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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[6817] 旅立ちのとき
詩人:どるとる [投票][編集]


旅立つ君に 送る言葉は今は思いつかないからとりあえず元気でねそんな言葉だけ

発車のベルが鳴る 閉まったドアの向こう
君が手を振り 曇り硝子に指で書いた さよならの文字がにじんだ

泣いていたのかな 笑っていたかな
あの日の君は

雨が 濡らした君のほほに見えた涙

ふるさとの街が どんどん小さくなる
気づけばもうあんなに遠く 見える

さよならは言わないよ 代わりにまた会おうって約束した
いつ会えるかはわからないけれど

旅立ちのときは今 涙をぬぐう強さをください
このさよならはすべての終わり そしてすべてのはじまり

本当の悲しみも本当の喜びもまだこれから

僕は何も知らないよスタートラインに
立ったばかりの旅人
空はあんなに広いんだ 迷う必要はない
悩みなら風が笑い飛ばしてくれるから

夕焼けが 窓を赤く染める 風も冷たくなる
もう空は冬の色をしている 耳をすませば
鈴の音が リンドン リンドン

泣いていたのかな 笑っていたかな
あの日の君は

雨が 濡らした君のほほに見えた涙

ふるさとの街が どんどん小さくなる
気づけばもうあんなに遠く 見える

空はひとつにつながっているのに
僕の街はここからは見えない
あなたの笑顔はここからは見えない。

2015/11/14 (Sat)

[6816] プレゼント
詩人:どるとる [投票][編集]


跳ね回るような気持ちだよ

何もかもが白く染まってゆく季節に

約束はなくても何度でも巡るクリスマス

ふいにふれた指先がたしかなぬくもりを伝える

ジングルベルに乗っかって
冬がやって来るよこの街に

遠い空からソリに乗ってやって来る
サンタのおじさん雪の国からこんにちは

袋にはたくさんのプレゼント
降らせよう星の光君の心の空に

言葉になんかならない気持ちだよ

形や色で説明できないんだ

指切りしたよあの夜 月を切り分けて

みんなそろったら苺の乗ったケーキ食べよう

どんな誰にでも子供のときがあった
君も昔は信じてた奇跡を疑うこともなく

サンタのおじさんは君に届けてくれる
舞い降る雪に願いかける12月25日

手を繋いでかけていく赤煉瓦の向こう側
デパートの大きなツリーが君を迎える

目を閉じて 三秒数えて
君が僕より先に奪った唇は
少しだけささくれてた でも甘くやさしい味だったよ愛してる

ジングルベルに乗っかって
冬がやって来るよこの街に

遠い空からソリに乗ってやって来る
サンタのおじさん雪の国からこんにちは

袋にはたくさんのプレゼント
降らせよう星の光君の心の空に

届けよう リボンもない不躾なプレゼント
ありのままのこの気持ちを 今夜誓うよ。

2015/11/14 (Sat)

[6815] オーロラ
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夕焼けみたいな 優しさに 胸の内側焦がされて

言葉にならない気持ちになる

夜の中に そっと生まれる寂しさに

かまってやってるとそのうち朝が来て

鳥の羽ばたきに目を覚ますと

オーロラみたいな 七色の陽射しが

僕の余白を 染めた

だから 何も僕はまだ
なくしちゃいないよ

だからこれ以上 何も
なくさないよ。

2015/11/12 (Thu)

[6814] その手にメロディ
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あふれる 気持ちが

世界を 幸せに浸す

ほらね 誰かを思う気持ちがあれば

それだけで 世界は明日からでも 平和になるのに

その手ににぎられた未来

その手に輝くかすかな希望

それは ただひとつの色
命が持つ名前

その手にメロディ ふいに鳴らせば

ばからしくなるよ争いに明け暮れた日々も

夕焼けのように 疲れはててしまうよ

さよならを言おう悲しみに

さよならを言おう寂しさに。

2015/11/12 (Thu)

[6813] 鏡の国
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あー 光の中へ あー朝の陽射しが 乱反射

あー ため息ひとつ あー 今日も忙しい

空には雲が流れ 街は 他人の顔で

今日も 誰かの涙のそばを素通りしてく

見て見ぬふりがうまい

あなたのその 瞳が見てるのは

鏡に映った自分だけ

でもその自分は

あなたを映した他人

あなたは僕で 僕はあなた。

2015/11/12 (Thu)

[6812] 生まれ変わるよ
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ほんの少しの 不思議なんです

昨日とはまるで違う景色だ

今日の 世界はどこかしら
悲しくてでもうれしくて

回る地球の片隅で

さりげなく 何気なく
僕は 僕に 何度も生まれ変わるよ

どんな色に染まろうか

どんな形に 変わろうか

どんな声で 歌おうか

どんな夢を 見ようか

明日は 晴れかな

それとも雨かな

そんなことさえ楽しみなのさ

おかしいだろう?

