詩人:どるとる | [投票][編集] |
ガタゴト走る電車は 暮れゆく街を行く
名前も知らない駅をいくつも過ぎて
僕を運んでく まだ知らない明日へ
窓から見える 空には月が輝いていた
ほんの 少しの奇跡が 今日僕の世界を 変えた
窓の外の景色が いくら移り変わっても
いつまでも 変わらない思いがここにある
つないだ手を離さなければ
永遠にだって 輝いていられる
それは誰かがくれた ささやかな奇跡
言葉にできない思いが胸に蓋をする
期待するその前に じたばたしてみよう
人口の光が 照らす夜通し明るい街では
暗がりを探すほうが苦労するくらいで
旅立つ君に 贈る言葉は きっと もうない
さよならと 手を振って 遠ざかる背中に
駆け寄って 抱きしめた あの日よ
いつまでも終われない物語
その先の続きが知りたくて
時の流れに逆らい走り出す
窓の外の景色が いくら移り変わっても
いつまでも 変わらない思いがここにある
つないだ手を離さなければ
永遠にだって 輝いていられる
それは誰かがくれた ささやかな奇跡。
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はみ出しそうな思いのままで
駆け抜けていく火傷しそうな熱い砂浜
胸に実った恋心 ぶら下げて
輝く バナナムーン
ちょうどいいから 腰かけた
ちゃちなプライドと引き換えに
落ちてきそうな星を 一掴みにして
君にあげるよ 押し寄せる波は
岸壁を 削り 荒々しさの中に
優しさを 秘めている
たゆたう 椰子の実の記憶
遠い南の島の宴
七色の夢を見てた 覚めないでと願ったよ
つま先を水面に浸すと 冷たい
沈めたら そのまま帰らない日々
落ちてきそうな星を 一掴みにして
君にあげるよ 押し寄せる波は
岸壁を 削り 荒々しさの中に
優しさを 秘めている。
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ペルセウス流星群 追いかけていくよ
遠い思い出の彼方へ 続く道を辿って
きれいな幻に 魅せられながら
いくつものドアを ぶち破って
ここにおいで 飛び魚のステップで
水しぶきあげながら 飛び込み台から まっ逆さま
ああ 夜をひとつ飛び越えて月を盗む
悪く思わないで 幸せは早いもん勝ちさ。
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どんな言葉で 飾っても愛は愛のまま
変わらない笑顔でこの世界を照らしてる
ポケットに いれてた小さな夢は
いつしか 二人の夢になっていた
病めるときも
健やかなるときも
永遠を誓いますか
君がいるから
出来ることは
二倍になるよ
君がいるから
重たい荷物も
軽々持てるよ
君がいるから
二人で悩めるよ
二人で迷えるよ
君がいるから
雨の夜でも
寂しくないよ
寒い夜でも
あたたかいよ
心まで
いつの日か伝えられるかな
胸に隠した思いを 勇気を出して
流れる時の その先に待つ 未来が
たとえば 悲しい未来でも 二人なら
笑って 泣いて
たまには喧嘩して
過ぎてく 日々
君がいるから
喜びも ひとしお
悲しみも半分
君がいるから
同じ思い出を
共有できるよ
君がいるから
僕が悲しいとき
君に慰められて
君が悲しいときは
僕が慰めて
代わり番こに
慰めあえるよ
つまらないはずだった人生が がらりと変わったよ
大切なことは きっと ただひとつだけ
僕が 確かに君を愛していること
そして 君が僕を愛していること
その二つだけが 確かなら 幸せは すぐそばに
君がいるから
出来ることは
二倍になるよ
君がいるから
重たい荷物も
軽々持てるよ
君がいるから
二人で悩めるよ
二人で迷えるよ
君がいるから
雨の夜でも
寂しくないよ
寒い夜でも
あたたかいよ
心まで。
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開いた傘の上に落ちた大粒の雨粒と
重なるように 鳴った無数の音
爪先で 踏み越えた未来のライン
届くかな 君を呼ぶこの声は
ずっと君のそばにいたいな
いつの間にか 固く結ばれた口から
あふれ出す メロディ
雨上がり見上げた空に 架かる虹
何でだろう 誰かに会いたくなる
