詩人:どるとる | [投票][編集] |
まだ覚めない 夢の中で静かに
夜明けを 待っているよ
昨日降った雨が 乾いた地面を 濡らしてるよ
いつまでも 出せない答えじゃきっと 行く先なんて 決まらないまま
白紙のページに 足跡を刻むなら
いつかではなくたった今だ
大きなあくびしながら 目覚める朝には
トーストと熱い珈琲が よく似合う
幻のように 消えてく光を見送って
風向きが 変わったら迷わず 南へ
誰かが 引いた レールの上を歩くのも
楽ではあるけど退屈なだけだ
鈴を鳴らして餌をねだる猫にもなるのもまたいい
傷つくのが どうしようもなく恐いなら
逃げ道を走るのも 悪くはないよ
でも後悔はしてくれるなよ
君が泣くのは悲しいから
いつの間にか ほほに 涙が ひとつ
気づけば泣いていることが最近 多いよ
トワイライトの 色めく 夢に
慰められたら 少しだけ笑えそうさ 君と
コンパスは 役に立たないよ
人生に 一番いい行き先なんてない
大きなあくびしながら 目覚める朝には
トーストと熱い珈琲が よく似合う
幻のように 消えてく光を見送って
風向きが 変わったら迷わず 南へ。
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まぶたに浮かぶよ
夜の 暗闇を
泳いで 浮かぶよ
水面みたいに
見えた夜空が
広がっている
宝石を散りばめて
咲いた 笑顔は
幸せを 描いて
咲き誇る フラワー
かすかな予感
光の中で
呼吸をする
間違いだらけの
ノートに 広げた
物語は 世界
悲しみを消して
坂を下る 緩やかに
淡い 予感
無音の果てで
死を 踏み越えて
動いた 朝
街に夜明けが来る
かすかな予感
光の中で
呼吸をする
つなげていく。
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アメリカンカントリー 片手にはドーナツ
カウボーイハット ロサンゼルス
ジャッキーチェン ブルースリーM36
スリーメイソン フライジャル
トム&ジェリー バックトゥザフューチャー
エッグマフィン フィッシュ&チップス
マイクタイソン スポンジボブ
愛読書なら ギネスブック
たまに シートン
ファーブル昆虫記
夏休みの 校庭
駆け抜ける スニーカーと
映る 雲の影
宝石の日々を フィルムに焼きつけて
飽きなき 夢
胸の真ん中に浮かべて
見えない翼で 空を飛ぶ
ルークスカイウォーカー
トム・ソーヤ
彼らが見た夢を
僕は 体現
バットマン
コロコロコミック
駄菓子屋の デイドリーム
あんこだま
妖怪けむり
ああ 足跡を
追いかけて
その先に ある
青空は
青春に 続く
ワインディングロード。
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雨の匂いが アスファルトに残ってる
暮れた街はどこか冷えている
誰のための道しるべだろう
ただ時計は進む
果てなどないのに 終わりだけが見えてる
笑っても 泣いてもどうやら満ち足りない
ダスティンホフマンのTシャツが
色褪せて しまう前に
君の声を 聞かせてよ
退屈な この夜を静かに 終わらせて
自販機の影で唇を 重ねた あの日のように
誰かのせいにした罪は 消えないまま
ページはめくられいくつかの季節が過ぎた
誰かを 待っているような いないような
待たせているのは
寧ろ僕のほうかな
いつまでも 消えない「死」の影をぬぐえず
ボブディランがくれた青春
ロードムービーが 回る 女の部屋で
下着のまま 朝から晩まですごした
幸せは セックスの数だけあったよ
下手くそな愛撫が やけに 好きだった
獣のような臭い体にまとわせて
イグアナにエサをやる昼下がり
テレビに映るワイドショー
軽トラで町内をまわる竿竹屋
ダスティンホフマンのTシャツが
色褪せて しまう前に
君の声を 聞かせてよ
退屈な この夜を静かに 終わらせて
自販機の影で唇を 重ねた あの日のように
ボブディランがくれた青春
ロードムービーが 回る 女の部屋で
下着のまま 朝から晩まですごした
幸せは セックスの数だけあったよ
下手くそな愛撫が やけに 好きだった。
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たったひとつの 命を持って生まれた
僕らには きっと奇跡なんてお笑い草さ
だけどみんな 今を生きる奇跡の申し子だ
その確率はきっと10000分の1くらいだ
DNAとか細胞とか染色体とか僕を 形成するすべて
どうでもいいや 水と 血と少しの愛があれば
生まれたことに 意味があるなら
生まれなかった命には意味はあるかい?
