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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[7058] 君がいた夏
詩人:どるとる [投票][編集]


窓の向こうのかげろう
狂おしい陽射し
蝉時雨が 降る夏

思い出が窓に映る
憧ればかり
追いかけていました

君がいたあの夏へと
心は帰っていく
今もまだ 忘れられぬ面影抱いたまま

虫取網を手に 駆け抜けた 畦道

入道雲が 青空いっぱいに広がって

ホースで水を撒いたら生まれた虹

夢のような 時間。

2015/12/21 (Mon)

[7057] 君がいた季節
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歩き続けて このままどこまで行くのか

たどり着いた未来で僕を待っている

たくさんの喜びを たくさんの幸せを

僕は手にしたかったはずなのに

一番大切な何かを失ってしまった

ひとつひとつ数えてる僕に足りないもの
今必要なもの

君がいない それだけで
笑うことさえできなくなるなんて

君がいない それだけで
泣き止むのもひと苦労だ

いつもなら慰めてくれる君もいない
なんだそんなことって笑う君もいない

失ってはじめて気づいた君の大切さ

君がいた季節が あと少しで通り過ぎてく

いくつもの思い出を残したままで
君はどこに行くの
僕はどこに行くの。

2015/12/21 (Mon)

[7056] 太陽に手が届く日
詩人:どるとる [投票][編集]


今日が明日になって明日が明後日になる
今日と呼んでいた昨日は一歩先の未来

世界はなにも変わらない
時間だけが 先に進んだってだけ

僕のこの一歩が たどり着いた明日に

たとえどんな困難が待っていても

笑っている 僕らをイメージしよう

ダメかもって弱気に負けないで

まぶしいくらいに輝いていよう

あの空にある太陽に手が届く日には

きっと きっと
世界は今日より なにかが違う。

2015/12/21 (Mon)

[7055] ひとりぼっちのうた
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君の小さな手のひらに こぼれた
涙のような雪のかけら
体温にふれたそばからすぐに溶けて
跡形もなくなってしまう

命もまた こんなふうに消えてしまうのかな
あと少しの 命を持った誰かの 心情を思う

見渡すかぎり この街は とても幸せそうなのに
僕には見えない 悲しみが 誰かのほほに涙を降らすなら

僕にはなにができるだろう それともなにもできないのかな
夕暮れの空 見上げながら いつの間にか僕の頬を雨が降る

今日も雨が 街を濡らしている
傘を差した人たちが群れをつくる

幸せの意味などを探しながら
ふと気づくと誰かの手を握ってる

人は一人じゃ生きていけない生き物だ
だけど孤独でも生きてしまえる生き物だ

人混みの中に 紛れ込むとき こんなにたくさんの人がいるのに
ちっとも 寂しさをぬぐえないのは 誰もが孤独を抱えてるから

その寂しさを その切なさを たとえば言葉に変えられたなら
きっと 寂しさと寂しさが出会う場所に愛は生まれるんだろう

川のように流れていく 人波
喧嘩する人さえもそばにいないことが
こんなにも悲しいのは 多分人の 優しさを知っているから
一人が寂しいと思うことができるんだろう

見渡すかぎり この街は とても幸せそうなのに
僕には見えない 悲しみが 誰かのほほに涙を降らすなら

僕にはなにができるだろう それともなにもできないのかな
夕暮れの空 見上げながら いつの間にか僕の頬を雨が降る。

2015/12/21 (Mon)

[7054] 明日の僕らに会いにゆこう
詩人:どるとる [投票][編集]


どこまでも続く道はどこまで続いているのか

雲は流れ 空は青くただ広がり 見上げる誰もを同じ色に染める

風はそよぎ 川はせせらぎ 花はほころぶ

明日の僕らに 会いにゆこう今から

この夜を 飛び越えて 朝に出会おう

ページの先へと物語は続いてゆくよ

うまくいくもいかないもまだわからない

だから宛もない旅に出るんだよ

手のひらにぬくもりを ぎゅっとにぎりしめて

小さな トゲのような痛みを 抱きしめたとき優しさを知る

野を越え 山を越え 谷を越え 世界の果てまで

明日の僕らを 今日の僕はまだ知らない

笑ってるのかそれとも泣いているのか

晴れるのか雨なのか それさえわからない

溢れそうな気持ちが僕を動かしていく

恐いものなどひとつもあるものか

たとえば たったひとつの 勇気ある決心が

旅立ちの 合図なら今 目を覚ませ

心よ 体よ 限りなく 広がれ イメージの翼を広げて 空を飛ぼう

明日の僕らに 会いにゆこう今から

この夜を 飛び越えて 朝に出会おう

ページの先へと物語は続いてゆくよ

うまくいくもいかないもまだわからない

だから宛もない旅に出るんだよ。

2015/12/21 (Mon)

