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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[7168] まばたき
詩人:どるとる [投票][編集]


まばたきのほんのわずかな瞬間さえ
名残惜しいと思うようになったのは

あなたが僕を心底愛してしまったからだ
どれもこれもあなたのせいです

あなたが笑うとそれだけで 僕もうれしくて
思わず さっきまで何を 怒ってたのか忘れてしまうんだ

あなたに愛されて あなたを愛して

はじめて 知ったことがたくさんがある

知りたくなかったこともあったけど

それはもう忘れた まだ先は長い人生

悲しいことは 尽きそうにない

でも幸せは 悲しみと同じだけある

まばたきをする瞬間だけ消える君を

この瞳に焼きつけて永遠と呼ぼうか

言葉にしただけ大事な気持ちは
薄れてしまうような気がするんだ

あなたの手を握ると伝わる温もりで
今日も 生きてるって心から思うよ

喧嘩した日の夜 背中あわせで寝たね

だけど次の日には何事もなかったように 笑ってた二人

目をそらして はじめてあなたが見えた

好きになるだけじゃわからないこともある

嫌いになってはじめて見えたのは

今まで知らなかった あなたの抱える傷痕

僕と同じくらいの悲しみがあること

その笑顔は ただの強がりじゃなかった

涙に濡れる君も 変わらず愛そう

どんな君も受け入れると約束するよ

あなたを 知って はじめて 知らない君が
そこに見えた気がする

見たくない君の醜さも 見せたくない僕の醜さも
重ね合わせて みれば同じくらい醜いね
だから愛し合う
傷痕を重ねて

あなたに愛されて あなたを愛して

はじめて 知ったことがたくさんがある

知りたくなかったこともあったけど

それはもう忘れた まだ先は長い人生

悲しいことは 尽きそうにない

でも幸せは 悲しみと同じだけある

まばたきをする瞬間だけ消える君を

この瞳に焼きつけて永遠と呼ぼうか。

2016/01/09 (Sat)

[7167] キラキラ
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面倒くさいことは片付いて

いくらか 毎日に平穏が戻ってきた

僕は電車に乗って今日も帰るよ

窓の外に映る 景色が 七色に光る

光と影のストライプ しましま模様

小刻みに 脈打つ リズムと重なって

美しい歌になる 君に聞かせたいよ

東京の街の夜は 以外にも星がきれいで

ここからでも 見える夜が魅せる魔法

ウィンターソング 聴きながら

待ち合わせる 夜には 胸のドキドキが

はみ出しそうで 高鳴る鼓動はテノール

ふらふらっと 押し寄せる人波を

かき分けてゆく 土曜日の僕ら

ボブディランを聴きながら

歩けば つないだ手から伝わる温もりが

僕の心をわしづかみするから

わがままも 苦にならないよ

それほど 迷惑でもないんだ 不思議さ

東京の街の夜は プラネタリウムも真っ青

種も仕掛けもない夜のマジック

君のジョークが さえている

トクベツな 夜には 胸のドキドキが

はみ出しそうで キスの数秒が長すぎる

ドキドキも ここまで来たら

もう魔法ね なんてちょっと大袈裟だわ

君は いつもみたいに笑った

天使みたいに見えたら

ありふれた世界が キラキラと輝き出した

僕ら今奇跡の すぐそばを歩いてる

東京の街の夜は 以外にも星がきれいで

ここからでも 見える夜が魅せる魔法

ウィンターソング 聴きながら

待ち合わせる 夜には 胸のドキドキが

はみ出しそうで 高鳴る鼓動はテノール。

2016/01/09 (Sat)

[7166] ダンシングドール
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踊って 狂ってなんて官能的なの

深いため息のあとのあなたの言葉に

僕はすっかり ほだされて

このまま どこまでも落ちてしまいそう

何度でも 抱かれて

何度でも 落とされて

吐息さえ 混じりあって

私は つまらない女になる

でも あなたの女になる

ただの ダンシングドール

手のひらの上で 果てるわ

ワインをこぼしたような空が

あまりに 滑稽だから 見放した

あの気持ちも 今では名残惜しい

未練がましい女だなんて

言わないで ただ私はつぶれるほど

あなたに愛されたかったの

悪魔にだってなってやるわ

天に唾をはいてもいい

何度でも 抱かれて

何度でも 落とされて

吐息さえ 混じりあって

私は つまらない女になる

でも あなたの女になる

ただの ダンシングドール

手のひらの上で 果てるわ。

2016/01/09 (Sat)

[7165] 裸足の心
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二の腕のシャープなラインに 釘付け

もはやこの心は 僕のものじゃない

疲れ果てた体を 湯に浸し

爪先から 沈み込む 深いまどろみへ

僕の言葉などは君の言葉には勝てない

だから静かにあきらめて

あなたに 抱かれよう

これを愛というなら少しも間違ってないわ

下手くそな 言葉でごまかしてしまう

そのまえに 官能的な吐息でだまらせて

たどり着きたい快楽のアンダルシア

僕はただあなたに 見られたいんだよ

裸足の心を。

2016/01/09 (Sat)

[7164] 
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もぐらの穴みたいな地下鉄を
くぐり抜けて どこまで行くの

