詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕と踊ってくれませんか?
めくるめく情熱のワンツーステップ
一足ごとに 燃え盛る エロチシズム フェチシズム
オーマイガー 僕はあいにく そーゆーのは
到底 童貞 一生 独り身
ひとりぼっちの夕飯 温めたのになんだか冷たいなあ
孤独を 願ったのは
何を隠そう僕なのに 今さら なんだか
恋しくなるのガールフレンド
シャルウィダンス OK? 一夜かぎりの夢
シャルウィダンス OK? 快楽と苦痛は紙一重。
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ひとつひとつ 積み重ねてゆく
ありふれたこと ありきたりなこと
笑って 泣いてたまにはけんかもしたり
生きる喜びを知れば
生きる悲しみもたくさん知る
けれどいつもそのたびに思うのは
もしも僕が生まれなければ
こんなに 嬉しい気持ちもなかった
そんな当たり前な でも大切なこと
泣きながらでもいいんだよ
空も少しずつ 雨が上がってゆくんだ
すぐに立ち上がれなくてもいい
ゆっくりゆっくり急がないで
悲しみよりも喜びを見つめて
明日を生きる糧にして行こう
約束だよ 指切りだよ
いつか聞かせてね
君が君に生まれて本当に良かった
そんな 言葉を
一秒また一秒と 時が過ぎてゆく
はやかったり 短かったり
同じスピードなのに不思議だね
愛されて そして今度は
愛されたように 誰かを愛す番になって
いつか 僕も同じように抱かれたように
下手くそながらも君を愛してみたよ
素直じゃないし意地っ張りだし
子供みたいだけどこんなんでもパパだよ
自転車の乗り方も教えたいな
ちょっと難しい逆上がりも 練習しよう
一回でやろうとしなくてもかまわない
今日よりも明日を見つめて
今日がだめなら明日があるから
約束しよう 指切りしよう
いつか聞かせたいな
君という宝物に出会えて
本当に良かった
そんな言葉を
君が生まれてから何度も何度も
季節が巡ったけど 愛が何かなんて
今もよくわからないんだ それでも
君と一緒にいる それだけで幸せだと
思う気持ち それが愛なら
明日も僕は 君を思っていよう
つよくやさしく。
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どれだけ歩いたらたどり着けるだろう
どれだけ泣いたら笑えるのだろう
無声映画の中に 出てくる喜劇役者の
おどけた演技の裏に悲しみが見え隠れ
サイレント サイレント
鏡の向こうの 悲しみは
誰も知らない 見えない 聞こえない
サイレント 雨がいつ降るのかも知らない僕らには
悲しみから逃れるすべなどない
だから、悲しいときには涙が 拠り所のない君に寄り添うんだろう
だからその孤独には少しも落ち度はないしその涙は恥ずべきではない
いつまで待てば終わりは来るのだろう
例えば雨上がりの虹みたいな希望は
血潮さえ生々しく流れるこの世界にも
心優しい貧しい人に降り注ぐだろうか
アイラブユー アイニードユー
したりされたりのやりとりの中で
出会うすべての人に同じ愛を届けたい
あいにく台本もない台詞もない
すべては アドリブ 君も僕も 誰も皆
行き先のない旅です 宛もない旅です
風が吹くまま 気の向くままに
あっちにふらふら こっちにふらふら
甘い蜜の香るほうへ
優しい人がいるほうへ
僕は きっと演技の下手くそな大根役者
でも役者じゃないから下手でもいいのさ
どうぞ笑ってくださいな 生きることさえ演技みたいに生きる人たちよ
サイレント サイレント
鏡の向こうの 悲しみは
誰も知らない 見えない 聞こえない
サイレント 雨がいつ降るのかも知らない僕らには
悲しみから逃れるすべなどない
だから、悲しいときには涙が 拠り所のない君に寄り添うんだろう
だからその孤独には少しも落ち度はないしその涙は恥ずべきではない。
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風が冷たくなって鈴の音が
聴こえてきそうなそんな街並みは
赤と緑のクリスマスカラーでお化粧して
ほら なんて素敵 まばゆい光あふれ
七色に 輝く 電飾がキラキラ きれい
何を待っているの?
誰を待っているの?
サンタクロースのおじさんはまだ来ないの?
煙突のない 都会の一等地に 三階建ての大きな家
かわいい子供と犬が二匹 優しいお父さんときれいなお母さん
いい子にしてるから どうかサンタさん
今夜、私のところにプレゼントを持って来てね
カレンダーをめくっては クリスマスはまだなの?子供が急かす
そのたびにお母さんはまだよって笑う
君はまだ寒くもないうちにマフラー巻いて
こうすればもう冬みたいねって言うの
東京にも冬が来れば
クリスマスも来るよ
都会の子供たちもクリスマスが大好き
トナカイに手綱をひかせてソリに乗ってやってくるサンタのおじさん
絵本によくある 赤い服を着て 大きな袋にはたくさんのプレゼント
ジングルベルを 鳴らしながら サンタクロースは 子供たちに笑顔を届けにやって来る
いたずらばかりしているような
悪い子のところにはサンタは来ないの?
