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どるとるの部屋  〜 新着順表示 〜


[6165] 愛言葉
詩人:どるとる [投票][編集]


僕には帰る場所がある
おまけに会いたい人もいる
待たせている人がいる
そこには大好きな君がいる
たくさん話したいことがある
まだまだやりたいこともある
意地悪したり 喧嘩したり仲直りしたり
そんなふつうのことがしたい

この愛を言葉に出来ずに 口ごもる夜は
何も言わずに 抱きしめて 欲しい
そう言う君の 頬には 涙が次から次に伝う
愛してるなんて めったに言わないけど
それくらいしか 言えない僕をゆるしてね

僕には 思い出がある 数えきれない思い出がある
泣いたり笑ったりしたことも
全部あますことなく覚えてる
忘れたいようなこともあった気がする
でも忘れたいようなことが
どんなことだったのか忘れてしまった
日が昇ればまた沈む そんな毎日

君がくれる言葉のひとつひとつが宝物
大きな穴が心に空いたって平気だよ
君がひと針ひと針縫ってくれるから
ほらあっという間にもう穴はふさがった
ありがとうって笑ったら 君も笑った

どうだっていいようなひとつひとつを
指折り数えた 季節は 早足に過ぎ去ってく
ああ 同じ速度で 君も僕も歳をとる
行き着く先は同じ 空の上 あの雲よりもずっと上

この愛を言葉に出来ずに 口ごもる夜は
何も言わずに 抱きしめて 欲しい
そう言う君の 頬には 涙が次から次に伝う
愛してるなんて めったに言わないけど
それくらいしか 言えない僕をゆるしてね

君のこと この世界で一番先に 好きになって
ただひとり 好きになって
そのままの気持ちでお星様になれたら
それでハッピーエンド。

2015/03/17 (Tue)

[6164] ストロボ
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がらくたかき集めてつくった
思い出だから
いつの間にか 時間に押しつぶされて壊れてしまうのでしょう

たとえば押し寄せる波に 身を沈めるようにさらわれるように
少しずつ 明日に 向かえればいいな

危なげな足取りでも

ストロボみたいに 一瞬の光に すべてをあずけても
次の瞬間にはもう 消えてしまったその光は 見えないんです
風が通り過ぎたあとには 足跡さえ残らない

不器用な手つきで 組み立てたり作り直したり
気づけばほら 自分でも思いもしないような気持ちが出来上がる

形のないすべてのものに 意味を求めればすぐに
「見えない」とか「聞こえない」とかそれだけで

人はないものと決めつける

ストロボは はかないその一瞬を切り取って 笑ったり泣いたりする様を ひとつひとつ 網膜に焼きつける 消えてしまわないように
思い出はふれられない 心の中にしか残らない

また ひとつ 遠い昔の記憶は 記憶の底に沈んでしまう
変わってゆく世界の中で いつまでも変わらないものはあるのでしょうか

ストロボみたいに 一瞬の光に すべてをあずけても
次の瞬間にはもう 消えてしまったその光は 見えないんです
風が通り過ぎたあとには 足跡さえ残らない

それでも どことなく なつかしい声や景色が
見えるようで 聞こえるようで。

2015/03/17 (Tue)

[6163] 砂時計
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一分一秒を積み重ねてく日々が
人の生涯を形作ってゆくように
ひとつひとつの場面や出来事が
思い出という宝石になって時間を飾ってく

落ち続ける砂時計の砂のひと粒は
まるで僕らの流す涙のようでもあり
笑顔のようにも見えるよ

もっとたくさん笑おうよ
もっとたくさん泣こうよ
たまには喧嘩もして見えない心をさぐり合いながら
今が思い出になるまで
砂時計が 落ちきるまで
僕らは愛という約束の名の元に生きてる

