詩人:どるとる | [投票][編集] |
例えば僕が椅子の脚なら
君は椅子のどこだろう
座る部分かな それとも背もたれかな
愛されたり 愛したり繰り返してるけれど
振り子みたいな毎日の中で気づくんだよ
身をあずけたり支えてもらったりしながら
僕も君を支えたりしたいんだってこと
きりもなく繰り返した強がりは空回りして
結局いつも肝心なところでつまずいてしまう
助けてもらってはじめて自分のいたらなさを知るよ
ありがとうもごめんねも 聞きあきたかな
でも、飽きても飽きても聞いてよ
「僕は君を愛してるってこと」を多分君に気づいてほしいんだと思う
だからこのまま 君が安心して 座れる椅子になりたい
どんなときでもためらわずに身をあずけられる居場所になりたい
例えば椅子から立ち上がるときは
人生の終わりを迎えるときなら
椅子に座ったときから人生は始まる
悲しいことも少なくはないけれど
昨日の雨が嘘のように晴れたらうれしい
笑うために生きてる
百年ほどの長距離の旅 競う理由もないから ゆっくりマイペース
どこにゆくんだろう 宛もない旅の行方は
風さえ知らない 気まぐれなルート
用意ドンの合図もなく 走り出した旅の行く先は雲の中
ありがとうもごめんねも 聞きあきたかな
でも、飽きても飽きても聞いてよ
「僕は君を愛してるってこと」を多分君に気づいてほしいんだと思う
だからこのまま 君が安心して 座れる椅子になりたい
どんなときでもためらわずに身をあずけられる居場所になりたい。
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ぬくもりひとつ手のひらにのせて
やさしさひとつ描いたら明日が見える
こんなに広い世界で誰も愛せないなんて
誰にも愛されないなんて 悲しいだろう
人のやさしさを知って
はじめて人にもやさしくできる
愛を知らないままじゃ
どうしたらいいかわからないよ
だから愛を知らないすべての人に愛をください
悪いことをしたときには叱って
いいことをしたときには誉める
そんな当たりまえでありふれた愛でいいから。
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ささやき声が 聞こえているよ
愛してる 大好きだ そんな言葉が
多分今必要で 飢えているんだ 愛に
誰かの寂しさが はみ出しているみたい
涙をぬぐうことも まして目をそらすこともかなわないなら
君と同じ雨に僕も濡れてみよう
悲しみに暮れる君の瞳に映る
雨を受け流す傘になりたい
ぼろぼろで穴だらけの傘かもしれない
それでも君を命をかけて守るから
悲しみが降りやまない世界で君のために 差し出す傘になって。
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さよならが 風を染めている
通りすぎた思い出はまるでにわか雨
つかの間に枝先からこぼれ落ちる花びら
今誰かに別れを告げて 手を振るのなら
もう二度と出会えない 悲しみを言葉にするよ
泡になった 日々が
瞼の裏にぼおっと灯ったなら
さよならの日に間に合うように
せき止めていた涙を今静かに流そうよ
かけがえのない 尊ばしい日々を
忘れないように閉じ込めたなら行こう
扉を開けて新しい季節の風に吹かれて
ちっぽけな足音で心は目を覚まして
夜明けの街に 少しずつ朝が広がってゆく
ページをめくろう もう雨は止んだ。
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大人になれない僕たちは
大人を信じず背中向けた
汚い嘘にまみれ ずる賢くもなり
沢山の人たちを傷つけました
どんなに背伸びしてみても
心はいつも身よりも寸足らず
強がりばかり 意地ばかり
言い訳ばかりを繰り返した
大人になんかなりたくない
なりたくなんかなかったのに
いつの間にか僕も大人です
あの頃さんざん嫌ってた
大人の姿を僕もしていた
鏡に映った愛想笑いが
情けなくてたまらない
おべんちゃらを売り歩いては
ゴマをするのに忙しい
そんな大人になんかなりたくなかった。
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カッコいいセリフで登場 ヒーロー
マスクに隠した悲しみを見せないヒーロー
テレビの向こう 食い入るように
観ていた あなたに憧れていた
僕も君のように カッコいいヒーローになりたい
悪の軍団も 世界制服を企む秘密結社も
いない世界でも 君を守りたい
君のプライベートなプライバシーを
大切な時間を 影ながら見守るヒーロー
君だけのヒーロー。
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雨は昨日のうちにやんでしまった
覚えているのはあのどしゃ降りの音
痛みだけが 残されたのならば
僕達は もう笑うことすら難しい
このまま何処までも優しく流れる
君の髪のような 緩やかな時の流れ
さよなら 僕は今
少しずつ 変わる
色も形も昨日とはまるで違う僕になる
遠くから差し込むささやかな 兆し
ドアを開けて 世界をあとにしよう
昨日はもう何処にもないよ
思い出は辛い場面さえ見せるなら
さよならをしよう あまりにも僕は
多くの思い出を 愛しすぎたみたいだ。
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つまらないこと言わないで このまま大人になれない僕達は
幼い心 捨て去らず いつまでも あの日上げた産声忘れない
思い出は 誰の胸の中にも変わらない足跡を刻み付けたまま
今もあの日の時間を閉じ込めた時計がその時を待っている
何一つわからずに まだ 何も知らずに
つまらないこと言わないで このまま大人になれない僕達は
覚えたての言葉で 意味も知らない愛を世界に叫ぶだろう
大人よりずっと大人らしい 心で何が正しく何が間違いかを
たどたどしい声でつまずきながらゆっくり明日の夢を語るだろう
いつか。
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悲しいって伝えたいその声を言葉にして
嬉しいって伝えたいその声も言葉にして
今すぐ 伝えたい人に届けたい
ありがとうや愛してるじゃ足らない
気持ちを 歌にして届けたい
レッスントゥザミュージック
言葉にならない気持ちなら
レッスントゥザミュージック
歌にしてしまえ
思い出の中に
花をひとつ 咲かせて。
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ふいの瞬間に 紛れ込む寂しさに
僕は すっかり してやられてしまう
悲しいよって 言えたならいいのに
弱音吐けたなら いいのに…
ああ 負けないつもりで 闘ってるから
一歩も引き下がる訳にはいかない
ああ 弱くても強がるくらいはできる
このまま、さすらうように風まかせの旅
行く先も 行く宛もない気まぐれな風の旅。