詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日も誰かの 笑い声で始まる
僕と君だけのショーへようこそ
ヘイ幕が開けば いつものように いつもみたいに
誰かが誰かを 指差して笑ってる
なにがそんなにおかしいのか 僕にはいまいちわからない
でも誰かが転ぶのを見ては みんなが一斉に笑うんだよ
ああ僕から言わせりゃ滑稽だね 鏡に映した自分の姿を
笑ってるのに気づかない
どうしようもないねお互い様 この世のすべての悲しみを
笑い飛ばすほどに 君は笑ってる
誰もが 観客です そして誰もが役者です
今日も始まる
愉快!痛快!笑タイム!
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踏み出したその一歩でせかいは広がる
恒星のように 光を放つスピカ
何でも出来そうな気がするよ
笑ってよもっと 泣いてよもっと
僕のせかいに 君のせかいを近づけて
ひとつに重ねるつもりで
いつか 君のせかいと僕のせかいが
同じせかいだって気づけたらいいな
そこから せかいは広がる
プラネタリウム 宇宙に向ける望遠鏡
すべてを観たくって 覗くレンズ
何にだってなれそうな気がするよ
伝えてよ もっと
教えてよ もっと
君のせかいを僕に見せてください
僕のせかいを君に見せてあげたい
いつか 互いのせかいを愛せたらいいな
そして 同じせかいで続くストーリー
せかいは僕らの手で つくるんだ
ひとつになって
生まれては 消えて
終わっては 始まって
解き放つ光 たどり着く新しいせかい
笑ってよもっと 泣いてよもっと
僕のせかいに 君のせかいを近づけて
ひとつに重ねるつもりで
いつか 君のせかいと僕のせかいが
同じせかいだって気づけたらいいな
そこから せかいは広がる
広がる。
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言葉に出来ない気持ちになったときは
静かに目を閉じたまま その喜びや悲しみをかみしめよう
ふわっと宙に浮いたような気持ちが
君の行くはるか道の先まで花のようにほころんでる
ああ風に乗って 行こう
あらすじの向こうへ
目の前に広がるこの世界は誰かが
想像した世界でも君は今生きている
そんなたったひとつの確かなでも
不確かな道しるべが明日と今日を
つないでゆく いつか見つかるかなあ
世界に太陽を描く言葉 すべての雨上がりに
伸ばしたその手で つかんだものは
いつか宝物って呼べるくらいこの道の先で思い出になる
そばにあるすべてのものや人々の
ぬくもりや優しさ ひとつひとつ 指で数えても足りない
ああ 涙のひと粒は未来のひとかけらさ
僕の世界を構築する ひとつひとつ
それは色彩や旋律かもしれないね
なくしちゃいけないものばかりだなあ
曖昧でも ここにある 気持ちだけは
ずっと愛しいまま 聞こえているよ
世界に太陽を描く言葉 あなたの雨上がりに
ここから見える毎日はささやかなものだけど それは僕にとって いつまでも変わらない幸せだと思うんだよ
それが僕が出した答えなんだ
目の前に広がるこの世界は誰かが
想像した世界でも君は今生きている
そんなたったひとつの確かなでも
不確かな道しるべが明日と今日を
つないでゆく いつか見つかるかなあ
世界に太陽を描く言葉 すべての雨上がりに
夢から目覚めた世界に。
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あの日に帰りたくて目を閉じて瞼の裏に広がる記憶を
手繰り寄せればほらいつかの笑い声がするようなしないような
いつまでも忘れたくないほどの想い出が僕にもあったんだな
瞳に映してる世界は「未来」と呼ぶには変わり映えもしない
みんな少年だったよ いつの間にか 背も伸びてしまったけど
もうあんなふうに無邪気にはなれないし 素直にもなれないけど
まだ 少しばかり 残ってる 花びら一枚
この胸の片隅 ヒラヒラたゆたっている
いつぞやの雨の日 傘を忘れた人が雨宿りしてたそんな記憶も
いつかはすべて嘘みたいに通り過ぎた出来事になって
ずっと閉じてた目を開いたら いつもよりもあざやかに 突き刺さる光
聞こえてる声や目にしている景色を「未来」と名付ければ
世界は広がってゆく
閉じてた目を開くように夜は明けて
またひとつ新しいページをめくってゆく 踏み出すその一歩で世界の果てに行ける
