詩人:どるとる | [投票][編集] |
目に見えるものだけがこの世界の全てなら
心や感情なんて 要りません
だから さわれない思いにふれるには
目を閉じて 暗闇や無音の中に光や声を探すんだ
降り止まない 雨に濡れ うつむいたそのほほに差しのべる こんな汚れた手でも誰かを愛せるかな
人を愛することは 人に愛されるということ
人を憎めば憎むほど愛もまた 深まってゆく
僕らは人を愛さずにはいられない
だって心や感情が僕らをいつでもその場所に留まらせるから
忘れられたような場所に咲いた花の名前を
覚える意味のなさにもある意味
そんな優しい 言葉をくれるならば
誰も孤独になんかなりたいとは思わなかっただろう
気づいたよ たくさんの人の幸せと同じだけ悲しみもあること
僕は願う「今日出会った人と明日もまた会えますように」
人を労い 敬うこと 或いは人を慈しむこと
そんな当たり前なことすらもどこか冷めている
僕らは 生き物の中でもひときわ頭がいい
だからその賢さで誰かを思いやるのも決して無駄じゃない筈だ
そして気づく 僕は一人になったとたんに不安になる
誰かといると 心強い こんなにも弱い僕は 強がることしかできないけれど 強がるのにも誰かがいなければ強がれない
人を愛することは 人に愛されるということ
人を憎めば憎むほど愛もまた 深まってゆく
僕らは人を愛さずにはいられない
だって心や感情が僕らをいつでもその場所に留まらせるから。
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読みきりの漫画みたいに
その場しのぎのライフスタイル
通りすぎたらもう昔話だよ
関係ないって顔で 笑ってる
今日 明日 明後日 繰り返すデイバイデイ
行ったり来たりでまた振り出しから
単純な日常描写のその先を知りたくて
さあ始めよう少しばかり長い夢の続きを
なんとなく 始まっては終わるような
物語じゃつまらない
生きる痛みごと愛せたらもっと ずっと楽しくなる そんな気がするのは何故かな
わからない わからない 答えは何処に
地図さえもない道じゃ 迷うのも当たり前
だから今さら 情けないも頼りないもない
単純な日常描写のその先を知りたくて
さあ始めよう少しばかり長い夢の続きを
なんとなく 始まっては終わるような
物語じゃつまらない
生きる痛みごと愛せたらもっと ずっと楽しくなる そんな気がするのは何故かな。
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見渡すかぎりの世界は いつかの思い出を抱えて
すべての人の瞳の中で どこまでも 広がって
蟠りを残したまま めくられていくページ
その先には何があるのか誰も知らない
僕はただ いつでも
笑える隙をうかがって
その時に備えるだけ
はるか 向こう岸まで 悲しみでいっぱい
喜びは あまりに小さくて見えない
それでも まだ 希望は溢れるほど
この世界を 照らして
今日も変わらない朝を届ける
幸せというならばこんな気持ちをいうのだろう
僕は意味もなく笑った。
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はじめてのこんな気持ちを
言葉にできずに 立ち止まる
あなたの笑顔が 昨日よりまぶしく
見えるのは気のせいかな
いくつもの思い出が映っては消えてく
季節の終わりに
そっと 咲いた花のように
僕の胸のここら辺に
熱く 灯るのは
あなたが好きでたまらない
そんな単純な でも純粋な気持ち
初恋という気持ち。
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あした 何が起こるかも誰にもわからない
雨の予報でも 晴れることもある世界だ
あなたは 笑っていますか
たとえばあしたまでの命でも
今日とおなじように笑えますか
僕には 見えない涙が 笑顔が
いつでもこの世界を染めている
僕には聞こえない 産声や 叫びが
いつでもこの世界を動かしている
戦争やいじめがないあしたなら
すぐにでも幸せは手に入れられるね
でもいくら望んでもそんなあしたは
きっとどれだけ待っても来やしない
だから今日できることをするんだよ
一人一人の思いや 気持ちが