[7053] 頑張り屋さんのプロポーズ
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ふと目をつむってみれば
笑った君の顔が 浮かぶのに

でもなぜだろう 君が悲しいときは
君の笑顔が 思い出せなくなるんだ

つむったまぶたをふと 開けば
そこには 僕が知らない涙目の君がいた

弱虫のくせに人一倍強がりで素直じゃない
すぐに むくれるし
そんな君を嫌いになったこともあったけど今ではなぜか それが心地いい

知っているよ 君が本当は 人知れず 泣いていること

僕には 心配かけさせまいと無理に笑っていたことも

僕はそんな君に 心から笑うことを 知ってほしいと思うんだ

だからそのために君と一緒にその悲しみに 向き合うよ

言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ

長いため息のあとに
雨のように 降りだした涙を

指の腹ですくってみれば
そこには 素直な君がいたんだ

僕が知っているだけの君を 心の画用紙に描いたら
君のすべてを知っているつもりで まだ知らない君がいることも知った

アイラブユーなんて言葉でごまかすような愛よりも

知らない君を知ること それがまずは大事みたいだね

何か特別なことできる訳じゃないけど 一生懸命愛すよ

頑張るよだなんてありふれたことしか言えないけど でも頑張るよ

君も頑張るなら 僕も頑張るよ
具体的に何をどう頑張るかは
うまく言えないけど
君がそばにいてほしいとき そばにいれる
そんな人に僕はなりたいと思う
プロポーズはそんなんでいいかな?


知っているよ 君が本当は 人知れず 泣いていること

僕には 心配かけさせまいと無理に笑っていたことも

僕はそんな君に 心から笑うことを 知ってほしいと思うんだ

だからそのために君と一緒にその悲しみに 向き合うよ

言葉を知らない心に話しかけながら 僕は君が打ち明けるのを待つんだ。

2015/12/21 (Mon)

[7052] デイバイデイ
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走り書きするようにめくられたページ

惰性で 生きてるんだ でも気まぐれで笑えるほど道はなだらかじゃない

届かない手は 土の上で 花のように
ぎゅっと拳を固めて自分の卑しさを殴れ

飛ばし読みしていく ように 景色は
移り変わっていく 同じ季節が巡るのに

ひとつだって同じ色はない 同じ花は咲かない 同じ空はない

目の当たりにしてる今日という一頁の片隅にある

ちっぽけな涙がたとえば今日という日に刻まれた証ならば

幾重にも連なる今日という日は僕にとって
かけがえのない日になるだろう

雲が残した かすかな足跡

どこに行くのか 誰も知らない
ただ宛もなく誰のためでもなく 道は続く
レールを外れた旅路さ

他人と差をつけたがる街では
自分はただの 大勢の中の一人でしかない

僕が抱いてるこの思いの名前はなんだろう
繰り返されるデイバイデイ

今ある大切なものとそれ以外の不必要なすべて

知らぬ間に拾ったような出会いをかなぐり捨てるなら

僕には心なんて多分ないのだろう でも胸に燃えている太陽

よく聞き耳をたてないとわからないくらい小さな歌声で
生きてるって今を歌ってる

たくさんの 悲しみ
たくさんの 喜び
今君が見てる世界と僕が見てる世界
その違い あるいは共通点

そんなものを 分かち合いながら 疑りながら 僕らは一体何を探しているのだろう
一体何が 知りたいのだろう

突き詰めれば つまらないほど単純な愛だったよ

飛ばし読みしていく ように 景色は
移り変わっていく 同じ季節が巡るのに

ひとつだって同じ色はない 同じ花は咲かない 同じ空はない

目の当たりにしてる今日という一頁の片隅にある

ちっぽけな涙がたとえば今日という日に刻まれた証ならば

幾重にも連なる今日という日は僕にとって
かけがえのない日になるだろう

忘れがたい日になるはずだ。

2015/12/21 (Mon)

