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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[6927] ひらり
詩人:どるとる [投票][編集]


恋わずらい 花うらない 薄紅色の気持ち

過ぎ去りし春を 呼ぶ声は 高らかに

青い空を 突き抜けて 雲の間を 飛行する

春の歌 口ずさむ 唇が 呟くの ひらり

それはまるで 花びらが舞う音に似てる

シャララ シャララ

言葉の意味を知らなくても 楽しいだけで

世界が 日に日にあざやかに変わる

時々 ほほに降る雨も小さな まつげの屋根に つぶらな瞳隠して
ちょっとしばらく雨宿り

悲しみは 忘れたふりをするのがどうやら手っ取り早い解決法

春の歌 口ずさむ 唇が 呟くの ひらり

それはまるで 花びらが舞う音に似てる

シャララ シャララ

言葉の意味を知らなくても 楽しいだけで

世界が 日に日にあざやかに変わる。

2015/11/30 (Mon)

[6926] 恋する気持ち
詩人:どるとる [投票][編集]


おもちゃ箱をひっくり返したような

片付かない 散らかった気持ちに咲く

小さな 勇気 そっと花びらを赤く染めて

ひらり 風に舞う 木の葉を染める色に

重ねてる たとえば命懸けの恋のように

好きだ それだけでどこまでも走っていく

止まらない想い 道なき道を進む

ゆるい坂道もまるで断崖のよう

羽もないのにはるか後方に飛ぶ景色

あのカーブの向こう には新しいページ

すり減った スニーカーも愛らしいな

「恋をしてる」だけで変わる世界を見届けよう

どんなふうに形容すればいいかな

ふわふわでぽかぽかする恋する気持ち

一生ぶんの勇気 使い果たして手にいれた

君のスカートが 風に踊る季節に出会う

間違い探しはもうしなくてもいいんだ

好きだ それだけで世界はいくらでも変わる

ページを飛ばし読み 結末を早く知りたい

急ぐ僕の手をぎゅっとつかんだ小さな手

伝わるぬくもりが 僕の血をたぎらせる

行きたい場所があるんだ 君も来るかい?

おざなりのはずの日々もなぜか新しい

「恋をしてるだけ」で僕は 今日も生きている

歯車は 回る 地球も回る 観覧車も回る

すべてのありとあらゆる 動植物のサイクル

それは、早かったり 遅かったり いろいろだけど

どれも輝きながら 今を 必死に生きている
そんな 当たり前なことに
恋をしてから 気づいたよ
なぜだろう世界がまた昨日より輝いて見える

好きだ それだけでどこまでも走っていく

止まらない想い 道なき道を進む

ゆるい坂道もまるで断崖のよう

羽もないのにはるか後方に飛ぶ景色

あのカーブの向こう には新しいページ

すり減った スニーカーも愛らしいな

「恋をしてる」だけで変わる世界を見届けよう君と。

2015/11/30 (Mon)

[6925] 北風小僧からの手紙
詩人:どるとる [投票][編集]


風に乗り旅をする葉っぱの気持ちで

画用紙みたいに真っ白な季節の街をお散歩だ

絵はがきの中にある景色や
君が 好きな花 まだ知らない土地の空

知りたいことは山ほどあるんだ

もっと もっとこの世界の すべてを教えて

北風小僧からの 少し早い 手紙が届いたよ

ビューっと 冷たい風に襟を 立てる並木道

空が淡いオレンジ色に染まる 夕暮れに

抱いた切なさは いつまでもナイショさ

誰にも教えない ぽろり流れた涙のかけら

笑わないで 他人事みたいに言わないで

でも、そんなにじっくり見ないで 恥ずかしいから

昨日見た夢の続きや 行き場のない 想い 指折り数えた誕生日

思い出なら僕にだって沢山あるんだ

空っぽなんかじゃいられない 誰もみんな

北風小僧からの 少し早い 手紙が届いたよ

ビューっと 冷たい風に襟を 立てる並木道

空が淡いオレンジ色に染まる 夕暮れに

抱いた切なさは いつまでもナイショさ

誰にも教えない ぽろり流れた涙のかけら

それはきっと笑顔の種
明日には まちがいなくきれいな花を咲かすでしょう。

2015/11/30 (Mon)

