詩人:どるとる | [投票][編集] |
涙を流している君を見ていたらなんだか悲しくなって
僕も泣いてしまってこっちが逆に励まされてしまう
人はとてもとても強いように見えて本当は弱い生き物だから
時には辛くて苦しくてたまらない気持ちになるんだ
どうすればいいのかなあ 生きていくことが嫌になったら
誰に聞いても誰も答えを教えてくれないよ
だから迷いもするし悩んだりもする
だけどそれが生きていることだと
明日も笑って 生きていけたらいいな
昨日の涙を 忘れるくらい笑えたらいいな
涙を流してる人を指差して弱いやつだと笑うやつは
自分が泣いてる時に指を差されたら怒るくせに
弱さなんて誰の中にもあるものだから誰も人の弱さを
笑うことなんて出来やしない 人は自分の心を映す鏡
夕暮れ時いつもの帰り道 ふと立ち止まる
いつでもそばにいてくれるのは 僕の影だけ
正しい人でいようとするけど胸を張って歩ける程 きれいな心を持ってはいない
それでも明日は晴れるはずと雨に打たれ
言い聞かせてる
今日の涙は明日の笑顔
たくさんの人が通り過ぎてく
知らない顔や見知った顔
誰も 我先にと 急ぐあまり
他人の涙に気づかない
他人の痛みに気づかない
だから、孤独は否応なく生まれる
死んでしまえば楽なのかなあ だけどそれじゃ負けだよね
だから生きていくんだよ 明日また笑うために
生きているということを心から喜ぶその日のために
僕を愛してくれるすべての人にありがとうと言える日のために
明日という日のために。
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アカシアの花が風に揺れる
なんとなく僕は ぎこちなく
笑ってみせたけど 笑えてなかったね
手探りしても見つからない
愛なんていらないって言ったけど
そんな見え透いた嘘はもうつけない
喧嘩したあの日の夜から すれ違う背中合わせの日々が続いてて
なんでもっと素直になれないんだ 僕は自分が嫌いになる
僕は僕が愛せる僕になることより君が好きになってくれる僕になりたい
知らない駅で降りたときの気持ちに
よく似た寂しさを 覚えたよ
いつもの街が いつもとは違うようだ
君がいたから 平気だったことも
君がいなけりゃ 出来ないよ
ジャガイモの剥き方もわからない
ごめんね その一言がどうして言えないんだろう
意地を張ってる場合じゃないのに 早く謝ってしまわなければ
僕はすべての人に嫌われても君一人にだけ愛されていれば幸せなのに
君がいなくなって はじめて気づいたいろんなこと
くだらなくてばからしくてでも大切なこと
引き出しをいくら探しても 探し物が出てこない
「ねえ」って声をかけるけどすぐに思い出す
ああ君はもういないこと
その時たまらなく悲しくなる
喧嘩したあの日の夜から すれ違う背中合わせの日々が続いてて
なんでもっと素直になれないんだ 僕は自分が嫌いになる
僕は僕が愛せる僕になることより君が好きになってくれる僕になりたい
なりたいのにもうなれないんだね。
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君と出会えて良かった
知らない僕に会えたから
君と出会えて良かった
こんな僕でも誰かを愛することが出来るって気づけたから
たくさんのありがとうが まだ渡せてないのに
どうして 君はどこを探しても居ないんだろう
君が残したものをひとつひとつ
思い出すよ 君は人を愛する喜びを
教えてくれたよね
すべてを失ってしまったと思っていた
でもそれは間違いでした 僕は君から
教わった人を愛する気持ち 大切にするよ
だからこの届け先のないありがとうはさよならのかわりさ
時に悲しみを分け合って
時に喜びを分かち合った
そんな日々ももう何年前の出来事だろう
時間は僕を置いて進むのさ
あれから僕の時間は止まったままなのに
何事もなかったみたい季節はまた変わる
君が好きだったものを僕も今から好きになろう
君が好きだった場所
君が好きだった景色
すべてを忘れられる訳じゃないけれど
でもそれは 間違いでした すべてを忘れる必要はないんだ
だって君はいつまでも僕の好きな君だから
だから 君は今も僕の中で 思い出のひとつになっているんだよ
目を閉じて 浮かんだあの場面 あの言葉の意味
たまに喧嘩して背中合わせが 寂しくなってすぐに 謝ったのは僕のほうだったね
意地悪く 怒ったふりをして僕が しょんぼりすると笑いながら許してくれたあの時の君をまだ覚えてる
まだいろんな君が僕の中にあふれてる
君が残したものをひとつひとつ
思い出すよ 君は人を愛する喜びを
教えてくれたよね
すべてを失ってしまったと思っていた
でもそれは間違いでした 僕は君から
教わった人を愛する気持ち 大切にするよ
だからこの届け先のないありがとうはさよならのかわりさ