夜は なぜか今夜は優しくって
冷たいはずの風さえ僕の味方なの

ナイトスイミングで 下手くそなクロールで
夜明けを 目指す僕らは一人きりだ

真っ赤な太陽 サンタモニカ

海辺のマーメイド まばたきのあとの

瞬間のフラッシュ わずかに香る花

潮騒の メモリー 押し寄せてくる波

遠い渚の秘め事 濡れた 白いシーツも

美しい うなじのシャープなラインに

消えて 消えてゆく。

2016/01/09 (Sat)

[7163] 訃報
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悲しい報せは あの丘の向こうへ
吹いていく 風が 揺らす風見鶏

いくつかのメモリー ささやくのは
愛の言葉 あたたかい大地に生まれた

この喜びを伝えたい 誰よりもあなたに。

2016/01/09 (Sat)

[7162] シューティングスター
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夕暮れの空にとけてる 誰かの笑い声

宛もなく 行こうこのまま風に乗って

終電に 間に合った ホッとして席に座る

白いため息が 浮かんでは消えるホーム

夜の街並みが 七色に光る
月も負けじと 星と競ってる

まばゆいばかりの 光に 目が眩んだ

駅の改札ぬけたら 深海みたいな真夜中

軽やかなステップで飛び越える水たまり

夜空の果てから シューティングスター

放たれた 一撃が 化粧っ気のない夜を飾る

ほらね おめかしすれば ビューティフル

素敵な夜ね。

2016/01/08 (Fri)

[7161] 夢のつづき
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ふいの風に目を閉じてみる
浮かんだのは 通り過ぎた風景たち

笑っていたことも 泣いていたことも
今では すべてが懐かしい

手を伸ばしても つかめない場所に
思い出はあるのに いつでも胸の中にある

ふれた とたんに消えてしまう温もりは

まるで 夢を見てるようだ

夢なら覚めてと 願う
でも、この夢の続きを 僕は知りたい

ページをめくる手が止まらない

本でも読むように日々を 移ろう

行かないで そこにいて
いつか 迎えに行くよ
名前も知らない 僕を

ビルの谷間を 抜けて市街地へ
レコードは回る 誰のためでもなく

朝になって 夜になって 眠くなって
目覚めたときには日付が変わってた

風に抱きしめられた ときに僕は
吹っ切れたよ いろんなしがらみから

閉じた瞳から 涙がはみ出してしまうのは

弱いからじゃない 優しさを知ったからだ
なんて カッコつけた

夜が明けたら 行こう そのままの気持ちで

生きたいと思う気持ちを捨てられない

死にたいと思う気持ちも捨てられない

どっちつかずの 僕は
今日も空ばかり見上げてるよ
幸せなことも知らずに

立ち止まる 残像だけが いくつも

折り重なって 昨日の僕がまだそこにいる

泣いていたんだ でも今は少し 笑ってる

まあいいかって言葉が案外 助けになる

ふれた とたんに消えてしまう温もりは

まるで 夢を見てるようだ

夢なら覚めてと 願う
でも、この夢の続きを 僕は知りたい

ページをめくる手が止まらない

本でも読むように日々を 移ろう

行かないで そこにいて
いつか 迎えに行くよ
名前も知らない 僕を。

2016/01/08 (Fri)

[7160] 旅人の唄
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黄金色の太陽が 朝を連れてきて

僕らは 眠たい目をこすって目覚めた

生まれたてのまっさらな世界が

君の瞳には どんなふうに映るだろう

昨日と何ら変わらない毎日で

忙しさにかまけていろんな大切なものを

忘れてはいませんか?って問いかける

先を急ぐあまり 空の青さを 見落として

いつもの朝も こんなにきれいなのに

乾いた シャツに腕を通したら

旅立とう このまま宛のない旅へ

夜明けとともに僕は旅人になる

この世界が たとえばもしも漫画なら

奇跡なども簡単に起きるんだろう

だけどあいにくあらすじもない世界だ

明日の天気すら 予報通りかも疑わしい

相変わらずの気まぐれ 方向音痴で

人を愛することなんか忘れてるんだ

そんな自分にさよならするために歌う

花が咲いて 散ってく命のあり方

繰り返す 輪廻のレールをたどっていく

くだらないことに大袈裟な程 笑ったら

旅立とう このまま風まかせの旅へ

生まれた瞬間から誰も旅人だった

口笛の矛先に 消えてく いくつもの

思い出が まぶたの裏を 通り過ぎてく

車窓からの眺めのように

今日も明日も 過去にも未来にもなる

先を急ぐあまり 空の青さを 見落として

いつもの朝も こんなにきれいなのに

乾いた シャツに腕を通したら

旅立とう このまま宛のない旅へ

夜明けとともに僕は旅人になる。

2016/01/08 (Fri)

[7159] それでも僕らは僕らのままでいられるかな
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景色の中に描くあなたと私
行間に見え隠れする浮き沈む感情

言葉などは多分役にはたちそうにない
だから 手と手を握って世界の終わりを待つんだ

どんなに声を 上げても 止められない
別れなら それまでの時間を大切にするまでだ

あなたの 笑った顔が
あなたの 泣いた顔が
あなたの すべてが

私のすべてだ

僕が知らないあなたと
あなたが知らない僕で
まだ知らないお互いを打ち明けるとき
それでも僕らは僕らのままでいられるかな。

2016/01/08 (Fri)
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