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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[6726] 
詩人:どるとる [投票][編集]


そっと眺める街は たくさんの人の暮らしを抱きしめている

悲しいことやうれしいこと いろんなことがあるんだろう

今あなたに僕が抱く思いも優しく抱きしめている

瞳に浮かぶ景色が 穏やかな時間を包み込んでいます

眼下を流れる川は どこへ流れていくのだろう

夕陽にキラキラと反射して 光の欠片が宝石みたいに舞っている

名もなき夢の 終わりはきっとこんな
静かな時間の中に咲いてる幸せのような

叶わぬ夢とあきらめたなら 少しだけ泣くんです 泣き止んだら
新しい 明日を探しに旅に出る

川の終わりは 夢の終着駅 せき止められた水はここで途切れるけど

その先にも 物語は続いていく
空が終わりを知らないように 川もまた終わりを知らない

ごらん 街も空も見上げれば ずっと先まで続いている

だから、この長い夢もまだ覚めない
もうしばらくは終わらない。

2015/11/01 (Sun)

[6725] プラネタリウム
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所詮、僕らは細胞の塊だよ
どんなに愛を叫ぼうと滑稽だろう

人を愛することも人に愛されることも
子孫を絶やさないための繁殖行為だと理論上では語れる

だけど人には心や思いなんてめんどくさいものがあるから
計算や論理だけで計りきれない 部分が少なからずあるのです

「宇宙から見た地球はどんなふうに見えているのだろう」

たとえばこの地球に生きる僕ら一人一人が星ならば

ちっぽけでもささやかでも生きて輝くことに意味があるのだろう

どんなに小さな星でもどんなに遠い場所からでも あなたの光は届くから

取り分けるように紐解けば 血と水が大半を占める生き物さ

何で 僕らは誰かを愛したいんだろう
何で僕らは誰かに愛されたいんだろう
理由も意味もあいまいだけど心がそうしたがる

心なんてものがあるために 悪者にもなりきれず かといえ
正義に忠実になることもできない僕らはどっちつかず

地球は回っているのにどうして僕らは気づかないんだろう

僕らの目に見えているあの星は今流れている星じゃない

ずっと昔の光景を僕らは目にしているんだ 不思議だろう

ちっぽけでもささやかでも明日も笑って泣いてみせてよ

衛星は今日も回る あなたの知らない世界で 僕らの知る世界はあまりに小さい

下世話な話 くだらない 下半身の話
そんなものに 心は動かない
そんなものに 心は揺るがない

「宇宙から見た地球はどんなふうに見えているのだろう」

たとえばこの地球に生きる僕ら一人一人が星ならば

ちっぽけでもささやかでも生きて輝くことに意味があるのだろう

どんなに小さな星でもどんなに遠い場所からでも あなたの光は届くから。

2015/10/31 (Sat)

[6724] シューティングスターライドマーチ
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この道の先には何があるんだろう
それさえ行ってみなくちゃわからない

行き止まりかもしれないし 道はまだ続いているのかもしれない
それさえ行ってみなくちゃわからない

ちっぽけな貝殻や花を集めて 宝物にしていた
あの頃の僕らは 空を見上げては
いろんな空想で胸を満たしていた

色とりどりの夢でつまらない退屈な世界を染めて

僕だけのコスモ 際限なく果てしなく広がれ

手のひらに落ちた涙 それはまるでシューティングスター

あこがれとかロマンとか うまく言えないけど眩しい光

物語のはじまる前から ドキドキしていたよ

どんなあらすじが僕を楽しませてくれるのかな まだ未開封の未来
開けてびっくり 玉手箱

思い出を忘れないように 写真やビデオに残しても
どうしても それだけでは心もとないのは 思い出には形がないから

ジャングルジムのてっぺんに登って
見上げた夜空を星が流れていく

あの日見た 夢のような光景が思い出ならば

僕の瞳が見た景色 僕の耳が聞いた音そのすべてが思い出だ

時間の中に 灯る明かりは 灯台のようだ

船が迷わないように行き先を照らしてる
思い出はいわば日々絶え間なく移り変わる
毎日を 退屈させない為の簡易式の灯台
あめ玉が溶けてしまわないうちに
覚えていこう さっきまで味わってた甘さや苦さを

色とりどりの夢でつまらない退屈な世界を染めて

僕だけのコスモ 際限なく果てしなく広がれ

手のひらに落ちた涙 それはまるでシューティングスター

あこがれとかロマンとか うまく言えないけど眩しい光。

2015/10/31 (Sat)

[6723] フレンジャー
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下手くそになったもんだな 笑うことさえ
嘘っぽくなったもんだな

咲いてしまえば あとはただ枯れるのを待ちわびるだけだ

悲しみはずっと僕の中で形を変えずに
悲しみのまま だけど幾分 僕のほうが慣れた

さよならが 当たり前になって
そのために出会うつかの間のふれあい

寂しかったり 悲しかったり切なかったり
繰り返す感情の浮き沈みに逆らえない

ずる賢くなったぶんまで素直になったそんな気がするの

画用紙からはみ出すほどのダイナミックで
大袈裟な身振り手振り

嘘を紛らせて 心を見せずに おどけてみせれば

言葉なんてものでは 自分の心の3分の一も
まともに表現できないことを知っている

さよならが 当たり前になって
そのために出会うつかの間のふれあい

寂しかったり 悲しかったり切なかったり
繰り返す感情の浮き沈みに逆らえない

ずる賢くなったぶんまで素直になったそんな気がするの

だから、素直に泣いて 笑って 今では

何も隠さずに ありのままの自分で
間違った正しさを 否定できる
まっすぐな愚かさを愛せるんだ。

2015/10/31 (Sat)