まだ わずかばかり 残している あどけなさ
時が経っても変わらない君を君は知っている
そしてひとつの始まりが終わって
やがてそこからはじまる続きのストーリー
みんな少年だったよ いつの間にか 背も伸びてしまったけど
もうあんなふうに無邪気にはなれないし 素直にもなれないけど
まだ 少しばかり 残ってる 花びら一枚
この胸の片隅 ヒラヒラたゆたっている
あの日に帰りたくて目を閉じて そして
いつまでも忘れたくない記憶はやがて
忘れたい痛みごと思い出になって。
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意味もなく窓を開けたり閉めたり そんな事を繰り返しながら
待ちわびた朝の向こうでまたひとつ ページをめくれば
そこから歩き出すストーリー
口笛を吹きながら歩いていく
下手くそな歌声で隙間を埋める
何が咲くのかいつ芽を出すのかそれもわからない 種をまく
そして僕はまた意味もなく 窓を開けたり閉めたりしてる
待ちかねた人たちは ドアの向こうで 足踏みをしながら
今か今かとその時を待ってる
口笛が鳴り止めば 僕は立ち止まり
空を見上げながら涙を流すだろう
名前もない花だ ましてや形もない
花が 静かに 笑ってる
近づく夏の足音 耳をすまして なんとなく すぐそこまで
ドアのそばまで 来てる
口笛を吹きながら歩いていく
下手くそな歌声で隙間を埋める
何が咲くのかいつ芽を出すのかそれもわからない 種をまく
君の未来に。
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青い空を見上げろよ 道に迷ったときには
白い雲に浮かべろよ
とびきり明るいイメージを
何かと忙しい日々を走っているけれど
たまには 休んでよ
サボってもばちなんかあたらないよ
風は流れ窓の向こうへ いつの間にか僕は夢の中 何ひとつ 恐れるものなどない
あの空のように 心は青く染まったままで
浮き雲のように心ごと遠くへ旅に出るよ
約束しよう 明日は今日より笑うのだ
きのう見た夢の続き また今夜も見れるかな
疲れ果てた帰り道
自転車のペダルさえ重たい
物語のページをめくっていくように
時間と追いかけっこ
追いつけ追い越せとばかりに生きてる
夢は終わり目覚めたとき 雨じゃないことを願うけど
君の笑顔が太陽のかわりだぜ
裸足のままあらすじの向こうへ 行こうよ
踏み出したその一歩からすべては始まる
約束したよ 明日は今日よりいい日だよ
サンダル投げて 裏なら 雨
表なら晴れ そんな占い 誰が決めるの
くだらないから 僕は 何も頼りにしないで からだひとつで歩いていくよ
あの空のように 心は青く染まったままで
浮き雲のように心ごと遠くへ旅に出るよ
約束しよう 明日は今日より笑うのだ
約束したよ 明日は今日よりいい日だよ。
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真っ白な地図を 大地に広げて
見えない 宝物 探しに旅に出る
自転車の ペダル 踏み込むほどに
スピードは加速して 心は風になる
行ったこともない 名前も知らない街まで
今、君を連れて行こう
青空の彼方に 風の向こうに 夏の欠片を探しに行こう
いつか なくした探し物が きっと 君を待ってる
回る風見鶏 風向きは南南西
天気予報は全国的に晴れ
まるで描かれた絵のようなイメージ
ギアを変えればほら 坂道も楽々
この道の先に何があるのかな 宛もなく旅は続く
あらすじにないストーリー
まぶたの裏の 胸の奥の まぶしい夏に 会いに行こう
いつか 忘れてしまった 気持ちをもう一度思い出して
ひらり キオクの中を舞うように
たゆたう花びらに映る 懐かしい日々
青空の彼方に 風の向こうに 夏の欠片を探しに行こう
いつか なくした探し物が きっと 君を待ってる
まぶたの裏の 胸の奥の まぶしい夏に 会いに行こう
いつか 忘れてしまった 気持ちをもう一度思い出して
ああ流れる汗の ひと粒まで 夏を 焼きつけたあの場所で
咲いた 恋のように
しぶきを上げて押し寄せる波のように。
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大切なものは 目を閉じて 見つめなさい
あなたの言葉はすんなりと心に沈んで
ゆっくりとしみていく やがて僕の一部になる