笑ってしまうよ

ほんのかすかな 予感なんです

ちょっとだけレールからはずれただけ

今日の 世界は 昨日の世界とは
ひと味も ふた味も違うんだよ

この世界 染める色は何色かな

君に とっての世界は何色かな

僕は 新しい 僕を探しに旅に出る

どんな色に染まろうか

どんな形に 変わろうか

どんな声で 歌おうか

どんな夢を 見ようか

明日は 晴れかな

それとも雨かな

そんなことさえ楽しみなのさ

おかしいだろう?

笑ってしまうよ。

2015/11/12 (Thu)

[6811] 今君を染めている色
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夕暮れの街は 切ない色に染まって

帰り道を 遠くする 畦道に 陽炎

幻だろうか いつか空に飛んだ君がそこにいる

笑ってるの それとも泣いているの 教えてよ

見えない心の中を 今君を染めている色を

聞こえない心の声を 今君を濡らす雨を

何一つ わからない ただひとつも知らない

自分がなぜここにいるかも誰も知らない

いつか愛したあの歌が 空の色と融けて 浮かんでる

悲しいの それともうれしいの
教えてよ 今君を染めている色を

聞こえない 心の声は夜の闇に 消えた

されど寂しさは 消えずに いまだ僕を

孤独が包み込む 今日も遠い 帰り道

迷う道でもないのに立ち止まる
立ち止まる

笑ってるの それとも泣いているの 教えてよ

見えない心の中を 今君を染めている色を

聞こえない心の声を 今君を濡らす雨を

その涙の かたちを

僕も同じ気持ちになりたいから

僕も同じ色に よごれたいから。

2015/11/12 (Thu)

[6810] 約束のクリスマス
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どこからか そろそろ冬の足音がきこえる
ジングルベルが鳴り響いて 白い雪が降り出せば
サンタクロースが来るのを 待つだけさ

プレゼントも 用意したし ツリーも去年より大きいのを買ったよ

あとは君に伝える 愛の言葉があれば 準備はオッケーなんだけど

舞い降る雪の音はないけれど 言葉にすればしんしんかなあ

仕事を早めに切り上げたら 家まで走って帰ろう

今夜は 誰もが幸せな気持ちになれる 約束のクリスマス

さあ 声をそろえて言葉にしたのは
もちろん あの言葉 メリークリスマス

子供のときはその日が来るのが待ち遠しかったんだ

吐き出すため息が白く煙れば
なんとなくウキウキしたよ

朝から 準備に大忙し あれは買ったかな これは買ったかな

プレゼントは内緒 なんて 知らないうちに買ってるくせにさ

駅前広場に サンタクロースのおじさん セールの看板持ってる

誰も彼もが 笑顔だよ キラキラ 眩しい街の中を駆け抜ける

素敵なパーティーのはじまり クラッカーを鳴らそうよ

さあ ケーキを食べよう そっちのほうが僕のより大きいぞ

目を閉じたら 静かな 白い道が のびてる
明日の朝には 積もるだろう

今夜は 眠れないよ だって サンタクロースを出迎えるんだよ
起きてられるかなあ なんて言ってるうちにいつの間にか夢の中

舞い降る雪の音はないけれど 言葉にすればしんしんかなあ

仕事を早めに切り上げたら 家まで走って帰ろう

今夜は 誰もが幸せな気持ちになれる 約束のクリスマス

さあ 声をそろえて言葉にしたのは
もちろん あの言葉 メリークリスマス

靴下の中の プレゼント はみ出してる

ずっと忘れないさ今日のこの思い出を。

2015/11/12 (Thu)

[6809] 徹マン
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マゼロ マゼロ

リー リー リー

シーパイ シーパイ

汚い 中華屋

油の浮いたラーメン

水っぽいチャーハン
焼きすぎた餃子

愛想のない店主

嫌みな奥さん

しょっちゅう喧嘩ばかり

水曜日は店主が競馬で休業

固定客 テンテン

幽幻なんとか

シーパイ シーパイ

そんなことよか

シーパイ シーパイ

テンパってるよ

リーチ リーチ

マゼロ マゼロ

今日も徹夜だ。

2015/11/12 (Thu)

[6808] 春の歌
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ああ 風が そよそよと お話ししてる

楽しそうに 笑いながら

ああ 空は ただ のんびりと 雲を漂わせて

わけもなく 笑いたくなる

どうしてかなあ

春を呼ぶ 声がする

「もういいよ」

隠れん坊してる

あの花を見つけに行こう

春の匂いを 追っかけて

スタコラサッサ

スタコラサッサ。

2015/11/12 (Thu)
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