[7051] 涙が教えてくれたこと
詩人:どるとる [投票][編集]


川の向こうに朝日が昇れば
長い夜明けが放つ サーチライトが
闇に隠れてた街並みを 照らし出した

心を 大切にすることができずに 他人のせいばかりにしていた
僕は弱虫だった だけど今は少しだけ前を向いてる

南へと飛んでいく 渡り鳥の羽ばたき

朝の光の中で 踏み出した誰かの一歩

僕は見逃さなかったよこぼれた涙のしずく

陽射しに反射してキラキラ光っていた

それは雨上がりに架かった七色の虹

泣き止んだ心が優しさを知っているのは

それが涙が教えてくれたことだから

暮れなずむ 空を染める夕暮れの赤い色
見ているだけで優しくなれる気がした
今の僕なら間違わずに生きられる

誰かの涙を見たときに人の痛みが 自分の痛みになるのは
心の尖った角が削れて 丸くなったからだね

ここからは少し孤独な旅になる

一人で生きる強さを身につけなきゃいけない

悲しみにはさよならすることはできない

だけど涙を流すたび僕はもっと優しくなれる

それは いつかあなたが握ってくれた手の温かさ

昨日の僕にはわからないこの幸せは

涙が教えてくれたことだから

ページをめくればその先に
新しい今日が 幾重にも あるんだろう

どんな今日も 今日ほど素敵な日はないし
今日ほど 特別な日はないんだ そんなことに僕は気づいた

南へと飛んでいく 渡り鳥の羽ばたき

朝の光の中で 踏み出した誰かの一歩

僕は見逃さなかったよこぼれた涙のしずく

陽射しに反射してキラキラ光っていた

それは雨上がりに架かった七色の虹

泣き止んだ心が優しさを知っているのは

それが涙が教えてくれたことだから。

2015/12/19 (Sat)

[7050] 猿が考える人類学
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四角い窓の向こう通りすぎてく景色が

手の届かない場所に飛ばされていく

今日が終われば今日は昨日になるように

明日という名の未来もやがて 通り過ぎる駅

今は目の前にあっても いずれははるか後方に揺れる蜃気楼

人類の祖先が 猿だった頃に 最初に踏み出した一歩は

猿にとっては何でもない一歩も 世界を変えるほどの一歩だ。

2015/12/19 (Sat)

[7049] チャンス
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誰かが誰かを 愛するように
その誰かが 誰かを愛するように

いくつもの 思いが離れ離れの心と心をつないでいく

靴紐を蝶々結びするように そこにできたひとつの結び目から
いくつもの ドラマが生まれる

あなたは一人でもけっして一人にはなることはできない
どこに行こうがあなたは誰かと一緒だ

誰もが誰かと繋がって そこに 愛が生まれたり 友情が芽生えたりする

そんなありふれた日々を 過ごす 与えられた人生は多くの出会いのチャンス

手をつなぐように 何気なくつながる
僕の命も君の命も自分だけのものじゃない

胸に手をあて考えてみると沢山の大切なことや見逃してることに 気づくはずだ

愛してるの言葉で君と僕の関係を結ぶには
些か頼りないから僕らの間に生まれた
小さな命に 僕らの愛を見届けてもらう

時には嘘をつき 時には互いを裏切り

真っ正直にはいられない だけど 離れたときの寂しさに気づくお互いの存在の意味

あなたが描く未来に 僕はいるかい? そばにいたいと願うとき愛は殻を破り

つまらない体裁を捨て疑いようのない姿を見せるからその時 僕は言うよ 「愛してる」

どんなに 言葉にしても届かない気持ちだ
だけどだからこそ短い人生の中で
誰かを心から愛することに一生懸命になれる 僕らはとても不便な生き物だ
見えない心を 探りあって 互いを知ろうとする
その几帳面さの中に 愛はあるんだろう

誰もが誰かと繋がって そこに 愛が生まれたり 友情が芽生えたりする

そんなありふれた日々を 過ごす 与えられた人生は多くの出会いのチャンス

生まれてきた意味はきっと どこを探してもないけれど
君を愛して 君に愛されて 手にした気持ち
それが愛なら それが生きる意味なんだろう。

2015/12/19 (Sat)
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