詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は笑うことが仕事の道化師で
でも鏡に映る僕は泣くこともできる
笑顔しか知らないみたいに生きていても
目には見えない涙を抱えているんです
顔に塗りたくった愛想笑いの化粧が落ちて 本当の僕が涙を流す
僕は 人がいうほど強い人間じゃない 強いように見せかけてるだけの張りぼてさ
笑うことしかできないピエロじゃない
泣くことだってできる人間なんだよ。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
誰かが書いたあらすじの上に降る 上書きするように
明確な答えもないまま 回る メリーゴーランド
はみ出した 気持ちが 止まらない
純度100%の恋愛小説の中に連れていって
夜を飛び越え最高速度で君に会いに行く
約束したんだよ 見たこともない景色を見せるって
若さだけが唯一の武器だよ ボーイミーツガール
イメージするんだよ 世界はいくらでも広がって宇宙を描く
絶対的な何かに 逆らうような 大袈裟な構えで
待ちわびる 最高の未来
思わず照れちゃうくらいの言葉で酔わせて
もう隠しきれない想い 好きがあふれてる
盛り上がりの場面なんかいらない 結末に連れていって
空回りの悪あがき 愛のなんたるかも知らない少年少女
キラキラって 輝く心と体
ほらね 恋をするだけで世界は
こんなにも 違って見えるんだ
駆け抜けて 行くよ今 どんな常識も ぶち破って
恋を理由に 世界征服
純度100%の恋愛小説の中に連れていって
夜を飛び越え最高速度で君に会いに行く
約束したんだよ 見たこともない景色を見せるって
若さだけが唯一の武器だよ ボーイミーツガール。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
旅立つ君のために歌を歌おう
明日にめがけて 投げた一球 ストライク
空振りばかりの日々も いつかは黄昏
懐かしい あの空の
色をまだあなたは
覚えていますか?
ひとつひとつ 重ねていく ぬかるみにも
足跡が 刻まれる あなたが生きた証に
その一歩から 始まる 新しいストーリー
何かが変わるさ 明日から
道草していたら見つけた花
名前さえ知らないきれいな花
見上げた空に ひこうき雲 ちぎれて消えた
置いてきた思い出と手のひらの温もり
君がくれた優しさ
明日にめがけて 下手くそな歩き方で
つまずきながら 僕は行く
その一歩で 世界は昨日より少しだけ
楽しくなるさ 明るくなるさ
誰かがくれた硝子玉 そっと日にかざし
透き通る空が 見えたよ 迷いは消えた
ひとつひとつ 重ねていく ぬかるみにも
足跡が 刻まれる あなたが生きた証に
その一歩から 始まる 新しいストーリー
何かが変わるさ 明日から。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
どこか遠くに 行きたい気持ちだけが
先を歩いているよ 僕の心は旅をしている
イメージの翼 広げてどこまでも
終わらない空に 浮かぶ雲になりたい
流れる 雲 青い空
悲しみのあとの雨ほほに降る
手のひらを 重ねたら鳥になって
空を 飛んで 夢の中へ 遠くまで
窓の外 広がる夜に
輝く 星の名前さえ
僕にはわからない
それでも、星は
こんないい加減な僕を照らしてくれる
流れる 雲 青い空
悲しみのあとの雨ほほに降る
手のひらを 重ねたら鳥になって
空を 飛んで 夢の中へ 遠くまで。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
涙拭うハンカチもないまま
一人涙流している君に歌おう
友達と言うのが恥ずかしいなら
ただこの手を握ってくれるだけでいい
虹がかかったよ雨上がりの空に
心のカーテンそっと開けて風に思いきり抱かれてみた
笑ったり 泣いたりすることも
一人だと なんだか寂しいね
だからそんなときこそあなたが隣にいてほしい
いつの間にか こうしていることが
当たり前になっていたよ
青空に白い雲が浮かぶように
友達と 呼びあう仲になっていた
涙を誘うドラマじゃないから
時には 深く心をえぐられてしまう
その時 抱いた傷跡をたとえば 悲しみと呼ぶにはあまりに容易いことだ
せっかく出会った君と 繋いだこの手を離さない
まだまだ 行きたい場所がある やりたいことがある
笑ったり泣いたりすることも
二人なら 二倍楽しいね
一人だったときには知らなかった喜び
心にあふれて 僕を幸せにしてくれる
明日が 来るのが楽しみで仕方ない
こんな気持ちいつからだろう
画用紙に描いた 幸せのイメージ
そのままの 今を生きている
写真みたいな思い出が いくつもある
水面に浮かんだ そのひとつを手にとって
どれも忘れたくないと かみしめたなら
また気ままに歩いていこうか 風に吹かれて
笑ったり 泣いたりすることも
一人だと なんだか寂しいね
だからそんなときこそあなたが隣にいてほしい
いつの間にか こうしていることが
当たり前になっていたよ
青空に白い雲が浮かぶように
友達と 呼びあう仲になっていた。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
離れ離れの 思いと思いが 夜空を越えて
こっちまで伝わるような気がするのは
僕が君を思ってるように
君も僕を思ってるからかな
名前も知らない誰かと誰かの
思いが つながるところに心はきっとあるのだろう
あなたを思う僕と僕を思うあなた
いつでもそんな 他愛ない関係性です