分け合えない悲しみもあるけど
喜びなら2等分に出来るさ
同じ景色の中 同じもの見つめながら
痛みさえも分け合えたら素敵なことね

見上げれば世界は広く果てしないけど
考えてみりゃ世界はひとつの道が
果てしなく続いてるだけ

今はまだ下手くそな愛を
いつか自慢出来る愛にしようよ
躓きながらでもいい 不器用な僕と君だから出来る生き方で
今が思い出と呼べるまで
この鼓動が止まるまで
僕らはたったひとつの誓いで結ばれてる

目を深く閉じて 心に描いた明日の景色は
なんて光り輝いているんだろう
そのすべてが叶えばいいなあ
そして君がもっと笑ってくれればいいなあ
僕のちっぽけなこの手でどこまで君を愛せるかなあ
雨を止ませることは無理でも雨上がりの虹を見せたい

もっとたくさん笑おうよ
もっとたくさん泣こうよ
たまには喧嘩もして見えない心をさぐり合いながら
今が思い出になるまで
砂時計が 落ちきるまで
僕らは愛という約束の名の元に生きてる

ただ僕はあなたを愛すことだけしか出来ない
それでも愛してくれる君に 恥じないように生きたい。

2015/03/15 (Sun)

[6162] 昨日の青空が嘘のような雨
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思い出し笑いで日は暮れて また日は昇る
ありふれた毎日の片隅に放られた記憶の欠片
ただ そこにいあるだけの世界だ 僕にとって
その程度のもので

花は 隠れるように記憶の引き出しの一番奥に 咲く

昨日までは当たり前だった世界が今日は なぜか何かがあとひとつ足りないようなそんな感じだよ
そしてまたひとつ夜が明ければ 朝が気づかないあいだに 来てて まぶしすぎるほどの光がはじける

「なんとなく」とか「べつに」が口癖になって
あやふやな言葉で曖昧にしてしまった 答え合わせ

道端ですれ違う名前も知らない人 どうでもいいさ
もう何もかも
夢は 思い出という綺麗な名前をつけて 忘れたふりをした

大好きだったはずの世界が なぜかいつからか変わってしまったよ 好きが嫌いになった
そのくらいのささやかな違いなのに 見える世界が180度変わってしまう 昨日の青空が嘘のような雨

大好きだった場所
大好きだった人
大好きだった景色
そのひとつひとつ
忘れられるかな?忘れられるもんか

昨日までは当たり前だった世界が今日は なぜか何かがあとひとつ足りないようなそんな感じだよ
そしてまたひとつ夜が明ければ 朝が気づかないあいだに 来てて まぶしすぎるほどの光がはじける

大好きだったはずの世界が なぜかいつからか変わってしまったよ 好きが嫌いになった
そのくらいのささやかな違いなのに 見える世界が180度変わってしまう 昨日の青空が嘘のような雨

今日は生憎の雨。

2015/03/15 (Sun)

[6161] 自問自答
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ずっと出せないままの答えは
埋まらない空欄を 残したままで
解答欄とにらめっこして いつまで
そうして そんなわけないって
事実から逃げているんだろう

堆く 積もり 積もってく いくつもの
問題は未だひとつも解せないままに

答えのない 答え合わせは続く
忙しなく 流れる日々ものらりくらり
自問自答するだけで日は昇り暮れていく
よどみのない眼差しで明日を見つめてた
それだけが ただひとつの誇るべき自信だ

失っては 手にする そんなことの繰り返しの中で 僕は何を学んだっけ
どんな道を選んだって同じさ
迷いや悩みはすぐ後ろをついてくる
逃げ場なんてありゃしないんだ

どんなに 声を枯らして歌ってみても
誰にも届かない声は 風も揺らせない

答えがないなら 答えを決めればいいさ
何も変わらないなら 変えるまでだ
自問自答しただけ 僕は僕を追い越してく
昨日よりはきっと少しだけ違う僕だ

ほら 目を閉じて 暗闇の中に意識を やれば
なんとなく 闇にも慣れて さっきよりも随分 マシだ

答えのない 答え合わせは続く
忙しなく 流れる日々ものらりくらり
自問自答するだけで日は昇り暮れていく
よどみのない眼差しで明日を見つめてた
それだけが ただひとつの誇るべき自信だ