あなたがあなたである たった今の奇跡
それだけが この世界のすべてなんだ
10000分の1の 些細な 小さな奇跡さえ
たった一言の せいで終わることもある
積み重ねる声を 束ねていく
産声よ 夜明けの空に光を降らせてよ
私は私の 命を輝かせることだけに
私は私の 全力を使い果たしていく
奇跡なんて知らないけどそういうことなら
それも含めて抱きしめてしまおう
生まれたことに 意味があるなら
生まれなかった命には意味はあるかい?
あなたがあなたである たった今の奇跡
それだけが この世界のすべてなんだ
明日を生きる 人たちの 生きる 道しるべなんだ。
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砂時計を 抱いた世界が少しずつ
糸を紡ぐように 萎んでいく
誰かが 言いかけた言葉の続きを
つないでいくように雨が降りだした
この道の向こうにはどんな明日が
待っているのかな
暮れかけた 空を見上げながら
誰かを思う 遠くには夕闇が迫る
昨日と変わらない今日を 生きる
振り子細工の 軌道描いて
切なさに焦がれたままの 心は雨上がりを 待っている
少しだけ 熱を帯びて 火照った体は
夕暮れに染まって 眩しさに 目を反らす
誰も見えない明日を 探しながら
最後のひとときを 時間をかけてやり過ごすだけ
暮れかけた 空を見上げながら
誰かを思う 遠くには夕闇が迫る
オレンジデイズ。
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眠れない夜には 君に会えないぶんの寂しさを いやというほど感じてる
忙しさに邪魔されて会えない二人は
はけ口のない行き場のない気持ちを
一体どこにやるんだろう
遠く揺れる町明かりが 直ぐそこにある
宛のない雲が 不安を乗せどこか流れてく
煙草を吸い終わるか吸い終わらないかの
間に思ったことだ
僕が君を思うとき
君も僕を思ってくれているかな
そんな小さなシンクロを 期待しながら
風に乗って 消えてく煙を 目で追い掛けた
つながりって 奴はとても卑怯なやつさ
とても優しそうに見えて
実はかなりの 悪者なんだよ
いろんな関係で結ばれてる 僕らは
どんな名前の つながりを持ってるんだろ
指輪で結ばれた 愛が 真実だというなら
告白さえまだ出来ない僕は君の何だろう
鞄に積めたものは ささやかな勇気と
強がりという名のプライドさ
僕が泣いてるときは 間違っても
君には 笑っててほしくない
そう思ってしまう僕は大概だね
携帯の通話ボタンを押して 待つ時間を
永遠だと 思うようになったのはいつからだろう
どうでもいいな
そんなことは 下らないことだ
でも大事な変化だ
煙草を吸い終わるか吸い終わらないかの
間に思ったことだ
君を思うとき
君も僕を思ってくれているかな
そんな小さな シンクロを 期待しながら
風に乗って 消えてく煙を 目で追い掛けた
僕は 煙草を もみ消して
静かに開けたままの窓を閉めるんだ。
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まだ夜明け前の 町は 吐き出す溜め息さえ
白く染まって 一人で歩くには ちょっと
寒くて 凍えてしまうね
だから 君のぬくもりが恋しくなるんだ
差し出した手を 迷いもなく
つないでくれたら いいな
見上げた瞳に輝く星を 数えながら
ゆっくりと 歩いていく 夜明け前
名前なんて 知らないけどとてもきれいだ
いつの間にか 知らないうちにつないでる手
ほどけないように強く握りしめたら
君が 痛いよって幸せそうに笑った
その笑顔だけは 誰にも渡せないなと 思った
似合わない 愛の言葉 耳元でささやいて
何どうしたの?って君が 驚いてる
僕の企みは 成功したんじゃないかな
