には寿命があるから いつかはこの世界をあとにする日が来る
それまでの長い時間を どうやって過ごそうか
終わってしまえばきっとあっという間の人生
きっと振り返ってもあまり覚えてない
でも思い出があれば新しい明日を待てる
生きているから生きているんじゃない
人を愛したときに 人はやっと生きていることを知る
窓からこぼれるほんのささやかな 陽射し
赤ん坊のたからかな産声 気持ちのいい朝
退屈という名の幸せ
ここにある すべてが 本当はとても幸せなことだ
それこそが 生まれてきて一番のプレゼント
向き合って伝わらないことは背中あわせで
言葉に頼らずに 思いを伝えあう
ぬくもりが 二人の思いを 届けてくれる
言葉にするだけじゃわからない 見えざる愛を痛みや優しさを通して教えてくれる
生きることの喜びを悲しみと一緒に教えてくれる。
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大切なものを 見つける目を僕は持っているだろうか
目の前にいる 大切な人一人 笑顔にできないようじゃ
その覚悟もたかが知れてるね
誰かが落とした ハンカチさえも
見てみぬふりして 拾えないようじゃ
人に優しさを求めすぎたよ
僕と同じ 気持ちにはなれないのに
数えきれないほど溢れる人がいるけれど
はたしてどれだけ自分より他人を思える人がいるんだろう
声にならない心の声を 聞き取る耳を僕は持っているかな
汚れた言葉に 耳慣れてしまったから
誰かが言う 汚い言葉にも何も 思わなくなってる
人に簡単に死ねと言うような 世の中に
いつからなったの それが現実なの?
みんな自分と同じ気持ちだと思ってた
僕は優しすぎるんだね でも間違ってない
自分と関係ない人も関係ある人も
嫌いな人にも好きな人にも 分け隔てなく優しく出来たならいいのに
孤独になって 寂しいときに 気づくよ
強がっても誰かがいないと
涙を流すことさえ できやしない
だから僕が悲しいように
君もまた悲しいんだね
大切ななにかが見えた気がする
数えきれないほど溢れる人がいるけれど
はたしてどれだけ自分より他人を思える人がいるんだろう
数えきれないほどの人がいるならば
一人くらいは 優しい人がいてもいいはず
僕がその優しい人になろう。