急ぎ足の 時間の中で 置き去りにされたように時を刻むことを忘れた時計抱いたまま
思い出のひとかけらを その花びらの一枚でも
忘れたくはないから
手放したくはないから
うたかたのこの世界で 永遠を願うなら
せめて この命 果てるまでは 終わらない 愛を 信じよう
聞き逃したくない声だけ耳をすまして
見逃せない場面を瞼に焼きつけて
傷跡から流れる血
目を離さないでね
生きているよ それを確かめようとするなら そこにあるすべての痛みと向き合わなきゃ見えないよ
通り過ぎた雨の音や 記憶にある花の名を
胸の奥で心が ページをめくって探してる
ほころんでいく途中に生まれた世界で
積み重ねる日々の中で 覚えているすべてが僕の欠片
気づいたんだよこの世界は僕が気づく
ずっと前からここにあって僕を 君を待っていたこと
だから今 涙のように降る雨に 陽射しに
思いきり 抱かれてみる
思い出のひとかけらを その花びらの一枚でも
忘れたくはないから
手放したくはないから
うたかたのこの世界で 永遠を願うなら
せめて この命 果てるまでは 終わらない 愛を 信じよう
もう少し 素直に笑ってそして泣いて生きてみよう。
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不器用でごめんね 謝ってばかりでごめんね
そう言いながらまた謝っている
いちいち 謝らなくていいんだって
君は笑っていた でもほかに何も思いつかなくて
もらってばかりの感謝は どうしたものかなあ
ありがとうって言葉なんか なんのお返しにもなりゃしない
わかってるのに
めがねをかけててもすぐにぼんやりと ぼやけてしまう
泣き虫な僕は 君の優しさに つい甘えてしまうよ
かける言葉が見つからず
気づけば疲れて 眠ってる
頼りないのは 昔からだよ 知ってるだろ?
時に開き直ってしまうのは僕のわるいくせ
弱いくせに意地ばっかり張って 強がるのも
昔からちっとも変わらないね でもそこがあなたのいいところ
ちゃんとわかってるから 数えられない
あなたの素敵なところ
私だけは 知ってるよ そんな言葉をずっと待ってたよ
めがねなんてなくたって 大切なものは見える
目には見えない確かなぬくもりでその愛に応えよう
「僕にしか出来ないこと」
ひとつひとつ探して行くから どうか長い目で見守ってて
「誰かが いなくちゃ 何も出来ない」
そんなことはないはずだ 僕ももういい歳だし
だから とりあえず間違うかもしれないけど
やってみるよ少しずつ
転ばない努力をするより うまいほうに転べるように
なあ そのほうが僕らしいだろ?
めがねをかけててもすぐにぼんやりと ぼやけてしまう
泣き虫な僕は 君の優しさに つい甘えてしまうよ
かける言葉が見つからず
気づけば疲れて 眠ってる
思い直してめがねをかければ そこには
いつもみたいに笑う君がいた
優しい君を見つけたよ
やっと言えそうさ
「愛してる」
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夕暮れを 追い越して
夕闇が 迫る頃
歩道橋から 眺めてる今にも沈みそうな夕日
今日あったことを 思い出していたよ
笑ったことも 泣いちゃったことも
思えば あっという間だったけど
今日だけでもたくさんのことがあった
すべてはいっぺんに思い出せないくらいに
そうやって僕はまた明日ねって 誰かに手を振るから
花が咲いては 散るように すべてのものに等しく課せられた
時間の魔法で またひとつ 僕は僕に さよならをする
大きな闇を背負って
小さな明かりの中
ただぼんやりと眺めてる 夜の向こうの街
今日あったことは 忘れたいことばかりなら
きっと 思い出なんていらないんだろう
だけど笑ってる僕も確かにいたから
忘れないよ 痛みごと 背負っていく
けして楽な道じゃないけど それでもいい
そうやってまた僕はほかの誰かに手を振るけどほんとうはね
もう出会えない今日という日を生きた自分に手を振ってる
もう時間だね さよならをしなくちゃ ドアを閉めなくちゃ
涙は下に流れるものだから
なるべく上を見上げていよう
涙が流れないように
ちょっと意地を張ってみる
ちょっと悪あがきしてみる
そうやって僕はまた明日ねって 誰かに手を振るから
花が咲いては 散るように すべてのものに等しく課せられた
時間の魔法で またひとつ 僕は僕に さよならをする
今日のすべてにさよならをする。