ほどけないように 離さないように
蝶々の形した結びめをひとつ 作った
君を幸せにするにはどうしたらいいんだろう
答えあわせばかりしてる 自問自答の毎日
今はまだわからないことも わかるかな
一口には語れない愛と 僕は向き合ってる
いつになるかなわからない途方もない話だけど
君を名実共に幸せにするから
つがいの鳥がビルの屋上から
どこかへ飛び立っていく
小さくなって もう見えない
そのあと 日が昇ってきて
照らされた町は 少しずつ
賑やかさを取り戻してく
僕は洗濯物を干す
君の 背中を 愛しそうにこっそり眺めてる
そんな時間が 好きなんだ
見上げた瞳に輝く星を 数えながら
ゆっくりと 歩いていく 夜明け前
名前なんて 知らないけどとてもきれいだ
いつの間にか 知らないうちにつないでる手
ほどけないように強く握りしめたら
君が 痛いよって幸せそうに笑った。
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練習が足りないな 笑うとまだぎこちない
涙をまだまだ 捨てきれないようですね
離せない クラッチ
半クラのまま
クラクラの道程
蛇行して それでもなんとか 前には進んでる
やっと動き出した
夜明け前の 首都高を
君のパジェロが 軽やかな 運転さばきで
遅い車を 追い抜いていく
誰にも 止められない
スピードメーター振り切って
君と僕は このまま星になる
ラジオから 流れるニュース
天気予報が告げた今週の予想天気
晴れマークが 天気図を 埋め尽くしてる
傘の役には もう立つこともなさそうです
そろそろ 運転変わろうか 僕の下手くそな運転で良ければ
余計なお世話かな
でもね君にばかり辛い思いはさせないよ
喜びを二等分にするなら悲しみも半分こ
人生は 二人三脚 お互い様ってやつですよ
手に手をとりまして
彼方へ流れてく星の群れを 追う
昨日より お互いの好きなこと
ひとつ 多く言えるよ
嫌いなとこも 増えましたが
それは、省いてさ
良いところだけ 良いとこどりなんてね
やっと動き出した
夜明け前の 首都高を
君のパジェロが 軽やかな 運転さばきで
遅い車を 追い抜いていく
誰にも 止められない
スピードメーター振り切って
君と僕は このまま星になる。
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眠れずに ずっと 閉じれない瞼
天井をさまようばかりの瞳は爛々
何となく ドライブでちょっと近場まで
ハンドル握る手が 夜を 駆け抜けてく
やや 少しだけ 曲がった車体を 戻してく
この道は ブロードウェイ
果てしなく続く 滑走路
君が 突然
ドライブに行こうよって誘うから
僕は財布と免許証だけ引っ付かんで
くたびれた 靴と上着で 夜の町に繰り出す
さあ あと少しで 到着だ
君に見せたい 夜景まで
二人の 恋路にナビなんていらない
道なりに 進めば 目的地まで行ける
金ぴかに輝く ゴールドの街明かりが見える
笑った君は助手席で はしゃいでいるよ
八重歯の君はとても可愛いよ
君は嫌いみたいだけど僕にはチャームポイントさ
レッドカーペットを優雅に歩くには
まだまだな 僕らだけど
関係ない サンダルで レッドカーペットを駆け抜けてくだけさ
ドライブに 行こうよ 理由などないけれど
何となく 気持ちが外に向くんだ
頭の上は満天の星空 記念に一枚
そうやって思い出に なっていく 時を
いくつでも 増やしてこう約束ね
ほぼ同じタイミングで
ドライブに行こうよって誘うから
僕は財布と免許証だけ引っ付かんで
くたびれた 靴と上着で 夜の町に繰り出す
さあ あと少しで 到着だ
君に見せたい 夜景まで
二人だけの 夜は
まだまだ 終わらない
時間なんて ないみたいに。