ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 新着順表示

どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[6545] 夜間飛行
詩人:どるとる [投票][編集]


言葉なんかはもはや役に立ちません

考えも及ばない世界の話をしようよ

よく出来た出来合いのイメージで

僕らは 見えない光に導かれて行きたい

さよならのない物語期待するならば
想像しだいで 背中の羽で空も飛べる

自由気ままな夜間飛行さ 星の間をくぐり抜けて 雲の天辺で世界を見渡そう

さあ恐がらないで。

2015/10/08 (Thu)

[6544] 背に腹
詩人:どるとる [投票][編集]


どうしたものかなと考えあぐねて

数時間ばかり 無駄に過ごした

それでも背に腹は変えられぬ

とうに夜は更け朝のお出まし。

2015/10/08 (Thu)

[6543] 薔薇色の日々
詩人:どるとる [投票][編集]


さよならの場所を探して旅に出るなら

鞄には 忘れられた夢を詰め込んで

風の先を 見つめていたらまどろんでいた
随分 僕もあれから歳を重ねた気がする

別れ別れの道だからどうか名残はないように

薔薇色の日々だったよ 愛されたこと 愛したこと

笑いあった昨日 泣きあった今日 いろんなことが過ぎてく

たとえようもなく ただわき上がる感情にまかせて

幸せだなあなどとほざけば簡単に笑顔になんてなれてしまう

僕は今日も足りない言葉を探している
余白を埋めるための言葉を探している。

2015/10/08 (Thu)

[6542] トラウマ
詩人:どるとる [投票][編集]


繰り返される終わらない ループ

昨日の 罪は 許されないままで
裁きの時を待ちわびる

ページを目で追うように
流れるように過ぎる時を見逃さないように

いくつもの 悲しみと
いくつもの 喜びが
思い出を染めている
記憶の中に咲く花
いつかの おろかさを映す

トラウマになってしまうよ
多分僕は 知りすぎた
この世界の本当を。

2015/10/08 (Thu)

[6541] 宛名のないラブレター
詩人:どるとる [投票][編集]


夢を見たんだ 君がいなくなってしまう夢を

目覚めたら まず君におはようって言うんだ

眠るときには 君におやすみって言うんだ

そんなことは当たり前なことだと思っている僕は間違っていた

ありがとうとか 愛してるとか

たまには言葉にしないと

届かない気持ちもあることを知ったから

昨日より明日は君を愛せそうさ

どこへ行くにも君がいないと迷ってしまうのは

君が僕の行き先を左右する道しるべだからだろう

わざと困らせてみたりすることもあるよ

でもそんな微笑ましい毎日がここにあることを僕は幸せに思う

僕の下手くそな思いを歌にしたら

こんな感じかなあって迷いながら

君の心に届くように綴るラブレター

宛名を書き忘れた間抜けなラブレター

そんなとこまでまるごと愛してほしい

その人らしさとか 見えるような

照れ笑いに隠された本当の思いに

気づいたらその時 二人は今よりもっと二人になれる

ありがとうとか 愛してるとか

たまには言葉にしないと

届かない気持ちもあることを知ったから

昨日より明日は君を愛せそうさ

そして何十年かあとには君をもっと 幸せにできそうさ。

2015/10/06 (Tue)

[6540] 頑張りすぎる人へ
詩人:どるとる [投票][編集]


なんとなく生きることが最近
義務のようになっている気がする

生きなきゃいけない理由なんてさ
どこにもないってわかってるのに

人はいつも誰に聞いても真っ先に
死ぬより生きることが正しいように言う

でもそれは 生きることを楽しめてる人の勝手な言い分だと僕は思うのです

頑張らなきゃいけないって自分に
重たい責任を背負わせていませんか?

