詩人:どるとる | [投票][編集] |
帰り道はいつもなんだか 切なくなるのさ
大好きな人と手を繋ぎながら帰ろう
会話なんて なんでもいい
今日の晩ごはん 何にしようかな
話しながら 家路を歩くこの時間が好きなんだ
大切なあなたと一緒に歳を重ねてく
それは悲しいことなんかじゃない
幸せへとまた一歩 また一歩 歩いてく
なくしたものばかり数えてしまうけど
ほら胸の中にはいつの間にか こんなに 思い出が あふれてる
遠く 街明かり揺れているのが見える
ひとつひとつ今日あったこと聞かせて
うまくなんて話せなくてもいい
泣きながらだって 笑わないよ
流れる涙その瞳の奥には 素直な君がいる
こうやって何度でも同じことを繰り返し
積み重ねたその足跡が物語になっていく
涙だって大事な道しるべだって思うよ
だから今日は僕から手を繋ごう
いつもと何も変わらない でも変わらないことが変わらないよ
そんなふたりの帰り道 アスファルトに影がふたつ揺れてる
僕は買い物袋を重たそうにしてる君と
分け合いながら ひとつの袋を 二人で持ってる
そんなふうに 人生も支え合いながら二人三脚で行こう
大切なあなたと一緒に歳を重ねてく
それは悲しいことなんかじゃない
幸せへとまた一歩 また一歩 歩いてく
なくしたものばかり数えてしまうけど
ほら胸の中にはいつの間にか こんなに 思い出が あふれてる
昨日よりも今日は君を 好きになる
明日は 今日よりも君を好きになれる
好きになれる。
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世界は 今、歩き出すよ 物語は確信へ あらすじの向こうへ
聞き分けのないこの心は どこへ向かうのかなあ
ねえ 教えてよ
どこまでも 世界は明けても暮れても
世界のままで ただそこに 悠然と 広がっているだけで
めくるページの先へと 続いていく 物語の向こうで長い夜が明ける
枠からはみ出すように踏み出したその一歩から はじまる新しいストーリー
追いつけないよ 足早に過ぎ去っていく 時間の速さに
ほらまた行き止まりだ 迷い込む袋小路 鏡の中の世界
いつまでも 僕は僕でキミはキミで
それは それで 影は 表情ひとつ変えずに たたずむだけ
昨日の続きから今日はまた始まって 今日の続きはまた明日に持ち越しされ
今日の続きからまた明日ははじまる
踏み出すよりも前から世界はそこにあったんだ
踏み出したその場所から世界は どこまでも広がって
空も 海もなくただ 限りなく つながって ひとつの世界になる
相変わらず時計は 合わないけど 開けたドアの向こうにある 世界を見に行こう
めくるページの先へと 続いていく 物語の向こうで長い夜が明ける
枠からはみ出すように踏み出したその一歩から はじまる新しいストーリー
世界は今、歩き出すよ 物語は確信へ あらすじの向こうへ。
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ひゅるりら ひゅるりら 風が吹いていく
物語のページをめくるその指先が
手繰り寄せる未来 ほら見えるかなあ
今が思い出に なりますように
やがて蕾から花開く
そっと 静かに 踏み出すよ
その一歩は そよ風のよう
水たまりをひとつ追い越して
そこに映る世界が 春を 見つけたら
僕もそっとあなたの心に咲くとしよう
読みかけの本のページに 栞をはさむように
そしてまた昨日の続きから今日がはじまる
物語が歩き出す
あらすじの向こうへと続いていく
続いていく。
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まばたきすることももったいないくらい
君といる時間は 僕にこれ以上ない幸せをくれる
ほら また きりもなく
喧嘩したって 何度も仲直りだ
今までどれだけ 繰り返してきただろう
喧嘩した数だけ仲直りしてきたよ
だからまた喧嘩したら仲直りすればいい
仲直りのとき 「ごめんね」って言うのは
きまって 僕からだけど それはそのあとの「もういいよ」って言う君の笑顔が見たいからなんだ
自分だけが幸せになる方法なんてない
幸せになりたければ誰かの幸せをまず
願えるようにならなくちゃ 幸せにはなれない
だからあなたを幸せにすることで
やっと僕も幸せになることができる
単純な僕にはわからないことばかりで
でも単純だから多少のことでは怒らないよ
優しすぎるからと君は心配するけど 優しすぎるって
悪いことなのかなあ 優しさを知らないまま生きてくより
たくさんの優しさに出会えたら
生きてくことも楽しくなるんだよ
呆れながらも「あなたらしいね」って笑ってくれる 君は 僕より僕のことをわかっていてくれる 僕以上に僕の味方してくれる人だよ
自分だけの幸せを願えば 必ず自分以外の誰かが悲しむんだ
幸せになる資格のない人なんていない 誰もが幸せになる権利がある
だからあなたも僕も幸せになることができる
ならば二人で幸せになる方法を見つけよう
こんな僕だから
いろいろ迷惑かけたりすることもあるけど なぜだろう
もっと君を困らせたい
僕も君に困らせられたい
変かなあ?