[6924] 明日この街に雪が降るなら
詩人:どるとる [投票][編集]


雪の気配が 静かにこの街を
ゆっくりと 白く染める頃

アリとキリギリスの話みたいに
僕は冬支度をととのえる

キリギリスみたいにはならないさ
忙しくしていれば悲しみさえも紛れていいだろう

窓から 眺める 街並みと 広がる星空は
まるで プラネタリウムみたいに見えます

星降る夜にだけもしも たったひとつだけ願い事が叶うなら誰の幸せを願うだろう

誰かにとっては いつもと変わらない
1日も クリスマスというだけで特別な日

明日この街に雪が降るなら それが何よりのプレゼント

残された想いは きっと言葉になるその時を 待っている

なぜだろう いつもの君の笑顔が いつもより輝いて見える

遠い昔に聞いたおとぎ話にあるような
夢みたいな景色だ七色に染まる朝

ポストに届いた押し花の絵はがき
僕はその花の名前を知らない

絶え間なく流れる時間のほんの
少しのあいだだけ この街は いつもよりにぎやかになる

物語をはじめよう 誰かが刻んだ足跡をたどるように わだちに沿って続く道

どんな色をしているのかな君が見てる空は 僕と同じならいいなとふと思う

赤や緑に 染まった街並みが 夜の訪れを待ちわびるように そわそわしてる

たとえばこの世界に 奇跡なんてものがあるならば

それはきっとこんな気持ちみたいにささやかなドキドキ

どんな価値ある宝石より かけがえのない待ち遠しさだよ

まだ雪かきされていない道に ふたつつけた足跡

先も見えないくらい高く積もっている

でも あっという間にとけてしまう

明日この街に雪が降るなら それが何よりのプレゼント

残された想いは きっと言葉になるその時を 待っている

なぜだろう いつもの君の笑顔が いつもより輝いて見える。

2015/11/30 (Mon)

[6923] ひらり
詩人:どるとる [投票][編集]

君はひらり かわしていくいたずらな風を ゆるい坂道 いくつものカーブの向こう
雨上がりはもうすぐそこだよ さあ 奇跡のかけらをつかんで

朝を待たずに 君は駆け出してゆく
七色の陽射しを手のひらにこぼれるほど
抱きしめて 君は笑う

何一つ どれひとつ 正しいことなんか
ないと知ったら
君の世界は きっと明日から少しだけ 輝いて見えるさ

君はひらり かわしていくいたずらな風を ゆるい坂道 いくつものカーブの向こう
雨上がりはもうすぐそこだよ さあ 奇跡のかけらをつかんで

落ち葉が地面に落ちるまでのスピード
ストップウォッチも役には立たない

砂時計は何度でも 逆さまになって
新しい時を刻んで君を明日にいざなうから

もう悲しむ暇は与えないって僕は笑う
ラララ プレゼントをあげる
ラララ プレゼントをあげる。

2015/11/30 (Mon)

[6922] 明日この街に雪が降るなら
詩人:どるとる [投票][編集]


クリスマスなんか嫌いだよ
君はそう言ってそっぽ向いてしまう

贈り物をするなら どんな物がいいだろう
ずっと君の心に残るプレゼントがいい

誰もが その夜を待っていると思っていた
僕は 君の心がわからない

悲しいことは言わないで 受け取っておくれよ

何もかもが 全部 嘘みたいだから
ほっぺたつねった確かめて夢かどうか

明日この街に雪が降るなら
僕にはそれが何よりのプレゼントだ

さあ リボンを紐解いてごらん
箱のなかの プレゼントは何かな。

2015/11/30 (Mon)

[6921] 流れ星が消えないうちに
詩人:どるとる [投票][編集]