僕が出した答えだ。

2015/03/15 (Sun)

[6160] だんだん
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色褪せてゆく空の色
今日もまた
誰かの帰り道を照らす赤い夕日 その足元に影を伸ばして
悲しかっただろうか
うれしかっただろうか
あなたの1日は
どんな1日だったんだろうな

どんな誰にも同じように1日の終わりが来て
どんな誰も同じようにさよならと手を振るだろう

失ってしまうもの
引き換えに手に入れたもの
見えない傷を負うようなものさ
またひとつ 僕は何か大切なものを知る

だんだんわかる
だんだん気づく
だんだん見えるんだ
目の前を覆っていた霧が晴れるように

少し歩いて立ち止まる
あなたはまた
今日という1日を追い越して 明日を目指すだろう
笑えるといいな
楽しいといいなあ
やがて訪れる
明日が晴れでも雨でもね

どんなに悲しくたって涙拭わなくちゃ進めない
いつまでも立ち止まっていたって何も変わらない
失ってしまうもの
引き換えに手に入れたもの

見えない傷を負うようなものさ
またひとつ 僕は何か大切なものを知る
だんだんわかる
だんだん気づく
だんだん見えるんだ
目の前を覆っていた霧が晴れるように

耳をふさいでいたよ
目をそらしていたよ
今、ふさいでいた耳を自由にして
閉じていた目を開くよ

そして見えるもの
聞こえるもの
それが全てだろう
それが答えだろう
だんだん出来るさ。

2015/03/15 (Sun)

[6159] 盲目
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深い海の中に潜るように
孤独の闇に身を浸して
人混み 夜の中 果てしない闇が
誰かの幸せさえ覆い隠して 何も見えない

僕らの目に見えるものは
ごくわずかなもので
それ以外はすべて
いくら目を凝らしてもわからない
だから目を閉じて心を通して 見つめるんだ

目の見えない人はどうやって 闇の中で光を見つけるのか
耳の聴こえない人は
どうやって無音の中で愛を聞き取るの
大事なことは
きっと目や耳が
どうだとか
そんな事ではなくて

本当に見つめるべきものが
見えないんだとしたら どんなに
目が良くたって意味は無いんだよ
目の前にある惨たらしい現実に
一粒の涙が流れるのなら その涙に寄り添うことが優しさ

心に迷いが生じたときは
頭に頼らず心を働かせるんだ
そして暗闇や無音の向こうに何かが見えてくる 聴こえてくる
それが答えだよ

僕らの目に見えるものは
ごくわずかなもので
それ以外はすべて
いくら目を凝らしてもわからない
だから目を閉じて心を通して 見つめるんだ

本当に見つめるべきものが
見えないんだとしたら どんなに
目が良くたって意味は無いんだよ
目の前にある惨たらしい現実に
一粒の涙が流れるのなら その涙に寄り添うことが優しさ
誰かが抱えてるその傷跡に 寄り添うことが愛だよ。

2015/03/15 (Sun)

[6158] あしたのせかい
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「死にたいよ」なんてそんな言葉じゃ
世界を終わらせるには難しいだろう
そこにある悲しみや気にするほどでもない痛みに
僕らはいちいち名前をつけようとするけど
そんなものなんの慰めにもなりゃしないよ

何かが足りない それだけでこんなに
僕は生きてることが恥ずかしくて たまらないよ

目を閉じても 消えない光がある
耳をふさいでも 届く声もある
それだけで世界は僕が思うより 輝いて
明日の世界を照らす

雨の終わりを知っているなら
後悔を知らずに生きて行けるかな
空の青さに おだやかな日々にめまいを覚えるのは 幸せ過ぎるからだろうか
生きてることは間違ってないのに