自分だけが幸せになる方法なんてない
幸せになりたければ誰かの幸せをまず
願えるようにならなくちゃ 幸せにはなれない
だからあなたを幸せにすることで
やっと僕も幸せになることができる。
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どこを見つめてるの?
何を聞いているの?
わからないことがあるのに
わからないことが何かわからない
そんな気持ちが 僕を形作ってる
いくつもの迷いが いくつもの悩みが
渦を巻いて やがて ひとつの世界になるように
いくつもの 悲しみが いくつもの喜びが
寄り集まって やがて 僕や君に なるように
そして 聞こえた産声の向こうに君がいる
誰を愛しているの?
何にふれているの?
朝にいるのに夜のような
夜にいるのに朝のような
道しるべなんてない 時間は目安
いくつもの 今日と いくつもの明日が
重なってつながって ひとつの時間になるように
いくつもの はじまりと いくつもの終わりが
生まれては 消えてく 命にそっとささやきかける
そしてやっと読み終えた本の表紙を閉じる
またひとつ 何かが
変わるような 変わらないような
またひとつ 何かを
手にしたような 手放したような
そんな 余韻の 片隅に 過ぎる やがて来る雨の気配
いくつもの迷いが いくつもの悩みが
渦を巻いて やがて ひとつの世界になるように
いくつもの 悲しみが いくつもの喜びが
寄り集まって やがて 僕や君に なるように
そして 聞こえた産声の向こうに君がいる
そしてその君もいつか聞いた産声を聞く。
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どこへ行こうか どこへ飛んで 行こうか
あの空の向こう あの道の向こう
あの夢の水底
さよならが待っている 待たせているのかもしれない
ただ僕らは あらすじをなぞるように
追いかけるようにページをめくるだけ
それはまるで 目を閉じたまま平均台の上を歩き続ける あやふやな旅のよう
いつかやがて 知るであろう すべての夜や朝を 僕は迷いなく愛せるだろうか
思い出と呼べるだろうか
どこへ行くのか どこへ 連れて行くのか
見えない時に 導かれて 明日の行方は
誰もわからない
おはようもおやすみもない
交わす言葉は さよならだけ
そんな寂しい 世界ならいらないよ
明日を欲しがることもないだろう
それはまるで 読みかけのまま 読まずに放り投げた物語の続きを求めるように
手を伸ばす 歩いて行く どこまでもどこまででも 僕は僕の意味を求めるように
すべてに意味がなくても
跡形もなくなって
影さえもなくなったら
僕は何を答えるだろう
すべてを失ったあとで何が残されてる
僕は何も失ってはいない最初から
何も手にしてはいない
それはまるで夢の中で していたような
それはまるで 目を閉じたまま平均台の上を歩き続ける あやふやな旅のよう
いつかやがて 知るであろう すべての夜や朝を 僕は迷いなく愛せるだろうか
思い出と呼べるだろうか
あなたのことも。
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それはまるで思い出の中に 咲いた花
それはまるで瞼の裏に広がる小宇宙
読みかけのままで放り投げた本の続き
その向こうにあったはずの知らない世界
光と戯れながら 影はゆらゆら揺れて
きのうまでの悲しみをそっと指でなぞる
忘れられた いくつかの記憶とその片隅に
ひそやかに たたずむうすぼんやりとした
真っ白な画用紙の隅っこでのたうち回る死にぞこないの夢
すべてのはじまりからすべてのさよならまで
味わって 飲み干して 余韻まで たのしんだら
あとはただ 骨になって 灰になって
跡形もなくなって
僕の世界はもう
僕のものじゃない
君の世界は もう
君のものじゃない
そして 誰のものでもなくなった世界は
いつまでもただそこにあるだけ。
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悲しみはね寂しくて切なくて
言葉にしたら 思わず涙が出てくるよ
傷跡の理由(わけ)は聞かないでね
知らないふりをしてくれればいいから
悲しいなんて 思いたくないのは
