詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜明けまではまだ遠い 夜と朝の真ん中で
立ち止まり 何に耳をすまし 何に目をこらしている?
Brand New Day
心の準備はいいかい?
望むなら この世界を全部 我が手に
愛の種を 蒔いて 虹の花を咲かそう
いつかの雨上がりに
走り抜ける為の余力を残したままで
明日のその先を見つめる瞳には 確かな未来が揺れる
Hello everyday
ようこそ 悲しみの国へ
おとぎ話の中にも 血の雨は降り
戦争は きれいな大地を焼き尽くし
花を 踏みつけるのだ
ああ 時計じかけの世界には
きっと時を刻む為の針なんかないんだ
だってこの世界には 命なんて あるようでないんだから
ゆっくり 世界は 終わりに向かい歩いていく
望むなら この世界を全部 我が手に
愛の種を 蒔いて 虹の花を咲かそう
いつかの雨上がりに
世界の 雨上がりに。
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流されていく 絶え間ない時の流れに
乗り込んだこの電車の中から
眺める景色は 昨日も今日も変わらない
知らないままの誰かの涙や笑顔も
風の音に たやすくかき消され
目を閉じたまま いくつかのイメージを
暗闇の中に描いて その輪郭をなぞる
降るように時は 僕のからだをすり抜けて
やがて 僕は空っぽになる
がらんどうを埋めるのは七色の思い出
いつか たどり着くべき場所
風に乗って 何処へ行くのかあの綿毛
旅をするのなら 悲しみも連れて
花の種と 刹那の 夢を道連れにして
ストロボを焚いて その一瞬を切り取れ
夢の尻尾を もう二度と離すな
さよならの声が 行く手を遮るなら
道を外れて 地図にない道をたどる
忘れていくのさ 笑ったことも泣いたことも
本当に大切な記憶だけがあればいい
いつか終わる 物語を抱いて
あらすじを 追う 僕の足取り
通り過ぎる 風や
いつか 見た景色
いつか 聞いた声
そのすべて残らず僕のかけら
余すことなくあつめて ひとつに重ねたら
何が見えるかなあ
降るように時は 僕のからだをすり抜けて
やがて 僕は空っぽになる
がらんどうを埋めるのは七色の思い出
いつか たどり着くべき場所
迷いなく咲くべき場所。
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暗闇に浮かぶスクリーンには
誰かの 人生が 延々と映るのです
喜劇のような悲劇のような
愛憎劇のような
映画を観ているような気分で眺めてる
自分の事さえもまるで他人ごとのように
客観的に見つめれば悲しみも少しは ちっぽけに思えるかな
早送りも巻き戻しも出来ない
フィルムの中で 続いていく
一度きりの 長編映画
たったひとつの世界の中に
人の数だけ無数にあるストーリー
命の生き様を描くシネマ
映写機なんて 都合のいいものはなく
目を閉じても消えない世界が
痛みや 雨の冷たさや
陽射しの暖かさで
生きていることを伝えてる
他人と痛みを共有することはできない
だけどわかったように 他人の気持ちになることは出来る
気に入らなければ席を外すように
その場から立ち去ればいい
でもそれは死を意味するんだ
人の幸せや悲しみを余すことなく映す
フィルムの中で続いていく毎日は
明日から明日へつながってゆく
僕が観ている映画の続きを
いつか誰かも観るのかなあ
そして僕と同じように
笑ったり泣いたりして
いつかエンドロールを 迎えるのかなあ
その時、世界は君の瞳にどんなふうに映るのかなあ
早送りも巻き戻しも出来ない
フィルムの中で 続いていく
一度きりの 長編映画
たったひとつの世界の中に
人の数だけ無数にあるストーリー
命の生き様を描くシネマ
また誰かの物語がスクリーンに映る
タイトルなんてないけど
そこに映る物語は
きっと 命懸けのあなただけのシネマ。
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夕暮れの街並みは 誰かの帰りを待ってる
手を振り今日も誰かとさよならした
寂しさも切なさも隠さないでいいから
その気持ちを涙にして流してしまえばいい
今日流した涙も 浮かべた笑顔も
明日には全部 思い出になってしまう
あなたの瞳に 映る今日という日が雨降りでも
せめて明日はいい日になりますように
願いながら 祈りながら 僕は僕の今日を生きる
たくさんの人の今日が人の数だけある
あなたの今日と僕の今日は違うんだ
同じ今日の中にもたくさんの暮らしが
枝分かれするように続いているんだよ
今日笑えなかったら明日は今日のぶんまで
笑えばそれでいい きっと笑えるさ
僕の瞳に映る今日とあなたの瞳に映る今日が