明らかな確証 そんなものはない
だけどそれでも欲しがるのが人間なんです

すべての問いに答えがないように
すべての答えに問うことはできないよ
それだけで世界は僕が思うより優しくて
褪せた未来を染める

風がページをめくる
明日が動き出す
ほら 夜明けは近い
幸せはどしゃ降りの中

何かが足りない それだけでこんなに
僕は生きてることが恥ずかしくて たまらないよ

目を閉じても 消えない光がある
耳をふさいでも 届く声もある
それだけで世界は僕が思うより 輝いて
明日の世界を照らす。

2015/03/15 (Sun)

[6157] 思春期
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流れ 流れて僕らは どこへ行くんだろう
口笛みたいな たよりないその場しのぎの嘘で
痛みをごまかしてる

僕は迷子のように ただ狼狽えて
いつでも願わずともそばにいてくれる誰かを絶えず探し求めてる

へそ曲がりな心は 愛されることを拒む
でも本当は誰より愛されたいと願ってる
意地っ張りな心は すぐ独りになりたがる
でも本当は誰より寂しがり屋なんだよ
だから 僕は まだ子供という殻から
抜け出せない 思春期なんです

北へ 南へ 心は さまよい歩いて幾とせ
大人というものは昔からただ社会に
縛り付けられた飼い犬みたいなもの
そう思ってたけど それは僕の間違いでした
でもたまに 情けなくなって 一番身近にいる 親の背中を 冷めた目で見てたよ

素直になれない瞳は 疑いようのない確かなはずの愛をまっすぐ見つめられない
もう僕にはわかっているはずだよ なにが愛かそうでないのか でもまだ駄々こねる
そんな自分を 鏡に映して見つめたら
まだ、まるで 幼い子供だった

思春期の延長線辿っていけば
今と何ら変わらない僕が 親の胸元で
抱っこされて うれしそうに笑ってた
まだ素直だったな 子供でいるなら あの頃みたいに純粋でいたい

へそ曲がりな心は 愛されることを拒む
でも本当は誰より愛されたいと願ってる
意地っ張りな心は すぐ独りになりたがる
でも本当は誰より寂しがり屋なんだよ
だから 僕は まだ子供という殻から
抜け出せない 思春期なんです

いつまでも世話のかかるあなたたちの子供なんです。

2015/03/15 (Sun)

[6156] ひとしずく
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浮かぶ 夕日が 今沈んでいく
誰かの帰り道を照らしている
赤い夕日が 今沈んでいく
今日もいろんなことがありました

悲しいことやうれしいこと
嫌なこと 辛かったこと
でもそんな一つ一つの出来事は
けして無駄じゃないし 消し去りたいとも思わない
忘れられない大切な思い出のひとしずく

消えてゆく 遠ざかってゆく夕日の影が
僕の足元に 揺れる影を静かに 縁取るように 見えたんだ
だから、僕は笑って今日の最後を 見送るよ

映るよ水たまりに 月が浮かんでる
歩道橋から見た君の後ろ姿
雨上がりの街 ふいに思い出した
さっきの君の泣き出しそうな笑顔

思い出したくないようなことも
愛や優しさだけでは生きれない そんな人生だけど
けして人を憎んだり ましてや恨んだりはしないよ
そのぶんだけ自分の恥になってしまうよ

泣いている 笑っている 君の顔が
僕の瞳に映る毎日それはまるでひとつの映画 君の雨はまだ止んでない
僕に降る雨がやんだら君に傘を持って行こう

ラララ

悲しいことやうれしいこと
嫌なこと 辛かったこと
でもそんな一つ一つの出来事は
けして無駄じゃないし 消し去りたいとも思わない
忘れられない大切な思い出のひとしずく

消えてゆく 遠ざかってゆく夕日の影が
僕の足元に 揺れる影を静かに 縁取るように 見えたんだ
だから、僕は笑って今日の最後を 見送るよ

そうするだけで「さよなら」も少し優しくなる。

2015/03/15 (Sun)
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