詩人:どるとる | [投票][編集] |
わからないのその向こうへ
心を単身旅させてみよう
意味のないこともひっくり返せば
意味のあることに変わる
この世界で正しさの形を決めつけるには
まだ 僕は何も知らなさすぎるから
何色でもない 色に染まってみよう
僕はまだまだ いくつもの余白残したノート
悲しいこと 嬉しいこと 涙ぐましい努力
色鮮やかな思い出 見届けなければいけないことが沢山ある
わからないのその向こうには
きっと僕がまだ知らぬ
景色や 言葉が 待っているから
会いに行こう レールをはみ出して
旅立ちの歌を道連れに。
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ぼんやりと浮かんでるやわい光
誰かのことを 意図せず照らしてる光
ああ 悲しみは 生きるすべての人を
ああ 同じ雨の下にさらして濡らすのに
痛みはそれぞれ違うから 難しい
たやすくは 君に大丈夫って
言えない僕がいる
でも このままにはしておけないから
結局余計な世話を焼いてしまうの
でも それでもなんだかんだ 君も嬉しがっていたりするんだよ
それが ねらいさ それがねらいさ
暗闇に浮かび上がるあなたの顔
目を閉じてなんとなくイメージしてみる
ああ 腐るほど見ているのに思い出せない
ああ でも君を思うとき胸があたたかくなる
それが愛というのなら間違いじゃないさ
いくらでも喧嘩してすれ違っても
何度でも仲直りして
道に迷ったふりして同じ道をまた二人で歩いてる
いくつもの嘘と本音を 巧く織り混ぜながら続く会話
噛み合わなくてもふとした瞬間重なればいい
大切なものは 多分
目に焼き付けるより肝心なとき 道に迷ったとき ふと思い出される そのくらいでいい
愛なんてごたいそうなものじゃなくても
たやすくは 君に大丈夫って
言えない僕がいる
でも このままにはしておけないから
結局余計な世話を焼いてしまうの
でも それでもなんだかんだ 君も嬉しがっていたりするんだよ
それが ねらいさ それがねらいさ。
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夕暮れを すっかり追い越してしまったくらいに
もうすぐで夜だなあ 早く君に 会いたいなあ
ただいまっていう声が喉のここら辺までもう出てる
家までもう目の前
ただいま おかえり この世界にはいくつあるんだろう
いつものそのやりとりがどれだけ大切か気づくには
あとどれくらい 君にただいまって言えばいいだろう
帰り道で考えていたんだ 僕がただいまって言うまえに
君はおかえりって言うから それがなんだか可笑しくて笑ってしまうの
何気ない君の優しさほど気づけない 鈍感なのは
昔からだとかすぐ話をそらすのも昔からだって思う
愛してるって言うのは恥ずかしいから ごまかすように言うよ
いつもの言葉に隠して
おはよう おやすみ そんな言葉をあとどれだけ言えるかな
指折り数えているんだよ どれだけ長くてもこの時間は
永遠じゃないから たまに我に返ったように気付くと
涙なんか流してる自分がいるんだよ そんな僕を君が見て
君も泣いてしまうからしかたのない二人だねって笑うことにしてる
大切な人やかけがえのないたくさんのものに
それは そっと灯っている あたたかな光
まるで足の遅い僕を待ってくれているように 行く先を 照らしてくれる 優しげな道しるべ
それは、あなただったりするよ
ただいま おかえり この世界にはいくつあるんだろう
いつものそのやりとりがどれだけ大切か気づくには
あとどれくらい 君にただいまって言えばいいだろう
帰り道で考えていたんだ 僕がただいまって言うまえに
君はおかえりって言うから それがなんだか可笑しくて笑ってしまうの
喧嘩しても 笑って許してしまうの
いつの間にかなんで喧嘩してたのかも忘れてしまうの。
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何もかも忘れられない 大切なことなんかはなおさら
嘘ついて歩いていたら ぬくもりはこの手からいとも容易く消えた
裸のままで 空を飛べたなら きっと傷ついたりなんかしないのに…
悪魔になりたい 自分がいる でも
優しさを 捨てれずにまた誰かを思うから
悪魔にはなれない 優しくてでもどこか
足りない そんな自分が愛しいことも
僕は 忘れられない。
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おかしな おかしな人たちが
巻き起こす 笑いの渦
くるくる 回る 時計の針をじっと
見つめていたら昨日が今日になっていた
脈略なんていらない
理由なんていらない
意味なんてなくていい
笑えればそれでいい
そもそも なんのために生きてるかもわからない
生きなきゃいけないルールもない
それでも僕らは生きている 明日も僕らは生きていく
命があるならもったいない なおさら僕らは生きなければ
生きる 悲しみにささやかな抵抗を
たとえば 意外な方法で 驚くべき悪あがきを
見せつけてやる 見せつけてやる。
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なんとなくが いつも幸せを描いてる
名前もない日だまりのそばですくすく育つ
花を咲かせるための種が芽を出したら
新しい 旅のはじまり
真っ白なノートのように 汚れない空のように
これからたくさんの夢を描ける
あなただけの物語がページの先へ続く
楽しいも悲しいもあなたが見つけるんだ
愛しいも恋しいも出会いも別れも
まだ言葉も多くは知らずまっさらな世界を
君は何色に染めるんだろう。
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思い出すその場所があなたのふるさと
帰る場所はいつも明日へと続いている
過ぎ去ったいくつもの昨日
足跡さえ残らない旅は まるで心にイメージで描いた約束
とっておきのあの歌と花束を道連れに
このまま風の残した足跡を頼りに
追えど追いつけぬ明日を つかまえよう
この旅には 理由などないことを知っている
それならばもう 立ち止まる理由すらない
僕はまだ知らない僕に会いに行こう。
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雨の一粒に重ねる思いは 小さく儚い花びらに似て可愛げ
さよならのあとにはいつも優しさだけが残ってしまうんだ
そっと目を開いて 気付くとそこには
いつもの朝が 静かに僕を待ちわびている
僕は湯気を立てる珈琲と マフィンを朝食にした
なんとなく1日の始まりをそっと感じた
窓をひらいたら 心もひらけるさ
その向こうへ 気持ちを 心を風がはこぶ
雨の一粒に重ねる思いは 小さく儚い花びらに似て可愛げ
さよならのあとにはいつも優しさだけが残ってしまうんだ
悲しみのあとにはなぜか 希望の欠片が残っているんだ
だから明日があるなら 希望はついえない。
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楽しいの向こう側に行きたくて走る気持ち抱いて
世界を見上げているつもりで見下ろしていた
こんなにも世界は広いのに世界を小さくしてたのは僕だ
ああ目の前を染める いくつもの色
僕は何色に染まればいいのだろう
まばたきの間にも何もかもが変わるのに
夢うつつの中で目覚めたらもうここは何処だろう
何処でもない果てしない昨日の続き
僕はページの先にいるんだ
こんなところで立ち止まっている訳にはいかない
彼方へ 行きたいと欲張らなくては
さらなる高みへ 行きたいと望まなくては
未来はない。
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想像してしまうんだよ 君のいない毎日を
そしたら僕なんて何も出来ない役立たずだった
君の笑顔が どれだけ僕を支えているのか
気づくには きっと君がいたんじゃ わからないね
大切なものは 失ってはじめて気付く
誰かが言った言葉が心を突き刺す
君は笑っていたんだよ 僕がどんなに
君にひどいこと言っても 愛してるって
笑っていたんだよ なぜかな今になって
君がいない寂しさが押し寄せてくる
気づいたんだよ 僕は孤独なんだね
君にこんな寂しさを与えていたんだね。