どこかでつながってる そんな気がするのは
違う暮らしをしてても同じ世界で生きてるあかしだ
他人ごとではないんだよ
誰かがそこで泣いていたら
その涙から目をそらすことができないように
僕を労る誰かの優しさに気づいたら
僕も少し 優しくなれそうな そんな気がしたよ
だから賢い頭を持つより心ある人でいたいと思う
あなたの瞳に 映る今日という日が雨降りでも
せめて明日はいい日になりますように
願いながら 祈りながら 僕は僕の今日を生きる
君は君の今日を生きなさい
今日しかできないことをやりなさい
そして明日も確かに生きなさい。
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目を閉じた 暗闇の中に灯る明かりは
いつかの 思い出を閉じ込めた場所
ひとつひとつ手繰り寄せて 思い出す
あなたのあの笑顔や涙のひと粒まで
今日も 帰って来てね
この家まで
笑ったり 泣いたりして
たまには喧嘩もして
当たり前な毎日が続いていく
日が昇りまた日が沈む
雨降りの日も晴れた日も
変わらずあなたを愛してる
それだけは 何が変わってもいつまでも 変わらない
聞こえない音や見えない景色のように
心にだけ刻まれる風景や声があるなら
忘れないように 刻み込んでよ深く深く
深層真理の底まで潜って
それを思い出と名付けて しまえばいい
ただいまって言って
おかえりって声がする
当たり前な毎日がここにある
特別なことがあるわけじゃない
だけど君がいるというだけで
この世界は 明日も輝いて見える
何年 何十年 経っても何歳になっても変わらない
いくつものただいまとおかえりが この世界にはあふれてる
タイミングはいつもすれ違うけれど 生まれる気持ちは 多分同じはずだよ
ただいまって言って
おかえりって声がする
当たり前な毎日がここにある
特別なことがあるわけじゃない
だけど君がいるというだけで
この世界は 明日も輝いて見える
何年 何十年 経っても何歳になっても変わらない
僕は僕のままで
君は君のままで。
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何が僕を動かすのだろう
出来合いの既成概念を崩すために
個性を叫ぶけれどいつも空振りさ
つま先に 花びらひとひら 落ちて
誰かが言うよ 「春だ」って
あなたは 言うのさ
そんなものは
すべて愛に似たまがい物
はじまりのうた 手のひらに乗せて戯れるだけのストーリー
綿毛が 空に舞うのはこの場所に花を咲かせるため
君が 見つけたその場所に もう一度なくした光を 灯すため
春風は君の毛先を撫でて
誰もが春の訪れを喜ぶのに
僕だけはいつも寒さにふるえている
用意された椅子には 名前なんてない
だから、居場所というには大げさだ
それでもいいんだ
嘘でも出まかせでも
傷つくのは僕だけなら
フィルムの中 光と影に隔てられた 別々の世界に生きる二人
どこかしらすれ違いながらどこかしら重なるように
手を振りほどいて 物語は新しいあらすじを刻んでいく
僕の目に映るすべてのものは
きっとどこかしら嘘っぽくて安っぽいいうなればそれは青春が残した余韻
そんなのは愛という名前のまがい物
積み重ねた間違いは巧妙に正しさのふりをする
でもそれは何かが変わる合図だ
はじまりのうた 手のひらに乗せて戯れるだけのストーリー
綿毛が 空に舞うのはこの場所に花を咲かせるため
君が 見つけたその場所に もう一度なくした光を 灯すため
君の心に。
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君がいなくなった部屋はこんなにも広く 見えるんだね
君のあの涙のわけ 思い出すと なんとなく胸の奥が熱くなる
一人では料理さえうまく出来ない
ジャガイモもうまく剥けないし
軽量カップのある場所もわからない
君と喧嘩してからどれくらい経つだろう
すぐに謝ってしまえる程素直な気持ちがあったなら苦労しないのに
こんなに 君を愛しているのに
愛しているはずの君を 傷つけてしまうのは
やっぱり僕と君は違う人どうしだから
いやな気持ちだけ残したまま
仲直り出来ないまま
いくつもの日々が過ぎてゆく
君がいなくなってからはじめて知ったことがあるんだ
こんなに君が大変なことを笑って 毎日していたこと
洗濯物もうまくたためやしないし
洗い物もめんどくさくて
部屋の掃除も行き届かない
君がいたことがどれだけ僕にとって
大切なことだったのかわかった
雨が降ってた空もすっかり晴れて
洗濯物もよく渇きそうな日曜日
やっぱり謝ろう 素直になって 謝ろう
君のいない日がこんなに寂しいなんて
気づかなかったよ 君と喧嘩しなけりゃ
だからたまにはこうして自分を戒めて
自分が犯した過ちを反省する時間も必要
