詩人:どるとる | [投票][編集] |
道の片隅に落ちている涙の落とし物
誰も見向きもしないこんなに人がいるのに
空き缶ひとつ拾えないその手は なんのためにある
私が落としたゴミじゃないから 私には関係ない
そんな人にいつからなったの
君の心はいつからそんなに汚れたの
通り過ぎてくいくつもの 涙の目の前を
平気で素通りできる人にはならないで
あなたが泣いているなら私はあなたのために
何もできない代わりに涙を流すでしょう
弱い人の 背中に そっとおかれた手のひら
それは何より強い支えになって あなたを守るだろう
優先席の前に立つ お年寄りがいた
優先席を埋めているのは若い学生たち
しゃべるばかりでちっとも譲ろうとしない
お年寄りは諦めて前の車両に移った
そんな寂しい人にいつからなったの
いつから人より自分を優先する人になったの
いつでも優しい人でいろとは言わない
だけど優しさを使うべき時を見逃すな
あなたが誰かのために涙を流さなくても
あなたのために涙を流してくれる人がいる
誰かがあなたに教えてくれる 優しさをくれる
心が熱くなるのは あなたの中にも心があるから
言葉を 使わずに愛を伝えたいけど
伝えるには どうすればいいかな
今はそれを探す 旅の途中
空は 昨日よりどこか澄みきっている
通り過ぎてくいくつもの 涙の目の前を
平気で素通りできる人にはならないで
あなたが泣いているなら私はあなたのために
何もできない代わりに涙を流すでしょう
弱い人の 背中に そっとおかれた手のひら
それは何より強い支えになって あなたを守るだろう。
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涙を流せば 心が熱くなってくるだろう
誰かの痛みが こっちまで伝わるよ
その頬に流れる 真っ白な涙に歌うよ
優しくなろうとする気持ちに
愛は咲いているのでしょうか
今 君の胸に僕は投げる 拳くらいに固めた 涙を
受け止めてくれないか?
愛しているのない愛の歌
涙を流すたびに 今日の痛みを思い出して
君に会いたくなるそんな歌になればいい
愛することを忘れた訳じゃないのに
心の天気はわがままですぐに変わる
辞書を広げても載っていない愛しかた
不器用な手つきで描いた優しさは
人という形をしていました
ときには叩くときもある だけどその痛みは私の痛み
愛することばかりが愛じゃないこと
愛していると言い過ぎる歌
街にあふれているから間違える
優しさは厳しさあってのものなんだ
偉そうなことは言えないが
私もまたあなたと同じ人だから
人として伝えたいよ 正しいこと 間違ったこと
あなたが もしも 道を外れるようなときは
拳を固めて あなたを殴るけれど
僕が殴るのはあなたの中にある悪だから
受け止めてくれないか?
愛しているのない愛の歌
涙を流すたびに 今日の痛みを思い出して
君に会いたくなるそんな歌になればいい
誰かを愛したくなるそんな心持てればいい。
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風にたてがみ揺らして君はダンデライオン
夏の王様さ 青空に咲く 黄色い太陽
愛しておくれよ 噛みつきゃしないから
愛しておくれよ 引っ掻いたりしないから
鈴を鳴らして 町中を自転車で駆け回る
夏の大冒険 しぶきを上げて まだ見たこともない
景色を見たい まだ出会ったこともない誰かに会いたい
そんな気持ちが はじけそうに 打ち上げ花火のように
ラムネの気持ちが 胸の中で うずいてる
雄叫びをあげて 蝉時雨の中 歌う青春
照れ隠しに隠した恥じらい 赤く頬染めて
愛されてみよう 痛いくらいに抱きしめて
愛されてみよう 君になら何をされてもいい
夢を翼にして イメージを膨らまして飛ぶ
夏の大冒険 噴水みたいに 高く空に手を伸ばす
夜空に輝く星 海で拾った貝殻 押し花と絵日記
きらめくような思い出ばかりが 胸の中にあふれて
今にも飛び出しそうなこのドキドキ どうすればいい
画用紙いっぱいに書いた 海と青い空
海猫が鳴く 金色の砂浜とサーフボード
誰もが思い描くような景色の向こう側へ
君の手を引いて 行こう 今すぐ
夏の大冒険 しぶきを上げて まだ見たこともない
景色を見たい まだ出会ったこともない誰かに会いたい
そんな気持ちが はじけそうに 打ち上げ花火のように
ラムネの気持ちが 胸の中で うずいてる。
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翼に風をうけて 空を飛ぶ 鳥を見た
空ひとつ飛べない僕らは風の中で
「どうして飛べないのだろう」とただ立ち尽くして
空の飛びかたを考えている
うまい具合に 人間だからと言い訳しても
悲しくなるだけさ だから笑え
運命ある この世界に花を咲かせて
薔薇色の季節まで連れていってよ
ああ 僕らは今日も風が吹いても
空の飛びかたひとつわからない
こんなにも当たり前なことなのに
不思議でたまらないのはなぜかな
名前のない 疑問が隙間をつくる。
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積み重ねていく日々の中で 僕らは
いくつの笑顔と涙で思い出を 染めることができるかな
砂時計は 落ち続け
やがて 僕らは
時間の果てで この世界にさよならを言うよ
365日もの ありあまるほどの幸せを 僕らはどんな思いで過ごすのだろう
誰かに思われたり 誰かを思ったりしながら見つけた光を 明日を生きる力に変えて
今日も 僕は たくさんのあなたたちに支えられながら生きている