それはまるで魔法のように
どんな距離も越えて 気持ち伝える
窓の外をうかがいながら 今にも
雪が降りだしそうな空を気にする
君が笑ってるとき僕も笑ってたりして
君が泣いてるとき僕も泣いてたりして
早く帰って来ないかなとか 些細な気持ちの浮き沈みまでも 本当は伝わったらいいのに
言葉にしないと不安になる不便な生き物です
同じ気持ちになるだけで なんとなく
互いのことがわかってしまうんだ
目を閉じた 闇より幾分明るい 夜は
僕の住む街を 包み込んでいる
たくさんの人たちの営みを包み込んでいる
あなたは今何しているかな
ふいに生まれたそんな小さな気持ちが
星になって この夜空に輝く
こんな気持ちもまた魔法です
君を思うだけでどこか強気でいれる
名前も知らない誰かと誰かの
思いが つながるところに心はきっとあるのだろう
あなたを思う僕と僕を思うあなた
いつでもそんな 他愛ない関係性です
それはまるで魔法のように
どんな距離も越えて 気持ち伝える
待ちくたびれたあなたのそのさみしさまで。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君の背中はもう僕が知っている
頼りない猫背の背中じゃなかった
今日君は 旅立つんだね 東京の街へ
やりたいことがあると笑っていた
たまには連絡を寄越せ
嫌になったら帰ってこいよという声が ベルにかき消された
旅立ちの日の朝は小雪日和 赤目の雪ウサギ
ミカンの木 軒下の猫 始発電車 金色の夜明け
すべて 僕の大切な宝物
ああ この街には 思い出がありすぎる
ああ なくすには惜しいものばかりだなあ
押し花みたいにいつまでも 形に残せる思い出ならばいいのに
空は どこか寂しげに 薄曇りだよ
待ちわびたように手を擦りあわせた
星のない夜もある どんなにきれいな空も
見えているものだけでは 何もわからない
遠ざかるふるさとの街 車窓に映る 田畑と 思い出の数だけ降る 涙の雪
ポケットにしまった君がくれた手紙
ああ なぜだろう今さら愛しくてたまらない
ああ またひとつ僕は涙を知って強くなる
「大人になること」に急ぎすぎてた
背伸びばかりして 大人が何かも知らないくせして
ただ駆け足で いくつもの季節を
いたずらに 通り過ぎていたよ
思い出す 恥ずかしいくらいに
あの頃の僕は 互いに幼かったね
旅立ちの日の朝は小雪日和 赤目の雪ウサギ
ミカンの木 軒下の猫 始発電車 金色の夜明け
すべて 僕の大切な宝物
ああ この街には 思い出がありすぎる
ああ なくすには惜しいものばかりだなあ
なくしてはじめて気づくことがある
気づいた痛みに意味があるならば
それは今の僕の中にもあるだろうか
またひとつ今年も 年をとる
そろそろ雪が降りだしそうな空模様。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
手のひらの温かさに気づいた僕は
当たり前という大切な宝物を手にした
なんでもない片隅に咲いた花の名前さえ知らない僕はまだまだ死ねない
ありふれているということの 具体的な事はいつまでも
置き去りのまま 僕は答えを出すことをしないでいる
でもほんとの幸せはただ泣いて 笑って
そして たまに喧嘩して そのくらいがいい
魔法がなくてよかった 便利すぎなくてよかった
ちょうどいいくらいの面倒くささで
重たい荷物を運んでるくらいが 僕らしい。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛は いつも言葉を言葉にしないでも伝わる身近な魔法です
ただ ふれただけでそのぬくもりがありのままの答えになる
つぼみくらいの小さな想いを
ひとつずつ積み重ねてほら思い出が出来ました
ありがとうとか 愛してるとか
輝くような宝石の言葉はなくても
瞼の裏に 刻みつけるように
愛されたことが 夢で終わらないように
数えきれないほど抱きしめた夜
キスもしたよ 蕩けるような熱が
この心の中に この手のひらに
目を閉じた 暗闇に灯る明かりのように
いとも容易く 誰かが否定した僕を受け入れてくれました
あすなろの花 そっと庭で育てて 名前までつけちゃって
いつか僕が 作り上げた歌のように それはなんとなく形になる
海にもなるよ 空にもなるよ
悲しみもまた 雲になって
おはようとか おやすみとか ありふれた言葉たちを束ねて
つくった世界にひとつの花束
星が流れていく誰かの願い事を抱えて
郵便配達みたいに 明日のポストに届ける
幸せなんて 得体のしれないものに
今僕は抱きしめられているよ
君はただ僕が好きで 僕はただ君が好きでそれだけで世界は明日も晴れる
少しだけ 風とは 逆に 歩いてみた
そこには 見えなかったものがあった
小さな 陽射しの欠片に手をかざして
つかまえた温かい手を僕は覚えてる
数えきれないほど抱きしめた夜
キスもしたよ 蕩けるような熱が
この心の中に この手のひらに
目を閉じた 暗闇に灯る明かりのように
いとも容易く 誰かが否定した僕を受け入れてくれました。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
君を 愛することくらい簡単だ
ただ 抱きしめてしまえばいい
君の傷痕まで
消えない 雨の音が
刻んだ 一秒と
誰かが大切に 生きた一秒は同じじゃない
つぼみくらいの 小さな想いを
僕は 君にあげるよ
記憶の中にそっと生まれる光は
回り続けるフィルムの向こうで
笑ったり泣いたりする僕を
映画を観るみたいに客観的に見ている
巻き戻ることのない
昨日が 花なら
また咲くだろう 土もない心に明日は。