だけどまっぴらごめんさ
こんな気持ちになるのは
だから君には もう僕のそばから離れないで欲しい
素直になったら こんなに気持ちいいんだね
やっぱりどんなに意地張っても 君を好きな気持ちは
変わらず ずっと好きなまま
明日も 明後日も 何十年後も 変わらない
どれだけ歳をとってもボケても変わらない
それが愛だ。
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スライドショーみたいに
いちいち 今日と明日が入れ替わる
そして昨日の今日は明日になって 今日の今日は昨日になる
数えきれない程のまばたき
瞬間だけわずかに遮られる
視界の中で見えた君の涙
目をそらすその先でも
君は消えなくて いつだって
僕がいくら目を伏せてても
君は僕をまっすぐ見つめてる
そのまなざしが あまりにも
きれいすぎて 僕は君と目を合わせられない
スライドショーみたいに
まばたきするたびに世界が変わるなら
1秒前の世界と1秒後の世界とでは なにが違うだろう
僕が見てる世界と君が見てる世界は
限りなく同じ筈なのに
何かがやっぱり違うから
目をつむっても耳をふさいでも
君は君のままで 僕の中で
確かな輪郭で 存在している
そのまなざしは 僕を疑う目ではなく
僕をどこまでも信じる目だ
何度でも まばたきは繰り返され
そのたびにリセットが出来るなら
もう一度 つまずいたところから
歩き出していこう
振り出しからのスタートだ
目をそらすその先でも
君は消えなくて いつだって
僕がいくら目を伏せてても
君は僕をまっすぐ見つめてる
そのまなざしが あまりにも
きれいすぎて 僕は君と目を合わせられない。
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まっすぐになれない
素直になれてしまえない
どこかでまたすれ違う
同じようで形の異なる二人の気持ち
重なってるつもりで
分かり合えてるつもりで
少し意見が合わないだけで
簡単に絡まりほつれる絵に描いた愛
けんかのあとでいつも 気付かされる
寂しさも 切なさも 君を傷つけた僕とその向こうに見える自分の過ち
言葉が見つからない こんな寂しい夜はない
迷いなんて捨てて素直になれたなら
どんなにいいだろう
でもね どこかでゆずれない気持ちを
捨てられずに 今も抱きしめてる
悪者にもなれずに
ヒーローにもなれない
正しさも愛しきれず
間違いも憎みきれず
半端なままの気持ち
なんでも知ってるつもりで
肝心なことは何も知らずに
口だけの愛はすぐにこわれて手抜きが あとから見つかる
けんかのあとはいつも
背中合わせの日々が
長く続いて 口も利かないね
愛する人がいるのに一人よりも寂しい気持ちになる
謝りたい でも 謝れない
行ったり来たりする気持ちのはざまで揺れてる
結局 泣くことしかできない僕を見かけた君が「もう許してあげる」って言うよ
何度でもこの寂しさは 僕をひとりぼっちにする
本当は君のほうが辛いことも わかっているのに
言葉が見つからない こんな寂しい夜はない
迷いなんて捨てて素直になれたなら
どんなにいいだろう
でもね どこかでゆずれない気持ちを
捨てられずに 今も抱きしめてる
でも そんな気持ちがあるからこそ 愛は 簡単には折れずに
僕らをこの場所に立たせている。
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喧嘩したあとでいつも思うんだよ
少し言い過ぎたかなあとか
今頃泣いてないかなあとか
自分で傷つけたくせにさ
おかしいだろう?
結局君のこと嫌いにはなれないんだ
喧嘩する前より喧嘩したあとのほうが仲良くなってる
免疫みたいにさ 僕の中に抗体が出来ているのかな
もう傷つけないようにと僕の中の何かが
僕に言っているんだよ
愛なんて たいそうなもんじゃない
ただ君を思うだけ それだけで
いつもいつでもうれしくて
たまにすごく苦しくなるんだ
それが 多分 僕にとっての君への愛だろう
素直になれないのは今に始まったことじゃないから
口が悪いのも 寝相が悪いのも
君がよく知ってる僕の欠点だよ
でも君はそれでも僕のそばにいてくれる
喧嘩するときいつも悪いのは僕で
先に謝るのもいつも僕だね
さんざん言い訳したけど あとで後悔することを知っているのに
どうして僕は君の気持ちをわかってやれないんだろう
離れたら離れたぶん寂しくなって
離れたその距離を一生懸命
埋めようとしては空回りする
そんな僕でも笑って 許す君に敬服
遠回りだけど 愛はちゃんと伝わってるかい?
愛なんて言えるのかはわからない
君に思われてる それだけでその日は
朝から晩まで 笑顔でいれるから
小さな幸せにもありがとうと言えるよ
それがもしも愛なのだとしたらいいなって思うこの頃。