強がっていたいからだよ
ちっとも強くなんかないのに
誰かに 弱さを見せるのが 嫌で必死になって
強いふりしてるだけだとわかってね
ああ 何か余計なことを言いそうな
この口に 指をあてて 悲しいときはそっと 誰にも言わずに
目を閉じたまま 泣こう
悲しみはただ雨のようにほほを伝い
あっという間に ほほから離れていく
涙が降り止んでもまだ胸の中には
しとしとと雨が降っている
人一倍 寂しがり屋なくせして
強がってしまうのは
寂しがり屋だからだよ
素直になるのは案外恥ずかしいんだ
だから 容易には心開けない
ああ この悲しみを誰かのせいにするなら
一人きりで ふさぎ込んだほうがいい
自分の悲しみは自分にしかわからない
涙の理由は 誰にも教えない
ふと立ち止まる夜の中 朝の中
気づけば 泣き疲れた僕よりも そばで慰める君のほうが 疲れて眠ってる
お疲れさま これじゃ僕のほうが君を 慰めているみたいだなあ
ああ 何か余計なことを言いそうな
この口に 指をあてて 悲しいときはそっと 誰にも言わずに
目を閉じたまま 泣こう
悲しみはね無理に言葉にはしなくてもいいんだよ。
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旅に出るには理由なんかいらない
足が前へ前へと 何かに導かれていく
踏み出したその一歩から
世界は広がってゆく
流れ行く 風に聞いてみても 何もわからないよ
だから僕は地図も持たずに 旅に出る
今日も青い空を 気持ちよさそうに泳ぐような
白い雲のように心は 行き先を選ばず
思ったまま 気の向くほうへ 歩いて行く
笑ったり泣くことに説明なんていらない
ただ嬉しかったり悲しかったりするから
サイコロ振って出た目の数だけ
そんな旅面白くない
雨に降られるのもまた旅の 面白いところだ
だから傘なんて差さない 濡れてやるさ
突き抜けるような 青い空をただどこまでも
心に履かせたスニーカーで 目的もなく
その日暮らしも大いに結構 のらりくらり
口笛ひとつ 吹いて
風の呼ぶ声がしたら
また新しい明日へ
旅立つ 僕らは
夜を飛び越えて朝に出会う
今日も青い空を 気持ちよさそうに泳ぐような
白い雲のように心は 行き先を選ばず
思ったまま 気の向くほうへ 歩いて行く。
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歳を重ねても ずっと一緒に手をつないで歩きたい
愛してるなんて 恥ずかしげもなくつぶやいたりしたい
愛は 不思議なものさ 見えないのに いつもここにある
愛は 思うに物とか人とかじゃなく気持ちの中にあるもの
いつまでも僕は このままじゃないよ
だんだん 歳をとって 物覚えも悪くなる
でも君のことだけは頑張って 忘れないから
いつまでも いつまでもそばにいて 支えてくれないか
一人じゃ上手く歩けないこんな僕のそばに
ラララ 声を合わせて 百年先まで この気持ちをつないでいこう
百年先もまた同じ気持ちで歌えるように
百年先も今と何も変わらずに残るように
言葉だけなら嘘もつけるよ 愛する人にも
だけど なぜだろうこの気持ちに嘘はつけないよ
愛は ねじ曲げられない いくら喧嘩しても変わらない
愛が 胸の中に消えない明かりを灯しているから
いつもいつでも 僕は素直というわけにはいかないよ
時には君を裏切るだろう 傷つけてしまうだろう
だけど あとになって気づくのさ
どうして僕は君にあんなこと言っちゃったんだろう
そんな気持ちがあればまた仲直りできる
ラララ 心重ね合わせて 遥かな未来へつないでいこう
百年先の今日もまた変わらず笑えるように
百年先の今日も今日と同じ気持ちで
大げさなことは何もなくてただ愛してる
気持ちだけが 君を思う気持ちだけが あるだけだ
それだけで今日という日は百年後には
思い出という宝物になる
いつまでも僕は このままじゃないよ
だんだん 歳をとって 物覚えも悪くなる
でも君のことだけは頑張って 忘れないから
いつまでも いつまでもそばにいて 支えてくれないか
一人じゃ上手く歩けないこんな僕のそばに
ラララ 声を合わせて 百年先まで この気持ちをつないでいこう
百年先もまた同じ気持ちで歌えるように
百年先も今と何も変わらずに残るように。