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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[6535] はちみつ
詩人:どるとる [投票][編集]


くるくると回ってく観覧車に乗って

そのゆったりとした時間の中にいて

地上に着くまでの間が人生だとして

僕らはその中でいくつものドラマに出会う

悲しいこと 嬉しいこと 忘れてしまいたいこと

あるいはいつまでも覚えていたいこと

それらすべての思い出をまぶたの奥に焼き付けて

ここにあるすべての涙や笑顔を思い出と呼ぶなら

忘れてもいいことなんかなに一つない

あなたがいて僕がいて そしてそこに愛が生まれて

気が遠くなるほど長い時間をかけてきっと育んでくもの

そんな濃密な蜂蜜みたいな時間に僕は どっぷり浸かっていたい

甘さの中にも ちゃんとほろ苦さがあるよ
それが生きてることを教えているんだね。

2015/10/04 (Sun)

[6534] あこがれ
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行方知らずの神様は僕の動向を試している

泣いたり 笑ったり それなりに忙しい毎日だ

誰かの噂だったり つまらない陰口が

耳をふさいだって視界にも映る

汚い落書きで埋められた

高架下のアスファルトの壁に書かれた

「愛してくれ」の文字が悲しく見えたのはなぜかな

誰だってそれぞれの悲しみを抱えながら

今日という日をきっと一生懸命に生きていて

誰かを愛したくて誰かに愛されたくて

思い思いに生きているのに なぜだろう

当の僕は どちらも持ってはいない

だから憧れるんだ

独りに慣れたのに気付くと人肌のぬくもりを

欲しがっている自分に気付くととたんに寂しくなる

わずか数ヶ月で別れを告げた恋人に

僕が求めていたのは愛なんかじゃないね

快楽とか ちょっとした暇潰しみたいな気まぐれで

君を見ていた気がするよ だから気持ちよさも嘘だ

誰だって誰かにそばにいてほしいと願う

たとえば薄汚れた愛でも愛には違いなくて

それでもきっと僕は君を愛していて

心の底から君を愛したのに なぜだろう

いつの間にか僕のほうから離れていた

だから君は悪くないんだ

腐るほどあふれた人の中にいると思うことがある

なぜこんなに人がいるのに心が見えないんだろう

みんな心についたてをして隠したがるのはなぜだろう

やましいことがあるのかなあ 僕はふいに寂しくなった

誰かに抱かれていないと生きてる心地が無くなっちゃうんだ

誰だってそれぞれの悲しみを抱えながら

今日という日をきっと一生懸命に生きていて

誰かを愛したくて誰かに愛されたくて

思い思いに生きているのに なぜだろう

当の僕は どちらも持ってはいない

だから憧れるんだ。

2015/10/04 (Sun)

[6533] 渇き
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考えることをやめてしまった頭に蛆がわく

さよならのタイミングを見誤った

僕はレールからはみ出して はれてよそ者

汚れちまった魂を涙で溺れさせたい

繰り返す 生き死にのループの真ん中で

無関心な顔をした僕は愛に飢えた獣

愛も叫べないほどにカラカラに渇いてる

思い出を映す映写機は
通り過ぎた日々をいつまでも覚えているのさ

だから痛みはいつまでもあざやかなまま
僕を離してくれやしない

ここにあるのは排気ガスと煙草の吸殻

外れ馬券と飲み干したビールの空き缶

夢など忘れたような顔をした小さな影

ゆらゆらとさまよい漂いどこに行くの

汚れちまった魂を涙で溺れさせたい

繰り返す 生き死にのループの真ん中で

無関心な顔をした僕は愛に飢えた獣

愛も叫べないほどにカラカラに渇いてる

「愛してる」って言えれば 簡単なのに

それが一番 難しいこともわかってる。

2015/10/04 (Sun)

[6532] 楽園
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この世界は はるか昔からの遠い約束で

いつか闇に 包まれて長い眠りに着くまで

僕らは夢を見続ける あざやかな幻を

指切りをしよう何度でも口づけを交わそう

終わらない夢の中で楽しい歌を歌おうよ

変わらないものなど何ひとつない

誰もがそう言うけど僕はそうは思わない

この世界に生まれたときから思っていたんだ

僕らは自由な発想で地獄にも楽園を描けると

さよならのタイミングをずらせたら

まだまだ たくさん笑えたのに 泣けたのに

それさえかなわないならせめてこのひとときだけでも
楽しみたいなあ

この世界は はるか昔からの遠い約束で

いつか闇に 包まれて長い眠りに着くまで

僕らは夢を見続ける あざやかな幻を。

2015/10/04 (Sun)

[6531] 十字架
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歩き続けてる毎日の中で気付くんだよ

生きる重みを背負うことはすなわち

生きる本当の意味に気付くためだ

同じような今日と明日を 行ったり来たりだ

僕を戒める 十字架が

胸の中にあって

それは時に 僕を強くして
時に僕を 弱くする

ああ 手放せない命の重みを感じながら

旅から旅への毎日だ。

2015/10/04 (Sun)

[6530] フューチャー
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何か楽しいこと いつも探しながら

宛もなく ふらふらしています

休む暇もなく 時計は回り続ける

どこへ行こうか どこまで行けるのか

そんなことさえわからないまま

サイコロを転がして
出た目の数だけ進む
そんなつまらない毎日はごめんだね

明るいだけの未来ならば こんなに

僕は今日という日の喜びを知らない

久しぶりの晴れた空に出会ったとき

僕は心から思う 生きていてよかったと。

2015/10/04 (Sun)

[6529] タイトルコール
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生まれたての心は いろんなものに

惹かれてしまう きれいなもの 汚いもの

さあ幕が上がったら夜明け前に

間に合うように 昨日の涙を片付けて

さよならのタイミング見失わないで

下手なドラマのように都合のいい展開が

君と僕を星座のようにつなげていくんだ

この物語のタイトルコールを叫ぼう

何かあとひとつ 足りない

何が足りないんだろう。

2015/10/03 (Sat)

[6528] 
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甘い余韻に浸っていたら気づいたら僕は

いくつもの大切なものを失っていたんだ

少しだけ ふれさせてあなたのそのほほに

いつか 届くだろう この手が空を 抱きしめるとき

僕は僕に恥じないような 強さを持てるかなあ。

2015/10/03 (Sat)

[6527] 悲しみを花に
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こぼれ落ちる 涙はまるで雨粒のようさ

どうして 君は泣いているの?

生まれたときからずっと不思議でした

神様は留守の世界に傷跡がこれ以上増えるなら

誰かの悲しみも 僕の悲しみも

もう 花の種にして 涙の代わりに

さみしい景色に 花を咲かそう

争うことなんて もうしなくていいから。

2015/10/02 (Fri)

[6526] Q&A
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悲しいような うれしいような
どっちつかずの思いを連れて

愛された 日々を思いながら
途方もなく長く果てしない

道のずっと先をこの心は見つめてる

割りきれないことばかりに

心は隙間なく埋め尽くされていく

わからないことがあったほうが

いくらか 生きていく意味がある

いつまでも埋まらない空欄を

間に合わせの答えで埋めたくはない

いつか、いつか 僕は答えてみせるさ

恥じらいもなく 答えてみせるさ

世界が求めてる答えを。

2015/10/02 (Fri)
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