サンタはいい子が好きだから
子供は素直だからプレゼントがほしくて
その日から 悪い子も優しくなったよ
でもそれはプレゼントがほしいからだけじゃないよ
だって君はクリスマスが過ぎても
優しい君のまんまだから
そして今年も東京の街にクリスマスがやって来る
煙突のない 都会の一等地に 三階建ての大きな家
かわいい子供と犬が二匹 優しいお父さんときれいなお母さん
いい子にしてるから どうかサンタさん
今夜、私のところにプレゼントを持って来てね
今夜は、小雪混じりの東京はメリークリスマス。
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待ちわびているのは一体誰の笑顔でしょうか
こ擦り合わせた手と手に気づく
もう季節は冬だということ
マフラー巻くのが下手くそなところも
あの頃と少しも変わらないねって
君が白い息を 吐きながら 笑うの
今この時の 幸せに包まれながら
あるいは心を奪われながら
僕は探すんだよ 君の唇にキスをする隙を
そして いつも気づいたときには隙をつかれてしまうのは僕のほうなんだ
喧嘩した数だけ仲直りもしてきたよね
謝るのは毎回まちまちだけど ほとんど君からなんです
意地を張って なかなか素直になれないところもしかたないねって
少し 呆れながら 君が笑うの
愛が何かなんて正直わからない
君が幸せなら僕も幸せになれるから
僕は 君が笑えるように 奮闘するんだよ
そしていつかそんな僕のつつましい努力が
君に伝わったらいいなって
思うんだよ 思うんだよ
だから、何気ない君の言葉の一つ一つに
耳を傾けて 何が悲しいのか 何がうれしいのか
そんなささやかな心模様 知っていたい
すべて知りたい
今この時の 幸せに包まれながら
あるいは心を奪われながら
僕は探すんだよ 君の唇にキスをする隙を
そして いつも気づいたときには隙をつかれてしまうのは僕のほうなんだ。
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小説に並ぶような書き言葉で
こっちにおいでよ 扉を開けて
僕はいつでも頭のいいふりをしていたいのよ
あるいは えてして つまるところ
いわゆる しいていえば かくかく然々
あまねく つぶさに 絶え間なく
僕の耳を濡らすように降る言葉の雨
聞いているだけでめまいがしてくるの
たちどころに…エトセトラ
詭弁でソーリー 雄弁オンリー
素敵なアバンチュールみたいに
がらりと世界を 模様替え
書き損じのように つまずいた創作意欲
立ち止まるように筆を投げ出した
なるべく人には 賢く見られたいのよ
ひいては すなわち かくして
いわゆる しいていえば とどのつまりは
ことごとく さしてあますことなく
僕の頭の中に 押し寄せる言葉の波
油断しているとさらわれてしまうの
ゆゆしき事態に…その先が続かない
詭弁は論理? 雄弁ならロンリー
サーフボードとトロピカルジュース
明日が雨でも心だけは日本晴れ
歌いましょう すべての 卑しい気持ち
ちょっとした下心や いやらしさも
詭弁で 可愛らしく ラッピングすれば
ほら なんとなく
それらしくなるの
僕の耳を濡らすように降る言葉の雨
聞いているだけでめまいがしてくるの
たちどころに…エトセトラ
詭弁でソーリー 雄弁オンリー
素敵なアバンチュールみたいに
がらりと世界を 模様替え。
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命のある意味などを考えていたら
僕は気づけば迷路にいたよ
疑似的な水で満たされた海を
泳ぎ疲れたら ここにおいで
静かに 笑ってごらん
花ひらくように
おだやかに流れる時間を景色が抱きしめている
日没後の夜に沈んだ街並みは 悲しみなんか知らないような
顔をしているのにどうしてこんなに僕の痛みをわかっているんだろう
だって まるで僕を慰めるように 優しく風は明日に吹いていくから
時計の針は 刻むんだよ 見紛うことなき一分一秒を
ほらいつの間にか 今日も夕暮れが 僕の影を追い越していく
おだやかに流れる時間を景色が抱きしめている
日没後の夜に沈んだ街並みは 悲しみなんか知らないような
顔をしているのにどうしてこんなに僕の痛みをわかっているんだろう
だって まるで僕を慰めるように 優しく風は明日に吹いていくから。
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いつか 歌った 勇気の歌は
いとも容易く弱さに負けた
負けたことを 他人のせいにしたら
僕は負けた僕よりも狡くなった
さらに弱くなった
いくつ目の言い訳だろう
何回ほど口にしたろう 「しかたない」って言葉
季節は毎年 花を咲かすだろう
そして 枯れたそのあとも種を残すだろう
それなのに僕らは
何十回 季節が巡ろうが