[6722] 愛の名
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命の音に耳をすましていた
とくとくって脈打つ心臓の音に

愛されたぶんまで 僕は君を愛せるかな

言葉では伝えられない悲しみや喜びを

たとえば目には見えないぬくもりや

優しさが その代わりを果たすよ

何もないように

穏やかに流れる時間が
景色を優しく抱きしめている

すべての命あるものに
注がれる陽射しの雨

君が生きていることが何より大事だと

笑ってくれるあなたがここにいる

それはなんて幸せなことなんだろう

押し花にした思い出の数々
引き出しの中にしまった音や光

愛することなんて当たり前なことと
あなたは笑うけど申し訳ないのです

だからせめてちょっとずつ返していこう

返しきれないこの感謝を

ありがとうじゃとても足らないほどの気持ちを

もらった愛以上の愛で返したい

君が笑えばただそれだけで僕も笑える

そんな当たり前なことが今は宝物

キラキラと輝いて思い出を染めてる。

2015/10/31 (Sat)

[6721] いのちあること
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生きていることそれを確かにするのはなんだろう

ここにいるだけではどうやら何もわからない

ちゃんと悲しみに泣いて
ちゃんと喜びに笑って
雨にもうたれて 陽射しに照らされて
はじめて生きていると気づく

僕は 何のために今を生きているんだろう

そんなことはもうどうでもいいのさ

時にいのちあることを幸せに思い

時にいのちあることを呪いながら

それでも 生きていくことをやめずに

明日も生きていく 簡単には死ねない

だって生きていれば何度だって笑えるから

行き交う人の中にポツンとたたずんで

色ちがいの幸せの形を見つめていた

穏やかに流れる時間が景色を抱きしめている
悲しみなど見えないように
見ないようにしているように

僕は誰の為に生きているんだろう

理由や意味がないと不安になるよ

時にいのちあることで救われて

時にいのちあることで深く傷ついて

それでも ただひたすらに生き続ける

生きること 多分それ以外に選択肢はない

だって生きていれば誰かを愛せるから

愛する誰かが愛してくれるから

僕は孤独というにはあまりに

愛され過ぎている だから僕は一人なんかじゃない

幸せは いつも 気づかないだけで

僕のすぐそばにある

僕は 何のために今を生きているんだろう

そんなことはもうどうでもいいのさ

時にいのちあることを幸せに思い

時にいのちあることを呪いながら

それでも 生きていくことをやめずに

明日も生きていく 簡単には死ねない

だって生きていれば何度だって笑えるから

だって死んでしまいたいと思った今日も
明日には 生きてて良かったと笑ってるから
そんな気がするから。

2015/10/31 (Sat)

[6720] ストライク
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真っ正面に ど真ん中 ねらって投げたボール
あえなく 軌道をそれていく

レールを外れたばかりに 空振りの毎日

宛もなく 風に吹かれ どこに行くんだろう
大好きな歌でさえも嘘をつかなきゃ 歌えなくなった

せめて ストライクくらいは決めたい

ホームランは無理でも

かっこよく勝負に負けたい 期待 膨らませるような

そんな小さなつぼみをください。

2015/10/31 (Sat)

[6719] エンプティ
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この手はいつでも空にさえ届かないよ

なるたけ誰にも負けないように生きてる

傷だらけになっても意地っ張りになって

強がっていれば負けたことにはならない

泣いて笑って 転んでまた立ち上がって

振り子のように行ったり来たりの繰り返し

風がページをめくる

季節は変わる色鮮やかに

花びらを染める 流れる景色を抱きしめて

空っぽのままの心に光を注ぐような
陽射しの雨に濡れて

気まぐれな旅は続いていく

誰かの書いた筋書きをたどるように

生きるなんてしゃくだからレールからそれるよ

いよいよ全てをなくしても心のメーター

エンプティを指してもまだ日は高いぜ

物語の結末を迎えないうちは あきらめるわけにはいかない
希望はまだあるさ

道ははるかに続いていく

その手が描く未来はどんな色かな

いつかこの命手放すその時

胸を張って幸せだったよって笑えるように

その為に今を生きるのだろう。

2015/10/31 (Sat)

[6718] オーケストラ
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目を閉じたその先に
果てしない暗闇が
世界から 一切の色を消した

何ひとつ 僕らは知らないままで
ただ静かな夜に身をあずけている

変わらない暮らしの隅っこに
放られた夢の残骸 目障りなら棄てればいいのに

それは 耳をふさいでも 流れ来る

思い出たちの奏でるオーケストラ

繊細な 指先が 音を紡いでいく

何かが変わる音がする
ほら ほら ほら

魔法もない世界なのにね

今なら魔法だって使えそうな気がする

暗闇に閉ざされていたはずの世界は

しだいに 色を取り戻した

夜明けが 闇を光で照らせば

嘘のように 色とりどりの世界

まずは何をしようかな

とりあえずは腹ごしらえ。

2015/10/31 (Sat)

[6717] レモンティー
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誰かの真似事じゃなくって
オリジナルで歌いたいんだ

水にレモンの輪切りを浮かべたような
そんな酸味をきかせた世界で

僕はたやすく笑うより
何よりも 痛みや苦しみの伴う
悲しみを望んだの

それは中身のない空っぽの歌

それを満たすのは あなたの愛です

アイラブユー アイラブユー

しきりに つぶやく言い慣れない言葉

情けなくて 頼りなくて

こんなにも不器用で駄目な僕を

どうしてあなたは一人にさせてくれないの

まったく 物好きな人ね
おせっかいな人ね

大嫌いなレモンティーみたい

甘さの中に隠れた酸っぱさがきゅっと僕を戒めるよ。

2015/10/31 (Sat)
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