いつもと変わらない いつもの夜には

窓の外に 広がる夜空に流れ星が流れる

僕は何をお願いするか決めてるうちに

流れ星をいくつも逃してしまったよ

願い事を言うタイミングをなかなか

つかめずにいる僕は君を思っていた

「君も今頃見ているだろうか遠い空で」

東京と地方で離ればなれの二人は

違う街の違う場所で同じ星を見ている

そんな たったひとつのつながりだけど

それが僕と君を確かにつないでいる

まるで 星座のように点と点を線が結ぶ

流れ星が消えないうちに

君の幸せを真っ先に願おう

いくつかの満足といくつかの不満を

包み込むように夜空は 果てしなくあって

描かれた世界の向こうにイメージが広がる

目覚めた僕は新しい朝をそこに見つけたよ

君が 好きだと言ったあの花の名前や

内緒で買ったプレゼントとか

「そんなことより聞いてほしいことがある」

せめて離ればなれなら同じ夢を見たい

たとえばふれられないぬくもりにふれたい

そんなささやかな願い事も叶うだろうか

ひとつだけでは 物足りないんだ

星のように生まれては消えてく願い事

流れ星に願う 願いを叶えてください

疑うことしか知らないこんな世界で

まっすぐに 流れ星に祈りを捧げる人の

曇りのない瞳が幸せを望むならば

そっと降り注げ その人の手のひらにこぼれるような星の雨

僕は もうひとつ願う
流れ星に手をあわせ願う人のすべての願い事が 叶いますように

もしも 出来るなら

東京と地方で離れた愛し合う二人は

違う街の違う場所で同じ星を見ている

そんな たったひとつのつながりだけど

それが僕と君を確かにつないでいる

まるで 星座のように点と点を線が結ぶ

流れ星が消えないうちに

君の幸せを真っ先に願おう。

2015/11/28 (Sat)

[6920] 欲望
詩人:どるとる [投票][編集]


空に手を伸ばそうあの太陽にふれたい

本をめくるように始まった世界が

長い夜に終わりを告げまばゆく照らされる

夜明けの町には 光がこぼれる

キラキラと輝く宝石の雨

あれも欲しい これも欲しい なんでも欲しい

欲しがる気持ちに鍵を掛けよう 今

手当たり次第に すべてを欲しがる僕らを

あるものだけで満たされないままの心を

動かす欲望に 長い夢を見させてください神様

命の生まれた音を聴いたことがあるかい?

きっと空の神様も笑っていただろう

長い夢から覚めた君は本を読み始める

その本は人生という一人ぶんの物語

悲しい場面には泣いてうれしい場面には笑う

空から落ちた 種がやがて芽を出して

花になるように 心と体を持った

僕らにはあとなにが必要だろう?

僕らは少し 余計なものを欲しがりすぎたね

だから捨てよう 必要以上の欲望は

あれも欲しい これも欲しい なんでも欲しい

欲しがる気持ちに鍵を掛けよう 今

手当たり次第に すべてを欲しがる僕らを

あるものだけで満たされないままの心を

動かす欲望に 長い夢を見させてください神様

そして再び知らない誰かの物語が

名前も知らない町のどこかで始まる

本を読もう 広い世界を見渡そう

さあ おいで 何もない世界だけど

今日からここが君の世界。

2015/11/28 (Sat)

[6919] さよならウィークエンド
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世界の暗幕が 開くと
そこには 僕がいた

どうやら 僕は 生まれたらしい

太陽や月が 空からぶら下がってる

僕は喜劇役者じゃないから

台本は いりません

神様を裏切って ひとり
僕は歩き出した

僕にはこんな大きな舞台はいらない
だから幕にしよう
そうさ幕にしよう

さよならウィークエンド

ここからが 僕の世界

ここからは 君の世界

みんなにひとつずつの世界。

2015/11/28 (Sat)

[6918] 月の船
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月の バナナボートで
水彩の町をおさんぽだ

あの歌が 流れる
川も 流れる

まるで意味がないようで
何か 意味ありげな

そんな曖昧であやふやな世界

三日月のせいにして
二人は今夜も ラブラブでれでれデート

夜の闇は まるでどこまでも終わらない
宇宙のようで このまま宛もない日々へ

二人 漕ぎだそう

三日月が笑う 夜には うれしい恥ずかしい
カーテンを閉めてよ
野暮なもんです

それ以上は聞かないでね

三日月のせいにして
二人は今夜も ラブラブでれでれデート

夜の闇は まるでどこまでも終わらない
宇宙のようで このまま宛もない日々へ

二人 漕ぎだそう

世界の果てまで

お暇なら。

2015/11/28 (Sat)
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