君のいない明日を生きる僕の決意のかわりさ。
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続きの物語が ページの向こうで
僕らを手招きして 呼んでる
さあ扉を開けたら 色とりどりの世界
勝手に 色づいていくわけじゃないんです
誰かが 笑ったり泣いたりするから
はじめてモノクロの世界が色づいてく
ハルモニア 遠い 遠い誰かの願いが
花咲く季節の真ん中で そっと
日だまりの中に とけている
叶わなくても 空に届かなくても
それは いつしか 蒔いた種が
瞼の裏に花を咲かすような
目には見えない かすかなときめきが
キラキラと 輝きを放ってる
そしてまた続きの物語が
柔らかい春の陽射しの中に
たったひとつの幸せを描くでしょう
忘れたあの痛みさえもなんだか
今では愛おしくて抱きしめたくなる
新しい世界の窓を開け放とう
ハルモニア 花びらの一枚一枚に
映るそれぞれの暮らしの片隅
湯気を立てて 揺れている幸せ
雨降りのあとに架かる虹のかたち
たとえば悲しみが残す影
涙が置いていった晴れ間の兆し
誰かの口笛が風に乗って聞こえる
ああ 笑うことがこんなにも気持ちいい
当たり前なことが当たり前のまま変わらない
ただそれだけで今日はいい日だ 明日もいい日だ
ハルモニア 遠い 遠い誰かの願いが
花咲く季節の真ん中で そっと
日だまりの中に とけている
叶わなくても 空に届かなくても
それは いつしか 蒔いた種が
瞼の裏に花を咲かすような
目には見えない かすかなときめきが
キラキラと 輝きを放ってる。
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瞼の裏の暗闇に昨日が映る
いつかの思い出が明かりのように
灯って 点いたり消えたりする
季節が変わっても 思い出は少しも色あせない
変わらないものも 変わりゆくものも
同じようにこの世界に 存在している
それが なんとなくうれしくて 悲しくて言葉にならないんだ
やがて何かが終わってそのかわりに何かが始まる
そして 誰かが生まれてどこかで誰かが死んでいく
そんな行ったり来たりする景色を眺めながら
ただひたすら 世界が終わるのを待つ
映画を観ている人の姿勢で
悲しい場面で泣いて楽しい場面で笑って
同じアングルで世界を見てる
今が明日になっても変わらず明日は今のまま
花は散ってもまた同じ場所に咲く
形は少しずつ違うけどここにある
それは寄せては返す 一度きりの旅
通り過ぎた 道に思い出が落ちてる
やがて 何かに気付いて
そのかわりに何かを忘れていく
雨に降られてる日もあれば 陽射しにめぐまれた日もある
同じ世界でも それぞれに異なる今を生きている
いくつもの人の 人生をその身にはらんでる
それはまるで 走馬灯のよう
在りし日の姿を映し出す
シャボンのように生まれては
消えていく 記憶のダイジェスト
やがて何かが終わってそのかわりに何かが始まる
そして 誰かが生まれてどこかで誰かが死んでいく
そんな行ったり来たりする景色を眺めながら
ただひたすら 世界が終わるのを待つ。
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この夜は どこまでも終わらない物語を
抱いたまま 行き先のない旅をしているその途中
再び夜明けを迎えては見送って
繰り返す 輪廻のように巡り巡る メビウス
何度も何度でもつないだ手を
ほどけぬように 片結び
瞼の裏にも宇宙は広がり 夢の中で
君は 朝を迎えるまで 銀河を走る汽車に乗って
背中合わせの星を結ぶ
窓をノックしている夜風が 手招きしてる
行こう 片道切符握りしめてもう二度と
明けることのない朝を 抜け出して
夜明けへと続く長いトンネルくぐって
星が流れてくのを 窓越しに眺めてる
宮沢賢治になったみたいだ
見えないものを 見る為には 子供の心を忘れないことだ
とどめておくことは出来ない すぐに忘れ去られてく
だから今日と明日は同じようで違う世界
レールのない旅は続く
答えのない自問自答は続く
潜って行こう 深い海の底へ
例えば昔読んだ本の中へ
瞼の裏にも宇宙は広がり 夢の中で
君は 朝を迎えるまで 銀河を走る汽車に乗って
背中合わせの星を結ぶ。
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夜が 無口な僕を
もっと 無口にさせる
言葉は多分 必要ないんだ
だって本当に悲しいときやうれしいときは
言葉なんてなくてもただ涙がほほを伝うから
それだけでもう 事足りてしまうんだ
だから おしゃべりな口をふさいで
悲しいときは 泣けばいいと思うよ
うれしいときは 笑えばいいと思うよ
それでも足りないなら 誰かに優しさに迷わずすがりなさい