だからたまには深呼吸して ずるくなってもいいじゃない

頑張れるときに頑張ればいいと思うよ

頑張れないときにはまず何よりも休むことだよ


それもできないのに頑張るなんて笑わせるなよ。

2015/10/06 (Tue)

[6539] マエナラエ
詩人:どるとる [投票][編集]


あとひとつ届かない手でも伸ばしてごらん

目の前の明日くらいは誰にでもつかめるから

魔法もないこの世界じゃ頼りになるのは
ややこしい計算と機械仕掛けの思考回路

広がったその世界を僕は変えたい

目も眩むほどあざやかな色で

誰もが旅に出るたくさんの綿毛

まだ何も知らない頃から心に結わえ付けてる

大切な気持ちだけ 落とさぬように

前を向いて立ち止まらずに生きる

だから困ったときこそ前ならえ

何かがおかしい世の中を非難すれば

たちまち僕は悪者に成り下がってしまう

本当のことは誰も言わないし言えない

隠したがりな訳じゃないのに手で口をふさぐ

洗い立てのシャツみたいな真っ白な歌を

次の世代の子供たちに残して去りたい

正しいことをしたい気持ちを差し置いて

僕の中のずるさが線をはみ出すときにはどうすればいい

考えたところで答えは出ないや

とりあえず今はレールの上を歩いて

行く先が決まったなら車線変更だ

飛んだり 跳ねたり
忙しい毎日だ

泣いたそばから笑ってまた泣いてる

広がったその世界を僕は変えたい

目も眩むほどあざやかな色で

誰もが旅に出るたくさんの綿毛

まだ何も知らない頃から心に結わえ付けてる

大切な気持ちだけ 落とさぬように

前を向いて立ち止まらずに生きる

だから困ったときこそ前ならえ。

2015/10/06 (Tue)

[6538] カラフル
詩人:どるとる [投票][編集]


振り返ってみてもそこには何もない

風が通り抜けていくだけです

歩き続けてどれだけ経っただろう

どれだけの季節が流れただろう

教えてよ 生きる意味を 旅行くそのわけを

名前もないこの物語にタイトルをください

あらすじさえないこの物語は

あなたのその手で きれいに色づけるんだよ

笑ったり 泣いたりして たくさんの思い出が
胸の中にある アルバムにおさめられていく

瞬間を切り取るように どんなささやかな場面も見逃さずに記憶に焼き付けて

モノクロの世界をカラフルに染めてしまおう。

2015/10/06 (Tue)

[6537] 欲望の果て
詩人:どるとる [投票][編集]


何気ないくらいに毎日どこかで誰かが

死んでいることに気づいてしまったんだ

幸いなことに恵まれている僕たちは

好きな物を食べ きれいな服を身にまとい
何不自由ない生活をしている

それでも不満を言うのはただのわがままと気づきもせずに

無い物ねだりでそれ以上何を欲しがるの

誰かが羨ましがるような暮らしを手に入れててもなお

君は贅沢に多くを求めてしまう

肥え太った人たちは働くことを知らない

誰かが汗を流してることをあざ笑ってる

何もやらなくてもそれなりに生きられる

そんな便利な時代に生まれた不幸を嘆く

人たちが果たしてどれだけいるかなあ

人の欲望は果てしなく 何処までも底知れない

きっと求めているのはそれほど欲しい物でもない

ただいつでも埋まらない隙間を何かで塞ぎたいだけ

余白みたいな空欄を隠したいだけ

欲張ったぶんだけ腹が減る
捨てたのはきっと僕にとって 本当に大切だったもの

無い物ねだりでそれ以上何を欲しがるの

誰かが羨ましがるような暮らしを手に入れててもなお

君は贅沢に多くを求めてしまう

ほら、欲しい物を手に入れてもなぜか
満たされないのは本当に欲しい物を手放したから。

2015/10/05 (Mon)

[6536] 多数決
詩人:どるとる [投票][編集]


たとえば今日明日で終わるような
はかない命でもそれを知らなければ

今日を笑って生きていける のんきなもんだねって
誰かが僕を笑ってもそんなのは無視だ

意味もなく 道に立って 行き交う人の数を数えてる

大半はみんな明日を生きられる人なのに
どうしても 明日を生きられない人もいる
そんなことを考えていた。

2015/10/05 (Mon)
8416件中 (1991-2000) [ << 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 >> ... 842
- 詩人の部屋 -