何百回 花が枯れようが
何千回 夜が明けようが
何億回 地球が回ろうが
何も変わらないどころか変えようとしない始末
僕はどこに向かうんだろう
衛星だって 同じところを回りながら
地上に 電波や情報を供給しているのに
僕らは 昨日より少しは変わったかな
今の僕と昨日の僕を照らし合わせてみる
これといった異常はないものの
変化に乏しく つまらない それが結論
そしてまた 僕は答え合わせしている
今何回目のアンサーソングだろう
自動書記でもあったらなあ
いつの間にか宿題は片付くのに
魔法もない世界には 不便なことがまだ数多い
疑問符ばかりが増えていく
最近、よく ため息をつく
負ける前から 気持ちに負けている
僕はどこに向かうんだろう
衛星だって 同じところを回りながら
地上に 電波や情報を供給しているのに
僕らは 昨日より少しは変わったかな
今の僕と昨日の僕を照らし合わせてみる
これといった異常はないものの
変化に乏しく つまらない それが結論
「蒔いた種は リンゴを実らせることは出来ないが豆くらいは出来そうだ」
そんな詭弁で空欄をとりあえず埋める。
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光よりも 目映いくらいの
音よりも 少しばかり数歩、足早
ヒーローみたいに 呼べばすぐに
来てくれそうな 正義印の音速ライナー
そろそろ本気ってやつを見せてくれないか
さっきまでの威勢はどうした?さあ軽くあしらってやれ
悲しみなんかに負けてやるものか
何度だって 何度だって転びながら 躓きながら這い上がる 立ち上がる
悪あがきで結構 無駄骨で結構
わかっているんだ 知っているんだ
それでも僕は格好だけでもいいから
ヒーローを気取りたくて
あわよくば そう呼ばれたくてがむしゃらに走る
病んだような 目をしている
人々に あてられないように帯を結び直す
悪魔のような 思考回路が働いて でも悪者になりきれずどっちつかず
いつまで待たせるんだよ いつになれば飛べるの?
空を飛ぶことを恐れる鳥などいない
だが人間は空を飛べるようにはあいにく出来てない
よって足が羽がわり
きれいごと おべんちゃら
それらにまみれて我を失う 心よ目を醒ませ
夢見がちで結構 独り善がり本望
それくらいがちょうどいいんだよ
胸にお決まりのSマーク あるいはスパイダーを模したスーツ
蝙蝠印の全身 黒ずくめ そんなアメコミみたいなヒーローよりは幾分リアル
闘う敵など いない
果たしてそうか
本当にそうか
心に負けない
自分に負けない
弱さに負けない
闘うべきものなら
見えないだけで
たくさんあるよ、ここに
何度だって 何度だって転びながら 躓きながら這い上がる 立ち上がる
悪あがきで結構 無駄骨で結構
わかっているんだ 知っているんだ
それでも僕は格好だけでもいいから
ヒーローを気取りたくて
あわよくば そう呼ばれたくてがむしゃらに走る
闇雲に生きる
そうしていつの間にか僕の中に生まれる正義の旗印。
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はじめて月に降り立った
宇宙飛行士は言ったという
「地球は青かった」
そんなことさえ今は当たり前
でも見たこともない地球の外
疑いばかりが夢を汚す
燦然と輝く 数千の星の中に 僕らと同じ
命がまだ生きているなら答えておくれ
受け取ってくれないか はるか何億光年先のメッセージ
たとえば君も笑ったりするのかい? 何か楽しげなことに
君の星にも夜があるなら君も 夢を見たりするのかい?
君も言葉を話したりするのかい?
なりたいものとかあったりするのかい?
僕は 宇宙飛行士になりたかったよ
知らない光にふれたくて
まだ会ったこともない誰かに会いたくて
憧れの羨望で 空を見上げていたんだよ
ハロー こちら地球です
受信は良好 ノイズもない
ただし通信は 一方通行
出来損ないの段ボールでつくった
即席の宇宙ステーション
3日と持たず 雨風に負けた
ちっぽけなことで悩んだり迷ったりしている
僕らは なんてくだらないんだろう
空は広く世界はこんなに果てしないのに
僕らの一歩は小さい上に頼りない
安物のちんけな猿の真似事
化学のセットでこしらえたプラネタリウム
電気を消して暗闇に浮かぶいくつもの偽物の星の光
そうやって僕らは届かないものさえ 手に入れようと試行錯誤する
それが可笑しくて たまらなく可愛くて 愛しいんだよ
僕は宇宙飛行士になれないだろう
せいぜいなったつもりが関の山
それでもいいんだよ 星に代わるものはそこにある
いつも僕を迷わないように照らしている
淡い光のような 今にも消えてしまいそうな
だけど時に力強く目映いくらいなんだ
僕だけの星
僕が見つけたたったひとつの星
「地球は青いかはわからないけど君がいればそんなこと知らないままでいい」