心弾ませ 踊って
心まであの空と同じ色に染まって
飛べそうもない空に 腕を広げたよ
ずっと 長い時の間に忘れた空の飛び方
風をつかんで 舞い上がるように
消えない思いを つなげていくんだよ。
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歩き疲れた 体を 労るように
優しさを傷痕にあてがう
絆創膏の代わりくらいにはなるかな
暮れかけた街の 隅っこで
言葉にならない 悲しみを抱いた
重ねた手のひら
伝わるのは 理屈じゃない ぬくもり
唄うように 命をひびかせる心臓が
とくとくと 絶えず脈打ってる
明日のあなたに手紙を残すよ
膨大な知識より 血の通った 気持ち
いくらお金を出しても買えない
あなただけが知る 澄んだひびき。
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新しい風が 南の窓から 運ばれて
誰かが くれた言葉が ここに来て役に立つ
三毛猫は 日がな一日 縁側で光と埃に戯れて
僕はというとまだスタートラインにも立てずにいる
君の声を聞かせてよ 遠い春を 連れてくるあの歌
即興で 奏でた でたらめな歌
胸の隙間を 少しずつ埋めていく
ほらね もの凄い魔法みたいだ
頬にふれたときの柔らかな 手ざわり
包むつもりが 逆に包まれるような
名前も知らない 気持ちに出会う喜び
いつか 君にも伝えたいな 自分だけで楽しむなんて勿体ない
泣いて 笑って たまに怒って そんなことがきっと大切なんだ
気づいた僕は もう一人じゃない
つないだ手は ほどけないくらい頑丈だ
何でもない毎日が思い出ならば
離ればなれの思いをつなげていく 小さな約束
綴れ織る 日々の 途中で
僕は君の 名前を呼ぶよ
いつか 別れるその時も
与えられた 愛に 恥じぬように
君の声を聞かせてよ 遠い春を 連れてくるあの歌
即興で 奏でた でたらめな歌
胸の隙間を 少しずつ埋めていく
ほらね もの凄い魔法みたいだ
山ひとつ越えてひびく 山びこだ。
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見上げた瞳に 流れる星の あとを追って
風の行方を 人差し指で 占った
色とりどりの 色に染まったこの街で
僕も きれいな色に染まれるかな
アジサイの上の カタツムリは
言葉少なに 語った
大切なものは ここからでも十分見える
記憶の片隅に 静かに残る 一滴の涙
空に届いて 星を浮かべた海になったよ
すべての命が いつか帰る場所。
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踏み出した 僕の足が鳴らしたメロディ
ゼロから すべてが始まっていく
夜明け前の街は 少しばかり冷えるな
凍えないように 毛布にくるまった
描き出した 夢の果てに 何があっても
「諦め」という 選択肢に 屈したりはしない
ありままのイメージを形にしても
あやふやな 輪郭線をたどる あしあと
どこまで行けるかな それさえわからないままだ。
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舞い落ちる 枯れ葉に重ねた
今はもう いない 誰かさんの面影
街は 少しずつ暑さを忘れていくよ
言葉もなく ただ立ち尽くす景色に
僕は流されていく 人混みの中へ
降るような足音に紛れてる
小さな 泣き声を今日 見つけたよ
ずっと 探していたような気がする
優しさを 手にしたオクトーバー
庭でカラカラと風が笑えば
誰もいない 部屋に思い出が帰る
そして懐かしい肌寒さがよみがえる
夕暮れの街は どこかやっぱり寂しくて
だからつないだ手のぬくもりが有難い
今だけは強がらず弱さを見せていいよ
優しい人は すぐそば笑うのです
いつまでも ふれていたいから
時を計る時計なんていらない
忙しさから抜け出せず また一人
黄昏て 見上げた空に 一番星が ひとつ
言葉もなく ただ立ち尽くす景色に
僕は流されていく 人混みの中へ
降るような足音に紛れてる
小さな 泣き声を今日 見つけたよ
ずっと 探していたような気がする
優しさを 手にしたオクトーバー。