きっとやさしい人があなたの涙を 同じように迷わず 受け止めてくれる。
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君の心のすべて 見れたなら
どんなにいいだろう
そしたら君の全部をわかってやれるのに
君の涙がまるで花のようにこぼれて
言葉にしなくても 僕にはその痛みが
目に見えてわかるよ
人は すべてを分かり合える訳じゃないから
喧嘩もしてしまうけど
わからないからこそ知りたいと思うことが出来る
わかったときのその喜びを 迷いなく愛と言えたなら素晴らしい
今はただこれだけ 手にあまるくらいのことは出来ないけど
両手で抱えきれるくらいの頑張りくらい
君の為ならば 嫌いな努力も出来そうさ
君の笑ったときのその顔が好きなんだ
もっと見たいと思うよ
人は一人では生きてはいけないから
誰かに足りない部分を支えてもらいながら生きていく
自分一人で生きてる気になってるやつは
誰かの優しさに おんぶしてるだけの甘ったれ
そして 僕はふと立ち止まり
誰かのこと思ってみる
一番最初に浮かぶのは君の顔だった
それが今はうれしくて ありがたくて
たまらないよ ためらわず言える愛してる
人は すべてを分かり合える訳じゃないから
喧嘩もしてしまうけど
わからないからこそ知りたいと思うことが出来る
わかったときのその喜びを 迷いなく愛と言えたなら素晴らしい。
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人は誰もひとりじゃ生きていけないんだ
そんなことわかっているはずなのになあ
誰かに助けられるのがなんだか気恥ずかしくて 思わず意地を張って強がる僕です
寂しがりやは昔から変わらないから
君はそれでもこんな僕のそばで笑っていてくれた
君を傷つけていたことを
恥じるほどに 君は優しすぎて
あたたかくてたまらなくなるよ
君の瞳から目をそらしてた
そんな自分が情けなくて
いつの間にかほほに流れる涙
どうして君は僕に優しくしてくれるの
不覚にも君を好きになってしまいました
人は誰も誰かの背中に支えられている
僕は誰の背中に支えられているんだろう
泣き虫や弱虫は本当は素直なだけなのに
涙を見ると人は笑いたくなるのかなあ
だけど人の涙はいくらでも笑えるのに
自分の涙は笑えない それと同じだろう
人を指差し笑ってた自分が恥ずかしい 人は誰もその胸に傷跡を隠しながら生きている
君を好きなままでいいのなら
死ぬまで君を好きでいるよ
誰よりも君を好きでいるよ
君が笑えば僕も笑いたくなる
君が泣けば僕も泣いてしまう
いつの間にか心はひとつになってた
いいんだよ 悲しけりゃ泣けばいい
いいんだよ 無理しなくても辛いなら
辛いって言いなよ
悪足掻きみたいに強がらずに さあ
強がりな僕に君は笑顔という処方箋をくれたね
君を傷つけていたことを
恥じるほどに 君は優しすぎて
あたたかくてたまらなくなるよ
君の瞳から目をそらしてた
そんな自分が情けなくて
いつの間にかほほに流れる涙
どうして君は僕に優しくしてくれるの
不覚にも君を好きになってしまいました。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
手首に走る いくつもの痛々しい傷跡
そんなふうに痛みでしか生きてることを
確かめる術がないんだろう
僕は遠くからただ眺めてるだけ
その傷跡の向こう側にはきっと いくつもの苦しみや悲しみがあるのだろう
濡れなくていい雨なのに 君はどうして
弱い立場にいる人を苦しめるの
あなたも寂しいから そうなんだろう?
お願いだ神様 もしも僕の声が聞こえるなら 僕を傷つけることでしか 生きてることを確かめられない
あの人の心を救ってあげて下さい
明日も雨は 君も僕も濡らすだろう
それなら同じ痛みを持つ者どうし手を繋ごう
実の子供さえ殺めてもいいような
そんな理由はどこを探しても無いけど
あなたにはそうすることでしか
心を支える事が出来ない
子供の体に刻まれた痣や 傷跡の一つ一つ 眺めてはまたあなたは
自分のやったことに気づくだろう わかっているんだよそれが悪いことなんだって
それでもどこかでまた歯車が狂うよ
死にたいと思わせるような 世界ならば最初から ないほうがいい 生きたいと心から思えるようになりたいとあなたは今日も思ってる
明日もまた傷は この手首に増えるだろう
だけど本当の傷は見えない心に刻まれるんだ
お願いだ神様 もしも僕の声が聞こえるなら 僕を傷つけることでしか 生きてることを確かめられない
あの人の心を救ってあげて下さい
明日も雨は 君も僕も濡らすだろう
それなら同じ痛みを持つ者どうし手を繋ごう
どんな形だっていい 少しずつあなたも僕も 誰も傷つけず誰も傷つかない生き方を探そう。