ありがとうさえ 言えずにいるけれど
本当を言えば言葉にすることもできないくらいなんだ
言葉にすれば 簡単だけど僕が君から
もらったものはそんなちっぽけなものじゃない
たとえば明日僕の命に終わりが 来ても
きっと 積み重ねた思い出があれば
泣いちゃうくらい笑っていられるから 今ある命をかみしめながら生きるんだ
明日を信じる気持ち それがあればどんな強い雨の中でも笑っていられる
行こう 行こう まだ知らない季節の色や
空の表情を 探しに
行こう 行こう なくしたあの気持ちを
ここにあったのが当たり前だったすべてを
365日もの ありあまるほどの幸せを 僕らはどんな思いで過ごすのだろう
誰かに思われたり 誰かを思ったりしながら見つけた光を 明日を生きる力に変えて。
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僕らは向かい風に 吹かれて
宛もなく さまよう 旅人
空に 星が 輝く夜には
流れ星を探して 願い事 言葉にするんだ
愛しておくれよ
君はいつでも 僕を困らせる
愛されておくれよ
ずっと昔から変わらない
太古の昔から 積み重ねてきた日々を
受け継がれたDNAを 同じ色の血潮を
からだ中浴びて もう一度猿に戻って
どこかに置き忘れた心を取り戻そう
今。
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通り過ぎていく景色が窓に映って
移ろいゆく季節を見送っている
手も振らないで
雪がちらほらと道を白く染めて
旅立ちの朝には 街が雪に埋もれた
新しい街へと旅立っていく君は
膨らむ期待と不安を抱えて
どっちつかずの想いを抱きしめて
ぎこちなく君は笑っていた
始発電車を照らす夜明けのサーチライト
七色の 光が窓をゆっくりと染めていく
恐れるものなど今の僕にはなかった
誰かが刻んだ足跡をたどれば
レールのように道は続いていく
知らない明日へ
ページを開けばそこにはまっさらな未来が 君を待っていた
季節の色に染まった街並みは
誰かの思い出を忘れずに覚えている
さよならの言葉はなかった
照れ隠しに僕は笑ったよ
いろんなイメージを描きながら旅は続く
空を飛ぶことさえできない翼だけど
旅人のように何かを探している
大切な一つ一つを手にしながらたまに見失いながら
そうして手にいれたいくつかの宝物を手放さないように
どっちつかずの想いを抱きしめて
ぎこちなく君は笑っていた
始発電車を照らす夜明けのサーチライト
七色の 光が窓をゆっくりと染めていく
恐れるものなど今の僕にはなかった
もうこれ以上 君の愛を知らないふりは僕にはできなかった。
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宇宙の闇に 輝く星を探して
流れる星に 願いかけた頃
僕は宇宙飛行士になることを夢見ていた
時は 残酷に過ぎて
あの頃からいくつもの季節が 巡った
僕らは 宇宙を旅する 衛星になって
月の周りを 探索するんだよ
図鑑の中に広がる宇宙を飛び出して
スペースシャトルに乗って
あなたに会いにゆく
あなたに会いにゆく。
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君がくれる笑顔はまるで魔法だね
こんな毎日が幸せだと 思うたびに
僕は君といられる時間をかみしめる
多分僕は 幸せに気づくずっと前から
幸せだったんだろうなって思ったよ
笑った顔が太陽みたいで 君が僕に笑うたび僕は照らされているみたいで
どんなに悲しみにうちひしがれててもすぐに笑って 元気を取り戻せるんだ
悲しみの中でも 無理やり笑えるよ
だけど悲しみが邪魔をしてうまく笑えない
ぎこちない笑顔がなんだか可笑しいね
くずれてく天気すぐに泣き出す空
君は僕を心配させまいと強がりで笑ってるのかな だとしたら悪いなあ
でも君が笑ってるのは多分強がりじゃない 明日の笑顔を想像しているからだろう
雨上がりの空に 虹がかかって
ほら 晴れ渡る空があなたにも見えるかな
特別何もいいことがなくても僕は十分幸せだ 笑顔の君がいるから
笑った顔が太陽みたいで 君が僕に笑うたび僕は照らされているみたいで
どんなに悲しみにうちひしがれててもすぐに笑って 元気を取り戻せるんだ。
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人に優しくできれば人に優しくされる
人を愛することができれば 人に愛されることもできる
したりされたりのやりとりの中で
見返りなんか求めないあなたは
きっと人に優しくされるよりも 人に優しくすることを考えているんだね
青空に 大きな笑顔 太陽みたいに 咲き誇る ダンデライオン
雄叫びをあげる 僕は幸せだ 気づくずっと前から幸せだ
わかってても愛してるって 言葉にしたくなるよ
人を思う気持ちがあれば 人を傷つけたとき
胸を突き刺す痛みが大切なことを教えてくれる
教科書なんかなくても先生なんかいなくても
見渡せば ほら 花や風が 教えてくれる
僕にとっての先生は 誰かが 目にもとめないような 場所で生きてる
風の中に たてがみを揺らしながら 陽射しいっぱい浴びて
君に 生きることをそっと教えている 輝く黄色い王様
風ごと抱きしめれば いつもみたいに君は笑った
夢から覚めた 僕は猫のように 鳴きながら
鈴を鳴らして 朝を探すふりで君を探す
青空に 大きな笑顔 太陽みたいに 咲き誇る ダンデライオン
雄叫びをあげる 僕は幸せだ 気づくずっと前から幸せだ
わかってても愛してるって 言葉にしたくなるよ。