誰かの心を 支えている
そこにつけ入る一部の悪が
誰かの心を 踏みにじる
僕は 声を あげるだけ
正しさを 正しいように叫ぶだけ
それしかできない 力もない
だけどみんながおなじように
叫べば あしたからでも平和になる
それを怠ける人たちが 平和を遠ざける
僕には 見えない涙が 笑顔が
いつでもこの世界を染めている
僕には聞こえない 産声や 叫びが
いつでもこの世界を動かしている。
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光のスピードで
変わってゆく世界を
遠くから 見つめてる
いくつもの瞳
耳をすましても何も聞こえないし
手を伸ばしても 伸ばしたそばから空回り
いくつもの 問いかけに いちいち答えを出したい僕らは
生きるという問いかけの答えが出せないだけで 途方に暮れる
もう少し マシに 笑いたい
路線図どおりは つまらない
いくらでも脱線してレールから外れて
地図にない 場所に心を 向かわせる
勇気なんて 言われなくてかまわない
風の吹くまま 気の向くままの旅だ
始まったばかりのこの旅は 誰も知らない航路を辿る
風の 足取りを
追いかけていくその先は
昨日とはまるで違う世界だ
閉じた瞼の闇にも 灯る光がある
見えるものだけがすべてと思うな
絵に描かれたような幸せばかりに目を奪われるようなら
きっと 夢なんて見る意味はないのさ
旅しながら 探そう すべての意味を
もう少し マシに 笑いたい
路線図どおりは つまらない
いくらでも脱線してレールから外れて
地図にない 場所に心を 向かわせる
勇気なんて 言われなくてかまわない
風の吹くまま 気の向くままの旅だ
始まったばかりのこの旅は 誰も知らない航路を辿る。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
泣いたり 笑ったり それなりに忙しい
日々をのらりくらり かわしていく
悲しいことのいくつかと
嬉しいことのいくつかを
抱えたままで 引き続きの旅へ
忘れたような 思い出が ふとまぶたの裏に
まだ あの日の痛みだったり ぬくもりを覚えているから
今 少しずつ 朝へと向かってゆく
この緩やかなスピードに身をまかせて
毎日色を変える季節 急ぐ僕を風が笑う
しゃんとした夜明けまえの心だけ 額からはみ出したまま
底冷えした世界を 見つめてる。
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ダークで ポップな
気分に陥りたいなら
読もう
ねこぢる
猫なのにかわいくない
猫なのに 愛らしくない
でもページを読む手が止まらない
私の愛読書 ねこぢる。
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お母さんのまなざしと
お父さんのまなざしが
あなたを 育てたんだよ
あなたを 愛したんだよ
愛はどこにあるのかな
引き出しの中にもない
庭にもない 空にもない
心の中にある 誰もが持ってる 人を思う気持ち
それが愛だよ
お父さんやお母さんがあなたを見つめたように
あなたもいつの日か大人になって
お父さんやお母さんの立場になるとき
あなたも同じまなざしで かわいい子供を見つめてる
それが愛だよ
陽射しのようなまなざしと
雨のようなまなざしで
あなたに優しさと厳しさを教えた
間違ってることや正しいこと
愛を 時に 憎んであなたは 優しさを受け入れられず
余計なお世話と 背を向ける
そして まなざしの届かないところで気づく 愛のあたたかさ
お父さんやお母さんがあなたをしかりつけ叩いたのは
あなたを愛しているから あなたにちゃんとしてほしいから
痛い思いしてまであなたを叩くんだ それが愛じゃなくてなんなんだろう
お母さんと お父さんの間にはさまれて
右手はお母さん
左手はお父さん
手を繋いで帰る夕暮れを 思い出した
いつの間にか いつの間にか 僕の目には涙
なくしてはじめて気づく あの温もり
お父さんやお母さんがあなたを見つめたように
あなたもいつの日か大人になって
お父さんやお母さんの立場になるとき
あなたも同じまなざしで かわいい子供を見つめてる
それが愛だよ。